「ほう」と読む漢字からインスピレーションを得て描いたシリーズ。
同じ数霊を持つ「ほう」シリーズは、全部で6作品あります。
その中でも青をベースにして描いた作品が3つあります。
今日はその3つ目、“自分を思い出したときに、もう一度、羽ばたいていける”「鳳(ほう)」をご紹介します。
【ほうシリーズ No.5 鳳(ほう)】
(左が今回ご紹介の「鳳(ほう)、右は「萌(ほう)です。」)
鳳凰の「鳳」なので馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
鳳凰は伝説の鳥であり、天とつながる存在とも言われています。
落ち着き、気高さ、優雅さ、そして「再生」の意味も持つ漢字でもあります。
鳳凰は、“自分を超えて、美しく羽ばたく象徴”なのだと思います。
また、数霊(かずたま)では、「ほう」にはこんな意味があるとされています。
“心の火が燃え、神の経(神経)と血となり、あなたの身体を通して“神の意”を実現する”
インクアートは共通して風を使ってインクを広げながら描いていきます。
軽やかで自然とできる模様は、「空の雲と同じようだな」といつも感じるほどです。
こちらも半紙の上に、レッドバイオレット、バイオレット、ブラック、メタリックシルバーとゴールドを広げて行きました。
最初に広がったシルバーがふっと羽根のような形になったので、
そこから“幻の鳥が空に残した飛び痕”をイメージして仕上げて行きました。
描いていても次々と羽根のような模様が生まれ、美しく羽ばたく準備をしているように見えました。
描きながらずっと浮かんでいたのは、「美しく羽ばたくってどういうことだろう?」ということでした。
それは、
「誰かに見せるための華やかさや美しさではなく、“自分らしさという美しさ”を信じて、
静かに、確かに空へ向かっていくこと」
なのではないかと思いました。
作品展での反応もさまざまで、
「羽にも雲にも見える」
「男女の横顔にも見える」
など、見る人の中で、“かたちが何度も変化していく”と感じた作品です。
何度もかたちが変化して行くというのは悪いことだとは思いません。
むしろ変化することの方が自然なのではとさえ思います。
でもそうして行くうちに、いつしか自分が分からなくなることがあります。
他人軸で生きすぎて疲れてしまったときに、ふっと“自分に還る”ためのアートになればうれしいです。
自分を思い出したときに、もう一度、羽ばたいていけるように、あなたのそばでそっとハタラクアートでありますように。
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