四柱推命では
星がポジティブな状態にあるときを陽転
星がネガティブな状態にあるときを陰転
と呼びます。
四柱推命は陰陽五行論に基づいています。
陽だから良いわけではなく
陰だから悪いわけではありません。
あくまでもどちらの状態になっているかを示しているに過ぎません。
この陽転、陰転を十二運星で使う場合は
ある十二運星が対となる十二運星の
数値が高い星になることを陽転
数値が低い星になることを陰転と呼びます。
表にするとこんな感じです。
(かっこ内の数字が星の持つ数値です)
絶(1) → 建禄(11)
死(2) → 沐浴(7)
胎(3) → 帝旺(12)
病(4) → 長生(9)
墓(5) → 冠帯(10)
養(6) → 衰(8)
↑ここまでが陽転
──────────────
↓ここからが陰転
沐浴(7) → 死(2)
衰(8) → 養(6)
長生(9) → 病(4)
冠帯(10) → 墓(5)
建禄(11) → 絶(1)
帝旺(12) → 胎(3)
上げ幅、下げ幅が大きいのは
元々の数値が大きい冠帯、建禄、帝旺の3つの星です。
その中でも
振り幅が大きいのは
絶 ⇄ 建禄
の組み合わせです。
1と11なのでその差は10。
かなりの落差があります。
<参考記事>
四柱推命の教科書的には
運気を上げるためには星を陽転させること
とされます。
でも私はそれは疑問だなーと思っています。
数値が低いからといって
その星が悪いわけではありません。
それよりもその星がもともと持ってる性質を消してしまうほうが
もったいないと私は思います。
たとえば上記の絶。
絶の性質には
・他者が思いつかない発想
・独自の感性
などがあります。
対する建禄の性質には
・物事に対するひたむきさ
・やりたいことに対して努力を惜しまない
などがあります。
絶をお持ちの方が
開運目的だけで建禄になろうとすると
絶の一番の魅力の独自性が失われてしまいます。
絶をお持ちの方が
自分だけの思いつきを実行するために
建禄の性質を利用する。
これが本当の意味での陽転なのだと思います。
自分ではない誰かになろうとしなくてもいいのです。
自分が持っている性質を
もっとたくさん出していってほしいと思います。
自分だけの性質を生かす方法は個人セッションでお伝えしています。
<十二運星それぞれの記事はこちら>