クリス・コロンバス監督、アダム・サンドラーミシェル・モナハンジョシュ・ギャッドケヴィン・ジェームズピーター・ディンクレイジ出演の『ピクセル』。



1982年、小学生のサム・ブレナーと幼なじみのウィルは開店したゲームセンターのゲームに夢中になる。そこで知り合ったラドローも加えてアーケード大会に出場するが、自称“ファイヤーブラスター(火炎放射男)”エディに「ドンキーコング」で破れて全国チャンピオンの座を逃す。あれから30年以上経ち、サムは電化製品の接続業務に携わり、エディはなんと大統領に、そしてラドローは陰謀論者のハッカーになっていた。その頃、アメリカ軍の基地を宇宙から飛来した未知の敵が大群で襲撃する。それらは8ビットのゲームキャラクターの姿をしていた。


ホーム・アローン」シリーズや「ハリポタ」シリーズの初期作品などのクリス・コロンバス監督作品。

日本語吹替版で主演のアダム・サンドラーの声をアテた柳沢慎吾の演技が壊滅的にヒドい、という噂ですが(しかしなんで柳沢慎吾?)、最初から吹替版は念頭になかったので2D字幕版で鑑賞。

僕はコロンバス監督の作品は『ホーム・アローン』の1作目ぐらいから観始めたんだけど、1990年代から2000年代ぐらいにかけて故・ロビン・ウィリアムズ主演の『ミセス・ダウト』や『アンドリューNDR114』など、この監督の撮った作品を無意識のうちに何本か観ていました。

しかもスピルバーグ関連の『グレムリン』や『グーニーズ』『ヤング・シャーロック』などの脚本も担当していたそうなので、すでに80年代から知らず知らずのうちにこの人がかかわった作品はお馴染みだったんですね。

「ハリポタ」以降も監督作はあるものの、僕はここ10年以上はご無沙汰でしたが。

子どもが安心して観ていられる「ファミリーピクチャー」の作り手、というイメージとともに、なんだろう、これはけっして侮辱しているわけではないんだけど…安定の“コロンバス・クオリティ”というか、「これは傑作!」というような作品も撮らない人だな、っていう^_^;

有名なミュージカルの映画化作品『RENT/レント』は未見なんで、実際にはどうなのか知らないけど。

カルキン君の「おうちで独りぼっち映画」も2本とも楽しかったし、ロビン・ウィリアムズがロボットのかぶり物やってた『アンドリュー~』も結構好きでしたけどね。

ただ、ほとんどが観終わってから内容を速攻で忘れる映画ばっかだな、と^_^;

今回は監督のことよりも予告篇でのゲームキャラたちに惹かれて観たんですが。

80年代初期の懐かしいゲームたちが実体化する映画なんて、そりゃその時期に幼少期を過ごした者としては観なきゃならんでしょう、とw

ムカデみたいなモンスターが襲ってきて頭以外の部分を攻撃すると分裂するアタリ社の「センチピード」が実体化した敵とイギリスで戦うシーンが中盤の見せ場になっているけど、元のゲームは知りませんが、僕は80年代にまだファミコンが発売される以前に販売されていた「ぴゅう太」というTVゲーム機の「ジャングラー」という似たようなゲームがあったことを思いだしました。

まぁ細かいルールは違うんだけど、長い身体を持った敵をだんだん小さくしていって倒す、というところはなんとなく似ていた。

懐かしいなっと。

といっても実は僕はゲームを一切やらない人間で、わずかなその経験もファミコン時代ですでに終了しているんですが。

その後の「ストII」なんかも名前は知っててまわりはみんなやってたけど、僕自身はプレイしたことは一度もないってぐらいにゲームには疎い。

この映画に登場する「ギャラガ」や「パックマン」「フロッガー」「ディグダグ」あたりはギリ遊んだことがあったのでした(あと、映画には出てこないけど「クレイジー・クライマー」なんかも)。

それも僕の場合はゲーセンじゃなくて、親に連れられてデパートに買い物に行った時に屋上の遊技場の一角に置かれていた旧式のゲーム機でやってた程度(「スペースインベーダー」は家族旅行で泊まった旅館とかで)。

まぁ、この映画にはそんなにマニアックな知識が必要な描写はないのでそのゲームのことをよく知らなくても楽しめますが、幼少期に触れたことがあるというのは作品に入り込むきっかけにはなる。

どうやらこの『ピクセル』という作品はもとは短篇だったのを長篇化したらしいんだけど、僕はそれ、ずっと前にYouTubeで観たことあるんですよね。

『PIXELS』(2010) 監督:パトリック・ジャン 脚本:ティム・ハーリヒー



映画の中にゲームキャラたちが登場する、といえばディズニーアニメの『シュガー・ラッシュ』を思いだすけど(音楽のヘンリー・ジャックマンは『シュガー・ラッシュ』も手がけている)、あれはゲームキャラたちの視点で描いた物語だったのに対して、こちらはあくまでも主役は人間。ゲームキャラたちは基本的には地球を襲撃してくる悪役として描かれる。

そういう意味では、『シュガー・ラッシュ』よりももっと古典的で単純な話。

往年のゲームキャラたちが地球を侵略にやってきたら?という一発ネタだから。そのアイディアだけで押し通す。

ゆえにストーリー自体はほんとにどーでもよくて、スクリーンに映しだされる巨大なパックマンやドンキーコングたちの勇姿を観て「ををっ」と単純に面白がってればいいだけで、たとえばそこにはかつての少年たちが過剰にノスタルジーに溺れて感涙にむせぶような展開もなければ、驚愕のオチもない。

映画館から出た瞬間に内容を忘れられる。

出たよ、コロンバス・クオリティ^_^;

いや、映画ってそういうものでもあるし、だから悪いとか言ってるんじゃありませんが、久々に何も残らない映画を観たなぁ、と。

あの『テッド2』でさえもいろいろとその奥にあるテーマなりメッセージなりを見出せる余地があったのに、この『ピクセル』にはもう見事なぐらいに何もないのだ。

ブレないなぁ、クリス・コロンバス。

この映画を観ていると、『ゴーストバスターズ』や『インデペンデンス・デイ』『マーズ・アタック!』などを連想する。


このあたりは『ゴーストバスターズ』っぽいな


これは『インデペンデンス・デイ』っぽい


作り手も意識してたのかもしれないけど、そうやって過去の作品をいくつも思い浮かべることでより楽しめるでしょう。

これは友だち同士でDVDやブルーレイなどでワイワイと賑やかに観たり、TV放映をTwitterで呟きながらまったりと観るのがちょうどいい感じの映画ですね。

これぞまさしく「頭カラッポにして何も考えずに観ればいい映画」。

だからもう、これといって言うことがないんですが…(;^_^A

何もないから、とりあえずテキトーに思いついたこと書きます。

一応ネタバレもあるのでご注意ください。



僕がこれの前に劇場でアダム・サンドラー主演の映画を観たのは2001年の『リトル★ニッキー』だから、もう14年ぶりになる(その間、DVDで『50回目のファースト・キス』は観た)。

そういえば『リトル★ニッキー』も全然記憶に残らない映画だったな。

以前『LIFE!』の感想でも書いたけど、僕はアダム・サンドラーとベン・スティラーがたまに頭の中でゴッチャになる時があって、しばしばどっちがどの作品に出てたのかわかんなくなったりする。

キャメロン・ディアスと共演してた『メリーに首ったけ』はどっちだったっけ、とか(※ベン・スティラー)、ドリュー・バリモアと共演してた『ウェディング・シンガー』はどっちだったっけ?とか(※アダム・サンドラー)。

なんかチャーリーズ・エンジェル繋がり、みたいですが。

僕はどっちかといえばベン・スティラーの作品の方を多く観てるかな。

顔は全然似てないけど二人ともほとんど同じぐらいの歳だし、どちらもニューヨーク出身で「サタデー・ナイト・ライブ」をきっかけに頭角を現わしたとこも共通してる。ただし、どうやら彼らは互いに接点はほとんどないみたいですが。

そんな久しぶりに観るアダム・サンドラーの主演映画だったわけだけど、一見ダメ人間っぽいけどそういうふうには描かれていない、という点でやっぱりベン・スティラーが演じるキャラクターとよく似ている気がした。


Qバート”は『シュガー・ラッシュ』にも出てましたね


この映画で彼が演じるサムも、けっしてどん底に落ちた人間ではないんだよね。

だって大統領の幼なじみだし。

もうその時点で負け犬が立ち上がるようなお話じゃない。

この映画にいまいちグッとこなかったのは、そのあたりが原因かもしれない。

先ほどもタイトルを挙げたように、あらすじだけ読むとこの『ピクセル』は『ゴーストバスターズ』っぽいお話なんだけど、微妙に違ってもいる。

たとえば、『ゴーストバスターズ』でビル・マーレイ演じる主人公ピーター・ヴェンクマン博士たちが怪しげなオカルトの研究のせいで大学を追い出された、世間から見れば「ダメな人たち」であるのに対して、『ピクセル』のサムは別にダメな人じゃないんだよね。

どうやら独身っぽいけど、普通に働いてますし。生活とか何かに追いつめられているのでもない。

そもそも、サムがどういう人間なのか、普段の生活の描写がほとんどないのだ。自宅も登場しないし(家がないんだったっけ?)。

彼は少年時代に小人症のゲーマー、エディに「ドンキーコング」で負けてから、どのような人生を歩んできたのかまったく不明で、だからこれまでの人生で彼が辛酸を舐め続けてきたように見えない。

だって大統領の友人だし。

顔パスでホワイトハウスに入れるなんて、負け犬どころか超VIPじゃん、と。


ホワイトハウス・ダウン』のセットの前で撮ったんだろうか


友人のウィルは字もまともに読めないんだけど、そんな彼がなぜ大統領になれたのかは謎(ジョージ・W・ブッシュをパロってるんだろうか)。

ほんとにダメっぽいのは陰謀論にとり憑かれてて長年ゲームキャラの女の子に恋をしているラドローぐらい。

だから彼らが起死回生を狙って宇宙からの襲撃者たちと戦う、という動機が弱い。


ウィルが大統領という設定は、サムたちが宇宙から来たゲームキャラたちと戦う際にアメリカ軍と行動をともにして武装する理由付けのためなんだろうけど、デタラメ過ぎてすでに「ツッコミどころ」というよりもしょっぱなから「子どもだまし」になってしまっている。

その辺は似たような展開でも『ゴーストバスターズ』はもうちょっと丁寧にやってたでしょう。ニューヨーク市長に取り入るところとか。

メンバーの一人の家族の退職金だったか土地代だったかまでつぎ込んで事務所を借りて、ゴースト退治の商売を始めるところまでしっかりと描いている。

ビジネスが軌道に乗っても、彼らはただの民間人だから役所からの邪魔も入る。

同じような特撮満載のコメディ映画だけど、ヴィジュアル面だけでなくストーリーの方もちゃんと組み立てられていたんだよね。

『ピクセル』の場合は、そこは大統領が噛んでるからすべて都合よく物事が進んでいく。

ラドローの底辺っぷりも再登場した時だけだし、ウィルもサムもちっともダメな人間ではない。

なので「ダメ人間チーム」が頑張る映画になっていない。

要は、デカいゲームキャラたちが暴れる映像さえ見せられればお話なんてどーだっていいのだ。

大きなスクリーンで観る3Dで描かれたCG製のパックマンやドンキーコングたちは確かに見応えはあったけど、それ以外の人間たちのドラマの方はきわめて退屈。

特にパックマンを退治したあとのパーティシーンは、「まだ続くのかよ」ってぐらい長かった。

だって物語自体になんの魅力もなければ中身もないんだから、ラドローがシャツからだらしなく腹を出しながら延々歌を唄ってたり、サムとヴァイオレット(ミシェル・モナハン)がイイ感じになって、みたいな展開もすべてがどうでもよく感じられてしまう。

エディがプロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズに「触ったら壁に叩きつけるよ」と言われるとこは可笑しかったけど。




最初は反発しあってた男女が最後は相思相愛に、っていうのは昔からある作劇だけど、ヴァイオレットの家にTVを接続するために呼ばれたサムが彼女といきなり言い合いになるとこからしてなんかもうあまりに作り物めいてるんで、なんかのパロディみたい。

エディも、パーティのシーンでヴァイオレットの息子マティに実はかつてサムとの「ドンキーコング」での勝負で裏ワザを使ったことを白状するんだけど、それがまったくあとの展開に繋がらないんだよね。

僕はてっきりエディの「裏ワザ」が宇宙から来た巨大なゲームキャラたちを倒すための決め手になるんだとばかり思っていたので、あのシーンがクライマックスとなんの関係もなかったことには呆気にとられてしまった(もちろん、サムが自分こそが真の「全国チャンピオン」だったと知る、という伏線ではあるのだが)。

あるいは、もしかしたらエディは裏切るんじゃないのか?と思わせておいて…っていうちょっとしたサスペンスにだって発展させられただろうに、そういう物語としての面白さが皆無なんだよね。エディを演じるピーター・ディンクレイジはちょっと怪しげな雰囲気を漂わせてたから、もっと活躍するかと思ってたのに。

ラドローにしても、さまざまな陰謀論の妄信者なんだったら彼の妄想をもっとお話にカラめられるじゃないですか。

彼のキャラはなかなか面白かったから(アシュレイ・ベンソン演じるゲームキャラのレディ・リサとの恋とか)、もっともっと暴走させてほしかったな。


和気あいあい


ただ正直なところ、最近は現実の世の中で頭がバグった連中が凶悪な事件を起こすのをニュースでやたらと目の当たりにしてるんで、フィクションの中でラドローみたいなキャラを気軽に面白がれないんですけどね。

彼のような登場人物は、描き様によってはいくらでもガチでヤバい奴として描けるわけだし。

そうなるともうコメディじゃなくなっちゃうけど。

そういうところでも、この映画は実に無邪気というか、良くも悪くも80年代っぽい単純さに溢れてはいた。

今はいろいろ考え込んじゃうような映画が多いから、もう何も考えずに観て映画館出たらすぐ忘れられる映画というのも、これはこれで貴重なのかもしれない。

それでも、『マーズ・アタック!』ほどの「バカ映画」っぽいデタラメさ、ムチャクチャぶりもなかったしなぁ。

そうきたか!っていう驚きがないんだよ。

敵の襲撃→戦う→休憩→敵の襲撃→また戦う→休憩…の繰り返しで。

サムが何度も繰り返し唱える「ゲームのパターンを読むこと」とマティの言う「ゲームの主人公になりきること」の違いも観ていてよくわからなかったし。

劇中でも「今のゲームは残酷過ぎる」みたいな言及はあったんだから、そこをもうちょっと膨らませて伏線にできなかったんだろうか。

そうすればクライマックスは“かつての子ども”と“今の子ども”が手を取り合って敵に打ち勝つ、なかなか感動的な場面になったと思うんだけどな。

せっかくおっさんたち感涙のレトロゲームをスクリーンに蘇らせたんだし、同じ題材で『シュガー・ラッシュ』だって結構ジ~ンとさせてくれたんだから、完全にVFXにおんぶにだっこ、というんじゃ、ちょっともったいないなぁ、と。俳優たちのキャラそのものはよかったんだから。

逆にあれだけ人気がありながらなぜ『ゴーストバスターズ』のさらなる続篇が作られなかったのか(リブートの話もあるようですが)、その理由の一端がわかった気もした。

VFXの技術はこの30年間で物凄く発達してるんだから、ゴーストたちとのさらにド派手な戦いを描けるだろうに、どうして実現していないのかといったら(って、ビル・マーレイがゴネてたからだが)、面白い映画はVFXだけじゃできないからだ。

演じ手たちのアンサンブルとVFXの見事さが合わさって初めて傑作や名作は生まれる。

『ピクセル』だって出演者たちはみんな芸達者ばかりなのに、今回はシナリオがおざなり(回文みたいだな)過ぎたってこと。

原作になった短篇映画のシナリオを担当した人が今回もシナリオを書いたんだそうだけど、もっと練り込むべきだったと思うなぁ。コメディだから不完全でもいい、なんてことはないんで。むしろコメディの脚本の方がシリアス物よりもよっぽど難しいと思うし。

…なんかまた「批判」っぽくなってきたんでこの辺にしときますが、ストーリーが単調だったことは否めないんじゃないだろうか。

映画を観終わってシネコンから出る時に、同じ回を観ていた学生らしきお兄さんたちの一人が「人生でうまくいかない時にいつもドンキーコングが出てきた、って台詞にグッときた。だから最後にコングが倒される場面でちょっと泣きそうになった」と言ってて、なんかイイな、って思いましたけどね(^o^)


俳優については、最初ヒロインのミシェル・モナハンが登場した時には一瞬別人かと思ってしまった。

 


ミシェル・モナハンといえば「ミッション:インポッシブル」シリーズでトムクルの妻役だったり、『ミッション:8ミニッツ』(パチモン臭い邦題だけど、わりと面白い佳作)などこれまでも結構出演作を観ているけど、もうちょっと若い人のイメージがあったんで。

でもいろんな映画でヒロインとして顔を見ますね。いつか主演作も観てみたいですが。

ラドロー役のジョシュ・ギャッドは僕は多分初めて見る人だけど、バカ役がなかなか板についててよかった(追記:その後、実写版『美女と野獣』で憎まれ役のガストンといつも一緒にいるル・フウを演じている。同じくディズニーのアニメ『アナと雪の女王』では雪だるまのオラフの声を担当)。

一昔前ならジャック・ブラックが演じてそう。最初、あれ?JB?と思ったほどだもの。

“ファイヤーブラスター”エディ役のピーター・ディンクレイジは『X-MEN:フューチャー&パスト』ではミュータント殲滅用のロボット軍団センチネルズを生み出したトラスク博士を演じてましたが、彼を初めて見た映画『リビング・イン・オブリビオン/悪夢の撮影日誌』もそうだったけど、この人は愛想がいいキャラよりもわりと気難しい性格の人物を演じることが多いような気がする。

なにげに低音ヴォイスがステキ。

出演する映画でいつも殺されてるショーン・ビーン(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや『リベリオン』など多数)は今回は殺されず、アメリカ軍の提督を演じるブライアン・コックスとむさ苦しいおっさん同士で熱い抱擁をしていました。俳優って大変だな。ウホッ。

そういや、この人イギリス人だったんだよな。「ブラディ、ヤンク!(糞アメ公)」って言ってたw

ダン・エイクロイド(『ゴーストバスターズ』のレイ役)がゲーム大会の司会者としてワンシーンだけ顔を見せてたり、「パックマン」の生みの親、岩谷徹も登場。

 
“我が子”にバックリいかれた岩谷さん(デニス・アキヤマ)と82年のゲーセンのシーンで修理業者役でカメオ出演していたご本人


まぁ、あれこれ言ってきましたが、最近は映画の作り手たちもヲタクになってきて、わかる奴だけわかればいい、というか「わかる奴にしかわからない」狭い範囲でモノを創りがちだけど、そういう意味ではこの映画はかなりユルくて別にゲーマーじゃなくても入り込めるし、観る人を選ばない、ということでは広く浅く楽しめる映画なんじゃないでしょうか。

あまり言葉に心がこもってませんが。

僕は懐古厨だから、どちらかといえばサムたちが少年期を過ごした1982年の場面をもっと観たかったですね。

ぶっちゃけ現代が舞台の、軍隊とゲームキャラとの戦いなんてどーでもいいんで。

レモネードを売ってたお金をお兄ちゃんに盗られちゃった妹ちゃんとか、あのあとどうなったんだろう、って気になった。

ゲーム少年版『スタンド・バイ・ミー』みたいなのが観たかったなー、って。

クリス・コロンバス監督、次は是非そういう映画撮ってくださいな。



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『ゴーストバスターズ』(2016年版)
『美女と野獣』(2017年版)
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