こんにちは、デザイナー・アーティストの中島敬子です。
フリーのデザイナーとして2020年1月よりテキストデザイン/プレゼン資料/企画書/イラスト/動画編集のスキルで起業家女性のサポートをしています。アートではインスタグラムにて水彩画 /エニアグラム4コマ漫画を掲載しています。
去年、シリーズで描いていた
シーグラスの絵を再販させていただきました。
まさかまた
オーダーいただけるとは
思ってもいなかったけれど…
元・同僚さんが
気になっていてくれたみたいで
描いていただけませんか?と。
私ね、とってもシーグラス好きなんです。
キラキラしてて。
海に行ったら絶対に探しちゃいます。
私のビーチコーミングコレクション。
シーグラスは透明が多いです。
見つけた時の、まぁ、きらきらしてること。
子供にかえったみたいに、
自分だけの宝物を見つけた気持ち。
大人になってね、いろんなことで悩み始めると
「自分がいいと思ったから、いい」
ってなかなかできない。
特に、私は「絵を描く」ことに
ものすごい臆病でした。
それは、絵を志して美大に入った時から
ずっと抱いてたもの。
自分の才能とか、
技術とかを
自分でけなしてしまっていたの。
自分の中で、さっきまで「イケる!」「いい作品になりそう!」って思ってたビジョンだったのに、
急に価値のないものに見えたりしましたし、
もしも創作にハマったとしても
発狂してしまうんではないか、
そういう「死のイメージ」もありました。
どうしてさっきまでキラキラしてたのに
急にガラクタに見えてしまうのか
その劣等感からくるギャップや
アップダウンに苦しんで、
ずいぶん長いこと描けなくなりました。
その間、いろいろなものに
ハマってみたりしました。
恋愛して誰かにハマったり、
ネイリストになったり、
セラピストになったり、OLしたり…
でもどうしてもいつも不完全燃焼なんです。
続かないし、追求できないし、生産性が無い。
心のどこかでいつも思い出す、
創作している自分。
絵だけは私から去らず、
いつでも自分と共にあったんです。
表現することが怖くて、たまらなかったのに、
描くことだけが私を「生きていこう」という気持ちにさせてくれました。
そうか、私は、描かなきゃダメなんだ。
意味のないイメージが湧いても
それを外の世界に出さなければダメなんだ。
ちゃんと自分とたくさん向き合って、
どんどん自分を許していってあげ
「これはきれいなもの」
「私はこれが好き」
って思えるようになっていきました。
純粋な「心からの喜び」を取り戻していったみたいな。
人生でたくさんのかけらを拾い集めてきた。
それに太陽の光をあててあげたら、
きらきら光ってて、それはとても尊いものだと気づいた。
太陽っていうのは、「正しい光」のことなんです。
まっすぐな、強い光。
ちゃんと胸こう。
そしたら胸の中がきらきら光り始め、
人生が「正しく」回り始めたんです。
そして、この世界は色どりに溢れていて
もう一度この世界を新しい目で
見ることができました。
だから、
その「心を開いて自分を取り戻す」っていうことを
絵に少しでも描けたらいいなぁって思いました。
きっと誰にでももあるはず。
愛する人の笑顔とか、ペットの存在だとか、
お花を写真に撮るのが好きだ、とか。
自分の好きだって思えることが
過去のルーツにある。
もう一度自分の大切なものを拾い集めて
並べてみる。
きっとそれが「人生でやるべきこと」や「幸福」なんです。
それをいつも忘れないでいて、
世界と自分の胸の中がちゃんと通じていること。
それがこの作品で、きらきらひかるイロトリドリの世界として表現したかったことなんです。