バーフバリ 王の凱旋 | MOVIE DRIVER(元 ムービーレビューの館 vol.2.0)

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現在公開されている旬の映画を、ただ観てネタバレ含む感想を書くブログです。
3年目に突入しましたが、つたない文章、酷い言葉遣い、サボり癖が目立つので、今年は全世代の人が安心して読めるブログにします。嘘です。

 

『バーフバリ 王の凱旋』

 

<STAFF>

監督・脚本:S・S・ラージャマウリ

製作:ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デービネーニ

原案:V・ビジャエーンドラ・プラサード

撮影:K・K・センティル・クマール

美術:サブ・シリル

衣装:ラーマ・ラージャマウリ、プラシャーン・トリピルネーニ

編集:コータギリ・ベンカテーシュワラ・ラーウ、タミンラージュ

音楽:M・M・キーラバーニ

原題:『 Baahubali 2: The Conclusion 』

 

<CAST>

・プラバース(シヴドゥ/バーフバリ)

・アヌシュカ・シェッティ(デーヴァセーナ)

・ラーナー・ダッグバーティ(パラーラデーヴァ)

・タマンナー(アヴァンティカ)

・ラムヤ・クリシュナ(シヴァガミ)

・ナーサル(ビッジャラデーヴァ)

・サティヤラージ(カッタッパ

 

<STORY>

伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録したアクション「バーフバリ 伝説誕生」の完結編となる第2作。蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。(以上、映画.comより)

 

<TRAILER>

 

<PAMTHLET>

 

 

 

 

今作がこのブログ初めてのインド映画ですね!!!

まさかインド映画を観るようになるとは思っても無かったです。

インド映画と言えば、個人的イメージなのが、とんねるずの「細かすぎて~」でよく登場する弾丸ジャッキーの「インドのB級映画」シリーズの印象しかなかったんですが・・・。

それと、インドと言えば「ボリウッド映画(ムンバイで作られたヒンディ語の映画)」というイメージだったんですが、今作『バーフバリ』はテルグ語の「トリウッド映画」だそうです。

パンフレットによると、今作が現時点でのインド国内の歴代興行収入1位になっており、前作の『バーフバリ 伝説誕生』が3位と、今超絶大ヒットを遂げているシリーズになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、という前情報はここまでにして、今作『バーフバリ 王の凱旋』はどう感じたのか感想のほうに参りましょう。

簡潔に言うと、

「オールタイムベスト級がきちゃったよ・・」

です!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの~・・・、完全になめまくってましたね!!!!

ここまでストーリー、キャラクター、全てが大好きすぎる映画は未だかつてなかったですね!!!!!

まず個人的なオールタイムベスト映画が『マッドマックス 怒りのデスロード』なんですが、それと同じくらい「神話的なストーリーかつ全編見せ場」な映画にまた出会えるなんて思っても無かったです!!!!!

正直、「逆に面白かったなぁ」みたいな感想を言うつもりだったんですが、完全にぶちのめされた気分です!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今作は、インド映画のイメージにある、「煌びやかな映像」、「大勢のエキストラ」、「ミュージカルシーン」をふんだんに用いた映像を全編に観ることが出来るのはモチロンのこと、ただアクションシーンが馬鹿みたいにど派手なだけの映画では全くなく、ちゃんと後々の展開に繋がるような伏線をしっかりと張り巡らせているのが今作なんです!!!

例えば、弓が上手いけど2本同時撃ちしたい王女を所々見せてからの、廊下で敵と遭遇した王女にバーフバリが3本撃ちの方法を教えながら、惚れさせながら、敵を倒すという超カッコいいシーンに繋げているということがあったり、

「悪魔祓い」という儀式、あれも後々ストーリーに絡んできましたよね。

クンタラ国の王子クマラというキャラクターも良かったですよね~。コイツも段々超カッコいいキャラクターになっていくんですが、その様子をちょこちょこ見せてくれるので良かった!!!あの深夜に丸太を必死に切る様子とか超可愛かったです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして主人公バーフバリ、特に父親のアマレンドラ・バーフバリの王たる魅力を存分に見せてくれる為、観終わった後はマヒシュマティ国民同様「バーフバリ万歳!!バーフバリ万歳!!バーフバリ万歳!!」ってなります!!!!

とにかくバーフバリが、どこに行っても民を救い、奮起させ、バラーラデーヴァに対する声援の1000倍の声援で迎えられるような王にふさわしすぎるくらい全ての行動がカッコ良すぎる!!!

序盤のゾウの登り方から、割と現代的考え方に基づいているセクハラ野郎の成敗の仕方、カッタッパを守りながら戦う様、そして死の直前の「バーフバリに栄光あれ!」まで、ことごとく予想していた展開の斜め上をいってくれる爽快さがあるので、本当にカッコいいんですよ!!!!!!

このバーフバリ役のプラバースさん、パンフレットによると役作りの為に30キロの増量をしており、朝は約40個のゆで卵と500グラムの鶏肉を食べてワークアウトしていたというのもあり、マジムキムキでしたね。

彼こそがベストバーフバリですよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、今作の悪役となるマヒシュマティ王国の王、バラーラデーヴァの完全悪役になるまでの過程をじっくり描かれているので、感情移入は出来ないものの、ちゃんとキャラクターに深みがある!!!

確かに自分の国王就任式なのに、脇役のバーフバリの声援がアレだけ凄いと殺意も沸きますよね~とか思わなくもないんですが、生まれた時からバーフバリと比較され続け、下に見られ続けている様子はやっぱり可哀想でしたね~、とは言え我らが王バーフバリを殺害したのは許せなかったので、燃やされたのはスカッとしましたね!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく全シーンが名場面になっているなんて映画は絶対観たほうがいいに決まっているじゃあありませんか!!!!

都会では絶叫上映とかやっているらしく、めちゃめちゃ行きたい・・・。

ちょっと、これを超える映画がこの先来るのか・・・?

ちょっと、『ブラックパンサー』をまともに観れるのか・・・?

もしかしたら『アベンジャーズ』も超えて来るのではないか・・・?

なんて今後の映画ライフにも影響を与えてしまうほどの個人的オールタイムベストを更新してしまった大大大傑作でした!!!

そういえばカッタッパも最高でした!!!

あと、完全版も見せて~。

 

NEXT MOVIE’S HINT)

王位継承のアクション映画、このテンションで大丈夫なのか・・・。