皆さんも経験があると思いますが、「隠れた名店」とは意外と「ボロかった」りするものです(笑)。食べ物屋さんなどがいい例ですが、味はピカイチだけど、どうして店舗はこんなにボロボロなの?というようなケースは意外にたくさんあるでしょう。
逆にお店の造りは素晴らしく、お値段だって決して安いとは言い難い価格であるにもかかわらず、お味の方は「?」というところもあります。もっとも、食べ物屋さんだからといって必ずしも「味」にこだわる義務がある訳ではなく、高級店たる「雰囲気」を感じるだけで満足してしまう人も現実にはいる訳で、確たる「正解」などあるはずもないのです。つまりは食事に対する価値観など「人それぞれ」だと思いますし、それでいいと私も思います。
翻って、「学習塾」についてはいかがでしょうか?
味覚の基準が「人それぞれ」に対して、学力については誰にでも共通かつ統一された能力が求められます。非常に残念ながら、入試において「特異な能力」はあまり重視されず、「他者との比較」のみが尊重されているのが実情なのです。
そのような現実の中で、「見栄え」を重視する「塾選び」は極めてリスキーであることは確かなのです。受験という人生においての重大イベントへの「準備」としては、そのような思考はあまりにも杜撰ではないかと、私は考えてしまうのです。
大きな塾においては、そのほとんどが学力別にクラスが分けられています。どの大手塾も押しなべて「最上位クラス」は待遇がよく、塾生も講師も極めて意欲的です。場合によっては「特待生」として月謝を免除されるという特典さえあるのです。健全な競争心が旺盛で、自ら机に向かう習慣があるお子様であれば最適な環境なのかもしれません。
一方で「学力最下層」のクラスについては・・・あえて言及はしませんが、唯一満たされるのは「大手塾に在籍している!」という歪んだ自己肯定感だけでしょう。私自身、業種柄いろいろと聞き及ぶことも多々ありますが、一言で言えば「悲惨」です(笑)。
現状において「できる子」も「できない子」も、その子にあった「環境」というものがあるはずなのです。親として、我が子の「適性」をしっかりと見極め、適切な環境を与えてあげることが重要であることは言うまでもありません。そして、それは前述の食べ物屋さんの例と同じく、「見栄え」や「雰囲気」だけで判断するのはいささか早計であるという事実を、決して忘れてはならないのです。
だからといって、「皆さん、当塾へお越しください!」などと言うつもりはサラサラないのですが(笑)、言わば塾選びの「ミスマッチ」たる状況を目の当たりにする度、「何とかならないものかな~」と考えてしまうのです(笑)。
「寄らば大樹の陰」などと言う言葉がありますが、少なくとも「塾選び」に関しては当てはまらないような気がしています。お子様にあった「隠れた名店」を探す努力こそが、受験を成功に導くためには必須であると、私は考えているのです。
頑張りましょう!










