クリーブランドクリニック 留学日記 -14ページ目

オープンカフェ

今日から三連休です。月曜日はメモリアルデーなので久々の祭日です。金曜の午後にもなるとだんだん人が消えていき、五時になるとほとんど人がいません。もちろん手術もはいっていません。こちらの方は本当に休日のためにはたらいている(?)ような感じさえします。
今日は仕事が終わり、脳波技師さんたちとみんなでオープンカフェにいきました。帰り道のLeeRdにあるClyde's Bistro というオープンテラスのバーです。ご覧のとおり晴天でそんなに日差しも強くなく、とっても気持ちのいい場所でした。こういう場所では地元の方ではないとなかなかわかりません。
思い思いビールを片手に日ごろのぐちや、不満を爆発させるのは、世界共通です。そしてこんな愚痴を聞き、自分も愚痴をいったり、こういう場所にいき、生きた英会話を話すのは英語を上達させる上で大切です。
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あっという間に日も沈み、気づいたらなんと23時をすぎていました。およそ6時間お酒と食事と会話を楽しみました。

便器の小バエ

私がいつも使っているてんかんセンターのトイレ(こちらではバスルームといいますが)にいき、便器をみるといつも同じ小バエがへりにいます。一見死んでいるようにも見えますが、へりをゆっくりと動いています。水を流すと一緒にくるくる回りながら流れていきます。流れたな~なんて思っていると、数秒後に奥よりでてきます。そして同じへりにたどり着き、へりをゆっくりと動き始めます。おそらく毎日見ている小バエは同じ小バエだろうと思います。もうかれこれ一週間前から見ておりますが、他には確認できません。
このちっぽけな小バエから何を感じたか。
1:生きることはだいたいが単調であること。(小バエにとってへりを動くことが生きること)
2:でも時にとんでもないことが起こることもあるということ。(突然水洗が流れるいわば津波のようなことも起こること)
3:それでも生きようと努力すること(一生懸命もがき浮かんできます)
4:そしてまた1に戻ること(そしてまたへりを動きます)
このサイクルです。非常にシンプルです。
我々の日々もこんなものじゃないでしょうか?でも私のように小バエから生きることを感じたり、そういっても単調ながらもそれなりに毎日いろいろと感じることもありますよね
【Neurosurgery】
こんな話の後ですが、タライラック平面についての論文をよみました。今研究している各患者のデータを標準脳に乗せたいと思い試行錯誤しています

リサーチカンファレンス

今日のリサーチカンファレンスでは、私がプレゼンしました。上司の先生が数日前に今週おねがいできないかって突然いってきて、もちろんMy pleasureなんて答えてしまったので、それからが大変。この数日毎晩家に帰ってからもう一仕事。。そして何とか当日を迎えました。昼間は昼間で脳波当番やら新規担当患者のプレゼンをしたりてんてこまいでした。
リサーチカンファでは、From the points to the networkと題し、私がいままで行ってきた大脳辺縁系のネットワークについて話しをしました。大脳辺縁系は人間の記憶や情動など人間らしさに関わる重要な構造であると考えられております。詳細なネットワークは、いくつかの仮説に基づいた回路が知られておりますが、人間らしさに関係しているため動物実験などでは研究が難しく依然詳細はわかっておりません。しかし今回ある方法をつかうことにより二点間の関係が接続があるか、もしくはないか、わかってきました。題目の通り、点からネットワークが次第にわかってくるのです。脳は非常に複雑であり簡単なネットワークではありませんが、この点の接続により次第に全体像が見えてくるのではないかと思います。
【neurosurgery】
anterior cingulotomyについての論文を読みました

脳波当番デビュー

我々フェローは、外来・病棟の脳波の当番を作り判読しています。しかし、私はこれまで、入るようにいわれていなかったことと、頭蓋内脳波や皮質刺激、手術などでいろいろと忙しい(忙しいふり?)ためなぜか免除されていました。おそらくチーフフェローが僕が脳外科であるためか気を使ってくれたのかもしれません。なぜならいったん脳波判読の当番に加わると一日中脳波の判読をしなければならないからです。
その脳波判読に今回のモデュールから加わることになりました。今日はその初日。。。何度も見習いをしていたので、今日は一日外来・病棟合わせおよそ25人分の脳波を相棒のフェローと二人で読みました。といっても相棒のフェローが、今週ある学会の準備だとか、他の仕事でほとんどいませんでした。したがって私が一日中、朝から夕方まで判読していました。
今まで読んだことのない1歳の小児の脳波から、脳外科の手術の術後の患者まで非常に多彩でした。もちろん小児の脳波については頼りになるタイからきているフェローに付き添ってもらい判読しました。
とにかく疲れた一日でした。。。。
今日は気づいたら自分以外もう誰もいない脳波判読室でした。
ごらんのように、脳波(日本光電製)ネットワーク端末が6-7台、脳波(クリーブランド製)端末が3台あります。


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【J Child Neurology】
今回受け持った患者さんが、joubert syndromeを合併しており、その論文をいくつか読みました。常染色体劣性遺伝のようです

ヘルプ

昼間、突然友人より電話がありました。英語で非常にあわてている口調でした。あまりに早い英語でききとれず、とにかくYou need help??と聞くとYesと答えてました。とにかく何かあったのだと思い、あわてずゆっくり話してくれといいました。そしたら車のブレーキが利かなくなったというのです。信じられませんでしたが、彼は古い中古車になっていてブレーキオイルがもれてブレーキを踏んでも踏んでも全く効かないようなのです。
これは、もはや車つかえません。そのため僕にヘルプしたのです。
場所はボストンミルズといいスキー場のあるところ。ダウンタウンにいた私は、車を走らせとにかくむかうことにしました。GPSがない私はガススタンドで何度も聞き道を探すことおよそ一時間。スキー場に到着しました。そこには汗だらけの彼がまっていました。ちょうどピクニックにきていたところのよう。
彼を車の修理工場まで連れて行き、問題は収束しました。
ところでアメリカで車が故障し動かなくなったら本当に困るんだなということを他人を通じて悟りました。クリーブランドは車を30分も走らせると周囲に人っ子一人いないようなところもあります。そんなとき、あわてるのもわかります。日本だったらちょっとはしって民家を探すこともできます。でもアメリカでは何キロも走らなければならないときもあります。そんな状況にいた彼はさぞかし不安だったでしょう。
お役に立てて本当によかったです。

天秤

世の中には本当にいろいろな人がいます。幸せな人、不幸な人、みな自分の心にある天秤でその幸せ度数を評価してます。
友人でとても苦しんでいる先生がいます。今日その友人の話を聞いて大変驚き、そして不快になりました。以前よりお話は伺っておりおおむねの話は理解していましたが、
’世の中ってどうなってるんだろ?’
それがその話を聞いた直後の感想でした。詳細は私的なことですので伝えられませんが、要は私たちの理解を超えている話でした。自分の知らない世界ってあるんです。
その友人に迷惑かけている連中には天秤では幸せなのかもしれませんが、世の中の大多数の人はその話を聞けばその天秤では不幸に傾く話なのです。

話は変わりますが、私学生時代、ポーランドにあるアウシュビッツ、ビルケナウ収容所を一人旅行にいきました。大勢のユダヤ人からかった髪の毛、中にはなくなったユダヤ人の皮膚で作られた電球のかさなど想像を超え、不快と思えるものまでありました。そしてビルケナウにはいまだ人間の灰の山がありました。
収容所のある周囲はのどかな田園風景で、子供たちが畑で遊び、農家の方々が談笑していたのが対照的でした。

そのときに感じましたのが’天秤’でした。ナチスヒトラー時代には周辺の殆どの方が彼らの天秤が間違った方に偏っていたのです。でもその時ヒトラーに従った連中は幸せだったんでしょう。これは仕方がなかったなど言い訳は通じません。人間の判断・正義感・正しく生きるなんてものは、その場しのぎです。信じられません。周りや誘惑に流れやすいですし、うすっぺらいものです。そんなことないって言う人がいたら、それは絶対うそです。

少なくともその天秤が不安定で動きやすく、客観性をもって判断しなければいけないことを自らに諭し続ける必要があると思います。

すくなくとも上記の異常な連中には少なくともこの天秤の重みを知ってもらいたいものです。



熱い抱擁

今日はスタッフの送別会がありました。
私も早々と仕事を終え、送別会に参加しました。病院に隣接のインターコンチネンタルホテルにいっているとすでに大勢の先生方がおりました。
今日は、DrS,DrTそして心理の先生の送別会でした。DrSには、個人的にいろいろと相談になって、(相談をきいて)いただいた先生なので感慨深いです。その先生はカンザスの病院にいき、一人てんかんをやっていくようです。そしてDrTも自宅に招いていただいた先生でして、寂しいですが、近くの某C病院にいくのでまたいつかあうのかなってな感じの軽い気分で一応ペコリと挨拶をしました。
さて、DirectorNはご機嫌でした。僕は呼ばれ、I do love you.とアルコールが入り、ご機嫌で抱擁を迫ってきました。この人ホモって思いましたが、それに応じ、そしたら、来年はこちらのスタッフで働いてほしいといわれました。うれしい限りですが、もちろん僕にもやりたいことがありますので軽くthanksといっておきました。それにしてもアメリカはどうして、人事が決定され、どのように能力のある人が動いていくのか、はなはだ疑問になるときがあります。
【Neuro Chruru】
今度の論文の会で読む予定の論文を読みました。内容は皮質刺激、低頻度刺激か、高頻度刺激か?1993年の論文でしたが、それなりに比較され、今後の刺激に役立ちそうです。

メジャーリーグ

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、クリーブランドにはMLB(メジャーリーグ)のチーム、インディアンズが存在します。弱小チームといわれているチームのようですが、クリーブランダー達はみなインディアンズ好きのようです。
さて今日は別件で要がありダウンタウンにいった帰りメジャーリーグを見ることにしました。野球場はプログレッシブフィールドと呼ばれダウンタウンにあります。球場はコンパクトではありますが、中に入ると圧倒されます。上を見上げると5階まで座席があります。しかし平日なのか、対戦相手が悪かったのかご覧の通りものすごく閑散としていました。その上試合開始が19時、21時近くなると見ていられないくらいの寒さになり、5回裏でそうそうと帰ってきました。なんでも経験と思い、いろいろみていますが、寒さにはやはりかないません。

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アメリカの病院食

今日もベッドサイドにて刺激をしました。刺激はおおむね2-3時間かかります。最近は僕以外だれも来ないため患者と二人きりになることが多いです。
今日はアメリカの病院食についてかきます。皆さんは、アメリカ病院など入院されたことがないのでわからないと思いますが、基本的に病院食は日本のものとは大きく異なります。日本の病院食といえば、おかゆ、ほうれん草のおひたし、味噌汁、緑茶などイメージすると思います。こちらでは、多民族国家であるため非常に多くのメニューから選ぶことができます。ベジタリアンはもちろん、中には和食まで用意ができるようです。さすがです。しかし多くの患者さんはいわゆるファーストフードのようなものを食べてます。
一例を紹介します。
ある患者さんのお昼ごはん。(高血圧、糖尿病なし)
・パン(エッグロール)
・フライドポテトとフライドフィッシュ
・アイスクリーム
・ゼリー
・ペプシ缶、二缶
・バター
以上がお昼でした。とても病院食とは思えない内容です。アイスクリームとゼリーの組み合わせもわかりませんし、ペプシが二缶というのも理解できません。これじゃ病気がよくならないような気もします(笑)
【Journal of neuroscience methods】
EEGLABというフリーの脳波解析ソフトが記載されている論文を読んだ。

フリーマーケット

よく日本でもフリーマーケットという言葉を聴くと思います。これは、free marketではありません、ご存知の方もいるかと思いますが、flea market、すなわち蚤の市、ガラクタ市のことをいいます。
今日は、クリーブランドから北東におよそ40キロ、田舎町painishvilleでひらかれた蚤の市に友人に誘われいってまいりました。朝はやく出て9時半につくとそこは、すでに駐車場に入る車で行列、、、すごい賑わいでした。こんないなか街にどうしてと思いましたが、いわゆるアンティークと呼ばれているものからペプシの空き瓶やら、高速道路の標識、いわゆるがらくたと思われるものまで多数屋外に並んでいました。天気ははれていたためゆっくりとみて回りました。古きよきアメリカの絵画などあれば買おうかと思いましたがいいものはありませんでした。

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