日本知育玩具協会
代表理事
藤田です
今回、保育環境改善プログラムでの研修では、「乳児保育とおもちゃ」と「異年齢保育とおもちゃ」をテーマに学びました。
保育環境改善プログラムに取り組んでいる、トーマスぼーや保育園での園内研修を行いました。
育児担当の保育士は、一人一人の子どもの生活リズムを理解し、それに応じて保育の日課を組み立てます。ですから、子どもたちは安心して自分のリズムで生活することができます。
おもちゃはこの育児担当保育において、重要な役割を果たします。発達段階や興味に応じたおもちゃを提供することで、遊びを通じて子どもたちは多くのことを学びます。例えば、手先を使うおもちゃやつまむ動作を促すおもちゃは、子どもたちの細かい運動能力を発達させます。例えば、食事におけるカトラリーの使い方の発達は、遊びにおいて獲得する手先の動作と完全に一致します。
これらの文化的な遊びを提供することで、子どもたちはその欲求が満たされ、成長と発達が促進されます。この過程で、子どもたちは大人に大切に扱われていることを確信し、安心して日課をこなすことができます。
保育士が、毎日の所作や動作を繰り返し行うことで、子どもたちの生活における混乱を最小限に抑えることができます。日課の中での「待たされる時間」も最小限にする工夫をしています。例えば、食事の時間がグループごとに異なっても、遊びが保証されている子どもたちは自分の順番を楽しみに待つことができます。これにより、子どもたちは自分の時間が保証されていると感じ、安心して過ごすことができるのです。
保育士同士の連携を強化するために、フォームや書式、書類やシートを使った情報共有は大変有効です。これにより、中心となる保育士だけでなく、短時間の保育士や勤務年数の少ない保育士も、同じ質の保育を提供することができます。子どもたちに対する所作や対応についても、クラス内の保育士で情報共有し、改善に取り組むことで、子どもたちの生活における混乱を最小限に抑え、安定した保育環境を提供しています。
幼児保育の異年齢保育
次に、幼児保育の異年齢保育についてお話しします。異年齢保育では、3歳児、4歳児、5歳児が年齢別ではなく一緒に過ごします。このアプローチにより、子ども同士が教え合う文化が生まれます。特に年長の5歳児が年下の子どもたちに遊び方を教えることで、互いに成長し合うことができます。
この保育の成功には、保育士が適切な技術を持ち、それを体系化して子どもたちを援助することが効果的です。
今回の研修では、特に、1年間を通じて5歳児の成長を援助することに注目し、多様な体験ができる環境を整える大切さを強調して学びました。
保育異質には、床や机での積木遊び、構成遊び、マンダラ塗り、ドイツゲーム、お世話遊び、お店屋さんごっこ、キュボロ、ブロック遊び、パズル、絵本など、さまざまな遊びが取り入れられています。
子どもたちは、活動を通じて自立し、自己肯定感を育み、他の子どもを思いやり、協力して新しいものを生み出す経験を積み重ねます。保育士は、子どもたちの遊びを見守り、必要に応じて適切な援助を行います。これにより、クラス全体に対して一斉的な、強い働きかけを求められることなく、個々の子どもの遊びをサポートすることができます。
異年齢保育の取り組みを通じて、子どもたちは共に学び合い、成長していきます。このアプローチは、子どもたちの社会性や協力する力を育むとともに、保育士の支援の質を高めるための重要な方法です。私たちは、この取り組みを現場で指導し、夜には集合研修を行うことで、保育の質をさらに向上させています。
体幹の強化に効果的なプッキー乗物
今回は、乳幼児の体幹の強化に効果的なプッキー乗物についても、各車種ごとの子どもの動作と導入方法について詳しく説明しました。
まとめ
今回の研修を通じて、乳児保育と幼児保育におけるおもちゃの重要性、そして異年齢保育の素晴らしい効果について深く理解することができました。おもちゃや絵本、わらべうたを活用し、子どもたちの発達を促進することは、保育士にとって重要な役割です。また、異年齢保育を通じて子どもたちが教え合い、共に成長していく環境を整えることも、保育の質を高めるための重要な取り組みです。
これからも、子どもたちの健やかな成長を支えるために、私たちはより良い指導に努めたいと考えいます。保育に関する最新の情報や研修内容については、今後もこのブログで紹介していきますので、ぜひお楽しみに。ご覧いただきありがとうございました。