「ほう」と読む漢字からインスピレーションを得て描いたシリーズ。
同じ数霊を持つ「ほう」シリーズは、全部で6作品あります。
その中でも青をベースにして描いた作品が3つあります。
今日はその中から、冬の海のような深い青とシルバーで描いた「汎-ほう-」をご紹介します。
【ほうシリーズ No.2 汎(ほう) ※写真一番右】
汎(ほう)という漢字は、「汎用」としてよく目にする漢字だと思います。
わたしは汎(ほう)からは、「水のように境目なく広がる感覚」を感じました。
その感覚をベースにして、“氷が水面に静かにひろがっていくようなイメージ”を思いながら、
半紙の上にメタリックインクのシルバーと、深い青のインクを置いて広げていきました。
今まで描いたことがなかった半紙の上で、水たまりのようにインクが広がり、
波のようにインクが引いたところから線ができ、1つの模様となって行く。
驚くくらいカッコよく、シルバーが主張しながら模様を作って行きました。
この模様ができたときに、
“冷たさではなく、静かな強さ”
“広がりの中にある、凛としたカッコよさ”
を感じました。
実際に作品展で作品を見ていただいたときも、
「今までのミナさんの作品にないカッコよさを感じる」
「シルバーが羽根のようにも見える」
という言葉をいただきました。
数霊(かずたま)の解釈では、「ほう」にはこんな意味があるとされています。
“心の火が燃え、神の経(神経)と血となり、
あなたの身体を通して“神の意”を実現する”
また、「汎(ほう)」という漢字は、
“境界を超えてひろがっていく、こだわりを越えた器の大きさ”
のような意味も持つそうです。
受け取った感覚は間違ってなかったんだなと思いました。
作品作りにおいては、何かからインスピレーションをもらうことはありますが、
そこにすべての正解を求めたり、完璧さを求めることはしません。
捉えた“何か感覚のようなもの”をイメージの中で形にしていくだけに神経を研ぎ澄ませます。
それがイメージでくることもあれば、描いて行くうちにそうなっていくこともある。
プロセスは一つじゃないけど、それがまた愛おしくも感じる過程なのです。
この作品からは、
“既にあるものを握りしめるわけでもなく、いつでも手を広げ、新しい世界に静かに心ひらいていく”
そんなメッセージも感じました。
広がりって、開放でもあり、受け取りでもあり、静かな強さでもあるんだなと思った作品です。
この作品が、必要な意味を持ってあなたのそばでハタラクアートとなってくれたら嬉しいです。
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