先輩は運動、何をしていたんですか?
先週、あるOB会、マスコミ倶楽部での会話。
後輩とラグビー談義に話が盛り上がったあと、運動が好きで同好会のテニス部に所属していたとのこと。中学時代は野球をやっていたそうですが、レギュラーになれず、高校に入ってからはテニス部に所属、大学でも同好会ながらテニスを全うしたと、まさにカラダを動かしていなければ気が済まない、という健康人でした。
で、「先輩は、何をしていたんですか」と後輩。
「う、ん? オイラかい?」
「ええ、先輩はどんな運動していたんですか?」
「う~ん、学生時代? 学生運動しかしてないよ」
「え?」と怪訝そうな後輩。
「うん、だから学生運動だよ」
「学生、運動ですか? え~、言葉としては伺ったことはあるんですが」と後輩。
いやはや、運動ってから、学生運動していたって教えてあげたんですが。
東大闘争ってのがあって、キミの先輩は正門に「造反有理」と書いてね、なんて説明しようとしたんですが、いや~古いな~と思って、止めました。
ちなみに、「造反有里」というのは当時のML派、つまりマルクスレーニン派というのが正式名称でしたが、ボクらは毛沢東林彪派と揶揄していました。それは、パリのMLも同じです。まあ、70年の6月15日、雨の中、なんて思い出しはじめると、とどめがなくなってしまいますが(どうして何十年も前のことって沸き出てくるんでしょう。明日は午前10時から講座、午後1時からは3時間におよぶ講座(二コマ分ですね)、その後6時から読書会――なんですが、その講座で基本単語が出てこない、ボケじじいの困った状態です)、その造反有理の学生は某広告代理店に入ってコピーライターとして活躍しました。そんな先輩もいるんだよ、ってな話なんですが……。
ちなみに、ボクは中学、高校時代は陸上部。大学生では社研(最初はそういう名前じゃなかったんですが、社研が消滅したんで、社問研から社研に変更いたしました。ちなみに、社研とは社会科学研究会の略称。社研って、社会学研究会ですか? という時代になってしまったので、念のため)
