「ほう」と読む漢字からインスピレーションを得て描いたシリーズ。
同じ数霊を持つ「ほう」シリーズは、全部で6作品あります。
シリーズの最後のご紹介は「見る人の中にすでにある“満ちているもの”に、そっと気づかせてくれる」、豊(ほう)のご紹介です。
【ほうシリーズ No.6 豊(ほう)】
(写真右:豊(ほう)、左:芳(ほう))
シリーズの中で、いちばん最初にお迎えいただいた作品が「豊(ほう)」でした。
描いたときに感じていたのは、循環のような豊かさでした。
それはまるで植物のように、巡ることによって得られる豊かさ。
豊さとは人によって基準が違います。
カタチも違います。
でも、同じなのは、“循環し、広がることで豊かになる”ということです。
“満ちる”というより、“満ちて、ひろがっていく”感覚です。
やわらかな広がりと、あたたかい余白と、色と線が、境目なく混ざり合いながら、
ひとつの「気配」になっていくような作品でした。
「豊」という漢字から思い浮かべるのは、ただたくさんあるという意味ではなく、
「天地の恵みが循環し、調和と実りをもたらす」エネルギー。
この作品は、見る人の中にすでにある“満ちているもの”に、そっと気づかせてくれる一枚だったように思います。
そして、循環とは、おおらかに受け取ることに始まるのだと思うのです。
与えるだけではなく、受け取ることも愛なのです。
与える喜びも、受け取る悦びも両方あっていいのです。
今は、やさしく迎えてくださった方のもとで、
また新たな“豊かさの気配”を育んでくれているはずです。
「ほう」という数霊から始まった6つの物語。
豊かさも、美しさも、始まりの兆しも、広がりも、すべては“内側から”始まっていました。
それぞれの「ほう」という作品が、誰かの心にふれる日を願っています。
そしてそれぞれの作品が、誰かの元でそっとハタラクアートになりますように。
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