いつもエコノミライ研究所のブログをご覧下さり、誠にありがとうございます。
COVID-19による影響が世界を混乱の渦に巻き込んで早3年。
収束しているのかどうか分かりませんが、無事息災であることの幸せを噛み締めています。
(屋久島空港で待機していた日産e-NV200「えこの弐」号)
(屋久島空港)
(楠川歩道と並走するように流れる城之川を渡る)
(宮之浦港荷役事務所からミニキャブ・トラック・MiEVが出発)
(一湊(いっそう)海水浴場)
(永田公園内急速充電器)
利用可能時間
平日8:30~17:00
土曜8:30~17:00
日曜8:30~17:00
祝祭日8:30~17:00
年中無休
鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
(出典:永田公園 (熊毛郡屋久島町) 電気自動車の充電器スタンド |EVsmart)
(ウミガメの産卵地である永田浜)
(永田いなか浜から口永良部島を眺める)
(東シナ海展望所から屋久島永田浜方面を見渡した屋久島北部の風景)
(鹿児島本港)
(JR山陽新幹線岡山駅下りホームより)
電気自動車EVは、時速80km以上の高速走行の場合は、エネルギー効率が悪くなりますので、第2世代量産型EVである三菱i-MiEVや日産ZE-0リーフ、e-NV200の場合には、70kmから80kmごとに急速充電を継ぎ足して行かなければ、走り切ることができません。
エコノミライ研究所は、このことを、経験をもって実証してきました。
所長楊田は三菱i-MiEV「Gミーヴ」号を所有していますが、TECTOMさんの「燃費マネージャー」(実勢価格3万円前後)を搭載し、電池残量や消費電力、累積電費など、各種情報を記録し、適切な情報処理を施せば電気自動車という「次世代自動車」の実用性能をより詳しく分析することができ、快適なEVドライブに活かすことができます。
楊田の片道300km超のEVロングドライブの実績と致しましては
(報告済)2017年7月横浜→関→倉敷(700km)
(報告済)2017年8月倉敷→鹿児島→屋久島(900km)
(報告済)2017年10月倉敷→東京・横浜→倉敷(1400km)
(報告済)2018年8月倉敷→小牧→白馬→小牧→倉敷(1400km)
(報告済)2018年10月倉敷→東京(700km)
(報告済)2019年4月倉敷→東京・横浜→倉敷(1400km)
(報告済)2019年9月倉敷→米原→白馬→敦賀→倉敷(1400km)
★今回★2019年9月鹿児島→倉敷(700km)
2021年3月倉敷→鹿児島(700km)
2022年3月倉敷→鹿児島→倉敷(1400km)
2022年7月倉敷→小牧→白馬→小牧→倉敷(1400km)
となっておりますが、2023年現在、まだまだ、過去に実施したドライブ報告ができておりません。
今シリーズは屋久島訪問を実施した令和元年秋のレポートであります。
令和元(2019)年9月下旬
「〇〇電力の担当者が屋久島視察をする継いでに協議会を開催したいので、同席してくれないでしょうか」
という依頼がありましたので
エコノミライ研究所ゴッチ本部長の拠点、屋久島へ向かうため
JR山陽新幹線の岡山駅からまずは、博多駅を目指し
「博多で勉強会があるけど、それが終わったら合流できるよ」
と言ってくれたN氏と博多駅で合流
令和元(2019)年9月下旬の午前10時頃
JR九州新幹線の博多駅にて「さくら」号に乗車し
令和元(2019)年9月下旬の正午前
JR九州新幹線の鹿児島中央駅に到着し
引き続き、屋久島行き高速船が発着する
鹿児島本港までタクシーで移動し
鹿児島と屋久島とを結ぶ高速船「トッピー」号に乗船
(参考:種子屋久高速船 - Wikipedia)
乗船すること約100分間
令和元(2019)年9月下旬の午後2時過ぎ
屋久島の宮之浦港に、無事、到着しました。
無事に屋久島のゴッチ本部長と合流することができ
1周約100kmの屋久島では重宝する
三菱自動車の電気自動車ミニキャブ・バン・MiEVにて移動することとなりました。
この島に遣って来た目的は
翌日に、大手電力会社担当者様との協議会に参加するためなのですが
先方様も前日入り、到着地は屋久島空港、時間は午後4時頃ということで
2時間近く、待ち時間があるため
ゴッチ本部長の提案により、島内ドライブを敢行することとなりました。
宮之浦港から島の周囲を巡る
鹿児島県道78号上屋久永田屋久線(1976年9月1日認定)にて
(参考:ウィキペディア鹿児島県の県道一覧 - Wikipedia)
永田浜方面へと向かったのであります。
宮之浦港をスタート地点とし永田浜までの距離は
約20km
平均時速40kmとしますと
約30分で到達できる場所に
ウミガメの産卵地、永田浜へと辿り着くことができます。
東シナ海展望所の停車スペースにクルマを停め、周囲を撮影しました。
北は九州、西は口永良部島を目視できる東シナ海を一望することができます。
東シナ海展望台から島の屋久島北西部と東シナ海を一望することができる場所です。
永田いなか浜に到着致しました。
ゴッチ本部長から説明を受けました。
「ここは、日本一のウミガメ産卵地ですよ。」と。
砂浜の向こうに見える手前側の突き出た部分が
永田エリア内に流れる永田川の河口部分で
その先に見える山なりの半島の先の方に、屋久島灯台が見えるのかもしれません。
そして、その岬から、海を隔てて、向かって右に見えるのが
口永良部島
であります。
時刻は午後2時35分頃
永田公園でも散策しました。
ミニキャブMiEVの電池残量が若干気になってきましたので
永田いなか浜から300mほど西へ進んだ
永田公園内の駐車場に併設されているEV用急速充電器を使用するためでもありました。
利用可能時間
平日8:30~17:00
土曜8:30~17:00
日曜8:30~17:00
祝祭日8:30~17:00
年中無休
鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
(出典:永田公園 (熊毛郡屋久島町) 電気自動車の充電器スタンド |EVsmart)
時刻は午後2時40分頃
そろそろ、屋久島空港に向かわなければなりません。
ミニキャブ・バン・MiEVの充電を終え
宮之浦港方面、屋久島空港方面に引き返しました。
宮之浦港に立ち寄るのは、もう一つの理由がありました。
ゴッチ本部長が突然の発表
ゴッチ「先日契約した電トラ(三菱自動車のミニキャブ・トラック・MiEV)が港に届いたんですよ。」
楊田”<ひと>も<くるま>も一度に遣ってくるとは!!今日は、忙しいですね。”
ゴッチ「〇〇電力さんが遣ってくるのに合わせて、日本製のEVを勢ぞろいさせることができるので、嬉しいんですよ。」
楊田”そうか!i-MiEV、リーフ、e-NV200「えこの弐」、ミニキャブ・バン・MiEV、そして電トラか。”
ゴッチ「ということなんで、島に滞在中、このクルマ、使ってください」
楊田”??、!!、これからクルマを受け取りに行くワケですね。わかりました。”
宮之浦港の近くにある急速充電器の場所も通過しました。
CHAdeMO中速20kW / 1 台
利用可能時間
平日8:30~17:00
土曜8:30~17:00
日曜8:30~17:00
祝祭日8:30~17:00
年中無休
住所
鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
(出典:宮之浦 (屋久島環境文化村センター) (熊毛郡屋久島町) 電気自動車の充電器スタンド |EVsmart)
待機すること数分
向こうから、一台のトラックが向かってきました。
Nパイセン「これか!ゴッチ本部長って、純粋にEVやりたいんだね」
Nパイセン「それにしてもさぁ
〇〇電力の人って、何しに、屋久島くるんだろう?」
楊田”そりゃ、経費で次世代自動車をパワーユーザーに使ってもらうために導入するだけでなくて、
その後の使用状況の視察も、当然、業務に入っているワケですから
そのユーザーが屋久島に居るのだから、当然じゃないですか?”
(その他にも、東京の学校、岐阜の山間部の町、愛知県でも天竜川に近い町、神戸市の事業所でありました。)
Nパイセン「そうだよね、勝手に(EVの実証)実験、進めてくれているんだから助かるよね。」
宮之浦港入口交差点を左折し、南の方向へと進みます。
2級河川の宮之浦川 (流域面積62.8 km2)を渡す
宮之浦大橋を渡り
宮之浦小学校や
中央中学校
鹿児島家庭裁判所の屋久出張所などがあり、
町の中心エリアを走り抜け
丁度、学校からの帰宅途中の小学生、中学生と何人もすれ違い、追い抜いていきました。
宮之浦エリアから南隣りの
楠川エリア
に入ってきました。
この交差点を右折しますと
淀川入口~宮之浦岳~白谷雲水峡~楠川歩道入口(1泊コース)
へと続く
楠川歩道へと繋がるようです。
何故にこんなところで〇ラ〇もん像?
弥生杉、三本杉、さつき吊橋へと続く楠川歩道と並走する形で降りてくる
城之川を渡す橋を渡り
屋久島空港まであと6km
空港までのドライブ後半も、会話形式を取り入れながらレポートしてきました。
その会話の中で、屋久島の電力供給を一手に受けている屋久島電工さんの話題にもなりました。
(出典:ウィキペディア「屋久島電工」屋久島電工 - Wikipedia)
「千尋滝発電所(出力1,300 kW)、安房第一発電所(出力23,200 kW)、安房第二発電所(出力32,000 kW)、と3か所の水力発電所を所有。炭化ケイ素の製造に使用するほか、1960年より上屋久町(現在の屋久島町北部)へは上屋久町電気施設協同組合、屋久島町安房地区へは安房電気利用組合、その他の地区へは種子屋久農業協同組合・九州電力送配電を通じて島内の民生用電力を供給する。一部施設には直接供給を行う。渇水時に備え、火力発電所も所有している。」(出典:ウィキペディア「屋久島電工」屋久島電工 - Wikipedia)
楠川エリアと南隣の小瀬田(こせだ)エリアとの境目辺りを流れる
椨川(たぶかわ)
を渡りますと、空港まで、あと5kmほどとなり
時折見える海岸から見える海の景色に感動しながら、
島の事情、ゴッチ本部長の事業のこと、そしてEVのことについての会話が進みました。
改めて、ゴッチ本部長 肝(きも)いりのレンタカー事業について補足しますと
令和の時代に合わせて、レンタカー運用車両の、EVシフトを加速させ
COVID-19の影響下でも、マンスリー契約が成立するなど稼働率維持に成功し
令和5(2023)年現在では、更なる増車も検討中です。
屋久島空港や、屋久島町役場のある
小瀬田エリア
に事業所を構え、ゴッチ本部長は今日も、EVレンタカー事業など頑張っています。
現在走行中の道路は
鹿児島県道77号上屋久屋久線(1976年9月1日供用開始)です。
ここからの景色だと、海を一望でき、素晴らしそうです。
屋久島町が運営する
ふれあいパーク屋久島を通過し
鹿児島県/ふれあいパーク屋久島 (pref.kagoshima.jp)
小瀬田エリアの集落を横目に見ながら南へ進み
何度も、坂道を登り下りしておりますが
目的地の空港は、未だ、見えません。
下り坂の先にある川
女川を渡す橋まで来た辺りから
今回紹介ゾーンとなります。
”もう少しで空港のハズですけれど、未だ、着きませんね。”
「思ったよりも、長いねぇ」
”島全体の人口、1万人を超えていますし、飛行機が降り立つことができるほど、島の大きさ、大きいことが分かりましたね。”
「それからさ、さっきから気になっていたんだけど
鉄柵が見えたよ、なんじゃろね」
”あ、ひょっとしてそれ、ヤクシカ(屋久島で根付いている鹿のこと)防止の柵かもしれませんね”
「島にシカがおるん?」
”何時から住み着いたのかは分かりませんけれども、相当、前から生息しているらしいです。”
”これだけ豊かな自然が残って居るでしょう、
ですから、ナンボでもエサが有って、食べるには困りませんから、
シカの頭数、結構、多いらしいです”
「そういえば、シカ保険、って聞いたことわるわ」
”屋久島って、世界遺産ですから、人間の生活と野生の動植物との共存、大変かもしれませんね”
”この島には、約2万頭のシカが居るらしいんですけれど
毎年5千頭ほど捕獲して、この数字なんですって”
「え?どういうこと? ×6しとる、っちゅうこと?」
”そういうことになります。”
「そりゃ、そう、なるよね」
”空港に到着したようですね。”
「滑走路が見えたわ、着いたの」
左手に空港の駐車場が見えましたので
次の交差点を左折します。
時刻は午後3時45分頃
屋久島空港に到着です。
「屋久島空港(やくしまくうこう、英: Yakushima Airport)は、鹿児島県熊毛郡屋久島町(屋久島)にある地方管理空港。
概要
屋久島の東側の海岸に所在する。滑走路は1500メートルで、北西から南東へ向いている。平行誘導路、ターニングパッドはなく、計器着陸装置も設置されていない。エプロンは小型機対応の2バースである。
屋久島が世界遺産(世界自然遺産)に登録されて以降は観光需要が増加している。年間利用客数は、145,814人(2019年度)。」
(出典:ウィキペディア「屋久島空港」屋久島空港 - Wikipedia)
「沿革
1958年12月16日 - 空港設置許可
1963年 7月 3日 - 東亜航空がDH-114で鹿児島便を就航
1963年 7月23日 - 滑走路を1,100メートルにて供用開始
1975年 4月10日 - 滑走路を1,200メートルに延長
1976年12月20日 - 滑走路を1,500メートルに延長
2019年
3月12日 - 県が屋久島空港にジェット機就航可能にするための滑走路延伸を含めた拡張方針を県議会に提示。
8月22日 - 知事定例会見にて屋久島空港滑走路延伸に係る基本計画案を発表。
10月27日 - 運用時間延長(10時間→11時間)」
(出典:ウィキペディア「屋久島空港」屋久島空港 - Wikipedia)
「乗り入れ航空会社
日本エアコミューター(JAC) ※2020年10月25日より、グループ親会社の日本航空に共同引受されたので、搭乗手続きでは便名が「JC」から「JL」に変更された。ただし、運航は日本エアコミューターが行う。
就航路線
2020年10月25日現在。
日本航空(JAL)大阪/伊丹、福岡、鹿児島」
(出典:ウィキペディア「屋久島空港」屋久島空港 - Wikipedia)
滑走路の長さが1500mしかありませんので、
ジェット機の離発着は、非常に難しいですし
荒天時でも離発着できる計器離発着装置も装備されていない空港ですから
屋久島便が天候に左右される原因が分かり、納得です。
そのため、屋久島町では、滑走路を500m延長して、ジェット機の離発着もできるよう
2000m級滑走路とし、そのための最新鋭設備も導入することで
更なる利便性向上を目指す計画が進んで居るとのことです。
世界遺産屋久島
<ひと>の暮らし易さと、自然景観保護とのバランスを、
どのように両立させるのか、
今後の動向も、目が離せません。
そうこう(走行)いうておりますうち、
某電力会社による
「EVアイデアコンテスト」優秀賞受賞により貸与されて3年目に入った
日産e-NV200「えこの弐」号の姿が見えてきました。
ただ、クルマの中に<ひと>の姿がありませんから、
どうやって、ここにクルマを持ってきたのか、不思議でした。
ゴッチ本部長と連絡が取れて納得。
前日中に「えこの弐」号をこの駐車場まで運んでおいたのだそうです。
空港ロビーで再合流することとなりました。
令和元(2019)年9月下旬に実施した
〇〇電力担当者様との協議会参加のための屋久島訪問ミッション
そのときの模様をレポートしています。
これまで同様、「ゆっくり・じっくり」とお付き合い下されば幸いです。
前のシリーズ
【推敲】Gミーヴ倉敷東京往復ドライブ2019春1-1本部→淡河(おうご) 2022-09-17 07:00:00
<関連シリーズ>
ジャパンEVラリー白馬2018の思い出1(2018.9.22)
ジャパンEVラリー白馬2019の思い出2_エコノミライ研究所メンバーそれぞれの旅立ち(2019.9.14)
【新シリーズ】20190428Gミーヴで東京往復_01平成最後のEVロングドライブへ 2020-10-24 07:00:00
【新シリーズ】e-NV200「えこの弐」号で関東出張_00移動をした前提(2020.5.16)
<蛇足「えこの弐」とは>
エコノミライ研究所のブログを最初からお読み下さっている方々には、説明不要かもしれませんけれども
過去記事がありますので、リンクを貼っておきます。
ご参考になれば幸いです。
HハンドルNネーム、e-NV200について(2017-09-09)
<蛇足「Gミーヴ」とは>
エコノミライ研究所所長楊田が所有する2011年11月マイナーモデルチェンジタイプの三菱i-MiEVのGグレードのことを言います。楊田はこのクルマを2012年11月に購入選択権付きリースにて導入し、5年後の2017年10月末に残価を支払い、完全所有の形で2020年10月現在も所有し続けています。
我がGミーヴについて(2017.7.10)