前から計画していた北アルプスの山練に行ってきました。
梅雨開け、連休明けの平日をねらえば 人込みにも雨にも合わずいける唯一のチャンスかと思ったのですが。。
予約をした2週間前は 天気予報では晴れ というか降水確率20%だったので 大丈夫かと登山バスを確保。
日にちが近づくにつれて 降水確率は上がり、出発当日も雨。
2230出発の白馬猿倉ゆきのバスには2組しか乗っておらず。
0530頃に現地到着。ついたばかりのころは雨もなく少し薄日がさしていたりして「よかったですね~」なんていっていましたが。
登山届とトイレを済ませて すぐ出発。登山口に入ると少しづつ雨が降ってきて。。

1時間ほどで雪渓の入り口に到着。このころから雨は本降りになり、雨衣上下を装着。
雨と風の中ずんずん登っていきますが、 人っ子ひとりいません。
雪の上にまいてある赤いかき氷シロップのようなものをたどっていくのですが、消えかけてます。
途中陸地にあがり、アイゼンも着けたり脱いだりしながら 徐々に傾斜がきつくなります。
雨ではありますが、途中 鳥が鳴いていたり(途中から雷鳥が沢山でてきました) 花があったりで
気がまぎれます。 それ以外はけっこう緊張を強いられます。
ずぶ濡れになりながら 4時間ほどで白馬山荘に到着。朝10時にチェックインです。
稜線上は暴風状態で 視界ゼロ。とても頂上まで行く気にならず その日はずっと小屋の中。
乾燥室に持ち物を殆ど放り込んで あとは寝るだけ なのですが 体が冷え切ってなかなか眠れません。
昼飯のカップヌードルを食べてようやく正気に戻ります。
夜になり 風雨はますます強くなり、小屋に打ち付ける雨の音で不安が掻き立てられます。
こういう時は 普段感じないのに生への執着というのを思い知らされます。
いろいろ考えてオリジナルの計画である小蓮華岳から栂池までいくのはあきらめて、
翌朝来た道を引き返すか、 小屋にもう一泊留まって天候回復をまつかの2択にしぼりました。
心細い気持ちで朝4時におき、荷物をまとめて受付へ。長野県の山岳パトロールの人が詰めていたので相談すると
稜線さえ超えられれば 何とか猿倉まではいけるのでは、、とのこと。これで決断。
風速20mのなか、小屋の外にでて 視界が殆どない稜線を15分ほど耐えながら歩く。
頂上山荘から下りにはいると たしかに風はいくぶん楽になる。これなら降りられそう。ところが雨はますますつよく。。
ペンキやリボンのあるところに従って降りるのですが、 なんか行きとは違うところを歩いていて不安でした。
夏道と秋道とちがうルートをたどってしまった可能性があります。行きよりも雪の上をあるく距離が長いです。
雪渓上は 風雨で赤いペンキが消えかけて 途中で完全に消えてしまい、 道迷いの可能性も出てきてますます不安に。。
雪上は 上から音もなく岩がころがってきたり、 ところどころクレバスでぱっくり割れているところがあったり、、
しばらく降りて道案内リボンがあるところが見えた時は心底ほっとしました。
しかし それだけではなく こんどは登山道が完全に川になってました。
普段は木版のわたしてあるところだけ水がながれているのでしょうが、、
木版のところにいくまでに足をとられて流されないか気をつかいました。木版が流されていなかったのが救い。
まだまだあるのですが、 本当に怖かったところ(山荘付近や稜線)は心の余裕がなく 写真がとれませんでした。
3時間ほどでようやく出発地点の猿倉荘に到着。
ほっとしてコーラを飲んでたら 小屋の人がやってきて、「ここから町まで下る林道が雨量オーバーで閉鎖。路線バスも運休。」と教えてくれました。ふもとの白馬まではざっと8キロほど。ここまでの山道にくらべれば舗装道の下りキロなどなんてことない、と思い、
登山姿のまま ジョギングで下りました。
白馬駅からはバスにのって 当初ゴール予定の栂池温泉まで。 バス停近くの日帰り温泉施設で4時間ほどねばり、
予約していた帰りの東京行きのバスに乗ることが出来ました。
バスは3人掛けフルリクライニング トイレ付の豪華版でしたが 他に客はだれもおらず完全貸切り。
運転手さん2人は このためだけに働かされていると思うと悪い気がしました。
ともあれ無事に家に帰ることができました。
今回は 悪天候下の山をいろいろと勉強することが出来ました。
こんどは同じコースを良い天気のときに歩きたいと思います。
ではでは。