すさみ町立エビとカニの水族館のオフィシャルブログ
飼育員の食べてみた~R3、No.4「ミギマキ」~
みなさまこんにちは
すみっこHONDAです
今回は
――――――――――――――――――――
食べてみたシリーズ
令和3年第4弾
――――――――――――――――――――
今回いただいた魚は・・・
ミギマキ
独特な名前ですが
これは
黒褐色の帯が
体を巻いているように見えるから
と言われています
口先が
口紅を塗ったように赤いことも
特徴のひとつ
捌き方
さっそく捌きましょう
下処理
鱗を取ります
結構細かいので
少し大変かもしれませんが
頑張りましょう
鱗をはいだらこんな感じ
続いて内臓を取りましょう
肛門から包丁を入れます
内臓を傷つけないようにするのがコツです
はらわたを綺麗に洗っておきます
あとは
調理に合わせ
頭を落としたり
3枚に捌いたり
調理法
1品目は
皮をはいで刺身に
2品目はそのままフライパンへ
塩コショウで味付けをして完成
最後3品目はバターで焼きました
実食
まずはお刺身
タイのような歯ごたえのある身です
似ている魚の
タカノハダイより臭みが少なく
食べやすかったです
続いて塩焼き
身がほろほろで
とてもおいしかったです
最後のバター焼き
こちらも
かなり柔らかく
バターの香ばしさも相まって
美味しいの極みです
ミギマキは
刺身もいけますが
加熱調理すると
臭みが飛んで
とてもおいしく仕上がりました
ぜひ皆さんも
機会があったら食べてみてください
といったところで
今回はここまでです
ではでは
すさみ町立エビとカニの水族館
〒649-3142
和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
TEL:0739-58-8007
FAX:0739-58-8008
E-mail:ebikani◯vm.aikis.or.jp ◯→@
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飼育員の食べてみた~R3、No.3「ホウライヒメジ」~
みなさまこんにちは
すみっこHONDAです
今回のブログは
―――――――――――――――――――――
食べてみたシリーズ
令和3年第3弾
―――――――――――――――――――――
そして今回いただく魚は…
ホウライヒメジ
みなさんは
この魚をご存じでしょうか
赤い体が特徴的で
成長すると30cm以上に達する魚です
ホウライヒメジの
なんといっても一番の特徴は
口の下に生えている
「ヒゲ」
このひげを使って
海底に潜んでいる
小型の魚類や甲殻類などを見つけて
捕食しています
ちなみに
このヒゲから
オジサン
などと呼ばれることもありますが
実はホウライヒメジとは別種に
正真正銘
オジサン
という魚がいるので
覚えておいてください
捌き方
ではさっそく捌いていきましょう
まずは下処理から
鱗を取っていきます
ホウライヒメジの鱗は
比較的大きいので
簡単にはがすことができますよ
鱗がはげましたら
肛門から包丁を入れ
内臓を取り除きます
内臓を取り除いたら
調理に合わせて
三枚におろしなどに
調理法
まずは新鮮なうちに刺身に
皮をはぎましょうね
続いて2品目
唐揚げにします
一口サイズにカットした身を
醤油
みりん
にんにく
などを合わせたたれに
一晩漬けておきます
その後
片栗粉と卵をつけて
油で揚げて
完成
最後3品目
フライにしました
3枚おろしにした半身に
塩コショウをふり
小麦粉でつないで
卵をつけ油へ
しばらくして
完成
実食
まずは刺身
申し分ないおいしさ
身に弾力があり
程よい歯ごたえでおいしかったです
鯛の刺身のような触感でした
続いてから揚げです
たれに付け込んだので
少し黒くなってしまいましたが
気になるお味は…
滅茶苦茶おいしい
一晩たれに付け込んだことにより
身の奥まで味がしみ込んでいて
やみつきです
最後はフライ
見るからにおいしそうですね
では一口
これはっ
文句なしに美味しいです
唐揚げもそうですが
ホウライヒメジは加熱すると
かなり身が柔らかくなりました
「箸が止まらないとは
このことを言うのか」
と思うほど
食が進みあっという間に完食です
命に感謝しつつ
今回のブログはここまでです
次回もお楽しみに
ではでは
神秘的なカラカサクラゲ、飼育・展示
みなさまこんにちは
すみっこHONDAです
突然ですが
皆さんはこの生き物を
ご存じでしょうか
すごく透明度が高いですね
まるでガラス細工のような
美しいクラゲ
名前を
カラカサクラゲ
といいます
カラカサクラゲとは
Liriope tetraphylla
ヒドロ虫綱硬クラゲ目
オオカラカサクラゲ科に属する
クラゲの一種です
見た目が
雨が降っているときに使う傘の
唐傘
(和風なあれ)
に
似ていることが
名前の由来です
たしかに
いわれてみたら
中央の長く伸びている部分が
傘の柄のように見えますね
ちなみにこの
「傘の柄のような部分」は
口柄(こうへい)
と呼ばれる器官で
その先端が口になっています
飼育方法
カラカサクラゲは
遊泳力がそこそこあるクラゲです
ですが
水流を作らなかったら
ぴょこぴょこと
拍動で水面付近で群がるか
拍動しないで
そこに沈んでしまうか...
といった具合になってしまいます
クライゼルと呼ばれる
クラゲ飼育に適した
円形の水槽を用いて
すこ~しだけ水流を作って
飼育するのが
おすすめなんじゃないかと思います
ちなみに
光に集まる習性があり
ライトを使うと
明るいほうへ集まりますよ
餌は何を食べているの
主に小さなプランクトンや
稚魚などを
傘の縁にある
長い4本の触手で捕まえて
捕食します
<アルテミアを捕食している>
餌が触手にからまったら
口柄を器用に動かして
口まで運んでいきます
かわいいですねえ
写真の
オレンジ色のものが
捕食したアルテミア(プランクトン)です
展示
現在
館内クラゲエリアにて
飼育展示をしております
ガラス細工のような
このクラゲ
かわいさ
かっこよさ
美しさを併せ持った
かれらに
ぜひ会いに来てください
※※※※
生き物の状態によって
予告なく展示を終了することがあります
ご了承ください
※※※※
といったところで
今回のブログはここまでです
ではでは
すさみ町立エビとカニの水族館
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飼育員の食べてみた~R3、No.2「チョウチョウウオ」~
どうもみなさんこんにちは
すみっこHONDAです
今回のブログは
―――――――――――――――――――――
食べてみたシリーズ
令和3年第2弾
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今回は
チョウチョウウオ
チョウチョウウオは
観賞魚として有名ですよね
特徴的な黄色い体は
かっこよくて美しい
見ていて飽きません
今回はそんな魚を
・・・
食べてみました
捌き方
まずは下ごしらえ
鱗を取っていきます
チョウチョウウオの鱗は細かいので
少し大変ですが
きれいに取り除くことで
あとあとで楽になるので頑張りましょう
鱗を取るとこんな感じ
鱗の下もしっかり黄色です
続いて
肛門から包丁を入れ
内臓を取り除きます
包丁を深く入れると
内臓を破ってしまうので注意しましょう
内臓がきれいに取れたら
料理によっては
三枚におろしたり
頭を取ったりします
ちなみに
今回はそのままで行きたいと思います
調理方法
今回は
魚本来の味を楽しみたいので
シンプルに塩焼きにします
火の通りをよくするため
魚の体に切れ込みを入れましょう
そして
フライパンへ
塩、コショウなどで味付け
しっかり火が通たら
完成
実食
身がホロホロ
すごい柔らかいです
実はチョウチョウウオは
美味しい魚として有名だったりします
その噂通り
かなりおいしかったです
初めて食べる魚だったので
調理段階から
ドキドキ
わくわくでした
ぜひ皆さんも
食べたことのない魚を
たくさん食べてみてはいかがでしょうか
毒を持っている魚もいるので
しっかり調べてくださいね
といったところで
今回のブログはここまでです
ではでは
すさみ町立エビとカニの水族館
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和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
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冬の風物詩エビ網開始、飼育員の食べてみた~R3、No.1~
みなさまこんにちは
すみっこHONDAです
毎年恒例
冬の風物詩
エビ網
の季節がやってまいりました
エビ網は朝早くから始まるので
なかなか大変ですが
その分
いろいろな生き物と出会うことができるので
楽しみでもあります
しかもしかも
生き物に出会えるだけでなく
漁師さんのご厚意で
捕獲した魚を分けていただくとこがあります
昨年もいろいろな魚を食べてきましたが
今年も
昨年に負けず劣らず
色々食べてみたいと思います
さてさて
そんな今回のブログは
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食べてみたシリーズ
令和3年第1弾
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エビ網の常連
タカノハダイ
昨年もたくさんいただいた魚の一つです
ではではさっそく...
捌き方
まずは下ごしらえ
鱗を取ります
鱗取りは100均にも売っていますよ
ぜひ一家に一つはあると便利です
鱗を取ったらこんな感じ
鱗が付いている時と比べると…
鱗をとっても体の模様は残ったままです
続いて内臓を取り除きましょう
そして
料理に合わせて
頭を落としたり
3枚におろしたりします
調理方法
今回は
煮つけや塩焼きなどにします
味付けのなどは
皆さんのお好みで
では煮付けから
下処置した魚をフライパンへ
アルミホイルをかぶせ
約15分…
完成
続いて塩焼き
フライパンで
しっかり火が通るまで熱していきます
塩、胡椒で味をつけて
完成
バター醤油焼きなども作ってみました
フライパンで焼いて
適量の
バター
醤油
塩胡椒で
味をつけて
完成
実食
まずは煮付け
時間をかけて煮詰めたおかげで
身の奥まで味が染み込み
臭みなどは感じることなく
美味しくいただけました
☆3つ
つづいて塩焼き
こちらも
加熱によって身が柔らかくなり
美味しくいただけました
そして最後は
バター醤油焼き
柔らかい身と
バターの程よい風味が
見事にマッチ
おいしかったです


見るだけでなく
実際に食べてみると
「この魚は見かけによらず美味しい」
「美味しそうに見えるけどあんまりだな」
などなど
意外な気づきがあるかもしれません
機会があったら
ぜひ皆さんも
食べてみてくださいな
といったところで今回はここまで
ではでは