“ほう”と読む6つの漢字と出会いから、それぞれの持つ気配や感覚をアートにしてきました。
描いているとき、わたしの中ではいつも、
「自分でもまだ言葉にできていない何か」を感じ取っていたように思います。
それは香りだったり、水の広がりだったり、広がりの気配に深い記憶だったり、
美しく羽ばたく感覚や豊かに満ちていくことだったりしました。
No.1「芳」
香りのように、ふわっと届いて、心をひらく気配
→ 観る人の中にある静かな火に、そっと風を送るアート
No.2「汎」
冬の水面のように広がる、静けさと強さ
→ 自分の輪郭をほどいていくような、精神的な広がりをもたらすアート
No.3「宝」
女性性、生み出すこと、存在の根源
→ 自分の中にある“かけがえのないもの”を思い出すアート
No.4「萌」
青の中から芽吹く、宇宙のような始まり
→ 育てたいもの、次のステージへ向かう人への呼び水のようなアート
No.5「鳳」
羽ばたく、でも自分の軸に還ることで美しさになる
→ 羽根の痕はわたしの証。自分らしさを取り戻すためのアート
No.6「豊」
おおらかに受け取ること。あたたかく満ちて、ひろがっていく調和
→ 受け取って循環させる。実りを迎え入れる人のもとへ旅立ったアート
シリーズの絵は、同じ素材に和紙にインクアートで同じ数霊を持つものとして描いていきました。
共通して流れていたのは、
“感覚と記憶がひらいていく”という静かな作用でした。
それは、“内側にあるもの”を形にする旅だったように思います。
それぞれの「ほう」が、誰かの心にやさしく触れ、必要な場所へ届き、誰かのそばでそっとハタラクアートにりますように。
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