EQファミリーの皆さま

 

いよいよEQ商品開発が始まります。

しかしながら、世界で提唱されたEQ理論と日本で理解されているEQには大きな違いがあったのです。

 

前回までのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.15 EQ商品開発ストーリー | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

「EQは人間の根幹となる能力?」

ダニエル・ゴールマン著「EQ心の知能指数」を読む中で、EQを大きく捉えると「人間力」と思えてきます。実際に「高い人間性、人徳、人間的魅力を支えるEQ」と思わせる記述が多く、EQは人間力?と、日本ではEQは美しく、大切な考え方として広まっていきます。EQ理論では「EQはテクニカルスキルである」と言っていますが、日本ではテクニックではなく、「心の能力」として捉えられ、日本人がとても大切にしてきた考え方であり、「心」の言葉に共感をされてた方も多く、(かつ誰も否定できない能力)日本では一気に広まります。

「EQ=人間力」ではありませんが、人間力のある方はEQを上手く使っていることに間違いはありません。

人間力を定義することは困難です。が、こと感情に関してはEQが高いと思われます。

 

日本でEQが美しく広まることを否定しませんでした。

当時「EQはテクニックである」と発信したら、瞬く間にマニュアル本が出版され、EQはただのブームに終わると感じたからです。EQ理論提唱者との初対面で言った言葉「ノーベル平和賞を取らせます!」(なんと無責任な一言:汗)

これを実現するには一過性のブームにしてはいけない。彼ら(=EQ)が世界で認められるにはEQが社会に定着し、世界に広がり、究極は戦争がなくなること。私、真剣にそう思いまして…当時は若かった(笑)

まずは日本でEQが大切な能力として理解され、広まり、EQはいい!を入り口にし、「テクニカルスキル」は定着後に発信することにしました。

 

「EQって測れるの?」

こうなるんですよねー。心の能力を測る?テクニカルな能力であれば、テクニカル=技術なので測定(可視化)可能ですが、「心」という見えない特性をどうやって測るの?大学の先生方にことごとく断わられ、さあどうする?で、またこの難問に向かい合います。

日米の教授陣、今思うと超贅沢な教授陣の皆さまと議論を積み重ねました。

様々な測定方法があることを知りましたが、結論は出ません。というより心理学の世界(流派?も違う…)に、どっぷりはまるとビジネス寄りの商品開発は難しいと思いました。

 

「ビジネス=お客様からお金をいただくとなると、費用対効果が見える商品が必要です」

人間力は測れない…議論は続き…

「私は人間力は持ち得ていませんが、人間力のある人の行動は真似できます、多分(笑)

EQ理論「感情は行動に重大な影響を与える」のであれば、行動に影響を与えると感情にも影響するのでは?

私に人間力はありませんが、人間力のある人の行動を真似すれば、その人の感情能力に近づけるのでは?

それを継続すれば、私もいつか人間力が身に付く、、かもしれません(笑)」

言いたかったのは、見えない心、感情を直接測るのではなく、行動を測る、その行動から感情の使い方を測定できないか、

測定後の行動変化、行動変容が費用対効果として、予算化の検討を可能にする、です。

 

「その考え方はあります。EQは開発可能な能力であり、開発前後を行動で測定できれば開発結果も確認できます」

I先生の言葉からEQ検査開発が始まります。

 

今回はここまででーす。

EQ検査が開発できれば、次はEQ開発ですよね。

次回をお楽しみに♪

高山直

高山直のオフィシャルサイト (takayama-nao.com)

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたはおしゃべりな星のもとに生まれてますな」

 

20数年前、大阪の某専門学校の理事長さんとお会いしたときに言われた一言です。

今もその学校さんとはお付き合いをさせていただいています。

 

当時、私は人前で話すことはありませんでした。

セミナーなどEQ理論は弊社の研究開発部の心理学出身者が講師を務めていました。

「私、おしゃべりじゃないのですが…」

「あなたは話すことで学ぶ人だから、話した方がいい。おしゃべりの意味です」

「…」

「話すためには準備するでしょ、あなたは話すことで学ぶことができる人ですよ」

 

そんなもんかなーと当時は思いましたが、今はどうでしょ。

話すことを専門にしているじゃないですか(笑)。

コンテンツ作成とか、えらそーに言ってますが、確かに勉強してるかも…

勉強嫌な私が(笑)

 

私はおしゃべりです(笑)ということにします。

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

EQ理論提唱者を招聘し、EQシンポジウムも開催。

いよいよEQ事業が本格的にスターとします。

 

前回までのあらすじはこちら↓

 

 

「個人の自立と成長を支援し、思いやりのある社会を創造する」

私の想い「学歴差別をなくし、日本の雇用文化を変える。個人のやる気や情熱、志などの潜在的な能力や可能性が、学歴に関係なく、公正かつ公平に判断される社会を創造する」を経営理念にしました。

創業メンバーと喧々諤々、かなりの時間をかけてこの理念をまとめたのですが、根底には「学歴差別」が脈々と流れており、

この「差別」という言葉が、EQ商品開発を進める上で困難を招くことに。。

 

「あなたは新たな差別を作ろうとしている」

商品開発は心理学の専門家との共同開発を考え、最初にお会いしたのが某大学の社会心理学の先生でした。

EQ理論はご存知でしたが、「EQの事業化に協力はできない。EQを商品化するなど、あなたはEQを理解していない。EQは心の世界を体系化した理論。形のない考え方であり、その商品化は不可能」と断られました。他に先生を紹介(大学問わず)いただけませんかと、その後お二人の先生を紹介されるのですが、EQ検査を開発したい!に、浴びせられた一言が冒頭の言葉です。「あなたの言っていることは矛盾がある。ましてや人の心を測るなど不可能」と速攻で断られました。

私自信も心理学がどんな学問かも知らず、まだまだEQ理解も浅く、切り返しの言葉の持ち合わせもなく、完敗でした。

 

「あのー、他に先生をご存じないですか」

このままでは商品ができない。その中でもEQ検査がないと事業化できない。B社で学んだEQデータベースをつくらないとビジネスにならない。こうなったら誰でもいいからどこかに研究者はいないのか!(心の声です)と開き直り、他の先生の紹介をお願いしたところ「あ、うちの大学にちょっと変わった先生がいる」「変わった?」「新しいものが好きな研究者で、彼ならよくわからないEQにも興味を持つかもしれない」と、紹介されたのが、その後20年以上のお付き合いとなる、I先生です。(現在は退官されています)社会心理学、行動心理学が専門の先生です。

I先生との想い出は書ききれないので省略しますが、今の私があるのはI先生が全てと言っても過言ではありません。

私の語るEQの学術的バックグランドには常に先生が傍におられ、私のEQの先生として、私を育てていただきました。

 

今回はここまででーす。

日米で研究開発顧問陣が結成され、いよいよEQ事業がスタートしていきます。

次回をお楽しみに♪

高山直

 

 

EQファミリーの皆さま

 

春に出会い、その年の10月日本で再会。 彼らも初来日でした。

彼らの来日に合わせ、メガトン級の変化が日本に起こる! と題し、「EQシンポジウム:第一回メガチェンジ」を開催。

EQ理論提唱者による「EQ概論」をお届けすることができました。

 

前回までのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.13 EQ理論提唱者に会いに行こう! | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

「世界に提唱されたEQ理論をお届けします」

今回はEQ理論提唱者のいない「EQシンポジウム」↓ではありません(笑)

私とEQ Vol.12 日本初のEQシンポジウムを開催 | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

人事HRM担当の皆さまを中心にご案内をしましたが、心理学研究者&専門家、心理カウンセラー、キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタント、コーチングのコーチ、学校関係者(学校経営者、先生)と幅広い方々が参加されました。

 

日本で本家本元のEQ理論をお伝えでき、集客的(500席、満席)にも大成功! と、言いたいところですが、会社への営業貢献度はいまいちでして(苦笑)。。その後の営業活動に活かせず。企業HRM担当者様より心理学寄り(専門家)の参加者多数で、その後の営業に結びつかず。もちろん私の営業力の無さ、計画性の無さが原因でもあります:汗

今後の課題として残りました。

 

一方「メガチェンジ」はその後、5回の開催(東京・大阪)を数えます。 EQ概論に加え、EQ導入企業様による事例紹介、EQ理論提唱者と日本の心理学研究者、企業人事部様とのパネルディスカッションなど、内容は益々充実していきます。

 

「EQ活用は日本が最も進んでいる」by サロベイ&メイヤー

EQ検査開発&HRMでのEQ活用(EQ検査結果データベース活用)、企業導入の成果と課題まで整理されている国、日本。

EQ理論の進化のために、これらの事例を参考にしたいと、プレゼンターの話に耳を傾け、メモを取られている姿がとても印象的でした。

 「EQが注目され、多くの国で呼ばれるが2回目の訪問はない。 日本は来日するたびにEQ活用が進んでいる」

彼らの言葉です。

 

私に専門的なことはわかりませんが、彼らは基礎研究者だと思います。EQについて様々な調査をし、学術的に紹介しましたが、ビジネス分野に特化し、現実に具体的にどういう使われ方をしているか、その課題(もっとこういう使い方ができないか)など、彼らにとって未知の世界だったと思います。

特に採用でEQが使われていることに「米国ではありえない。日本はなんて勇気のある国なんだ!」と驚いていました。

 

初対面の感動秘話にも書きましたが、彼らはビジネス(お金儲け)に興味を示しません。彼らはEQ理論提唱者の前に教育者(大学の先生)でした。エール大学のキャンパスを歩いていると、多くの学生から声をかけられ、声もよくかけます。聞いてみると教え子さんだそうです。「今日はこっちのキャンパスに来てるの?この間は〇〇の授業も受けてたね。とても良いと思うよ。頑張って」「授業は面白い?試験の準備大丈夫? きっと大丈夫だから、頑張ってね」とか、教え子さんが目の前を通ると、私と話すより、学生さんと話します(笑)。

 

今回はここまでとします。

「メガチェンジ」の来日に合わせて、私たちの事業化に向けての研究開発、商品開発のミーティングに参加。 彼らのアドバイスなくして、現在のEQ商品は生まれませんでした。

 

次回、商品開発ストーリーを書きたいと思います。

はい。 とても苦労します(笑)

お楽しみに~♪

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

D.ゴールマン氏との出会いも夢と消えました。

 

「なぜD.ゴールマン氏だったのか?」

心理学を学んだこともなく、心得もない、ユングもフロイトも知らない、心理学ってなに?の二人。

アカデミックの先生方と組むより、ビジネス寄りのD.ゴールマン氏と組んだほうが早くビジネスになる!

まだ会ってもいないのに(笑)

 

さあどうする?

こうなったらEQ理論提唱に会うしかない!っしょ。

 

前回までのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.12 日本初のEQシンポジウム開催  高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

その後、D.ゴールマン氏の著書は世界で200万部、日本では20万部のベストセラーとなり、彼の知名度もグングン上がり、

EQの先駆者と認識されるのですが、EQ理論を世界に提唱したのはエール大学 P.サロベイ博士、ニューハンプシャー大学 J.メイヤー博士のお二人です。

 

「学術的なEI理論がEQとして世界に広がる」

論文の学術的タイトルは「*EI Theory」*EI=Emotional Intelligenceです。

EI理論を米国の経済誌「TIME」が長期にわたって特集を展開します。その筆者がD.ゴールマン氏です。ハーバード大学で心理学を学び、その後ジャーナリストとして活躍する彼が注目したのがEI理論です。

 

「人生で成功できるかどうか、本当の意味で聡明な人間かどうかを決めるのはIQではなく、EQの高さ」「IQvsEQ」「ビジネスの成功は20%のIQと80%のEQである」「IQよりEQ?」など、IQの対極として、分かりやすくEQという呼称で紹介し、米国経済界から世界にEQが広がっていきます。

邦題「EQ心の知能指数」、翻訳家さんのタイトル訳が素晴らしい!と思いませんか。EQを心の知能指数と訳すことで、日本では一気にEQブームが起こり、「EQ」という言葉が認知されていきます。

 

「EQ理論提唱者に会いに行こう!」

彼らに会うべくエール大学、ニューハンプシャー大学に何度もアプローチしますが、レスはありません。

それはそうでしょ、そう甘くないっしょ(笑)

おそらく…メールすら開封していただいていないかも…です。

 

我々では会うことは難しいと思い、Wさんが在籍していたテキサス州ダラスに本社を置く半導体会社(世界的な企業です)の人事部よりアプローチを開始。それも逆に警戒された?のか、アポイントまで多くの時間を費やしました。

そんなある日、ダラスからOK!の返事が届きました。

お会いするまで数か月を要し、やっとEQ理論提唱と会えることになり渡米、エール大学でお会いできました。

 

「日本はEQの国?」

お会いするなり「EQ理論を体系化するにあたり東洋の思想や宗教に大きな影響を受けています。その中でも日本から受けた影響は大きく、日本はEQの国ではないですか?なぜ、EQの国の君たちがなぜここに来たの?」と言われました。

「日本はEQの国じゃないですよ。日本はIQの国です」に、「君たち面白いね」が会話の入口でした。

私の想い、学歴座別、学校差別、人の能力に関すること、日本の現状をお話をし、その中で、EQ理論に感銘を受けたこと、ビジネスで不可欠な能力であり、日本でEQを事業化するにあたり研究開発顧問の就任を要請しました。

 

ミーティングはとても良い雰囲気で、楽しく、私たちの想いも受け止めていただき、私の勘違い?(笑)と思いますが、その出会いで意気投合したと感じた私は「年内に日本に来ていただけませんか」に「いいよ」と即OK!? マジか…

今思うと、彼らは超Hi EQの魅力的で素敵な人たちでした。当然のごとくHi IQ。

B社の営業時代、多くの米国ビジネスパースンとお会いし、仕事をしてきましたが、なにかが違うのです。それがなにかわかりませんが、普通と違うのです。もしかして、これがEQ?の初体験でした。

初対面が春、その年の秋に来日を快諾!という大きなお土産をいただいた実り多い渡米となりました。

 

帰りがけに、

「日本企業からのアプローチはありますか?」

「明後日、R社とのアポイントがある」

「R社は日本を代表する人材ビジネスの会社です。お金もあります(笑)」

「もう会う必要がない」

「え?なぜ?」

「君たちと出会ったから」

「…」

まるで映画のワンシーン…

グッときました。私はこの言葉を一生忘れません。

これがEQかー、感動した高山直でした。

 

今回は少々書き過ぎました(笑)

すんません:汗

 

次回はEQ理論提唱者の来日です、お楽しみに~♪

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

「私とEQ」お楽しみいただいていますか(笑)

いよいよ!EQ理論提唱者たちとの出会いを求めての旅が始まろうとしています。

前回までのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.12 日本初のEQシンポジウム「メガチェンジ」開催 | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

も、ありますが、ここらで一息入れませんか(笑)

 

「私とEQ」を書いていると、「なんで今こうなったんかなー」と、過去の自分を探し始めますよね、不思議ですね。

 

 

中学3年生のとき、父から「将来何なりたい?」と聞かれました。

父が校長&野球部監督を務める中学校に入学、本格的に野球を始めた私はまあまあの選手(後で知るのですが、全国の高校野球部から声がかかっていたそうです)で、県内の野球強豪校に入って甲子園を目指すんだろうなーと、なんとなく思っていたところ、「将来の話をしよう」と突然父に言われました。それも正座し直す雰囲気で、父の隣に母が正座し、なにか厳粛で緊張感ある中で始まりました。

 

「将来何になりたい?」

「学校の先生になりたいです」

「なぜ?」

「お父さんの後を継いで…」

「これからの先生は勉強だけじゃだめじゃ。文武両道を目指しなさい」

「甲子園に行きたいけん。〇〇高校に入りたい。先生の道はそのあと考えます」

「本気で野球をやりたいのか?」

「先生にもなりたいけん、野球部のある公立高校に行きます」

「ほんまは何になりたいんか?なんでもええけん、言ってみなさい」

「俳優(超小声で)」

「は?(笑)映画俳優のことか?なんでじゃ?」

「映画やテレビに出たい…」

「ほーか…その顔は吉本じゃのー、吉本に入るか?吉本入れちゃるよ」

「吉本はちょっと…」

 

こんな会話が続く中、

野球強豪校NG.

野球部がある公立高校NG.

誰でも入れるような大学文学部英文科に入って英語の先生NG.

だからといって吉本もNG.

 

「お前はどんなに頑張っても広大(広島大学)は無理、東大も同じじゃ。国立大学は無理じゃが、お前には甲子園の可能性がある。東大行くのも、甲子園出るのもどっちも大したもん、立派じゃ。どちらも努力の賜物じゃの。甲子園の可能性があるなら野球をやれ。でも野球だけの人間になるな。文武両道で勉強もしっかりやれ。それができんのならボクサーになれ」いい話のようで、最後の選択はボクサー(笑)。父はボクシングが大好きで、本気でボクサーにしたかったのだと思います。

「人を殴るは好きじゃないけん…」と私

「子どもが殴られるとこ見て、何が面白いん?!」激怒りの母

父黙る…

 

結果、甲子園の可能性もあり、もし野球がだめでも医学部、薬学部に残れる(学業成績優秀であれば)、大学の付属高校に入学します。甲子園出場は果たせませんでしたが、大学では全日本大学選手権に出場(3回)しました。

 

その後の野球ですか?

実業団で続けることも考えましたが、就職された先輩たちを訪ね、

「ちやほやされるのは現役時代のみ。毎年プロ野球ドラフト候補になった有力新人が入社。レギュラーの保証もなく、5年で現役を引退。今は総務部のただの力持ちじゃ。引っ越しには必ず呼ばれるが、仕事は…ない」

と多くの先輩の話を聞いて、野球はここまで!としました。

 

父の紹介で、入社したのが就職情報誌会社です。

ここが今の仕事の原点…

そうだったのかー(笑)

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

会社は設立しましたが商品のない会社、事業ができません。

EQ理論の理解もあやしいのに、会社名はEQジャパン、笑えません。ん?笑うしかありません(笑)

 

これまでのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.11 私、起業します | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

「EQシンポジウム」開催

本来なら商品開発が先と思いながらも、営業の血が騒ぎ、二つの目的で開催を決めました。

一つ目は、EQブランディング

D.ゴールマンの著「EQ心の知能指数」が話題になり、日本でもEQブームが起こっていたので、その波に乗ること

 

二つ目は、前職時代にお世話になった企業人事部の皆さまに、個人のやる気や情熱、「志」などの潜在的な能力や可能性が学歴に関係なく、公平、公正に評価、判断される社会の創造を実現する会社EQジャパン設立のご報告です。

500人を超える参加をいただき、盛況のうちにシンポジウムを終えることができました。

 

「が、そこにはEQ理論提唱者はいません」

EQ理論の理解不十分のまま、D.ゴールマン氏の『EQこころの知能指数』を読んだところ、EQは人間性とか人間力の根幹を成す能力と書かれており、EQは「人間力」と紹介したほうがわかりやすいと考え、当時、経済評論家で活躍されていた故:竹村健一氏を基調講演にお招きし「企業は人なり、人間力が重要であり、これからはEQだ」とお話をいただきました。その後、EQ理論の生まれた背景や論文内容を教科書的に紹介、EQジャパンの会社概要の説明でシンポジウムは終了。

EQ理論提唱者P.サロベイ&J.メイヤー博士もD.ゴールマンもいないEQシンポジウムって、それでいいの?ですよね。

商品開発にあたり、大学の心理学の先生とお会いするのですが、当時はEQの研究者はいらっしゃらず、素人の私がEQを語るなんて無免許運転も甚だしく、今思うと、反省あるのみです。

 

「D.ゴールマン氏にアプローチ」

研究開発顧問の必要性を感じてたところ、講談社のイベントでD.ゴールマン氏が来日することを知りました。

著書に事務所連絡先が書いてあったので、メールを送ったところ「来日時に会おう」と返事が来ました!

当時のD.ゴールマン氏は世界で売り出し中とはいえ、まさか返事が来るとは夢にも思いませんでした。

早速ランチの約束をし、ウキウキでその日を心待ちにしていました。

D.ゴールマン氏を研究開発顧問に招聘すれば、これでEQジャパンの学術的信頼度も上がり、EQブランディングも完璧、事業化に向けて前途洋々です。

 

当日の午前中、「他に予定ができたので、君たちとは食事ができなくなった」

とFAXが一枚届く。。

夢と終わりました。

 

さあ、どうする?

日本の研究者&先生の顧問はまったく頭にありませんでした。「心の知能指数」を読み返し、本にはEQ理論提唱者として、ニューハンプシャー大学、J.メイヤー博士を紹介していました。EQ理論の論文ではエール大学、P.サロベイ博士の名前を覚えていたので、EQ理論提唱者の本家本元に会うべく、お二人へのアプローチが始まります。

 

今回はここまでです。

いよいよEQ理論提唱との出会いの旅が始まります。

次回をお楽しみに♪

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

EQ、自分でやる!

起業の理由はカッコわるくて書きたくありません(笑)が、書きました:汗

 

これまでのあらすじはこちら↓

私とEQ  Vol.10 自分でやる?…EQ | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

「結論」

一週間考えました。私には珍しく?真剣に(笑)

今の生活もあり、お金の貯えがあるわけでもなく、何よりも今の仕事、当時は取締役営業本部長。

自分は何をやりたいのか、それはEQ?「EQだ!」

だったら、カッコいいのですが、まず考え始めたのが自分の人生です。

取締役になるためには、まず社員を退職しなければなりません。

雇用の保証がなくなるの!?当たり前とはいえ、これはショックでした。

ん?これって契約社員?いつでも辞めれる?辞めさせられる?生活大丈夫?

目標達成できなければ責任を取る=退任、場合によっては解任という不安定な立場になったのか…

本来であれば取締役就任に際し、考えることですよね。今、こんなことを考えている自分はイケてないと思いました。

 

そこで生まれた結論が「そうだ会社をつくろう!」です。

雇用が守られないのなら、自分で会社をつくれば、一生雇用は守られる! *これ間違ってますからね。。(笑)

本当に幼稚な考えですんません。。これで一生安泰と思っちゃったんですね、成功もしていないのに:汗

 

「1997年3月*18日 株式会社EQジャパンを設立」

*今思うとなんで19日じゃないの?です:涙 「EQの日」が生まれたのは、この数年後です

きっちり一週間後、Wさんに伝えました。「取締役再任時期のタイミングで退任し、EQをやります」

「じゃ、僕も転職はしません。高山さんとEQをやります!」Wさんは20歳台半ば、私が40歳のときでした。

EQが日本上陸する前に準備し、設立とほぼ同時期に、翻訳本「EQ心の知能指数」D.ゴールマン著(講談社:刊)が書店に並び始めました。本はあっという間に20万部を超える大ヒット、ちょっとしたEQブームが起こります。会社にとっては大きな追い風、この風に乗らなければ!と…なるのですが、商品もサービスコンテンツも何もなく、事業ができる状況にありません。

会社は作りましたが、事務所は間借り、検査もEQ能力開発プログラムもなく、二人は心理学のバックグラウンドもなく、EQの学術的理解も怪しく、というより、難解で理解し難いEQ理論に苦戦していました。

さ、どうする?

 

今回はここまでとさせていただきます。

まさに「さ、どうする?」ですよねー

次回をお楽しみに♪

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

お疲れ様!です。

 

今日は「EQの日です」*私が勝手に決めた日です(笑)

皆さま、きっといい日になりますよ!

 

「高山さんは何がやりたいのですか!」と背中を押された?私…

どうする?

 

前回までのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.9  EQ、きっと来る! | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

Wさんと再会、それも僅か一週間後、(スゲ…このスピード感)

「読みました。で、なんで高山さんはこれやらないのですか?これこそ二人の疑問を解決する能力ですよ!」

 

実は、私も一週間考えました。

新卒採用業界で感じたことがあって、確かに学歴もありますが、そもそも学歴を言い訳にして就職活動が上手くいかないと愚痴っている場合?の学生さんも多く、そんな学生さんに「就職なんかしないで、自分で会社つくればいいですよ。会社は誰でも、今すぐに設立できる!」と、話ていました。

 

「そうだVQ!だ」

ベンチャー(起業)が前提、その可能性を示唆するVQ検査開発と起業に必要な能力開発。そもそもやる気がないと何も始まらない、起業こそやる気の原点だ!EQがそのエンジンになると思ったのです。学歴差別、学校差別、人の能力ってなんなんだと言ってきましたが、そもそも論で、やりたいことがわからない、やる気もいまいち、社会が悪い、自分を認めてくれないetc. (申し訳ないけど、そんな話はどうでもいい、聞きたくない)

やりたいことがある、未来も描けているのに、学歴や学校が理由で就職できない、だったら自分でやる!

彼らをターゲットにビジネスがしたい、これが私のやりたいこと。

今思うと…ちょろい(甘い)ですね。。

恥ずかしいかぎりです。。

 

「VQ?EQでしょ」

そんな話を聞いた彼のひと言です。

「VQに興味はありません。高山さんがEQをやらないなら僕にやらせてください!」

「え?転職するんじゃなかったの?将来有望、高収入、転職先候補も世界を代表するIT企業、ストックオプション付き。

 転職するでしょ、普通」

「VQだったら転職します。高山さんがEQをやるなら、僕も一緒にやります」

「え?それは…考え直したほうがいい、どう考えてもやっぱ転職でしょ」 私、参りました(笑)

一週間考えさせてと、今度は私の番です:汗

 

まー、今があるので答えはおわかりと思いますが…

 

今回はここまでとします。

EQ理論提唱者たちとの出会いは、まだ遠い話です。。

 

次回をお楽しみ~♪

高山直

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EQファミリーの皆さま

 

これまでのあらすじはこちら↓

私とEQ Vol.8 人も変わる、組織も変わるEQ? その一 | 高山直の「左の振り子」 (ameblo.jp)

 

今思うと「業務の一環でEQの真似ごと」レベルで検査やトレーニングをつくったとしか思えません(笑)ね。。

私の営業部でEQを導入し、効果の手応えもあり、じゃあやりましょう!とはならないですよね、会社って:汗

社内の一部で評判になりましたが、EQもそこまでです。

 

「日本でもEQの時代が来る!」

海外でEQが注目されている、これは私に大きなインパクトを与えました。HR業界ではなく、マーケティング分野でEQという言葉を聞くとは予想外、なんなんだEQって…

 

ある日、J社時代の私のお客様でB社転職後もお付き合いしていた外資系企業の人事部の若者が相談があると尋ねてきました。

転職相談でした。海外の大学、それもMBAホルダー、米国本社入社。米国から日本勤務、それも人事部、将来ピカピカの人材です。

「外資系渡り鳥、ジョブホッパー、そんな転職には限界がある。残る選択もある」こんな話をしていたら、突然「じゃ高山さんは?これからどうする?何をしたい?何を考えてる?なんでここに転職したの?なんで採用業界から去ったの?次は?未来は?本当にしたいことは?etc.」質問攻めにあうことに。先輩としては…困るわけで:汗。突然聞かれてもペラペラ出てこない…では、まずいと思い、突如思いついたのがEQ!「EQって知ってる?」「…」彼も知りませんでした。EQとの出会い、これまでの経緯を話し、EQの論文を彼に渡しました。「高山さん、これを読んだらまた会ってください」と、

私は彼の質問攻めを逃れることができ、彼は論文を携えて帰っていきました。

 

その一週間後、「高山さんこれ!これですよ。二人が大切に思っている能力。EQ来ますよ!必ず」と電話があり、

彼と再会の約束をしました。

 

今回はここまででーす。

彼との出会いが、私とEQとの出会いから今日までの道のりに灯を照てたのです。

次回をお楽しみに!

高山直