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Equine Therapy PARTNERS

エクウィンセラピー パートナーズ

6月1日から30日まで、カナダBC州のヴァーノン(Vernon)に行っていました。

ヴァーノンは人口35,000人程度の小さな市で、2006年に宮城県登米市と姉妹都市になっています。

 

カナダにいる間にブログを書いて、と思っていましたが、デジカメのSDを現在のPCで読み取れないため、帰国してから書いています。

 

今回の主な目的は、友人が3週間旅行をしている間留守番をしながら、彼女の代わりに馬、猫、そして

植物の世話をすることでした。

友人はもともと馬のトレーナーでありインストラクターですが、今はレスキュー動物の面倒を見ています。

 

馬は32歳の牝馬で名前はコーラ(Cola)。1日おきに餌を与えグルーミングをしていました。

オーナーはいますが全く何もせずレスキュー状態だったため、友人が面倒を見るようになったようです。

 

写真のように背中が極端に落ち込んでいます。また、左の前膝から腱にかけて曲がっており、跛行しています。

 

それでも、餌を見ると一生懸命近づいて来て、脇目も振らずに食べ始めます。

餌の中身は濃厚飼料、ペレット、胚芽、そしてリンゴと人参です。

コーラにとって、1日おきに食べることのできるおいしいごちそうなのだろうと思います。

 

ずっと関わっていると愛着がわいて、帰る日が近づくにつれてだんだん切なくなってきました。

でも、友人がこれからもずっと面倒を見ていってくれますので、コーラは幸せに暮らせることと思います。

 

 

 

 

 本当に久しぶりのブログ更新になりました。

 友人から、「滅多に更新されないブログも見ていますよ!」と言われ、冷や汗が出ました。ガーン

1年ほど前から認定コースを取っているため、ちょっとゆとりのない日々になっていました。

コースを取る中で得られたことも含め、また折を見て更新していきたいと思います。

 

 さて、岩合光昭さんはネコの写真家としても有名ですが、ネコを撮るときは、ネコに話しかけることで

いい顔をしてもらえるそうです。その際、一番口にする言葉は「いい子だね」という言葉だそうです。

「いい子だね」と言うことで、自然に撮る側の表情も優しくなるので、それがネコにいい顔をしてもらえるきっかけになると言うことでした。

 

 その記事を読んで思い出したのが、2016年にwebニュースでも紹介された、「馬は人間のうれしい

表情と怒った表情を見分けられる」という、イギリス・サセックス大学の研究報告です。

それによると、さまざまな表情をした人間のカラー写真を28頭の馬に30秒間見せて反応を調べた

ところ、歯をむき出しにして怒った男性の写真を見せられると、馬の心拍数が大幅に上昇することや、

怒りの顔の写真は左目で見ようとする動作も見られたそうです。左目から入った情報は、「脅威に

さらされた環境を専門とする右脳の領域で処理」されるのだそうです。

 

*実験に使用された写真(http://rsbl.royalsocietypublishing.org/から引用)

 馬の場合もネコと同じように、「いい子だね」と優しく話しかけることが、いい顔をしてもらえる

きっかけになるように思います。馬は、「いい子だね」と言った人の表情を、しっかり認識している

だろうと思います。

 なお、詳細につきましては、上記URLから、英語の文献を手に入れることができます。

 

 

 

暑い毎日が続いています。

夏が苦手な馬の中には、バテ気味だったり、蕁麻疹がてきている子もいます。

そんな馬には、ガーリックパウダーやアップルサイダービネガーを与えています。

アップルサイダービネガーはいわゆるリンゴ酢ですが、胃が弱っている場合や皮膚のトラブル

にも使っています。私はアメリカ産のオーガニックアップルで作られたものを使っていますが、

一定の濃度に希釈して50mlを夕飼いに混ぜてもらっています。

疝痛の予防にもなるように思います。

 

先日、ある馬に膀胱経絡マッサージ(Bladder meridian:BM)をしていたところ、

HLPの広報の方が写真を撮って下さいました。HLPのブログから一部を掲載させていただきました。

 

頭に巻いているタオルはクールダウンのためですが、涼しいかどうかは???です。

BMはとても簡単にできるセラピーの一つですが、馬にはとても気持ちがいいようです。

あたまの位置が少しずつ下がって行っているのがおわかりいただけるでしょうか。

少しでも元気を回復して、暑い夏を乗り切ってほしいと思っています。

 

 

馬に対するセラピーの一つにタンリリース(Tongue Release)があります。

Tongue、つまり“舌”を介した後頭部(Occiput-Atlas)や顎関節(Temporomandibular joint

 : TMJ)にたまっているtension(緊張)を緩和する方法です。

 

馬は切歯と臼歯の間に歯のない部分があります。頭絡のハミはここに通します。

タンリリースは、口角からここへ親指を入れて口蓋をソフトにタッチする方法(上2枚)と、

馬の舌をソフトに掴む方法(下2枚)があります。どちらの方法も、馬がしばらく咬み運動を

して、顎の関節がよく動いているか確認しながら行います。

 

      口角から親指を入れる方法(三木ホースランドパークのブログからコピー)

  舌をつかむ方法(Masterson MethodのDVDからコピー)

 

一見、危なっかしく馬に苦痛を与えているように見えるかも知れませんが、後頭部や

頸、顎にたまっていた緊張が緩和され、気持ち良さそうにあくびをする馬も結構います。

実施するには正しい知識と技術を身につけている必要があります。見よう見まねで

やると馬に苦痛を与えますし危険ですからご注意下さい。

 

 

 

 

 

『ハートランド物語(原題 Heartland)』をご存じですか?

 この本はイギリス生まれの作家ローレン・ブルック(Lauren Brooke)が、2000年頃に

執筆したものです。2007年頃には、カナダでテレビドラマとして放映されていたそうです。

日本では2006~2007年に、あすなろ書房から全6冊が出版されました。

残念ながら現在は在庫切れで、書店で手に入れることはできません。

 

 私がこの本を知ったのは1年ほど前のことで、ある牧場で厩務を担当していた男性から

教えてもらいました。私がアロマオイルやバッハ(バッチ)フラワーを使っていたのですが、

同じようなことが書いてあるので驚いたと言っていました。

 彼は図書館で借りて読んだと言っていましたが、幸いネットで中古品を購入することが

できました。中古品といっても状態はとてもよく、全6冊を揃えることができました。

 物語は、母親のマリオンと娘のエイミーが、問題を抱えてハートランド厩舎に入厩して

きた馬たちを、代替療法によって治していくお話です。母親のマリオンは、置き去りに

された馬を救うためにひどい嵐の中で馬運車を運転していて事故にあい、残念ながら

亡くなってしまいます。その後、エイミーが姉、祖父、同僚と力を合わせ、奮闘する姿が

描かれています。

 

 物語の中では、代替療法としてアロマオイル、ハーブ、バッチ(バッハ)フラワーなどが

使われています。また、問題行動のある馬が人と絆を結ぶために、「ジョインアップ」という

方法がとられます。「ジョインアップ」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、内容からは、

モンティ・ロバーツ(Monty Roberts)がサラブレッドの心をつかむために生み出した調教法

と同じではないかと思います。

 

 多くの危機を乗り越え、エイミーは若干15歳で問題行動をもつ馬たちの代替療法や

ジョインアップに成功し、母親の意志を継いでハートランドを素晴らしい厩舎にしていきます。

 

 私も現在行っているセラピーだけでなく、「ジョインアップ」を身につけることができたら、

問題を抱える馬のためにもっと役に立てるだろうし、ハートランドのような厩舎をもてたら、

どんなにいいだろうと思います。遅すぎる「初夢」みたいですが・・・。