今朝も雨、そして蒸し暑く湿度が高い。台風の影響だろう、室内がムンムン、温度管理が難しい。午後からは雲の隙間から日が差し、室温が上昇するが、扇風機を強風、身体に直当てにして股割りトレーニングで股関節を練っていく。
構造動作トレーニングの股割りは、骨盤を立てたポジションからスタートする。股割りは、脚を大きく開けるようにするストレッチではない、股関節のコントロール力を高めて、身体を動かしやすくするための動きのトレーニングだ。
180度開脚はできるが、そこから、股関節を動かす(外旋)ことができない、と話すダンサーは多い。脚を大きく開くポーズができるようになったとしても、股関節のコントロール力を高めることはやっていないので、股関節を動かすこと(外旋)に繋がらないようだ。一流のダンサーは、股関節をコントロールできることが前提にあり、高度なダンステクニックに挑戦することができる。そのためには、骨盤を立てたポジションからスタートができることが大前提、そしてそこからの股関節のコントロール力を高める動きのトレーニングが必要だ。
また、一般の人にとっては、骨盤を立てることが難しい。ましてや、床に座って開脚しても、骨盤が後傾して、骨盤を立てることができない。まずは、自分が骨盤を立てることができるポジションを探ることからはじめる。そして、股関節の屈曲運動を正確にできるようにして、徐々に床の開脚に慣れるとよい。