ついに我が家の電気代の請求が1万円を超えました!

新居での2年半で初の大台です。

9月分は7月分と使用料自体はほぼ同じですが、跳ね上がったのは燃料費調整額!

これが9月分は約1500円になっていました。

ちょっと高くなってきたなと感じていましたが、一万円突破により私としても燃料費調整額の値上がりがいよいよ無視できなくなってきました。

昨年までは単価では-5~-3円くらいで動いているなという認識でしたが、今年に入ってじわじわ上がってきて10月分でついに上限に到達。ニュースにもなってましたね。

さすがに10円も上がるとなると200kWh使ったとして月2000円、年間24,000円と、それなりの額の違いになります。

 

 

で、みなさんご承知のとおり、燃料費調整額の上限が撤廃されるということになっています。

厳密には算定に用いる平均燃料価格の上限の廃止ですが、他の要素に変動がないなら結果としては燃料費調整額の上限廃止と同じことになるので、ここでは細かいことは気にしませんが、あしからず。

中電のお知らせ 

 

原油価格の高騰に円安のダブルパンチじゃ上がるのも仕方ないですね。

逆に上げなくても問題ないならどれだけ儲かっているのだという話になりますし。

価格転嫁は妥当なものでしょう。

とはいえ出費が増えるのは痛いです。

いよいよ電力会社あるいはメニューの変更を考えなければならないときが来ているのか、そんなことを思っていたつい最近、中電から通知が届きました。

 

 

最初の1ページ目を読んだ時点では、あいかわらずわかりにくく、対象外の料金メニューが何かわからないのは不親切だなと思っていたのですが、どうした中電ミライズ、中にはわかりやすい表記が!!

 

こんなにはっきりと従量料金だと上限廃止しないこと、今後の状況によっては安くなる場合があることを記してくれているとは!
春先には知る人ぞ知る、という感じの抜け道的な感じでしたが、徐々に認知も広まってきたためか、中電側からの通知に記載があるなんて、これには驚きました。
急に親切になっていて驚いた面が大きいのですが、12月分からの変更となるとあまり時間もありません。
今まで新電力への乗り換えを時折検討していましたが、今回は燃料調整費対策のメリットが最大だろうとして、従量電灯への電力メニューの切り替えを検討することにしました。
 
中電では10月分から上限の5.36円/kWhを超えています。
上限がなければ10月分は6.76円/kWh、11月分は8.60円/kWhです。
さらに上昇しそうですが、仮に11月分の基準が続くとすると、上限との差が既に3.24円/kWhあります。
我が家は年間2600kWhくらい電気を買ってますので、単純にこれらを掛け算すると8,424円、ひと月当たりでは702円となります。
それくらいのメリットが月あたりで出そうなら従量料金に変更する価値はあります。
 
そんな目星をつけつつ、使用実績をもとに変更した場合に料金がいくらになるのか試算してみました。
ここでは基本料金+従量料金のみを比較しており、燃料費調整額、再エネ賦課金は含んでいません。
表中のSLPは現行メニューのスマートライフプランのことです。
現行で6kVA契約のため、従量電灯Bの50Aと60Aを変更候補にしました。
ざっくりと、概ね差が700を超えていなければ燃料費調整額高騰対策メリットあり、差がマイナスである場合はメニュー変更自体のメリットあり、ということです。
 
 
このように、11月分の水準が続くのであれば燃料費調整額高騰対策として従量電灯に切り替えるメリットはありそうです。
さらに、50Aにする場合は若干ながら料金自体が安くなるメリットがありそうです。
我が家で電気の使い過ぎでブレーカーが落ちたことは1回だけありますが、そのときはいろいろ普段使わないものを同時使用していた気がします。
電気コンロや電子レンジを同時利用していても3kW=30A程度でしたし、そんなにあれもこれも使うことはめったにないと思うので、50Aで問題ないだろうというのが、自分で調べた結論です。
 
 
変更に当たっての問題は、案内の紙にも書いてありましたが、電話なんですよね。今どき電話でしか対応してくれないことには不満です。
自由料金メニューへの変更はネットでできるので全部ネットでできるようにしてほしいのですが、解約とかに限って電話のみ、なのは面倒だなと他社のサービスでもいつも思う次第です。
平日の昼に電話しないといけないというのはけっこう心理的ハードルといいますか、めんどうですよね。
そのためやはり多少先延ばしになりましたが、今回は電話しました!

電話はすぐにはつながりませんでしたが、そこまで待たされたわけではありません。
従量電灯に変更したいことを伝え、電話なのでついでに50Aでも問題なさそうか尋ねてみました。
あとは、太陽光発電があることが契約容量に影響するのかも気になったのですが、これについては太陽光発電のあるなししか聞かれませんでした。ただ、我が家の太陽光発電は最大出力4.5kWhなので100Vで45Aが最大になるなら50A以上あれば問題ないかなとそこまで気にしてはいませんでしたが。

スマートライフプランがエコキュート用の電力メニューだから、変えられないことはないけれど、エコキュートがあるなら高くなるかも、と言われ、若干変更をやめさせたいのかというようなニュアンスを感じないこともなかったですが、我が家がエコキュートを昼に動かしているなんて知らないでしょうし、一般的にはそうかもしれないなと聞いていました。
自分で計算した結果はそう変わらなかったと伝えたら、担当が確認して再度連絡するということになりました。

で、担当からの電話は、50Aが安くなるから今日50Aに変更でよいか、と端的でよかったですが、その日に切り替えというのは考えていなかったで即座に答えられませんでした。
やるな中電ミライズ!
基本的に月ごとの変更しかできないと思っていたのですが、日割り計算で対応するそうです。
別に12月分からでよかったのですが、特にこだわりもなかったので当日切替(実際に変わるのは翌日から)でお願いしました。
容量の問題もなさそうとのことで不安も解決しました。まあ、これは使い方次第ですしね。


ということで、
オール電化でもスマートライフプランより従量電灯Bのほうが安くなる可能性はあります。
燃料費調整額対策で変更を検討するのもありです。



春には託送料金の値上げもあります。

再エネ賦課金もまだしばらくは上がるでしょうし。

電気料金はしばらくは高くなる要素しかなさそうです。

こうなるとますます省エネ+再エネでうまく電気を自給するしくみをつくっておくことが重要になりそうですね。
まずは断熱、気密から。

もちろん我慢の省エネは論外で。