バタリアン リターンズ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『バタリアン リターンズ』

 

 

 

 

 

1993年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ブライアン・ユズナ

 

脚本 ジョン・ペニー

 

撮影 ジェリー・リブリー

 

音楽 バリー・ゴールドバーグ

 

 

 

出演 J・トレバー・エドモンド/ミンディ・クラーク/ケント・マッコード/サラ・ダグラス/ジェームズ・T・キャラハン/アビゲイル・レンツ/ジル・アンドレ/マイケル・デッカー/サル・ロペス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

絶望的な飢えを忘れさせてくれるのは苦痛だけ…

 

名作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の流れを組む人気ホラーシリーズ「バタリアン」シリーズの三作目、コメディタッチだった前作から一変、「ZOMBIO 死霊のしたたり」製作としても知られるブライアン・ユズナ監督がシリアス路線に修正

 

悲劇の女ゾンビ、ジュリーに扮するのは、ミンディ・クラーク、妖艶かつ衝撃的ボディ・ピアッシングな姿がファンに強烈な印象を残し、恋愛ものの要素を加え、かつてないゾンビ・スプラッター映画を作り上げた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ある軍の施設で所長のジョンは女研究員のシンクレアを紹介された、彼女は鉄の骨格を死人につけて制御可能な兵器に変える研究をしている、そこでジョンはシンクレアにトライオキシンを使った実験を見せる

 

 

トライオキシンを死体に使うと蘇るのだ、死者を戦場に送り込む兵器として使う実験だ、しかしジョンの息子のカートが父親のIDを使って恋人のジュリーと忍び込んでおり、この実験を覗き見していた、父親が恐ろしい実験をしていると感じたカートとは裏腹にジュリーは興奮、2人はそのまま施設から抜け出した

 

 

その後、死者を麻酔で眠らせたのだがすぐに目を覚まし、研究員の1人が殺されてしまった、更に殺された研究員が蘇り更に犠牲者が出てしまう、この実験の失敗にジョンは配転となりカートに引っ越しの話しをする

 

 

もう何十回も配転している、友達も恋人もいるので断りジュリーとバイクに乗って家出、2人は興奮し、バイクを走らせながらいちゃつき前から来たトラックを避けようとして転倒し、ジュリーは電柱に強く打ち付けられて死んでしまった

 

 

カートはジュリーを背負ったまま軍の施設に潜り込み、防護服を着てトライオキシンのガスを発生させてジュリーを蘇えさせるが他の死体も動き出し、2人は逃げ出した

 

 

軍の監視カメラに映ったカートとジュリーを見せられてジョンは2人を確保するために動き出す、逃げる途中でコンビニ強盗をするチンピラたちとトラブルになってしまい、カートとジュリーはコンビニ強盗と勘違いされて警察に追われる事に

 

 

見付からない2人に対してシンクレアが指揮を執る事になり疑わしい者全てを対象にする事になった、ジュリーは空腹を和らげる為に自傷を繰り返す

 

 

そしてカートに対して、どうして私を生き返らせたのと責め、ジュリーは橋から身を投げて自殺を図る、川の中を捜すカートにチンピラたちが現れて追い掛けてくる、そこに全身に自傷を施したジュリーが現れ、チンピラたちに襲い掛かる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

コメディタッチのホラーだった「バタリアン」からはガラッと変わってシリアス路線で恋愛要素も含んでいます、なので笑いはありません、逆にグロい笑いはありますよ、ブライアン・ユズナ監督らしさですね

 

ゾンビとなった死者たちがなんだかみんな酷い姿なんです、最初に登場するゾンビは全裸で吊られてたりして、それに普通の中年男なんです、それが蘇って噛みつきます

 

 

次はコンビニ強盗に遭ったコンビニの店主も悲惨です、撃たれてしまうわ脳ミソを食べられるわで頭の半分が無い状態でゾンビと化します、頭半分無いとなんか面白いね

 

 

主人公のカートを演じるのがJ・トレバー・エドモンドなんですが、主人公なのに影が薄いのは残念です、事の発端はこのカートなんですけどね、若さが起こした悲劇です

 

カートの恋人のジュリーを演じるのがミンディ・クラークで本作で強烈なキャラクターを演じています、本作も彼女のインパクトだけで記憶していたくらいですから

 

 

カートの運転でバイクで2人乗りしているのですがジュリーは運転するカートの股間に手を這わせた時にトラックとぶつかりそうになって転倒してしまってジュリーは首の骨を折って死んでしまいます

 

そこでカートは父親が軍の施設で研究しているトライオキシンを使ってジュリーを蘇らせてしまうんです、ジュリーはまだ死んで時間が浅いので会話もしますし記憶もあります

 

でも人間の脳ミソを食したい欲求が出てくるんです、カートを食べたくなる欲求を抑える為に自傷して痛みで空腹を抑える事が出来るんです、でもその結果すごい姿になります

 

 

全身を切り刻んで指や腕に釘をさして金属をピアスのように体に食い込ませます、その姿が素晴らしくてこのミンディ・クラークのおかげで本作はカルト人気があると思います

 

 

コンビニ強盗をしたチンピラたちが半裸になったジュリーを見て興奮したのか欲望のままに襲おうとするのですがもちろん逆に首を引っこ抜かれて背骨が露出してしまいます

 

 

ラストにはカートの父親たちがゾンビを制圧するのですが施設での実験対象となるんです、もちろんジュリーもそうで、それを見たカートはジュリーを助けるのですが他のゾンビに噛まれてしまうんです、ここはゾンビ映画にしては泣けるシーンでした

 

 

カートの父親のジョンを演じるのはケント・マッコード、そしてシンクレアを演じるのが「スーパーマン」シリーズ、「キング・オブ・デストロイヤー」のサラ・ダグラスです、シンクレアはめっちゃ実験しますよ

 

 

 

 

 

 

名作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の流れを組むホラーシリーズの三作目 それが『バタリアン リターンズ』です。

 

 

 

 

 

一作目と本作が好きですね、シリーズはまだあるのですがほぼ観てないです(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な裏237号室の『バタリアン リターンズ』のレビューはこちらです。