ハイキックをするには、ストレッチ開脚ができるようにならなければならないと、思っている人が多い。
元世界チャンピオンの石原さんも、そのように考えストレッチ開脚に励んだそうだ。しかし、現在は、その考えが変わり股割りの鍛錬に励んでいる。空手の蹴り技に必要なのはストレッチ開脚よりも股割りだという。
その他、足の鍛錬で牧神の蹄を使って足指の感覚を高めること。
土踏まずを引き上げて、安定した接地で、安定した軸足・体幹を保持して、自由度の高い股関節でノーモーションの蹴りを出すことが、空手には大切だという。
石原さんが、海外へ指導にいくと、現地の空手家たちはみな、日本の歴史や武道に精通し、空手にとどまらず文化的背景を質問してくるそうだ。そこで、ジャパニーズ・ストレッチ(MATAWARI)を稽古でするそうだ。