ちょっとマイナーな1993年のタイムトラベルもの。
監督はジャック・ショルダー。そう、『ヒドゥン』 が代表作のジャック・ショルダーです。そう、あのせっかくヒットした『エルム街の悪夢』の続編を大コケさせてしまったジャック・ショルダーです。

多分レンタルショップでお見かけする確率も低いとは思うのですが、まぁまぁ楽しめる作品ですよ。
近年では映像的にも脚本も凝りに凝ったタイムトラベル映画が溢れてますので、今『タイムアクセル』を見ても大した衝撃は受けないかもしれません。展開が若干モタつくので、かえってイライラする可能性も大です。
ただ、「うん。何だか良い映画だなぁ。」と憎めない作品なんですよね。

大きな企業に勤めながらも、自らのいい加減さが災いして会社のガン扱いされているバリー。
クビ1歩手前にも関わらず、同じ会社の研究員であるリサに影ながら憧れを抱いていた。

何とか話す事ができたと喜んでいたのも束の間、退社後バリーの目の前でリサは何ものかに銃殺されてしまう。

失意のバリーだったが、翌日目が覚めると同じ日が繰り返されていた。




MebiusRingΨ主食はホラーΨ-タイムアクセル 12:01


タイムトラベルと言うよりは、同じ日を何度もやり直すので厳密に言えばタイム・バウンド・・になるのでしょうか。
好きな女性が死んでしまい、そして自分も何らかの拍子でタイム・バウンド。リサが死なずにすむよう、バリーは駆け回るワケです。

何か思い出しませんでしたか?
『バタフライ・エフェクト』 によく似てません?

『バタフライ・エフェクト』 の方は内容が結構ヘヴィだし展開もすこぶる早いので、刺激が欲しい方向きなんですよね。

一方、『タイムアクセル』の方は若干サスペンスも絡んではいるのですが、いろんなところが曖昧な上に展開も遅いので軽く見たい人向きかもしれません。

主人公のバリーを演じるのはジョナサン・シルヴァーマン。出演作が思い出せません。こう言っちゃナンですが、パッとしないお顔立ち・・(;^ω^)


主人公のいい加減さが冒頭の朝のシーンで全て分かりますが、こんな人と暮らすのは私はムリですね。
クビになるのも当然のような気がしますが、リサを救おうと奮闘するうちに逞しく成長していく様が面白いです。
とは言え、「救おう」と躍起になっているのはリサのみで、友人であるはずのハワードやら他1名が窮地にあろうともあまり関心なさそうなのが、人としてどう!?・・と思ってしまいます。

ヒロインであるリサを演じているのは、『スーパーガール』で名を馳せたヘレン・スレイター

肝心のタイム・バウンドの原因ですが、リサが研究しているのが素粒子による加速器の開発と言うもの。
まぁ、とにかくその機械によって時間反復が起こるとか起こらないとか言ってましたが、バリーは自宅で感電した後に時間反復に巻き込まれてるんですよね。
なので、結局のところ私には何が原因だったのかサッパリ分からず終いです。

もうちょっと面白い演出が欲しかったかもしれません。

ところで余談ですが、『ヒドゥン』 の時と同じく留置場のシーンでダニー・トレホ兄貴をお見かけしました(笑)
監督ヤルね♪



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08/08/19

ちょっと古い映画ですよ。70年代初めの作品ではありますが、なかなかのスリルを楽しむ事ができると思います。監督はジョン・ブアマン

都会に住む4人の男達ルイス・エド・ドリュー・ボビーは、ダム建設のために沈む事になった湖(多分、アパラチア山脈あたりだったと思う)へ川下りでもしようとやって来る。
車を運んでもらえないかと土地の住民に声をかけるが、ちょっとした事から気まずい空気が流れ始める。

それでも大自然の中で川下りを果たし気分も良くなった4人だったが、川岸で休憩していたエドとボビーは田舎の住民とトラブルになる。

事態はどんどん最悪な方向へ向かい、壮大な景色の中リフレッシュにやって来た男達は恐怖のドン底に落とされる事となる。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-DELIVERANCE


この4人の男達ですが、1人だけなかなかの男前がいるなぁ~と思って見ていたら、なんとエド役はジョン・ボイトでした。
そう、あのアンジェリーナ・ジョリーのお父様ですよ。やっぱり美形の親は美形ですね。目のあたりなんて、よく似ています。最近では『トロピック・サンダー』に驚きの出演を果たしてましたね(笑)

エドはこの作品の主人公でもあります。
リーダーシップがあるわけでも逞しい男でもないですし、どちらかと言えば繊細な感じ。かえってそれがスリリングな展開には良かったと思いますし、エドが感じた恐怖がジョン・ボイトの演技力によって、見てる側にもヒシヒシと伝わってきました。

エドが鹿に向かって弓を引くシーンがあるのですが、いろんな葛藤が垣間見れるところでもあります。
エドとボビーが住民達とトラブルになるシーンは、結構衝撃的です。しかもこの醜悪なシーンは結構長く、不快感MAXといった感じ。

ルイス役にはバート・レイノルズ。1人だけヤケにむさ苦しい顔がいるなーと思っていたら、バート・レイノルズでした。若い!

こちらのルイスの方が完全にリーダーです。いや、ジャイアンです。(リサイタルはしません)
彼のやった行動がキッカケでみんなもう後戻りできない事態へと向かっていくのですが、ルイスがあの行動を起こしたのは間違いではなかった・・・と私は思いました。
あれが犯罪になってしまうのは、ちょっとおかしいですよ。


川下りの映画では他に『激流』もありますが、エンターテイメント性が高いので楽しめるといった点では『激流』の方に軍配が上がるかとは思います。

こちらの作品は、下手なホラーよりも怖いかもしれませんよ。

田舎住民のビジュアルについて、あまり詳しく描いていないところなんて想像力を煽ってくれます。地上波ではカットされそうなセリフもあります。
この住民達は、普通の常識を持ち合わせていないんですよね。それに我慢ならなくなった都会の男達がトラブルになるまでの間は、見ていてヒヤヒヤしますあせる

この映画でホッとするのは、川下りのシーンとバンジョーとギターのセッションシーンでしょうか。


今は悪役が多くなったジョン・ボイトですが、こんなか弱い役が似合った時期もあったのね~と、何だか嬉しくなった映画でもありました。

お奨めできますよアップ


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07/10/08

これは「JIGSAWシリーズ」と言うものに勝手になっていて、もちろん本家の『SAW』とは全く何の関係もない。

1作目はイタリア映画だったが、この2作目はアメリカ映画。原題は『ARE YOU SCARED』
原題の方が中身との繋がりもあるので、勝手に『JIGSAW』になっちゃって可哀想な気もする。

1組の双子を除いて、何の関係も繋がりも無い6人の男女が廃墟となった工場で目を覚ます。
しかし、その6人には共通の出来事があった。TV番組である「恐怖の館」と言う企画に応募しており、工場の中に「自分が1番恐怖としているものにチャレンジしてもらう。克服したものは決勝戦へ出場できる。」と、不気味な男の声が響き渡る。

そうして恐ろしいゲームが始まった。




MebiusRingΨ主食はホラーΨ-ARE YOU SCARED


パッケージにあるようなシーンは確かに出てくるものの、若干着色されていますね。本当はもっと地味。

内容も『SAW』を連想されるようなものではありますが、脚本は『SAW』ほど練られていません。
本当にストレートな話なんですよね(;^ω^)

目覚めたら見た事も無い建物にいて、知らない人が何人か同じようにいる。
で、「ゲームしよう!」みたいに声がかかるけど、私なら激怒してますね。そんな勝手な話、喜んで乗る方がおかしいですよねぇ。
ホラーなので難しく考えちゃ面白くないですけど、『SAW』の場合だとそう言ったおかしなツッコミもなかったですし、やっぱり比べてしまいがち。

とは言え、ゲームのアイデアは結構面白かったです。
冒頭1発、見せてくれる掴みのゲームがあるんですが、アイデアはいいけどメイクがチャチいのに先々不安になりました。

この映画、決定的につまらなくしている要因はキャストだと思いました。

まず、ヒロインに華がなく行動1つにしても感情移入ができない。(ちょっとネプチューンの名倉さんに似ている)
その他のキャストも、すっごくイライラする!
その中で双子キャラが生きてたのですが、せっかくだからもう少し頑張って欲しかったなぁ。ゲームのシーンが変に長引いたのには退屈してしまいましたが。

肝心の犯人ですが、この作品は犯人探しが趣旨ではないんですよね。すぐに姿を現しちゃいましたから。
結局、この犯人が「どうして」そんなゲームを計画して行動に起こしたのか、「どうして」その人選なのか、かなり疑問を残したまま終わってしまいます。

いや、この犯人にはちゃんとした理由があるのですが、それが分かったところで「どうして」そんなにリスクを犯してまでそのゲームを考え付いたのか私には謎です。

隠しカメラの位置やコードや、何もかもが中途半端!

かと言って、沢山放出されるホラー映画の中では普通に見れる作品ではありました。
『SAW』と同じ土俵にいれようとすると、ちょっと辛く見てしまうんですけどね。

ラストも凄く中途半端で、あんなラストならいらないと思いました。

ただ今、これの6作目がレンタル中です。
1作目の評判は良いんですけどね(;^ω^)

まぁ、とにかく普通に見れる作品ではありましたが、もう少しキャストに華が欲しかったですね。

わざわざ人に薦めはしない作品・・かも。


以下はネタバレを含みますので、読まれる方のみ反転してお願いします↓


双子キャラのゲームの時、一応は密室で拷問のようなゲームが繰り広げられているのですが、板の隙間から他のメンバーがそれを見つけ、助けようとするんですけど結局は間に合わない。

でも、ゲームが終わってからヒロインがアッサリとドアを開けるんですよね。
ドリルも簡単に取っちゃう。

あの~~・・・もう5分早くそれをしてくれてれば、双子達は助かったと思うんですけど。

それと、暗闇が怖いと言っていたココリコ田中似の男の子ですが、この人も痛い目に遭うワケですが、最後にすっごく悲惨な終わり方をしていました。

彼を結局は殺した形になる女の子ですが、怖がってるワリにはやってくれるじゃない!!(笑)



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07/07/23

2004年に公開された『バタフライ・エフェクト』 はとても素晴らしい出来でした。
ヒット作には続編が付き物。不安も入り混じりながら、期待も高まりますよね。
2年たった2006年、本国で続編の2が公開されました。


休暇を利用し、ニックは恋人のジュリーと友人カップル4人で、車を使い遠出をしていた。その日はジュリーの誕生日でもあり、和やかに過ごすはずだったが、突然の呼び出しでニックは仕事に戻る事になる。
白けたムードの中、車を飛ばすニック。そして事故を起こす。
目覚めたニックの耳には、悲報が飛び込む。一緒に乗っていた3人は死亡していたのだった。
仕事の上でもライバルの同僚には先に出世され、ニックは焦っていた。

そんな矢先、写真を見るとおかしな現象が起こる事に気付き、事故前に撮った写真を眺めて、ニックは過去にタイムスリップし人生をやり直すチャンスを得る。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-THE BUTTERFLY EFFECT 2


キャスト・スタッフは前作と総入替え。
媒体も日記から写真に変わり、過去に戻って違う人生を何度もやり直す・・・と言うところは同じ。

前作の主役を張ったのはアシュトン・カッチャー。それに比べて、今回の主役のエリック・ライヴリーの方が確かに男前ではあります。
でも、1の主役は独りよがりなところもありながら「周りの人たちの幸せを考えてのタイムスリップ」でした。それに比べ、今度の主役は「自分のため」だけに過去に戻ります。
なので、全く感情移入できません。勝手すぎる!!

しかも、めちゃくちゃ凝ってない簡単なストーリー展開なんです。
1では目まぐるしいほど急展開を繰り広げた上に予測不可能で緊張感も保たれ、ほどよくサスペンス要素も含んでいたため秀作となりました。

それに比べて今回は・・・よくこんな脚本で映画化したな・・と思いました。しかも『バタフライ・エフェクト』 の亜流としての作品ならともかく、堂々と続編を名乗る図々しさ!!

間違いなくDVDスルーになるわね・・と思っていたら、何と公開までされましたドンッ

監督はジョン・R・レオネッティ『スコーピオン・キング』『チャイルド・プレイ3』『デッド・サイレンス』などの撮影を手掛けた人です。
確かに絵は凝っていたりと、撮影の腕が長けているのは分かります。だからと言って、監督としてはどうでしょう・・・汗

脚本書いたのはマイケル・ウェイスと言う方で、最近では『センター・オブ・ジ・アース』の脚本を書かれたそうです。

勇み足だったとしか思えません。
本当にガッカリです。
ラストも「これでえぇやろ?」と言わんばかりのアッサリ唖然ラスト。

出直して来い!!!!!

・・・と言いたいけど、もういいです。
『バタフライ・エフェクト』 は1で終わりでいいです。

全くお勧めしません。

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07/02/05

それは破滅への道標。プロローグは誰も気付かない。

気付いた時には、もう真っ逆さま。


とても重く暗く、「見なければよかった」と評判の作品です。


麻薬に手を染めていく老若男女のお話。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Requiem 4A Dream



この映画を撮ったダーレン・アロノフスキー監督が編み出したと言われる「ヒップホップ・モンタージュ」と言う手法を取ったりして、なかなかスタイリッシュではあります。麻薬を打つと、瞳孔が開くそうですよ。


ジェニファー・コネリーは暗い役が多いですが、今回も体当たりの役柄でした。バストは隠してますが、ヘアーを見せてます!そっちの方がマシなのか!?

若い時代のジェニファー・コネリーは本当に美形で綺麗な女優さんでしたが、元々演技派だった事もあってか今は社会派などの作品にも顔を出すようになり、本当に良い女優さんになりましたよね。

映画の話に戻りますが、中毒の恐さを見せ付けた作品です。
麻薬に手を出した代償は、決してお安くはないです。

重複しますが、「見なければよかった」とよく言われる作品ですが、私的にはそうでもなかったですよ。
実際の実態は、もっと酷いでしょうからね。
私は「救いようのない終わり方」とは解釈していません。まだまだ人間の最下層までは落ちてはいないと思います。
ただ、ジェニファー・コネリーだけはまだ転落しそうな気がしました。
エレン・バースティンの演技も見事でしたし、いろいろ深く考えてみたい人にはお勧めです。


ちなみに、今私の後ろではニルヴァーナが流れてます(笑)

カート・コバーンも男前ですが、この映画に出ているジャレッド・レトも負けず劣らずの男前恋の矢



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06/10/26