「息子から、毎年玄関の扉にテントウムシの幼虫がきて、さなぎになってるね」と言われ、
「え!?テントウムシの蛹って?どんな形しているの?」と、思わず息子に聞いてしまいました。。。
これは、幼虫から蛹に変わるまで2日で変態しました。
テントウムシは、あの成虫の姿しかイメージできない私は、以前から「変な形の虫」としか
思っていませんでした。
この異様な毛虫みたいなかたちの虫が、あの可愛らしいテントウムシになるなんて。。。
「蛹になる場所を探してうろちょろしているんだよ」と教えてくれて、観察してみたら、
確かに、動きまわった挙句、一か所に止まって、今度は丸くなって蛹になり、じっと動かなくなりました。
2日経った今日は、蛹から羽化しようとよりはっきりした形になりました!
よく見ると、いたるところにこのテントウムシの幼虫がいて、「なんか変」と思って調べてみたら
幼虫や成虫のテントウムシは害虫、特にアブラムシを食べてくれる益虫とのこと。
つまり、餌であるアブラムシが沢山いるから、大量発生したことがわかりました。
ということは、我が家の庭にはアブラムシが大量発生していることを、テントウムシたちが
知らせてくれたんですね。
成長に応じて、姿が大きく変わることを「変態」と言いますが、
今までテントウムシの幼虫とは知らずにいたことにも、驚きましたが、
大量発生することで、害虫が発生していることを、私たちに教えてくれたことも
なんだか不思議な感じがしました。
以前、テレビで、羽を切ったテントウムシを使って農業するようなニュースを聞いたことがありましたが、この都会のど真ん中でもテントウムシが生息していることにもビックリしました。
息子曰く「玄関の扉の開け閉めは、テントウムシのために静かに開け閉めしよう」とのこと、、
なんだか素直に「そうだね」と思いました。
野菜ソムリエプロ
飯田恵美子