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グアム旅行記2


-8/12(SAT)-

今日は、一日フリータイム。マリンドライブ沿いの定番「マクド」で朝食。アメリカ人は「マクダーネル」、関東人は「マック」って言うんだと。関西人で悪かったね。(ちなみにマクドの発音は「ク」が一番音が高くて、音階で言えばド・ミ・ドぐらいの感じ←どうでもええか…)


この日の午前中は南部観光ドライブへ出発。せっかくレンタカー借りたんやからと、マリンドライブをどんどん南へ走る。おいおい他の車、全部スピードオーバーしてるぞ。まぁ、郷に入っては郷に従え、流れで走るか・・・。(←お父さんも飛ばしすぎと娘のツッコミ)1号線は快適な道だ。南へ向かうと4車線が3車線・2車線・1車線とだんだん減って行くわかりやすい道。交通量も南へ行くほど激減する。前に来たときは道路が白っぽかった覚えがあるのだが、今回はずっと黒い。ガイドブックには珊瑚礁の海砂を使っているので滑りやすい。雨が降ったら注意。と、必ず書いてあるけれど、今はほとんどアスファルトになっている様子。かなり南の方まで行ってやっと白い道路を発見。以前の名残なんやなぁと、チョットほっとする。


おっと、左手にタコベル。前も間違えた交差点だ。ここを左折しないとNAVYの基地に突っ込むハメになるのは前回来たときに経験済み。道を迷うのはここだけだ。山道を調子よくドライブしてたら、あっスペイン小橋通り過ぎちゃった。まぁいいか。そんな大した所でもないし。どうせ韓国人のオバチャンがお土産物売っているだけだしね。道はいつしか2号線になる。ちょっといいなぁと思ったパブリックパークで一休み。目の前は人気(ひとけ)のないビーチ。キャンピングテーブルやシャワー・トイレもある。日系らしき老夫婦がボロボロサニーで来て、ビーチで泳いでられる。どう見ても80才は越えてられるだろう。それでもとても仲が良い。いいねぇ。これなふれあいが有るのも、車ならでは。ツアーバスの皆さまゴメンナサイ。グアムの道は本線車道に車が停車していることはほとんどない。大きいパーキングがどこにでも無料であるからね。日本みたいに道路脇に停めている車を見つけたら、日本人のレンタカー。これは危ないから、車は必ずパーキングに入れましょう。チャンチャン!


ココス島行きのツアーバスが、山道をガンガン通ってゆくのを尻目に、ウタマック湾でビーチコーミング(つまり貝殻拾い)。ちゃんと日本語(カタカナ)の案内看板まであるのには恐れ入る。牛やら山羊を見つけては停まり、犬を見つけては、ちょっとお相手をする。ココスへの船着き場では、地元の兄ちゃんが浜辺で網打ち漁をされているのを見学。オイル缶かなにかのバケツの中は体調8㎝ぐらいの小魚がいっぱい。小アジみたいな魚だ。「こっちの人はどうして食べるのかなぁ。」なんてふと思う。日本ならこの位の小魚なら甘露煮ぐらいか。いゃ開いて干物にするかな。ひょっとして、ここじゃ堆肥用か。それにしても、この兄ちゃんは無口だ。魚しか目にないようだ・・・。


ココス島行きのツアーはオプショナルツアーのなかでも飛び抜けて値段が高い。離れ島なので船でないと渡れないけど、ツアー専用の船着場の手前にローカル用の渡し船もある。(パーキングに車を入れると、ロコ兄ちゃんがココスへ行くのか?って聞いてくる)私はココス島に以前行ったので「もうええか。」という感じ。前回は台風で大被害があった直後だったので、ローカル船に交渉して渡ったが、今はすっかり修復されて、リゾート金儲け主義の日本企業の独壇場となっているようだ。何をするにも有料。たくさんお金を使いたい人はどうぞココス島へ。でも、ジェットスキーも一番広々したトコで乗せてくれるし、バナナボートは安い割にはスリルがありますよ。パラセーリングもここのは一人用で緊縛状態・本格派だし。値打ち有る。(←上げるのか下げるのか、どっちやねん。)


道は4号線になって今度は北上。熊岩を過ぎて、イナラハン天然プール(なんかオハナハンみたいな名前←チョット古い)を目指すが、あいにく雨が降ってきた。ゴンドラで$20も出してタロフォフォ滝や、よっこいしょういちさん(←これも古いギャグ)の隠れていた横井ケーブやは興味ないしパス。何より「プール」と聞かされて期待していた末娘の未花はちょうど引き潮で泳げそうもないのを察知して、プールという名前にだまされたと、ブーイング。(プールって、英語で水たまりっていう意味だしね)雨はもっときつくなるし、もう街へ戻ろうか。


グアムは淡路島位の大きさだから、ゆっくり南部1周しても3時間。近いもんだ。タモンに戻ってきてマイクロモシアンモール(MM)のクレージーシャツやら、キャンディショップで量り売りの店お菓子のお買い物。おいおい、でっかい袋に2袋(17ドル)もジェリービーンズ買ってどうすんねん。で、フードコートへ。もうお昼も回っているしね。ここでは韓国系?中華のプレートを食べる。チャーハンが少しニンニク臭すぎる。昨日のKマートのスティックパンをついつい、思い出してしまう。酢豚とか、鶏肉のうま煮はマシだったけど。まあ$5ぐらいだからしゃあないか…。


でも、ここのフードコートは半オープンなので気持ちいい。雰囲気だけで言えばピカ一か。ちいさな雀が一羽、食事をしている上をゆうゆうと飛んで行く。これも風情があってマル。奥の方にメリーゴーランドやら屋内ジェットコースターのミニ版(一人2ドル)なんかもあり、小さい子どもは飽きないだろう。おっと、そろそろ未花(こっちは大きい子供)のブーイングもピークに達したので、ABTに戻ろう。あっ、しもたっ!。マイクロネシアモールのアメリカード(MMで割引になるカード)の引換券持ってこなかった…。せっかくインターネットで取っておいたのに…。まぁ、ええか。ここ、あんまりガサガサしていて、好かんし。


泊まったリゾート・コンドミニアム(アルパンビーチタワー)のすぐ前のビーチは、かの有名なアルパンビーチクラブ(ABC)。浜辺は予想外に小さい。でも海のプレイエリアはまあまあ広い方か。水泳の用意をしていたので、ABTのパーキングに車を泊めて、部屋へ戻らずに、そのままABCにタダ潜入。何もおとがめは無し。浜辺はツアー客で、ほとんどが日本人。と、思ったら、ときおり中国語が聞こえてきたので、台湾か香港の人もいるのだろう。みんな同じ顔なので判別は難しい。(脇毛を剃っていない女の人がいたら恐らく中国人です)ツアーの人はタモンからこんな近くにバス乗って一人70ドルか100ドルも出してここに来ているのだろうなぁ。と、ちょっと可哀想になる。(昼食付いてるとはいえ、一人70ドルとしても×5人家族で、350ドル。海で遊ぶだけなのに家族で40000円近くも、あんた払いますか?


我々はビーチパラソルの林をかいくぐり、ダダだから申し訳ないと思って、日本から持参したLLビーンのビーチ用テントをビーチの一番端っこの方で張り、荷物置き場を確保。(これってちょっとだけウイテます)これも日本から持参した(といっても海外通販REIで買ったアメリカ製だが)ぺしゃんこになるタイプの真っ赤なクーラーバックを取り出した。(これ今回、大活躍!)この中には前夜から部屋の冷凍庫でカチンコチン凍らせておいたミネラルウォーター(蓄冷材代わり)と、キンキンに冷えたバドワイザーライトとご存知ナイショで交換済スプライトが入っている。これは大正解。グアムは観光地。我々の住む京都も一緒だが、どこも値段が高い。1本60セントばっかしのビールを3ドルも6ドルも出して買うことはない。カチンコチンのミネラルウォーターは1日中凍っていて、夕方になってもまだ冷たい。4日間も溶けたり凍ったりを繰り返していただいて、最期は帰りの飛行機で飲む。これは無駄がない!。と、一人で納得。


タダ客なのに、スタッフはなかなかフレンドリーである。シャイな日本人をうまくリードして、「カモ~ォン!ビーチバレーしましょう!」と底抜けに明るいロコのちょっと太めのパワフルサングラスお姉さん。バレーボールなら私も嫁さんも末娘も大得意技である。(私はパパさんバレーチームのキャプテンなのだ。えっへん)長女の知佳(高一)は、いつもながらテンションが低い。なかなか乗ってこない。来年はニュージーランドにホームスティに行かねばならないのに…。ちょっとは、英語使えよな!…知佳!。


ゴム製なのに少し重ためのビーチバレー用ボール(ミカサ製)には直ぐ慣れた。最初は手加減していたパワフルサングラス姉ちゃんをちょっとだけ本気にさせてしまったのも面白い。こちらも少しムキになってフライングレシーブをする。砂浜なので痛くない。その代わり服は砂でドロドロ。でも楽しい。日本人のカップル2組が一緒だったが、なかなかそこへ行くとゲームにならない。ガンバレ!ニッポン!変なトコでムキになる。ビーチバーレーでぐらい頑張ってくれよ。佐伯ミカさん。バレーは男女ともシドニーへ行けないのだから…。こんなあほみたいなことで無邪気に遊ぶ43才のオッサンであった。チャンチャン。


ダダ客でも、結構遊べることに気付いて、今度は3人乗りのカヌーに挑戦する。こういうトコでは積極的になったモン勝ち。息子と末娘と私の3人で「CAN I TRY IT?」(それやっていい?)って、スタッフのロコニイチャンに言ったら笑顔と一緒に「シュアー」というラッキーなお答え。やっぱり、ここのスタッフは底抜けにフレンドリーだ。ビーチでいろいろして、さんざん遊んでから、すぐ上にあるABTのプールへ。あんまり大きくないけれどここのプールは宿泊客無料。ビーチから30秒で、しかもそのまま行けるのがいい。塩水でベトベトした後の真水のプールはホントにありがたい。ここにはジャグジーバスもあるしね。シャワー不要はモノグサ者にはぴったり。(←おいおい、シャワー使えよなぁ)


部屋に帰ってから判ったのだが、アルパインビーチタワー(ABT)の宿泊客は今年(2000年)から無料でこのABCの一番安い会員(確か一人$35位)になれる。ただし昼食はなし。(焼きそばかなんかが、まずそうだったので良かったが・・・)パラセーリングやジェットスキーやヘリコプターなんかは出来ないけれど。無料で借りられるのはカヌー3人乗り・シュノーケルセット・ビーチバレー・ペダルボート・ビーチトランポリン等々けっこうある。交渉してやりたいものだけ追加するのも手だね。セットにすると高いから。我々はチェックインの時、このクーポンをもらっていたのだけど、知らずに「タダ潜入」していたことになる。そういえば、沖のシュノーケル基地にいた小錦ばりのロコ兄ちゃんが「オー!ノーバンド!それも5に~ん!」(クラブメンバーはプラスチック製の二の腕か手首につける数珠みたいなバンドをしていて、区別できるようになっている。当然我々家族は付けていない)と言って「オーッ」と叫びながら、平手でおでこをパチーンと叩いていた。でも、それでもフレンドリーに目が笑っていて、シュノーケルを奨めてくれていた。ええ人やんか。まぁいいか。チャンチャン。


さて、今日の夕食はどこへ行こう。ビールをもう飲んじゃったし、飲酒運転は嫌だし。とりあえず、近所のレストランでも探検するか。で、ガイドブック片手に、マリンドライブ沿いにABTから北へトコトコと徒歩でご出発。(やっぱり日本人。やってしまいました。徒歩攻撃…)しかしやっぱりグアムは車社会だ。地図や車ではすぐそこなのに、いざ歩くとなるとなかなか距離がある。おかしいなぁ。トニー・ローマという日本でも有名なリブレストランがまあまあ近いはずなんだけどなぁ…。でも、いつまでたってもそれらしい店に辿り着かない。そりゃそうだ。この店もまた引越したようである。グアムでお店の引越は日常茶飯事。地図でゆくとKステーキハウスの向いあたりにあるはずなのだが、有るのは東洋食堂という韓国焼肉屋と、わけのわからんカラオケ屋。それに道子マッサージなるいかがわしいっぽいマッサージ屋。Kステーキハウスも白牡丹の2Fに引っ越して、店はFOR RENTになっている。どうやらこの辺りは、あんまり客商売には向かない場所みたいだ。タムニンはやっぱり田舎。さびれたような小売店、料理屋の集合場所がポツンポツン。ベン・フランクリン(デパート)も営業している気配がない。あきらめて戻って作戦を練り直そう・・・。トホホッ・・・。


帰りにマリンドライブより一本海側の道にちょっと大きい目のスポーツ店(マークス・スポーティング・グッズという長ったらしい名前のお店)があったので、そこでちょっと、お買い物。アメリカは9月が新学期なので「バック・トゥー・ザ・スクール・セール」(学校に戻ろうセール)というのをやっている。我が家はいつも海外旅行ではスポーツシューズを大量に買う。古い靴を履いていって新しい靴で帰る。これ、常識。ここでもナイキもんやリーボックもんがけっこう豊富。キャンプ用品・自転車用品は定番としてもボクシング用品・柔道着・K-1用品なんかの変わったものも売っているので、品揃えはグアム一番なんじゃないだろうか?お腹が減っているのにお買い物とは、やっぱり日本人の性(さが)か…。末娘が「日本人は、胃腸が弱い~」という変なはやり歌をしきりに歌う。これ、誰の歌やね。と、いつものツッコミ。「ニッポン人は、買い物にも弱い~」


事前調査では、アウトバックというレストランのラムチョップが美味しいとのこと。私は絶対ここだけは行くつもりでいていた。でも場所はタモン。いちおう近いけど隣町だ。行きは、またまたDFSまでタダタクシーで行けるが、帰りがまたバカ高いタクシーではおもろない。レンタカーで行ったらスグだが、飲酒運転は嫌だしね。ふと、ガイドブックを見ていると一人14ドルでブッフェ(つまり食べ放題)。おっ、これええやんか。しかも「ぴあカード」で10%割引になる。(これって、雑誌ぴあが出しているグアム・サイパン情報誌。最期のページにカードが付いていて、いろんなお店で特典あり。お奨めです。)え-っと、どこだ。「エスメラルダ」。あれっ、ここやんか。おいおい、またここ(ABT)で食べるのか…。でも時間はもう7時半。腹も減っている。仕方なく1Fのロビー奥にある、レストラン・エスメラルダへ。


ところがどっこい、ここは安いこともあって地元に超人気のお店らしい。そういえば昨日も空席待ちしてたっけ。昨日とは全く逆でお客は、90%が現地人。にぎり寿司食べ放題というエレベーターにも張ってある日本語ポスターが目に浮かぶ。一人14ドルで寿司食べ放題は安い…。席はいっぱいで、受付のロコ女性はちゃんと英語で、空いたら部屋まで連絡くれるという。「そうか、今日は土曜日なんや。しゃあない。まぁ、待ってるか…。」


8時ごろやっと部屋に電話。また、1Fへ降りるとまだまだ大騒ぎ状態。どうやら3~4組のパーティをここでやっているらしい。奥にも部屋があってここも満席だ。(この部屋が和食のみのりだったのだろうか???)ハッピバースディの大合唱が店中に響く。どうやら親族一同お集まりで、誰かの誕生日パーティの真っ最中である。お店の人は汗まみれで大忙し。追加の料理と飲み物に走り回っている。やっと席に通され、さぁ喰うぞ。あるわあるわ、看板、いゃポスターに偽り無し!。海老にまぐろに貝柱、玉子やイカがてんこもり。それも、どんどん代わりを持ってくる。でも、寿司ネタは少し種類が少ないのではないかぃ。まあ、他にもおでんもシュウマイや中華やら洋食系もたっぷり種類があるからええか。おっ、デザートもなかなか充実。フルーツも盛りだくさんだ。ビールは別料金だけど、ソフトドリンクも飲み放題か。味はたまに旨いのに出くわす程度。まぁ並の並の並。これで14ドル(ぴあカードで10%OFFだから$12.60)なら文句は言えまい。あぁ、今日もまた食い過ぎた…。

グアム旅行記1

GUAMでもやっぱりアウトドア


2000年8/11~14の日程でグアムへ行って来ました。グアムはアメリカ領なんですけど、まるで日本のグアム県みたいな感覚。

タモン近辺では、日本語とカタコト英語で全てOK。お手軽な海外旅行地です。年々進化するリゾート地グアムでもアウトドア~っと。


-8/11(FRI)-

京都から関空へは、JRの「はるか」と「MKリムジンタクシー」利用が便利だけど、我が家は往復3800円也のエアポートリムジンバスで出発。5人家族ならやっぱり安いもん勝ち。自家用車を除くと、一番安いもんね。我が家は家から一番近い京都全日空ホテルから空港バスに乗る。お盆直前ということもあってちょっと高速が混んでたけど、約2時間ががりで無事関空に到着。


チェックインの後は、関空内でわかりにくいと評判?のローソン(地下1F・独立した階段を降りる)を探して、おにぎりとエビアンで腹ごしらえ。グアム便はどの航空会社でも、ろくな機内食が出ない(サンドイッチとサラダ系)ので、お腹が空くという情報はインターネットで事前に調べていた。JALWAYSのスッチーさんは中国人系が多かったみたい。これも経費削減の煽りか。もちろん全員日本語で大丈夫。(ジャルウェイズなのになんで略称がJWと違って、JOなんやろと素朴な疑問←イキナリ変なボケですんません)


グアムへの行きは、時差で1時間損して、帰りは1時間得する。午後4時過ぎ頃には、グアム国際空港に到着。私は二度目、家族は初めてのグアムだった。着いてから送迎バスで延々とホテルめぐりをさせられるのはまっぴらご免(調べによると私の宿泊予定のアンパンビーチタワーは最南端のため降りるのが一番最後らしい)だったので、昼便のメリットを利用して、空港借り、空港返しで、4日間レンタカーを借りることにした。(やっぱり、いきなり夜中の運転は怖いもんね)今回は、お盆時期だったので、念のため、ハーツを日本予約(フリーダイヤル)しておいた。4人乗りならいろいろ安いのがあるのだけれど、いかんせん、我が家は5人家族の大所帯。ホントはワンボックスタイプのニッサンクエスト辺りが良かったんだけど…。そんなのハーツにはない…。と言われた…。


空港から即レンタカーに乗るとなると、ハーツかエイビスかバジェットぐらいが有名どころ。ここにはワンボックスカーはあまりない模様。(実際エアポートのレンタカーパーキングでこの手の車は見かけなかった)トヨタ・ニッサンあたりもデスクはあるのだけど、送迎だけで空港借りの空港返しができないみたい…。(出来ても別料金)結局、5人家族でも快適なFサイズにした。(フルサイズ・フォードモンデオの4ドアセダンだった。トランクもなかなかでかい。)VISAで払うと5%だけOFF。もっと安いのが現地であったけど($45/一日どこまでの保険かは不明だが保険代込み・ニッサンレンタカー・ただしコンパクトクラスでタモン借りのタモン返し・送迎は有り・現地ツアーデスクでもらったパンフレットの広告)、まぁいいか。外国では外車に乗ろう。(あっ、ここでは国産車か…。)


他のツアーメンバーズが他の到着便待ちで待たされているところ、イミグレーション済んだら即レンタカー会社の窓口へ。ちょっと優越感。これがしたかった~。LDW(免責免除の車両保険・Cなら$15だけど、Fは$17/1日と、ちょっとだけ保険も高い。)だけ入って、日本で予約した時FAXで送られてきた予約確認書見せると、あとはクレジットカードを出してサインするだけ。空港の窓口でも日本語通じて、「ガソリン、自分で入れますか?」だけ。即キー渡してくれました。ロコの兄ちゃんにトコトコ付いてゆくと、ビルから出て、すぐレンタカーパーキング。キズが無いかのチェックシートにサインして4日間だけのマイカー手続きは完了。保険代入れて$290近く。ちょっと高いか…。帰り便のリコンファームは嫁さんに任せて、さっさと荷物をトランクに積み込む。


ホリディのツアーだったけど、京都の旅行会社(近ツリさん)からはさんざんイヤミを言われて…。「オプショナルツアーの説明をバス内でするから、ホテルまではバスに乗ってください。現地のホテルでもレンタカーは借りられますから。」→NO(そんなんいやや。1時間は損する…。帰りもバカほど早く空港に連れて行かれるし…。)「帰国便のリコンファームは出発の72時間前までに、お客様ご自身で行ってください」→グアムのJALの窓口へ到着して、スグ行ったらもう全部されていますよとのこと。ただの脅しだった。(嘘つき!)「ホテルのチェックインもご自身でして下さい」→ちゃんとホリディのデスクで鍵を用意してくれてました。(そうそうこれでええんや。ちゃんと仕事やってるやんけ)


まずは、空港近くのKマートという大型スーパーマーケットへ直行。ビールやら水やらお菓子やらをざっと買い出しする。ちょっと小腹が空いたので入口近くで売っているピザ(1/4カット)$3.89とガーリック味のパンのステックみたいなもの$1.50位をつまむ。評判通りまあまあおいしい。このパンのガーリック味がクセになる。(だだし、一人誰かが食べないと、かなり臭うので要注意デス。)


Kマートからはマリンドライブを真っ直ぐ南へ。一度間違って通り過ぎちゃったけど、5時過ぎには、アルパインビーチタワー(ABT)に無事到着。ゲートのある地下の駐車場へ車を突っ込む。おっと、えらい汚いパーキングやなぁと思ったら地下の従業員用だった。1Fのパーキングがゲスト用か・・・。で、早速車を入れ直す。部屋は503号か。おぉーっ!。ちょっと歓声が湧くほど広い3ベッドルームのお部屋。風呂もトイレも二つあるし、リビング・ダイニングも広い。もちろんキッチンも冷蔵庫も洗濯機も乾燥機もある。もちろん全部タダ。おぉお!風呂はジェットバスか。部屋指定なしでも、ここは全室オーシャンビュー。部屋も改装済みか、小ぎれいだ。隣との壁もまあまあ厚い。廊下の声も全く聞こえない。こりゃ下手なホテルのスィートよりもエエわぃ。



冷蔵庫を開けるとビールやジュースがバカ丁寧にキッチリ7㎝間隔で並んで立っている。(これって、邪魔なんやね。あんまり買ってきた物が入れられない)リビングに置いてある冷蔵庫伝票(自分で書き込むようになっている)を見るとバカ高いので、予定通りKマートで購入した飲料を入っていたモノ以外の段に詰め込む。おっと、ラッキー!買ってきたのと同じスプライト350ミリ缶がある。もちろん冷えたのをいただいて、買ってきたのを補充しておく。これ常識。日本には無いディスポーザー(流しの下にある生ゴミをバラバラに砕いて流しちゃうヤツ)もブォーンとちゃんと動く。(日本の細い下水管じゃすぐつまっちゃうもんね。でもこれってあんまり環境には良くない。その代わりグアムのゴミは生ゴミがないのであんまり臭わない…。)


前に泊まった「ピア・リゾート」もそうだったけど、グアムのコンドミニアムは、ホテルと一緒。いや、部屋が広い分、それ以上か。ちゃんと、ルームサービスやランドリーサービスもある。ロビーにはベルボーイ君も、おっちゃんコンシェルジェ(コンシェルドというらしい…)もいる。泊まるコンドミによるけど、ここは無料巡回バスも停まるし、タクシーも常に待機していてすぐ乗れる。玄関に車を付けたら、ちゃんとベルくんが飛んできて、カートで部屋まで荷物を運んでくれるのでラクチンラクチン。5人家族だと荷物が多いので、ラゲージはもちろん買ったばかりのビールやジュースのダンボールケースのままの持ち込み荷物なんか、てんこ盛り運んで頂いて、ポーターチップ$5は申し訳ないぐらい値打ちが有る。


ここ、アルパン・ビーチタワーの経営は「ひばり開発」なる日本企業。かの有名な「スカイラーク」というファミレスの会社である。場所はタムニンなのでホテル街のあるタモンと比べると少し辺鄙。でも車が有ればタモンまで5~10分のいわば隣町。島全体から見ればまぁ中心街なので、レンタカーで移動する我々にはかえって動きやすい場所にある。何ちゅうても、グアムもアメリカ。となりの店に行くにも車で動く、車社会なんですね。


とりあえず、今夜の夕食はお酒が飲みたいので、ABTの中ですることに決定。これも調査済みの1F奥のプールの横にある「エル・アサド」の焼肉焼肉食べ放~題(一人$28・子供は$14)へ直行する。一人$10出せばビールも飲み放題だとか。客は純日本人さま、ばっかりだけど、これって日本で言えば2980円食べ放題ってところだから、まあまあお手軽というところか。バーベキュー味の日本人向けにタレにつけこんだリブがうまい。骨付きカルビもこりゃいける。娘によると、タンは少し固かったみたい…。レストランのロケーションはプールの真横なんだけど、お部屋自体は屋内型完全冷房施設完備で、テーブル席が15卓ぐらい。おまけにテーブルは、無煙ロースター付きときたもんだ。さすがスカイラーク。侮りがたし…見事にニッポンです。プールサイドのオープンエアーのムードを期待して行くと期待外れ。でも、考えてみれば暑い屋外よりズーットいいか・・・。(と、すぐ軟弱になる)どうも、和食レストランの「みのり」というのが無くなっていたので、この焼肉レストランに改装されたのであろうか?(違ってたらごめんなさい)


さんざん食い尽くして、満腹になったところで、部屋へ戻らずに、そのまま無料タクシーでいざタモンへ!(初日から飛ばすぞ!) DFSギャラリアまではどこのホテルからタクシーに乗っても無料です。タクの運転手さんも喜んで行ってくれる。DFSの受付で伝票もらって運ちゃんはサイナラ。ちょこっと買い物をディズニーストアでして、外へ出る。この辺りは私がこの前来た6~7年前からはホントに大違いだ。びっくりするほど街になってる。ガンシューティングやピンク系ビラ配りの兄ちゃんも多いし、人通りも多い(95%日本人)。アウトリガーホテルやウェスティンホテルが出来て、DFSが引っ越してきてギャラリアに。ゲームワークス。水族館。サムチョイレストラン。その他もろもろ。しっかり繁華街しているのにはビックリ。まるで浦島太郎の感覚である。


おっと、DFSの裏手北側に「ターザ」なんていう凄いプールも出来てるのか。でもココ一人50ドルもふんだくるプールらしい。JCの後輩からの情報じゃ、地元人は15ドルちょっとで入れるそうじゃないか。全く馬鹿にしてる。まぁ、グアム自身が、日本人観光客カモカモの島だから、それも有る程度覚悟で日本人も来ているしね。とりあえずココは末娘に知れたらえらいこっちゃ。くわばらくわばら。ここはチャント迂回しようねっと。


そこらでブラブラして、グアムにも最近できたという、ご存知ABCストアで少しお買い物。店内に入ってビックリ。日本人のお客さんの熱気で暑い。さすが、お盆をここで実感。レジで並んでいると私と同年ぐらいの日本人のオジサンが何を思ったのか、200ドル近くもいろいろ買ってお釣りの17ドルばっかしを受け取らない。というトラブル。おいおい、レジに並んでる者の身になれよ。店の女の子もホトホト困っていた。買い物にも、チップのつもりなのか?それとも、レジに待たされすぎたのを怒っているのか?どうも、そのオッチャン、全然英語が出来なくて、チェンジ(お釣りの意味)が解られず、商品を交換せよという意味にとったのか「いやや、商品交換せえへん」と頑張っておられたようでした。「それ、お釣りでっせ」って私が言ってあげたら、バツが悪かったのか、お金受け取らずにダッシュで店を出ていった。変なのっ。


おっと、気が付いたらもう10時半。嫁さんが無料バスを探すが、10時半には終バスが出てしまっている模様。じゃまくさいので、DFSの前からタクシーでアルパンビーチタワーへご帰還。えっ、$25位?。おいおいちょっと高いんじゃないかい?韓国人のドライバーさん。メーター上るのも早かったしボタンもピコピコ押してたし…。それにホテルロードをずっと南へ走っていたのでこれは大きく遠回り。おいおい早くマリンドライブの方へ曲がれよ。その癖、レンタカーの後ろについて「道が判らないのでノロノロね」「危ないね」だって…。これって、悪名高きボッタクリタクシーか?


犬連れキャンプ2

10月は例年、運動会やイベントで何かと忙しい。ところが今年に限ってポカンと、しかも10月の10日と11日の連休が空いた。キャンプの虫が動き出して、いろいろキャンプ場を探すが、なかなか犬連れOKで、しかも快適、落ちんオートキャンプ場は見つからない。急なこともあって子供たちが切望する、一緒に行くキャンプ好きファミリーも見つからない。結局、久々に家族だけでキャンプに行くことにした。



 10日の午前中は長女の知佳の北大路テスト(京都市の有名な模試)があるので、準備時間はたっぷりある。朝からのんびりだらだらとキャンプの荷造りをする。お盆のキャンプはどしゃぶりの大雨だったので、キャンプ用品全体が何か少し湿っている感じがする。もちろん夏に帰宅後テントやシュラフは完全乾燥させているが、どうもコンテナボックスに入れていたものが、かなりカビっぽい。食器類は気持ち悪いので全部お母さんに洗い直してもらう。とりあえず、ランタンやツーバーナーにガソリンを満タンにして、荷造り後、カリブの屋根に放りあげる。ルーフキャリアーに先に積んでしまうと、家から出られない羽目に陥るので、車を道に出して積み込む。この小さい車に5人の人間と一匹のワンちゃんをのせて、みんなの着替えやキャンプ道具や犬用品まで積むのだから、少し車には可哀想なぐらい満載である。



 イスは2脚とあとはコットで代用する。テントやスクリーンタープ必須アイテムなので外せないが、キッチンテーブルはお留守番っと。そうそう七輪は定番でコンパクトなので持ってこか。ランタンは大きいものを1個だけでええか。こうして荷物は最低限に絞った。ただ我が家は一人1個のリュックに1人分の着替えと決めているので、これが5個とシュラフが5本、これは削れない。ドッグフードも4食分皿や水入れ犬のおもちゃやリード等々けっこうな荷物である。



 なんやかんやしても、2時間足らずで荷物の積み込みは終わる。末娘の未花とチェリー(ゴールデンレトリバーの雌・5カ月)とで、庭で遊んで長女の帰宅を今か今かと待つ。1時半ごろになってやっと娘が帰宅。あんまり模擬試験が出来なかったと云っていたが、そんなに落ち込んでいる様子ではない。中三になった知佳は今、受験生である。我々の中学時代と違って塾や英会話や英語それにピアノと、彼女のスケジュールはびっしりである。中一の健太郎(長男)はお気楽な一年生なので毎日野球に遊びに忙しいようだが、それでも週2回は遊びの延長のような塾通いをしている。今日びの子供はかわいそうなものである。



 昨晩予約しておいた持ち帰り「ちゃんこ鍋」のセット(豚肉・鶏肉・鶏ミンチ・野菜等がパックされている)を両国というちゃんこ屋へ引き取りに行って、少し混んでいる国道9号線を北へ向かう。今回の行き先は「宇津渓公園」という昨年オープンの施設で、オートキャンプ場とコテージは連休なので当然だが、予約でいっぱいとのこと、われわれは河原のデイキャンプ場で我慢することにした。昨年の秋、まだオープンしたての時、コテージに泊まりに来たことがあるので、今回が2度目の訪問である。上桂川沿いの三角州状の土地に20サイト程度のオートキャンプサイトと3棟(来年には増築されるらしい)のコテージ、広い河原のデイキャンプ場は300人程度収容可(ただしこちらの施設はトイレだけ)という、こぢんまりしたキャンプ場である。



 人なつっこい管理人のオッチャンは去年来たことを覚えていてくれて、「今年もいも堀りするけぇ?」「明日天気よかったらたのんますわ」そんな会話で、料金家族5人で2200円を支払って車のまま河原へ降りる。到着が3時過ぎというのもあって、ディキャンプ客がどんどん荷物を片づけている。気が付けば河原には、うちを含めて3パーティだけ。天気は少し暑いぐらいの快晴。これはゆっくり出来そうと、内心ほくそ笑んだ。犬が邪魔にならないように遠慮して端っこの方の一角をキープし、先ずはチェリーのリードをつなぐための杭打ち。



健太郎がデカイ方のハンマーでガンガン60センチペグを打ちこんで、それにチェリーをつないだ。次はみんなでテントとタープをササッと組み立てる。ところがチェリーはかまって欲しいらしく、作業の邪魔ばかりする。どだい、ペグの位置がテントに近すぎるのである。チェリーの妨害にもめげずスクリーンタープまで組み上ると、早速チェリーが中に入ってきた。「私の居場所はここよ!」と言わんばかりの顔でしっかり日陰をキープする本能はさすが犬の本能である。



よせばいいのに、健太郎が「この中だったら放してもいいやろ」と、スクリーンタープの中でチェリーのリードを外した瞬間、事件は起こった。タープの裾はペグが打っていない。そこから潜り込むように、チェリーは抜け出すと、一目散に、それも全速力で河原へ逃げて走り回った。大慌てで家族全員、チェリーを追いかける。自由の身になったチェリーは大喜びで広い河原を気持ち良さそうに駆けめぐる。それを家族全員で追いかけるという大チェイスの始まりである。他のキャンプ客も何事が起こったのかという感じで全員注目の大騒ぎ。しばらくして、全速力で疾走していたチェリーが突然スピードダウンした。よく見れば、高さ10センチぐらいの石にしたたか前脚をぶつけたようで、少しビッコをひいている。骨が折れていなければ良いが…。



無事御用となって、取り押さえられたチェリーは、それからはさすがに少し神妙になった。脚も少し打ったが、大丈夫なようである。ただ、もう逃げようという気力は失せていて、日陰を探しては寝そべっている。



 夕暮れまでの僅かな時間、みんなでバレーボールを楽しむことにした。考えてみれば、我が家は私が中学と高校と小学校のPTAで、お母さんが幼稚園と小学校のPTAで、長女の知佳が中学校で、次女の未花が小学校で、つまり健太郎以外全員バレーボールをやっているというバレー一家なのである。みんなで円陣バレーをしていると、皆がまだ小さかった時のことを思い出す。1~2歳でまだよちよち歩きだった上二人と緑の広場でボール遊びをしていた時とを比べると、当たり前だが、ちゃんとバレーになっている。家族だけでバレーをする。こんな機会は滅多にない(ひょっとして最初で最後かもしれない)から、しっかり遊んでおこう。そんなこんなで昔を懐かしみながら、夕暮れまで、しばしバレーに熱中した。



 日が暮れると辺りは真っ暗である。ちゃんこ鍋で夕食をとり、早々にタープの中で眠る。予想はしていたが、コットの上にシュラフを敷いて寝ていた私の真下にチェリー嬢はしっかり場所を確保している。何度外に出しても入ってくる。どうも私と一緒にこのスクリーンタープ(もちろんオールクローズでテント状態になっているが)の中でお休みになるおつもりらしい。クーンクーンという甘えた声と、ハーハーという息、それに動物特有の匂いで私は一晩中、熟睡出来ず寝不足のまま朝を迎えたのは言うまでもない。まぁ、こんなのもいいか。



 次の日も天気は良かった。ゆっくりと片づけて、さあ芋掘りでも行くかと車に乗り込んだ途端、「あっ車のキーが無い!」スクリーンタープのポケットに入れておいた車のカギごと撤収してしまったらしい。せっかく積み込んだ荷物を崩して、ようやくキーを見つけ一安心。お約束通り芋掘りに行き、丸々と育ったサツマイモ約10個をお土産に京都へ戻った。たまには家族だけのキャンプもいいかもね。

1999年10月10日・11日

京都府北桑田郡京北町 宇津渓公園キャンプ場にて

バリ島旅行記

CHERRY 'S DAIARY


親が絶対に反対しているにも関わらず、我が家にもいよいよ新しい家族が来ることになってしまった。1999年5月10日生まれ。雌のゴールデンレトリバー「CHERRY」である。これは、我が家の末っ子じゃじゃ馬娘「チェリー」との格闘記である。


 我が家では、犬は飼わない。ここ15年これを通してきたが、1999年、3人子供たちの異様な攻勢に逢って、とうとう飼うことになってしまった。私のJCの先輩のところで飼っておられるゴールデンレトリバーという大型犬がお産をするというNEWSがきっかけになったのである。仕方なく、それなら頼んでみようと、約束したのだが…。犬のお産期間が犬はたった2ヶ月だということを私は知らなかった。


 待ちわびる子供たちから毎日毎日矢の催促。「いったい、いつもらえるの?」「雄になるのか雌になるのか?」「どこに犬小屋を置くのか?」「散歩の当番はどうするのか?」「首輪はどんなのがいいのか?」「しつけは、どうしたらいいのか?」「トイレはどこでさせのるか?」「どんな名前にするのか?」「どんな餌をたべるのか?」「キャンプに連れて行けるのか?」「キャンプではどうして寝かすのか?」「えさ用の皿はどんなのがいいのか?」とまぁ、数限りなく質問が飛び出てくる。そんなある日、先輩の奥さんから、意外な電話が来た。どうやら、ランバーというゴールデンレトリバーは想像妊娠だったようである。


 ここまでみんなが盛り上がってしまうと、もうどうしようもない。ペットショップを巡り、いろいろ情報を集めていると、意外にも家の近くに滋賀県でブリーダー(繁殖をする人のこと)をやっておられる方の、京都店があるという。ここ(NINE ONE)は土日しか開いていないので、滋賀県の甲南町まで電話して早速、生まれたての子犬を予約した。ゴールデンレトリバーの雌で7匹生まれた内の1匹ということである。これからでも見に行くという子供たちを制止して、「子犬は生後3週間ぐらいたったぐらいがちょうど見に行くのには良い。」というお店の方のご意見に助けられた。



 子供たちが待ちに待った5月30日の日曜日。みんなを連れて現地に赴き、実際に生後3週間の子犬を3匹見せてもらい、そのうち一番毛並みの良い色が少し濃いめの1匹をお願いした。この子犬選びは全員意見が分かれて紛糾したが、結局プロのご意見で決着。6月12日の土曜日の午前中にナインワン京都店で受け取ることを約束した。


 その日の帰りに草津市にあるDIO WARLD Ⅱという特大のペットショップでペットフードやら、水用皿、餌用皿、トイレ用トレー、ペット用蚊取り線香、スリッカープラシ、コーム等々を買い込んだ。犬小屋は海外通販で68ドルぐらいであったので(日本では19800円位した)注文した。犬用の雑誌や本も日々増えてくる。こうして、犬が来る6月12日を一日一日近づいて来るのを待った。この新しい家族の名前もすったもんだして「チェリー」に決まった。我が家はしばらく愛犬騒動で大変だ…。

                                              <99/6/3記述>

 お犬さま騒動はまだまだ続く、小学校の日曜参観を抜けだし、近くのホームセンターへお買い物。地域振興券を使って良いよとのお母さんのお達しもあり、犬の首輪とリード、つなげておくための地面にねじ込むタイプのポール、カラビナ等を購入した。

 家に帰ると早速、そのワインオープナーのオバケのように大層な形をしたポールを庭に設置する。どうも、ヤワである。やはり、どでかいペグの方が利きが良さそうなので、このポールはキャンプ用にすることにした。お犬さまがこの周りをぐるぐる回っても巻き付かないようにしたパーツや千円もしたカラビナ(登山の時に使うロープを固定したり、滑車代わりにするための金具)も早くもお蔵入りになった。どうもキャンプ用品の時と買い物パターンが同じで、無駄が多いのは、我が家の家系のようである。ペット用品でも、似たようなことをやってしまっている…。


それからは、毎朝、毎夕、娘のカウントダウン攻撃が続く。「あと、何回寝たらチェリーは来るの?」「今日が木曜やから、あと2回やね」ここ一週間毎日これである。「まだあと2回かぁ」どうも、待ちきれないようである。

 この犬を買うのに子供たち全員の今年一年分の誕生日プレゼントが質草になっている。犬を買ってくれるなら、誕生日プレゼントは要らないと3人とも言うのである。それだけに、気持ちに気合いが入っている。しかし、どうもプレゼントを債権化する子供たちのドライさも問題である。いよいよ静かで平和な我が家もあと2日の運命か…。

<99/6/10記述>


 6月12日の土曜日の朝、子供たちはどうも落ち着かない様子である。2ケ月前からまだかまだかと待ち続けた「チェリー」がいよいよ今日やってくる。朝から、誰が取りに行くか。どうして連れて帰ろうか。と侃々諤々である。私は土曜でも仕事があるので妻にお金を渡して、家を出たが、妻も仕事がある。どうやら、学校が休みの子供たちだけでペットショップへ行ったようである。ペットショップの女主人さんは、子供たちだけだったので、ご丁寧にも犬を我が家までお届け下さったようである。

 外国製のドッグフードと子犬用ミルクと一緒に…。犬の代金とは別に2300円ぐらい餌とミルク代を一番上の知佳が立替て、無事家に到着したが、母親から引き離されたばかりの子犬は哀れである。滋賀県の甲南町から名神の渋滞の中を大旅行してきたこともあって、グダっとしているうえに、クーンクーンと寂しそうな鳴き声でなく。子供たちは放っておけないのか、代わる代わる犬小屋をのぞき込むが、犬の方はいい迷惑。そっとしておいて、まずは環境に慣らせるのが一番である。

 子供たちも判っているのだが、なにせ新しい我が家の一員である。気になって気になって、10分おきぐらいに小屋をのぞき込む。落ち着かないこともあって、犬小屋の一番奥の隅で少し震えているチェリーは、疲れているのか、鳴いては寝て少し歩いてを繰り返す。餌はまあまあ食べるのだがまだまだ元気はない。昨日までどんな環境で育ってきたのかは不明だが、どうもあまり歩いてはいないようで、どうも足下がおぼつかない

 2、3日目になると、少し家に慣れたのか、元気を取り戻してきた。昨日までよちよち歩きだったのが、少し小走りに駆けるようになる。少しの障害物や段差も苦にならないぐらいに歩ける。この進歩には驚かされる。早起きは我が家の家系だが、朝4時のまだ薄暗い辺りから健太郎はお相手しているので、どうも睡眠不足気味になりがちである。いつもなら7時半までしっかり寝ている知佳も、チェリーのおかげで少しだけ早起きになった。末娘の未花は、相変わらず一番最後まで高いびきなのは変わらない。

 毎朝の4時起きが5日も続くとさすがに誰も起きて来ない。人間の方の負けで、チェリーも少し自分のリズムが出てきたようである。相変わらず明け方には起きているが、あんまり鳴かなくなるから不思議である。食事の方は最初はブリーダーさんが使っていたモノと同じモノを与えていたが、あまり残すので、少し減らし気味にしたが、サイエンスダイエットというドッグフードをご推薦のフードと少しづつ混ぜてゆき、お湯でふやかして、高価な子犬用粉ミルクをふりかけて、出来上がり、お世辞にもいい匂いとはいえないが、だんだんよく食べるようになってきたので、一安心である。

 チェリーも少しだけ顔も覚えてきたようで、健太郎に一番懐いていて、私には一番なつかない。接触時間の違いだろうが、犬ごとながら、少し嫉妬するのは確かである。

<99/6/17 記述>


 チェリーが我が家に来てから2週間が経った。まだ家族の5時起きは続く。どうも、この頃のチェリーは、すばしっこくなって逃げ足も早い。トイレの場所を決めて、そこで用を足せようとしているのだが、どうも庭の木のあるところがお気に入りで落ち着くらしく、そこばかりでトイレをしてしまう。

 辺りをクンクン匂いで、停止した一瞬に捕まえて、トイレ指定場所まで走るのだが、時すでに遅しの繰り返しである。あまりこれが続くモノだから、チェリーもさすがに慣れてきて、トイレの雰囲気で私が捕まえようと追っかけると、素早く逃げ回る。追いかけっこに疲れる頃を見計らって、ウンチを素早くしてしまう変なクセが付いてしまった。

 チェリーが食べる量も日増しに増えてきた。だっこするとその体重が2週間前のそれとは、全く違ってきたのがはっきり判る。2㎏前後だった体重も今や3.5㎏。こんなに早く増えるモノだろうか?2週間で1.5倍も増えてくると、このペースなら、半年もすると怪獣並の大きさになってしまうのでは?なんて恐ろしい想像もしてしまう。あと2週間で5㎏次の2週間で7.5㎏また次の2週間で11㎏そしてまた次の2週間で16㎏…。ああ、恐ろしや恐ろしや。

 子犬ながら、頭は良いみたいで、このごろはビーチボールでよく遊ぶ。庭いじりも好きで、来て1週間で庭の雑草は綺麗に無くなったし、若木の下の小枝は見事に剪定?され、これは日本初のガーデニング犬として仕込もうかと思うほどである。

<6/29記述>


 子供たちの早起きも、ぼちぼち限界にきたようで、この頃は早朝に少々クンーンクンーン鳴こうが、誰も起きようとはしなくなった。代わりに妻がお相手をしているケースが増えてきた。

 先輩犬2匹持ちの木村さんから、ホームセンターコーナンのオリジナルドックフードが良いよとの情報で、早速久世橋東に新しくオープンした「コーナン」へ出かけた。1袋しか残っていなかったが、その値段に驚いた。なんと10キロで880円なのである。最初はあまり今までと変えない方が良いと、「サイエンスダイエット・グロース(幼犬・老犬用)」というのをアヤハのデュオワールドⅡというところで、確か3780円で買っていたものだから、4分の一以下の安さである。

 あまりに安いので少し不安だったが、食べさせてみると、いつも通りよく食べる。まあ考えてみれば、我が家のチェリーは庭の樹や雑草果ては小石までしっかり召し上がるぐらいだから、上等かも知れない。最初は一缶1800円もする粉ミルクを混ぜていたが、2缶目でもうその必要も無いみたいな食欲旺盛である。ダッコも少し大変になってきた。

 7月5日には、これまた犬先輩の今井さんの情報で、新しくオープンした獣医さんへ出かけた。体重測定や肛門に体温計を突っ込んでの検温、ついでに検便等々のメニューを無事こなし。異常なしとのこと。ワクチンは5種混合にしますか?7種にしますか?そんなこと聞かれても判るわけないから、「7種にします」と、さんざん犬の病気のことで脅されたら誰でもそう言うように答える。一種の誘導尋問のようなひととき。

 ここは、フェラリアの薬は毎月1ケしか出さないそうで、また来月次の注射と投薬に来院下さいとのこと。大層なことである。お代は注射が8500円・薬が1500円でちょうど10000円。マクドナルドのなんとかセットみたいに、決まっているようなものらしい。以前他の人に聞いた話だと、1回行ったら3~4万ぐらいかかるよ、なんて聞いていたので少し安心したが、薬が1ケ月分だけだから、これが安いのか高いのか判らない。何故こんな一般的な薬を普通の薬局で売らないかは判らないが、どうやら獣医さんの生活がかかっているのか、動物病院でしか売らないようである。どうも薬業界と獣医師会が癒着している構造が見えてきたような気がする。この薬の通販でもやったら儲かるかなぁ。海外通販でも探してみよう。たった1錠で1500円のフェラリアの薬をしみじみ眺めながら思った。

(7/13日記)


 毎日毎日三食もおなじモノを食べていたら飽きるだろうと、ある日コンビニに出かけたついでにワンちゃん用の骨の形をしたキャンディみたいなモノを見つけ、買ってきた。3本入りで100円ちょっとだが、いくら舐めてもなかなか減らないから、結構もつ。チェリーも喜びころこんで、しつけにも使えて便利だから、子供たちは大変重宝している。「ふせ」「まて」「よし」「お手」ぐらいは、機嫌さえ良ければ理解できるようになってきたので、なかなか教え甲斐がある


 「お手」をすれば、何かもらえるものだから、可哀想に、じゃれながら寄ってきて、すぐに「お手」を何回もする変なクセも付いてしまった。ただ、トイレはまだまだ所かまわず大も小もするものだから、大変である。他の人に聞いたら、トイレは1週間で覚えたという人がほとんどだから、もう家に来て1ケ月以上にもなるのに、まだそこいら中で用を足してしまうのは、全く持って困りものである。

 なにかを与えると、言うことを聞くものだから、調子に乗ってこんどはお徳用犬用ビーフジャーキーを買ってきた。何とも贅沢な話である。あんまりこんなのばかりやっていると、今にドッグフードを食べなくなるのではないかと心配しつつ、チェリーはご満足である。そういえば、人の手から餌をもらう感覚を覚えてしまうとなかなかタチが悪い。食事時に、手で餌を貰うのを待っているのである。これは甘やかしすぎだと、叱ってやっと普通に餌用ボウルから食べるようになったが、これは良い教訓である。

 あまりに猫かわいがりいや、犬かわいがりしすぎると犬はどんどん助長してゆくと云う。ボチボチ、しっかりしつけて行かないと大変なことになる予感がする。なにせゴールデンレトリバーはすぐデカくなる。力も強いので、今のうちに厳しくしておかないと、我が家の女王様になってしまいそうである。

 チェリーはレトリバー(回収犬の意)だが、まだ木の枝なんかを放り投げてもくわえには行くが「持ってこい」までは出来ない。小さいフリスビーを投げても知らん顔。もうすこしじっくり構えるか…。まだ生後2ケ月だもんなぁ。   (7/15記)


 2回目の予防接種7種混合を受けに、「おいけ動物病院」へ行った。耳掃除と、予防接種をするのに30分待ちの盛況である。明日が休院日ということがどうやら原因らしいが、それにしても大混雑である。次から次へお客さんが、どこからともなく現れてくる。やっとのことで解放され、点耳薬と、フェラリアの薬1錠をもらって、18000円也を支払って帰宅した。1ケ月前から思うとチェリーもかなり大きくなっていて、「10.4キロです。」とのこと。どうりで、だっこがしんどい。

 病院から帰る間際にいよいよお散歩デビューですねという言葉を末娘の未花が聞き逃すハズはない。2~3日してから週末の夕方いよいよ真新しい首輪を着けて、家の前の道(醒ヶ井通り)へ出た。ところがチェリーは玄関先から踏ん張って一歩も出ようとしない。よく見ると震えている様子である。そりゃ、初めての散歩は犬にとっては「何事か?」というほど大事件であるから気持ちは分かる。家から10メートルほど離れやっとボチボチ、落ち着き無く興奮しながら歩く。ところが20メートル先の角でまたもや頑として動かない。家も方向を向いてしっかり頑張るチェリーを引っ張った途端、事件が起きた。前回大型犬用の首輪を買って失敗していたのだが、今度は中型犬用15㎏までという首輪にした。それをそのまま着けさせていたのが失敗のもと。強くリードを引っ張った途端にスポーンと首輪が抜けてしまった。自由の身になったチェリーは大逃亡するかと慌てたが、そこは庭で飼われている犬の性。半径3メートルぐらいの円を描きながら必死で走り回る。未花と私の二人かがりでタックルしてやっとのことで取り押さえたが、ここに車でも来ていようものなら確実に轢かれていただろうと思うとゾッとした。その日は早々にチェリーをだっこして帰宅。首輪の留め金を止める穴をひと目盛内側に作って首輪を着け直したのは言うまでもない。     (8/7記)


 

会社から家に帰るなり、未花が飛び出してきた。何事かと聞くとチェリーが吐いたとのこと。今朝まで元気100%で朝夕の散歩にも少し慣れてきたのに…。庭へ様子を見に行くと、どうも元気がない。食欲も全く無く、ドッグフードに見向きもしない。長女の知佳がずっと付いて看病しているが、グターと地面に寝そべって目だけこちらを向いている。私が病気になってもこれだけ心配してくれないほど子供たちは必死である。散歩に連れ出すのが早すぎた。変なモノを食べた。昨日興奮させすぎ。風邪をひいた。いろんな原因探しをみんなでする。息子の健太郎はイヌの飼い方の本を真剣に調べている。症状は下痢と嘔吐、食欲なし。先輩犬飼いの今井家の奥さんに聞くと、「そりゃ夏バテやね」とあっさり。もう一日様子を見てみたらとのこと。今井家のポポロン(シーズー)もよく吐いたそうであるが、まあ大丈夫だったとのこと。驚いたのは、今井家のご近所さんで犬を飼っておられる方は下痢したら「ビオフェルミン」を飲ませているそうである。その方曰く、人間用の薬は必ず動物実験してから市販するぐらいだから絶対犬にも効くハズだとのこと。少し危険だが、なるほどと納得させられてしまうから不思議である。まぁ変な病気で無かったら良いが…。   (8/10記)


 やっと、お医者さんの許可もでたので、チェリーの全身シャンプーを執り行った。お盆のキャンプは4日のうち2日以上が雨。ひょっとしたらチェリーは雨女なのか?チェリーの初キャンプも、散々の天気だったので、随分身体も汚れている。よく晴れた日曜日、庭でテントやタープをプラスクック製のプール(小さい子供が砂遊びや水遊びする貝のデザインのもの)をわざわざ買って、そこでキャンプ用品の泥落としのついでに犬まであらってしまおうという魂胆である。やはりレトリバーである。暑いカンカン照りのせいもあるが、水を張ったプールにそろりそろりながら自分で入って行く。首輪を外して、全身にシャンプーを振りかけて、洗うと白っぽかった全身の毛が濡れて、みるみる茶色になってゆく。100パーセント毛なので全身シャンプーでみるみる泡だらけ。普段は気付かなかったが、濡らしてみると、脚が長く、なかなかスリムである。洗って貰うのが気持ちがよいのか、大変大人しくしているのが不思議である。しかし油断していると、全身全霊をこめて、ブルブルをするので、これをさせないようにしっかりと末娘の未花が押さえる。何とか洗い終えるとプールから飛び出し、いきなりブルブル。周りにいる人はみんなびしょびしょである。まあ良い天気だから、こんなのはすぐ乾くだろう。

 毎日早朝と夕方の散歩が日課になってきた。最初は嫌がっていたチェリーだが、この頃はその時分になると、早く連れて行けと催促して吠えるようになってしまった。子供たちも少し飽きてきたのか、散歩をさぼろうとするので、私や妻にお鉢が回ってくる。私の家の周りは歩道の広い堀川通と五条通があるので散歩コースには事欠かない。ただ、チェリーのほうは、まだ3ケ月半という若さのせいか、やたら走ろうとする。どんどん引っ張って行くものだから、小4の未花と散歩に行こうものなら、どちらが散歩させられているのか判らない。必ず散歩で特大のウンチをするものだから、ティッシュとスーパーの袋は欠かせない。2回目のウンチを1つの散歩中にされると、これは困ったモノである。ティッシュは余分が無いし、使用済みのティッシュを再使用するので、大変困った事態になるのである。ティッシュは多い目に。これが本日の教訓である。

(8/23記

ゴールデンウィークは大忙し

GWゴールデンウィークは大忙し


 平成10年の初キャンプは、5月の連休で始まった。場所は以前「三島池キャンプ場」と呼んでいたのが「グリーンパーク山東」と呼び名が変わった所である。いつもの年なら2月1日や3月1日は、午前九時に電話にしがみつくように連休と盆休みのキャンプ予約に明け暮れているのであるが、今年はあまり有名キャンプ場の予約をGETするのを止めたため比較的簡単に予約が取れた。


 毎年の年中行事になった感のある連休キャンプだが、渋滞と混み混みキャンプにはみんなええかげん飽き飽きしていたのである。

 そこで目を付けたのが今回訪れた旧三島池。北陸道米原ICから15分程度と京都から80㎞ほどしかなく、道が混んでも2時間あればなんとかなる。最近リニューアルしたので設備的にもきれいであろうとの予想である。


 5月3・4・5日の2泊3日の予定だったのだが、とにかく我が家は忙しい。私と嫁さんが3日の昼まで仕事が入り、息子の健太郎に至っては、5/1~2が修学旅行。5/3~4が少年野球の合宿。5/4~5がキャンプに合流という超ハードスケジュールだったのである。中2の知佳はバレーの試合が4/29にあって、そこで3年生チームが負けてくれたので今回はフル参加。


 小3の未花ひとり、暇な状態なのはいつもと変わらない。こうして連休キャンプは今井・吉川・池田・西田の各家族と我が家の5家族で始まった。

 5月3日のお昼までの仕事を嫁さんと滋賀県の大津市で片づけて、帰宅後、急いでキャンプ用品をお祖母ちゃんのタウンエースに積み込む。連泊には私のカリブでは積載量が心許ない。娘二人を乗せ、早朝に出発した健太郎の合宿練習場所である伏見区の三栖グランドに嫁さんを送り、私と娘二人とで、名神高速を北へと走る。他の4家族は午前9時集合で出発しているので、それを追っかける形である。


 天気がもう一つのせいか、ゴールデンウィークの割には道が渋滞していない。スイスイとまではいかないが何とか大きな渋滞は逃れて午後4時位には現地に到着することができた。

 グリーンパーク山東は米原から少し東にある鱒の養殖で有名な醒ヶ井から北へ10㎞ばかり行った辺りにある三島池周辺の里山近辺の平地を滋賀県山東町が開発したなかなか立派なリクリーション施設である。ゴルフのショートコースやスライダー、フィールドアスレチック(やや老朽しているが)、人工芝のテニスコート、体育館、ドーム、宿泊棟、コテージ等が施設内に整備されている。少し北には伊吹山のスキー場が見え、ハングライダーをやっているのが見える以外は、全く持ってのどかな田園風景である。


 場内をうろうろ探して、先発4家族のグループを探す。平地の陽当たりのよい場所はすでに多くのキャンパーが、フリーサイトのため、思い思いの場所を確保してのんびりした連休キャンプを楽しんでいる。先発隊はあまり人がいない池の畔にある森の中の一等地を確保してくれていた。近くまで車を移動して娘二人と50mぐらいタウンエース満載の荷物を運ぶ。先発の大人たちはゴルフや散歩に行っているのか姿が見えないが、身内の子供たちはサイト近辺で遊んでいる。いつものテントとタープをセッティングしていると、大人たちが帰ってきた。


 どうも森の中というのもあって少し肌寒い。おまけに風が結構強いものだから体感温度は余計低い。バタバタとセッティングを済ますともう6時である。食事の準備がかなり遅れているがみんなあまり気にしていない。池から吹く風があんまり強いのでリビングスペースを大移動してやっとの事で炭熾しにかかる。




 今回は車が大きいこともあって「スポーツマンズグリル」という鋳物でできたバーベキューコンロを持参した。このグリル家で使う分には良いが、キャンプに持ち出すには少し一大決心が必要なほど重いコンロである。コールマンのスリーバーナーに着火して早速炭を熾す。少し離れたところでは西田君が新品のバーベキューコンロに炭を並べてガストーチを使ってバタバタやっている。炭が元気になってきたところでやっと少し遅い目の夕食である。

 腹ぺこ軍団の子供たちを満腹にさせて、大人たちも冷酒やビール、ウィスキーなど思い思いのお酒でワイワイ夕食が進む。傍らではすでに満腹状態の子供たちが焚き火をはじめる。いつものグループキャンプの光景である。


 天気は相変わらずの少し曇り空だが、時折雲の切れ間から青白い月明かりがどんよりとした池の水もに煌々と光を落とす。ウシガエルだろうが、少し下品に「グワァ、グワァ」とドスの利いた低音の鳴き声が耳に入ってくる。隣のサイトまでは悠に20mは離れているので、気にもならない。あぁ、のんびりする。

お酒も程良く回って、焚き火の薪も尽きた辺りで各々眠たくなった人から就寝。ウシガエルの大合唱を子守歌にして、エアマットの空気漏れにもかかわらず熟睡する。


 翌日は未花が一番早起きだった。前日遅刻着の我々はろくに散歩も行っていないので、お寝坊している知佳は置いておいて、二人で散歩へ出かける。

 池田は未花より早起きして伊吹山の方面へ「走り」に行ったという。42にもなって全く元気なものである。

 三島池は周囲1~2㎞位の池で、鴨池と言う位マガモがたくさんいる。遊歩道を歩いていると親子連れか、恋人同士なのかは不明だが池周辺で大変人なつっこくヨタヨタとドナルドダックの顔をした茶色ときれいなグリーンが入り混じった体をしたマガモにお目にかかることができる。雌は茶色と白色の混じった柄なので性別は簡単に識別できるが、そこは人間なので私には親子か恋人かまでは判らない。ただ、ガアガアと檻のないところで普段あまり見慣れていない野生動物を手近に見ることができるのはなかなか新鮮である。池の周りをぐるりと回って、少し古びてはいるがフィールドアスレチックで遊び連休中のイベント情報をチェックしながらサイトに戻った。


 子供たちがかなり起きていたので、少し肌寒いこともあったので素麺をインスタントのだしで食べる「あったか素麺」で朝食を取った。本日の予定は正午から3時間テニスコートを予約していたがこれを2時間にして、テニス組と近くの養鱒場で釣りをする釣り組に分かれず、みんなで一緒に行動しようと言うことになった。まずコンビニで昼食を用意して、テニスコート脇で食べ、テニスの後、釣りに行くことにした。釣り三昧を目論んでいた今井家の次男瞬くんはこの決定には大層不満だったようで、テニスコートには姿を見せず車でスネていたようだが釣りに行く途中でご機嫌は直ったようである。


 醒ヶ井養鱒場は予想外に観光地化していて、しっかり駐車料や入場料も取る施設で入り口脇にある釣り池では貸し竿まちの長い列が続いている。釣れた鱒は1㎏1200円で必ず買い上げて下さいとのこと。1時間半竿待ちしたあるカップルは1分で予定の1匹を釣り上げてしまって、「なんや、あっけないなぁ」と漏らしていた。この1匹が1㎏近くある体調4~50㎝のなかなかの大魚で、こんなのをたくさん持って帰ったら大変だということで、みんな簡単に釣れても粘って釣ろうという気にはなれない。結局我々のグループで8匹もの鱒が内蔵を処理してもらって2枚開きにして本日の夕食の「ムニエル」になることになった。


 少し遠回りしてスーパーで買い物後、サイトに戻り私は新幹線で後から追っかけてくる嫁さんと息子を迎えに米原駅へと向かった。連休中だけあって国道はなかなか渋滞している。携帯電話のおかげでこういうときは便利だが、きっちり嫁さんと息子は出口を間違えて駅の反対側で待っていた。20分ほど時間をロスしてやっと旧駅の駅舎前で二人を乗せキャンプ場へ戻る。聞けば今日の試合で健太郎は初の満塁ホームランを打ったという。健太郎は3年の時はサッカーチームのゴールキーパーをやっていたが友達に誘われて「洛央メジャース」という地域の少年野球チームの4番ファーストのポジションを頂いている。6年になってからは毎週のように日曜日ごとに試合が入り、朝6時半集合出発なんて日もあるから送り迎えの親はたまらない。朝寝をたのしむなんていう休日の最高の贅沢と引き替えに毎週の試合観戦が続いている。

 ただ、さすがに修学旅行・野球合宿・キャンプしいう3連チャンには少し疲れているようでその日の夜は早々に高いびきで寝入ってしまった。2日目の夕食は鳥鍋と、鱒のチャンチャン焼き、それに昨日のバーベキューの残りという豪華3本立てメニューになった。天気も回復し星がきれいな夜だったので池の真ん中にある曲がり橋に夕食後寝転がって夜空を満喫した。

 翌朝は快晴。キャンプの撤収は後回しにして、全員で連休恒例の「キックベースボール大会」を実施した。子供と大人入り乱れての21人のキックベースはなかなかいい試合で大盛り上がり。楽しい連休のイベントの一つになった。末娘でいつも手の掛かっていた未花が、「また、キックベースやりたいね」と感想を、帰りの大渋滞の車で呟いた。「あぁ、またやろな」と答えながら、娘もやっとみんなと同等に楽しめる年齢になったのだと、うれしくもあり少し寂しいような気持ちになりながら京都の街を目指した。

 

1998年5月 滋賀県 山東グリーンパーク

嵐の夜 ~赤礁崎で~

嵐の夜 ~赤礁崎で~

今年のお盆は、絶対、快適な海でキャンプするぞ!

 1996年の夏は病原性大腸菌O157騒動で、子供向けイベントやプールまでが全部中止という子供たちにとって、誠に可哀想な夏であった。昨年は「丹生白浜」と云う、海だけはきれいだが大混雑のため、最低最悪の環境でのキャンプだったので、今年こそは、区画のしっかりあるオートキャンプ場でゆったりと海辺キャンプを満喫しようと、春から3サイトの予約を入れていた。

 私の会社は8月の15~17日がお盆休みであったが、一日早く14日から休みを取り、福井県の大飯原発の近くにある「赤礁崎オートキャンプ場」へ向かった。天気のほうは、昨夜からインターネットで状況は把握していたのだが、台風8号が九州を北上していて、我々が向かっている福井県嶺南地方を寸分の狂い無く直撃する模様である。

 ところがその日の朝、京都は抜けるような青空。我々は早めに現地に到着して、晴れのうちにしっかり遊んでおこうという作戦に出た。早朝出発は、我が家の得意技。朝5時には全員起きて荷物の積み込み、朝食をアッという間に済ませ、午前7時には周山街道を北へ向けて走っていた。ほとんどノンストップで現地に到着。午前9時には、キャンプ場のすぐ近くの海水浴場でビーチテントを広げて、早々にちびちびビールを飲んでいた。

 この良い天気がいつまで保つのかは判らないが、とりあえず今は快晴である。今年初めての海水浴に親も子も時を忘れてワイワイ楽しんだ。国道沿いのスーパーでおにぎりを買っておいたので、それをパクついていると、吉川君と今井君の家族が到着した。ここのキャンプ場のチェックインは午後2時。それまでゆっくりと海で遊ぶことにする。お盆の割には人出が少なく、浜辺も比較的ゆったりしている。昨年の大騒ぎドタバタ混み混みの海水浴とは大違いである。

 遊びに少し飽きて2時半になったので、そろそろキャンプ場のチェックインに向かった。しかし、そこで思わぬ事件が起こった。管理人のオッチャンと私の嫁さんとの行き違いで予約の日にちが1日ずれているのが判明したのである。どうも先方は、昨夜から2泊の予約になっていたようである。まぁ、今日の予約は有効なので、明日の2泊目は何とかするとのことで、一安心。台風なのでキャンセルぐらい出るやろう…。

 今回は、大型台風が接近中と言うことで、我々の風雨対策は気合いが入っている。しかし、我々のキャンプは何故こんなに、台風にご縁があるのだろう。そんなことをグチりながら、汗をカキカキ、渾身の設営が続く。

 テントはもちろんフルロープ・フルペグ状態。ガリバーが子供の国で全身を地面にくくりつけられているのに非常に近いぐらいペグとロープだらけである。タープも比較的分厚い私のヘビーヘキサゴンタープにした。そして極めつけはスノーピークの特大の60㎝T型ペグ。これを地面にしっかりガンガン打ち込み、支柱のポールは前もって一段落として、低めにタープを張った。まぁこれで持って行かれたら仕方ないというほどガチガチの「コレデモカ設営」をしたのである。

 幸いなことに我々のサイトの周囲には防風林が植えられている。前回のマキノ高原のように吹きっさらしの状況ではないので、風の方は少しはマシのはずである。やっとのことで気合いの入った設営が済み、さぁ晩飯の準備でもするかという頃になって、いよいよ風が強まってきた。

「やっぱり、来るなぁ」

みんなも、覚悟が出来ている。

 いつもの「なんでもバーベーキュー」でワイワイ夕食をしている頃になると、急に周りの状況が慌ただしくなってきた。「管理棟の2階を開放して避難場所といたします」というせき立てるような場内アナウンスがみんなの気持ちを不安にさせてゆく。我々の周りのサイトに結構いたキャンパーたちは、慌ててタープやテントを撤収してゆく。やはり台風の中でキャンプすることは無謀なのか。

「そんなに、きついかななぁ」

 我々はちょっと呑気に構え過ぎているのだろうか。私は防風林に囲まれた我々のサイトを出て、海に近い散策路の方に偵察に行ってみた。幼い日、台風が来ると何かワクワクするような感覚を思い出した。いつもとは違う街の風景や突風に飛ばされて行く看板なんかを見るのをドキドキしながら、私は眺めていたものである。まあ、実際に大した被害に遭ったことがないので、そんな悠長な事を言っていられるのだが。私の実家の近くを流れる堀川という人造の川に雨水が激流となって流れ、ほとんど決壊寸前になっているのをわざわざ見に行ったり、暴風雨の中、カッパ一つでうろうろ近所をよく歩き回っていたモノである。まぁ、ちょっと私は変わっていたのかも知れない。

 だから、今回もちょうどキャンプの時に、台風が直撃するのを千載一遇のチャンスみたいに子供時代を思い出して何かが私をドキドキさせていたのである。散策路に出ると、私の身体を威圧するかのような、圧倒的な強さの風が吹いていた。他のキャンパーたちが撤収するはずである。我々のサイトと比べて三倍以上もの暴風が、ゴーという地響きにも似た音を立てながら私のすぐ下の岸壁に吹きつけていた。当然、海は昼間の穏やかさは微塵もなく、強い風にあおられて荒れ狂っている。

 強風に海水が吹き上げられるのか、横殴りの雨なのか判断が付かないぐらいの小粒の水気が、頬を打つ。今のところ雨量はそう大したことがないようである。

 台風偵察から戻ると、もう我々のサイトの周りには、まるっきりキャンパーがいない。車に避難している人や、完全撤収している人がほとんどである。我々はこれが真夏のキャンプ場、それもお盆という特殊な時期の風景とは信じられないぐらいガラガラのキャンプサイトで小さなランタンをひとつだけ点し、貸し切り状態をしばし愉しむことにした。

 巨大なペグと、防風林のおかげで、われわれのタープは未だ立派に健在である。タープは下から風にまくり上げられるとひとたまりもないが、我々はかなり低い目に張ったので、強風に刃向かわずに、しっかり風を逃がしてくれている。上に逃げた風はタープを押しつけるような格好で、程良くタープを押さえつけてくれていて、飛ばされにくい理想的なカタチになっている。

 今回の私のテントは、6本フレームの大型ドームと呼ばれるタイプで、本来、あまり風に強いタイプのテントではないが、しっかり細引きをセットしてあるので、そうそう飛ばされることは無さそうだ。今井君のはロッジ型で、風をまともに受けはするが、かなり重量もあり、これまたしっかりロープで固定されているため安定感がある。

 問題は吉川君のテントである。値段のことは言いたくないが、9800円のテントは、こんな状況の中では、とても快適とは思えない。一応、雨風が吹き込まないフルフライタイプではあるが、テント本体を引っ張る部分がわずか2ヶ所。これは極端に少なすぎる。ポールもたった2本では、横殴りの暴風雨に耐えるのには構造的に柔すぎる。実際、吉川家は一晩中、揺れ動くテントを抑えながら、寝ていたので、いささか睡眠不足であったようである。

 夜の9時頃になると、今度はとてつもない大雨が降り出した。まさに暴風雨である。気が付けば我々の周りで最後まで頑張っていたお向かいさんも、車ごといなくなっている。私は雨具を着けたまま、こんな時でもまだまだ元気な七輪君であじの味醂干しなんかをあぶりながら、冷酒をチビチビ飲っていたが、さすがにあまりの悪天候なので、タープやテントのペグと細引きを一回りチェックした後、少し早い目に就寝した。

 私は、一度寝ると、朝まで全く意識がないほど熟睡できるタイプなのだが、この夜は一度だけ目が覚めた。11時半を過ぎたあたりだろうか?今まで荒れ狂っていたであろう雨や風がウソのように止んで、とても静かであった。恐らく台風の目であったのだろう。私は安心して、また熟睡した。

 そしていつものように午前6時前には、目が醒めた。台風一過の快晴を期待していたが、まだまだ空気が鉛のように重たい。どうも今度の台風は超大型でのろのろしているようである。昨晩ほどではないにしろ、雨や風もまだまだ強いし、お盆のど真ん中というのに少し肌寒い。

 我々のサイトは今井君が打ってくれたペグが1本抜けたのを除けば安泰であった。極端に低く張ってあったタープをぐぃーっと高くして、午前中は何もせずただボーッとしていた。

 お昼間近になって、管理人のオッチャンの呼び出しがあった。サイトの引越をしてほしいとのこと。お盆の特殊事情の事もあるので、喧嘩するのは止めて、サイトの引越に取りかかった。家族3組分のお引越は結構大変なな荷物になる。今度の新居はフリーサイトで、ここから300メートルの距離。それも車が置けるところから、まだ荷物を担いで20メートルの下り坂がある。これはちょっときつい。引越の途中で天気は徐々に回復してきて、新サイトが完成した頃には、夏の青空が少しだけ戻ってきた。

 二時間がかりのお引越はようやく終了。我々の新居のご近所に知人が到着してきた。私は、子供たちの通う小学校でパパさんバレーというのをやっているが、そのチームメイトで主力メンバーである大西さん家族と友人たちである。毎年この時期にここに来ているという、ここのベテランさんである。

 なるほど彼らは値段の高い区画サイトは敬遠して、快適で安価なフリーサイトを2家族なのに4サイト分をしっかり確保して、これ全部を広く使うという利口なサイトの使い方をしてらっしゃる。我々は挨拶をした後、夜の再会を約束して、小ドライブと買い出しに出かけることにした。

 福井県の大飯町に最近出来たヘルスセンターみたいなところを見学した後、ママストアというスーパーで今夜のおかずを買い求め、帰りに波止場で車を駐めた。今井君と私の息子が楽しみにしていたサビキ釣りをやろうというのである。今井君は冷凍のオキアミを昨日すでに購入していて、天気の回復を待って、釣りを楽しむ予定をしていたのである。われわれもこれにおつき合いすることにした。

 サビキ釣りというのは、直径2㎝ほどの蓋のない円筒形の小さなカゴに、小さな海老を入れてそれを水中でばらまきながら数本の針で引っかける釣りで、小魚を釣るときに使う。この日はわずか1時間程度の間に、30匹ぐらいの大漁であったり、吉川君の娘のユミナちゃんが巨大な蛸を網ですくい上げるなど、話題に富んだ大変面白い釣りであった。

 キャンプ場に戻り、大西さんからサラダ油と鍋をお借りして、早速アジの天ぷらの準備に取りかかった。今井君はここでも天賦の才能を発揮して、器用に包丁を駆使して、見事にアジの2枚おろしができあがり、それをフライにして、みんなで食べた。準備に30分かかったが、食べる方はわずか1分で売り切れた。

夜はみんなで打ち上げ花火に興じ、盛り上がった。

「夏の想い出としては、ええほうかなぁ。」

昨夜とはうって変わって、穏やかになった空を見上げながら、ちょっと呟いた。

まだ雲の多い夜空から、やっとのことで一等星が2個、キラリと光っていた。

 

1996年 盛夏

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