・イランとアメリカの『対立激化』

 

 

『米「軍事的報復しない」』

 

テレ東NEWS

 

https://www.youtube.com/watch?v=2Hp0HxZxaOQ

 

ワシントンによるソレイマーニー殺害は、セルビア人によるオーストリア大公暗殺が第一次世界大戦を引き起こしたのと同様に、第三次世界大戦を引き起こしかねない犯罪行為だ。プーチンと中国の支援を得たロシアしか、ワシントンが始動させたこの戦争を止めることができない。

 

プーチンはワシントン/イスラエルによるシリア不安定化が、ロシアを狙っているのを理解した。警告なしでロシアは介入し、ワシントンから資金供与され武装した代理勢力を打倒し、シリアに安定を取り戻した。

 

打倒されたワシントンとイスラエルは、シリアを迂回して、ロシアに対する攻撃を直接イランに向けると決めたのだ。イラン不安定化はワシントン、イスラエル両国に役立つ。イスラエルにとって、イラン崩壊は、二度イスラエル軍を破り、イスラエルの南レバノン占領を阻止したレバノン民兵ヒズボラに対する支援を停止する。ワシントンにとって、イラン崩壊は、CIAが支援するジハード戦士がロシア連邦内に不安定をもたらすのを可能にする。

 

プーチンがアメリカとイスラエルの意志に従わない限り、彼はイランに対するワシントン/イスラエル攻撃を阻止する以外に、何の選択肢もない。

 

プーチンが、そうするための最も容易で、最も美しい方法は、イランはロシア保護下にあると発表することだ。この保護は、おそらくインドやトルコも加盟国として、ロシアと中国とイラン間の相互防衛条約として正式のものにされるべきだ。無能な歴史家が、同盟は戦争の原因だとプーチンを説得したので、これはプーチンにとって実行困難だ。だがこのような同盟は戦争を妨げるだろう。正気でない犯罪人ネタニヤフや狂気のアメリカ・ネオコンさえ、完全に酔ったり、だまされたりしているときでさえ、イランやロシアや中国や、もしインドやトルコまで連合に加われば宣戦布告はするまい。戦争に参加するほど愚かなアメリカやイスラエルや、ヨーロッパのどの国にとっても死を意味するだろう。

 

プーチンの仕事は、イランを助けるというより、トランプを破滅させるはずの負ける戦争からトランプを救出することだ。プーチンは彼の言い値を設定できる。例えば、プーチンの言い値はINF/START条約、弾道弾迎撃ミサイル制限条約復活、ロシア国境からのNATO撤退があり得る。事実上、プーチンは何であれ欲するものを要求できる立場にある。

 

もちろんワシントンは横柄で愚かなので、プーチンと中国とイランは、これを考慮に入れねばならない。愚かな政府は、自身のみならず他の国々にも荒廃をもたらせるのだ。

 

だからプーチンには危険がある。だがプーチンが責任をとり損ねる危険もある。もしイスラエルが、アメリカ軍艦を沈没させて、イランのせいにする何らかの偽旗事象で挑発して、ワシントンとイスラエルがイランを攻撃すれば、結局、ロシアは戦争させられるのだ。主導権は、プーチンの手中にある方が良い。ロシアが仕切った方が、世界と地球の上の生命のために良い。

 

マスコミに載らない海外記事 『プーチン決断の時期は迫っている』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-af7ef2.html

 

レーガン時代に財務長官補佐を努めた保守体制派ロバーツ氏は、このように述べられているが、ジョージアやウクライナ、チェチェンで、はたまたクリミアやシリアで、ワシントン政府『ロシア壊滅』のあらゆる戦争行動を辞さなかったが、そのすべてにおいて「敗北」を余儀なくされている。

 

そして今回、敗残者たちはシリアを避け、イランという「新たなターゲット」に的を絞り、軍産傀儡となったトランプ氏を利用して、今回のような『ソレイマーニー将軍暗殺』という暴挙に出た。

 

引用のとおり、イランイスラエル軍の南レバノン侵略を二度も屈服させた、レバノン民兵ヒズボラの支援国であり、イラク侵略と合わせて、彼らがひっさげる『征服計画』の「大いなる障害」として、世界的核戦争の危機も鑑みて、とても危険は火遊びを継続している。

 

‐「世界警察・世界判事・世界陪審員」アメリカのイラン国ガセム・ソレイマーニー少将殺害‐

 

‐「分断」「対立」「憎悪」の果ての『核戦争(破滅)』‐

 

 

・『ロシア講和』で つぶされたトランプ

 

 

彼の選挙運動中、トランプはソレイマーニーが一体誰かさえ知らなかった(ビデオ)。誰かが彼に吹き込んだのだ。ソレイマーニー暗殺という考えは、ネタニヤフから来ており、ずっと前に、トランプの頭に、こっそり埋め込まれた可能性が高い。彼がシリアを公然と訪問している間に、イスラエルは、ソレイマーニーを何度か殺害できたはずなのだ。イスラエルは(当然)結果を恐れて、そうするのをしりごみしたのだ。今アメリカは、結果に耐えねばなるまい。

 

結果は山積し続けている。

 

全ての外国軍隊を国外に追いだすという、イラク政府と議会による決定は、線表的には、多少柔軟性がある。アメリカと他国の軍は、イラク外務省と他の官庁間で交換した単純な合意の下でイラクに駐留している。イラク外務省は、協定が来週を終わると宣言する手紙を書くだけで議会決定を満たすことができる。イラク外務省は、年末まで待つことに決めることもできる。だがアデル・アブドゥル・マハディ首相は、公式に、彼は、もはやイラク領土内で、外国部隊の安全を保証することはできないと宣言した。これで、この問題は緊急のものとなり、軍隊が、むしろ間もなく可能性はありそうだ。

 

トランプは、その考えが気に入らず、制裁でイラクを脅した

 

同 

『レジスタンス枢軸、ガセム・ソレイマーニー仇討プロジェクトを発表』記事より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-02b01f.html

 

すでにロバーツ氏がご指摘されているように、拙ブログでも2017年段階から、翻訳者のMichikoさんを通じて、『ロシアとの講和』『駐留米軍撤退』を掲げ当選したトランプ氏が、歴代米大統領にはない「平和的指導者」だったことをお話させ頂きました。

 

 

これは、今年の10月のスピーチということである。
トランプが、「ウチの国が、世界中に、本当にたくさんの軍事基地があることが、恥ずかしい、だって、バカバカしいじゃないか」と、言っている。
これが、欧州や日本の大手メディアで報道されないのが、なぜなのかが、わからない人は、少し、考えてみたほうがいい。

 

Cluttered talk blab blab blab 『日本で「も」報道されないこの事実』記事より


https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12563410799.html

 

氏の別記事(リブログ)で、米MSM(メインストリームメディア)から、「言葉で殺された」トランプ氏が、『バノン氏解任』という、ひとつの象徴的出来事を通じて、私たちはその経緯を認識できるのです。

 

‐「トランプの死」は、バノン氏解任によってもたらされた‐

 

文字通り、アメリカの歴史を振り返れば『戦争漬け』のジャンキー国家で、「民主主義(金権政治)」という偽装看板が取れかかった、地球全体を蝕む「がん細胞」のような存在なのだ。

 

アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争

 

我々は、こうした「厳然たる歴史的事実」を認識せねばならない。

 

 

・美化される「欧米像」 その『マトリックス』に迫る

 

 

大半のアメリカ人にとって、今日7月4日は、花火やピクニックや“我々の自由のために戦った”人々と、彼らの後、それを戦争で守った人々を讃える愛国的演説の時期だ。こうしたものは心地の良い演説だが、大半は、ほとんど意味をなさない。アメリカの戦争の多くは帝国の戦争で、スペイン人やメキシコ人や先住部族から土地を奪うものだった。アメリカは、第一次世界大戦には何の国家的関心もなく、第二次世界大戦にもほとんど関心はなかった。ドイツ や日本がアメリカを侵略する可能性は皆無だった。ヒトラーがソ連を侵略する失敗をおかすと、第二次世界大戦のヨーロッパ部分は赤軍が決着をつけた。日本が毛とスターリンに持ちこたえる可能性は皆無だった。アメリカの参加は、いずれの結果にとっても、極めて重要な部分ではなかった。

 

7月4日に演説する誰も、これは語らず、21世紀に、ワシントンが、丸ごと、あるいは一部を破壊した7カ国か8カ国や、選挙で選ばれた中南米の様々な改革派政権のアメリカによる打倒に誰かが触れる可能性もまずない。7月4日は、アメリカ人が、その中で暮らしている『マトリックス』を強化するための公演だ。

 

7月4日が巡ってくる毎に、アメリカ海兵隊のスメドリー・バトラー将軍の言葉を読み返す。バトラー将軍は、史上最も多く勲章を授与されたアメリカ将官だ。退役するまでに、彼は16個の勲章を受けたが、うち5つは勇敢さに対してだった。彼は名誉勲章を二度受章した19人の一人だ。海兵隊ブレベット勲章と名誉勲章を受章したわずか三人の一人で、ブレベット勲章と二個の名誉勲章を、全て別の行動で受章した唯一の人物だ。

 

バトラーは当時彼が服務していたアメリカ海兵隊にあるあらゆる将校階級、少尉から少将までつとめた。彼はこう述べている。“その期間中、大半の時間、大企業やウオール街や銀行家の高級ボディーガードとして過ごした。要するに、私はいかがわしい商売、資本家のための暴力団員だった。”

 

バトラーは『マトリックス』から脱出しようとしていたし、“現在、より多くの軍人が、自分たちは、資本を所有するエリート連中に、公的助成金を得ている資本家暴力団として利用されていることを自覚する”ように願うと述べている。

 

バトラーは、こう書いている。

 

“戦争はいかがわしい商売だ。過去、常にそうだった。

 

“戦争は、たぶん最も古く、何よりも最も儲かり、確実に最も悪質なことだ。国際的な規模の唯一のものだ。そして、儲けがドルで、損失が命で、勘定される唯一のものだ。

 

“いかがわしい商売とは、大半の人々にとって、そうとは見えないものと言えるだろう。内部の少数者しか実態を知らない。ごくわずかな人々の利益のために、大勢の人が犠牲を払って行われるのだ。戦争で、ごく少数の人だけが膨大な利益を得る。

 

“儲けるのは極少数で、大多数は代償を支払う。だが、それを止める方法がある。軍縮会議で、戦争を終わらせることはできない。ジュネーブでの和平交渉で、戦争を廃絶することはできない。善意ながら実際的でない集団が、決議で一掃することもできない。戦争は、戦争によるもうけを無くすことでのみ効果的に廃絶できるのだ。

 

“このいかがわしい商売を粉砕する唯一の方法は、国中の男性が徴兵される前に、資本や産業や労働力を徴集することだ。政府が国の若い男性を徴兵する一カ月前に、資本と産業と労働力を徴集すべきだ。アメリカの兵器工場や、アメリカの弾薬製造業者や、アメリカの造船業者や、アメリカの航空機製造会社や、戦時に利益をもたらす他のあらゆるものの製造業者の役員も社長も有力幹部も銀行家や投機家も、塹壕の若者が得る給与、月給30ドルで徴兵されるべきだ。” https://ratical.org/ratville/CAH/warisaracket.pdf

 

57年前、アイゼンハワー大統領がアメリカ人に警告した軍安保複合体は、アメリカ政府内に制度化された連中の権力と儲けを守るため、アメリカの戦争を肯定的に描き出すのに、7月4日を巧みに利用している。全く対照的に、退役前、バトラー将軍は全く違う見方をしていた。ワシントンは決して“自由と民主主義”のために戦ったことはなく、権力と利益のためだけに戦っている。バトラーは言った。“我々が戦うべきものは二つしかない。一つは我々の家の防衛、そして、もう一つは権利章典だ。”

 

現在、銃規制ロビーと軍隊化した警察が、自宅を守るために戦うのを非常に困難にしており、対テロ戦争が権利章典を破壊した。もし二度目のアメリカ革命があり得る気なら、我々は再度試みることができるかも知れない。

 

同 『明日は『マトリックス』強化の日』記事より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-3b7f.html

 

すでに英語ブロガーMichikoさんが、アメリカ人に対する「実態調査」で、彼らの『平和に対する認識』が、もっぱら外交でなく「軍事力によって維持される」という結論が出ている。

 

アメリカ人は、平和教育を受けていない

 

私たちの暮らす北東アジアは、欧米にはない「文化の力」によって、共通理解を深める無限の可能性を秘めている。それは長らく平和の歴史を紡いできた実績を鑑みてもそう。しかし、近代以後の大日本帝国が、それらを「蔑ろ」にし、アジア緊迫をもたらす契機となり、現在も「そうした有意識・無意識」の考えが、地域分断や脅威のタネとなり続けている。

 

‐強欲者が世界を滅ぼす‐

 

しかし、現代の「不均衡」が極限となる世界において、アメリカ人自身も、戦争による徴兵や災禍によって、自らの存在を危うくする時期にあり、大本である巨大企業のスポンサーたち(軍産複合体)が、完璧にまで制度化された「権益」を守るために、ありとあらゆる情報資本を駆使し、その潤沢なる「偏向言説」を全世界にばらまくことによって、人々を『戦争国家アメリカ』から目を背けさせ、彼らのおこないを「正義である」と断定づけるのだ。

 

 

<参考資料>

 

・Youtube動画 『米「軍事的報復しない」』

 

https://www.youtube.com/watch?v=2Hp0HxZxaOQ

 

・マスコミに載らない海外記事 『プーチン決断の時期は迫っている』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-af7ef2.html

 

・同 『レジスタンス枢軸、ガセム・ソレイマーニー仇討プロジェクトを発表』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-02b01f.html

 

・同 『アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/93---1776239222.html

 

・同 『明日は『マトリックス』強化の日』記事

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-3b7f.html

 

・Cluttered talk blab blab blab 『日本で「も」報道されないこの事実』記事


https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12563410799.html

 

 

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