バタリアン | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『バタリアン』 

 

 

 

 

 

1985年 アメリカ 

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ダン・オバノン

 

原案 ジョン・ルッソ/ルディ・リッチ

 

撮影 ジュールス・ブレンナー

 

音楽 マット・クリフォード

 

 

 

出演 クルー・ギャラガー/ジェームズ・カレン/ドン・カルファ/トム・マシューズ/ビバリー・ランドルフ/ジョン・フィルビン/ジョエル・シェパード/ミゲル・ヌニェス/ブライアン・ペック/リネア・クイグリー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

こわいもの知らずのあなたへ、ゾンビが街にあふれかえる!

 

ゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で描かれた事が実際にあったという前提で作られた間接的な続編、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のスタッフによる原案を基に、「エイリアン」のダン・オバノンが脚色し初監督を遂げたSFホラー

 

パロディ感覚で描かれたゾンビ映画で、全体的にはコミック・タッチ、オバンバやタールマンといったゾンビのキャラクターを全面に押し出し、「バタリアン」なる邦題をつけた東宝東和の力量には頭が下がる

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1984年7月3日、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルにあるユニーダ医療会社で働くことになったフレディは先輩社員フランクから仕事の指導を受けていた

 

 

フランクはここではいろいろな物を見てきたけど、その中でも極め付けの恐ろしい物を見たと、それは映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は実話の映画化だと言う

 

話の節は変えてあるが、1969年ピッツバーグの軍人病院での事件である薬品が流れ出し、それが全部遺体安置所へ流れ込んだ、すると死体が動き出した

 

その薬品名は「トライオキシン245」、ダロウ製薬が陸軍用に開発中だった、陸軍は薬品で汚染されたゴミや死体をそっと始末、今や極秘事項 汚染死体の輸送で手違いがあって会社の倉庫に死体が送られてきた、その死体が地下にあるとフランクは言う 

 

 

2人は地下でタンクに入った死体を見た後、軍隊が作ったタンクだから頑丈だと叩いてみた所、亀裂が入りそこからガスが噴き出し、2人はガスを浴びて気を失ってしまう

 

ガスは通風口を通って会社中に広まった、そして医学用に保管されていた死体が蘇り保冷庫で暴れている、意識を取り戻した2人は社長のバートを呼び、3人がかりでゾンビを取り押さえ、バラバラにしてゴミ袋へ 

 

 

会社の近くにある葬儀屋の遺体処理係のアーニーの元へゾンビを運び焼却することにした、バートはアーニーを説得し焼却するが煙突から舞い上がった煙は雨雲を呼び、雨が降ってきた

 

葬儀屋の隣の墓地に染み込んだ雨水は死体を次々と蘇らせゾンビと化する、葬儀屋の外にはゾンビがあふれ、そしてガスを浴びたフレディとフランクも体調の悪さを訴え、体温は下がり死後硬直を起こしゾンビと化す

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

かの有名な「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の続編です、さすがに「エイリアン」の脚本家のダン・オバノンなので一筋縄ではいかず、なんとホラー・コメディでした、そんなジャンルは当時は珍しかったですね

 

ゾンビが走ったのはおいらの記憶ではこの作品が最初だったと思います、しかも笑えた、それが医学用の死体だったんですけど、ツルハシで頭を突いてノコギリでバラバラに、この描写はギョッとなりますよ

 

 

レビューでは大まかなストーリーだけですが、フレディの友達が会社にやってきて近くの墓地で雨宿りするんです、というより墓地で酒を飲んで遊んでいるんです

 

 

ここでおかしな女が服を脱いでスッポンポンになるんですが、普段ならボカシが入るところが何にもないんです、だから薄い前張りみたいなのを貼ってるようなんです、観た人にはわかると思いますが説明が難しいです

 

 

当時は映画でももっとショッキングでもありました、アメリカの不良の女性は仲間の前でストリップをするんだって、やっぱアメリカって凄いなってね、子供でしたから(笑)

 

 

そいつらがまともな奴らじゃないので、ゾンビの餌食になるのは予想通り、生き残った奴らは葬儀屋に逃げ込むんですが、その中にフレディの彼女がいるんですけど、フレディに襲われる運命

 

 

その他にも、オバンバやタールマンみたいなキャラクターゾンビが多数登場、それはそれで楽しいです、最初のタンクに入っていた死体がタールマンとなって動き出すんです、これがまた奇妙な動きなんです

 

 

医学用の死体が蘇って動き出すのですが、これがゾンビとはいえ死にません、頭にツルハシで貫いても、バラバラにしても動いてるんです、仕方なく証拠隠滅の為に燃やしてしまうんですけどね

 

襲い掛かってくるゾンビの中に上半身だけのオバンバが登場、これが映画の宣伝に大いに役立っていましたね、ミイラになっていて背骨が飛び出していて尻尾みたいに動きます(笑)

 

 

シリーズが何作あるか忘れましたが全部観たわけじゃないから何とも言えませんが、一作目が一番だと思いますよ、続編からは同じ事の繰り返しかな? でも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が実話だったという設定は面白いですね

 

 

続編を作ろうと思ってその発想は素晴らしいね、軍隊が鎮圧して手違いで会社の地下にあるって凄いけど(笑)、結果ラストはアメリカ映画にありがちな無にしてしまうラストですけど、またまた最初に戻ってしまうラストです、でもバージョン違いではゾンビの死体を入れたタンクがトラックから落ちてコロコロって

 

 

「バタリアン2」ではそのバージョン違いの続編となっていて主人公は子供になってホラー度も低くなってました、コメディ色は残ってましたけどね

 

 

 

 

 

これがスプラッターだ!驚異のバイオSFX誕生! それが『バタリアン』です。

 

 

 

 

 

久々に観ましたが、めちゃ面白かったです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な:裏237号室の『バタリアン』のレビューはこちらです。