ALOHA!野菜ソムリエプロの飯田恵美子です。
野菜ソムリエになってからハワイに行くと、見る視点がどうしても野菜や果物になってしまいます😍
スーパーの野菜・果物売り場やファーマーズマーケットに行かないと気が済まなくなりました😅
また街中を歩いていると、どうしても街路樹などを見上げてしまいます。
その木々に実がなっていたら、ワクワクドキドキしてしまいます。そして、瞬間的にスマホで撮影しています😊
今日は私が撮影したたわわに実らせているハワイの果実の木たちのご紹介します。
ハワイでは100を超えるトロピカルフルーツが栽培されていたり、自生(野生化)しています。
だからハワイでは街中でも意外に実がなっている果物の木をみることができるんです。
入植者がカヌーとともに運んできた植物をカヌープラントと呼んでいますが、バナナやココナッツ、サトウキビなどがこれにあたります。
その後、西欧人が定住するようになると、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ(リリコイ)、グアバ、スターフルーツ、アボガドなどが栽培されるようになりました。
特に日本では高価とされているノニが道端でたわわに実をつけている姿をみて、誰か盗んでいかないのかな、高く売れるんじゃないの?と訳も分からず興奮していました。
先ずは、ノニジュースで有名な「ノニ」。
たわわに実がみのってます
熟してきたノニ
ノニの花と若い実
ノニの実は内部にすき間があり、水に浮きます。
そのため海流に乗って広く分布していきました。
ポリネシアの入植者が持ちこんだカヌープラント(伝統植物)です。
葉と実は食用に、完熟の果実は薬として、根や樹皮などの幹を染色に用いられています。
今
では栄養ドリンクから医薬品までいろいろな商品が作られています。
完熟するとアンモニアに似た臭気を漂わせます。
ハワイの集落では建物と海岸の中間に植えられ、樹木は日よけとして、実は薬として、集落の救急箱的存在になっていきました。
飢饉の時には代用植物となり、今日でも消化促進として食事前に果汁を水で割ったものを引用します。
確かに、カヴァを飲ませてくれるお店でノニジュースが販売されていました。
次に、「ブレッドフルーツ(ウル)」。
日本語でパンノミはインドネシア原産。メロンほどの大きさで、蒸して食べると繊維質の多いサツマイモのような食感と味でした。
ハワイ大学KCC料理学科で食べさせていただきましたが、見た目も味もサツマイモに似ていました。
ハワイでは、タロイモ、サツマイモに次ぐ第3の主食となりました。が、やはりハワイではタロ、サツマイモのほうがよく食べられていたそうです。
日本でも国民的フルーツとなっている「バナナ」。
ハワイ語では「マイア」と呼ばれハワイでは自生している食用バナナですが、これもカヌープラントの伝統植物です。
バナナの花。
バナナの花の基部に実ができます。
現在50種近くのバナナが野生化しています。
バナナもノニ同様、葉から花や実まで様々な用途に使われ、万能果物として栄養的にも優れていることから言い伝えも多くあります。
ハワイの伝統文化では、バナナはハワイの4大神のひとりとされ、女性は黄色く熟したバナナは食べてはいけないとか、50種類以上あるバナナのうち2種類しか食べてはいけないとか、その決まり(カプ)を破ると死罪になるなどの戒律がカメハメハ2世の時代まで続いてました。
ハワイ島アカカ滝でみた野生のバナナ。背がとても高いです。
尚、バナナは食用と観賞用のバナナがあります。
ハワイではアップルバナナ、バナップルをよく見かけます。
いつも食べているキャベンディッシュの品種ではなく、小ぶりでリンゴみたいな味のバナナです。完熟するとシュガースポットの代わりに、皮が裂果します。
その他、加熱用のバナナや青いバナナを見かけます。
このようにハワイに行くといたるところでトロピカルフルーツを目にします。目だけでなく是非そのお味もお試しください!
また違うハワイを発見できます!!次に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
MAHALO!