飼育員イチオシ生物 ~スラっとボディに美脚の持ち主、エダツノガニご紹介~
どうもみなさんこんにちは
すみっこHONDAです
今回は
私の推しの生き物を
紹介していきたいと思います
いきなりですが
こちら
エダツノガニ
Naxioides mammillata
ほっそりとした体と
長い脚が特徴の
カニです
こうみえても
そこそこ大きくなるカニで
成長すると
体長20cmを超えることもあります
面白い特徴
エダツノガニは
甲羅の上や歩脚などに
海綿類などを付着させていることが多いです
これらを体にまとうことで
カモフラージュ効果により
外敵の目から逃れているのです
独特な体
エダツノガニの
最大の特徴は
やはり何といっても
長く鋭く伸びた歩脚と額角(頭の上の角)です
彼らは
イソバナ類という
まるで植物のように枝分かれした生き物の
周辺に生息していることが多いです
細くしなやかなフォルムは
イソバナ類の中で目立たないように
特化した結果かもしれませんね
すさまじいお食事
身を守ることに特化したエダツノガニ
こんなおとなしそうな彼らですが
餌の時間は性格が変わったかのように
がっつきに来ます
オキアミやアマエビ
アジの切り身など様々な餌を与えますが
どれをとっても
我先にといった感じです
このギャップが
なんともたまりませんな
さてさて
いかがでしょうかでしたでしょうか
色合いは
ちょっぴり地味かもしれませんが
実は
面白い一面のある
エダツノガニ
みなさんもぜひ
このカニのファンに
なってくれることを期待しながら
今回のブログは終了したいと思います
それではまた次回お会いしましょう
ではでは
↓おまけ↓
<オスのハサミ脚はかなり立派>
<交尾中のエダツノガニ>
クラゲが揺らめく夜の巡回水族館
皆さんこんにちは
すみっこHONDAです
今回のブログは
先日行った巡回水族館の様子を
お届けします
以前から何度かブログでも
巡回水族館については
ご紹介してきました
しかし
今回の巡回水族館は
今までと少し雰囲気が違います
今回はなんとなんと
クラゲ
が巡回水族館に登場です
普段の巡回水族館は
日中に行うことが多いのですが
今回は日が沈んだ後まで開催
おしゃれで上品な雰囲気をだすための
初の試みとして
クラゲを導入した次第です
これにはクラゲ担当もにっこり
今回の巡回水族館の内容は下記のとおりです
棘皮動物と甲殻類の
タッチングプール
子供アオウミガメ
&
ヒョウモンリクガメの
ふれあい
様々な貝殻の観察
そしてクラゲ4種
<ミズクラゲ>
<タコクラゲ>
<サカサクラゲ>
<カラージェエリーフィッシュ>
来館してくださった方の
クラゲへの反応は良好
開館するまでは不安でしたが
ほっと一息
初の試みは無事成功
よかったです
まだまだ改善の余地はあるので
今後さらに発展していく
巡回水族館を
ご期待ください
といったところで今回はここまでです
ではでは
WinWinな関係 共生の秘密
皆様こんにちは
すみっこHONDAです
突然ですが
皆さんは
共生
という言葉を聞いたことはありますか
ここに大きな魚がいます
名前を
ヤイトハタ
実はこの水槽は
ヤイトハタだけではありません
よ~く覗いてみると
小さい魚が
一飲みで食べられてしまいそうなこの魚は
ホンソメワケベラ
といいます
彼は
怖いもの知らずもいいところ
大きな魚の口や鰓の中へ
自ら入っていきます
見ているこちらがひやひやしますが
食べられることはありません
実は
ヤイトハタなど大きな魚にとって
ホンソメワケベラという魚は
体に付着している
寄生虫などを
食べてくれる
かけがえのない存在なのです
逆に
ホンソメワケベラは大きな魚の近くにいれば
敵に捕食される心配もなく
餌のおこぼれにもありつける
お互いにWinWinな関係なのです
そして
今あげた関係のことを
共生
と呼びます
他にも共生の例として
ウツボ類
と
アカシマシラヒゲエビ
シボシアカモエビ
<ニセゴイシウツボとシロボシアカモエビ>
<ニセゴイシウツボとアカシマシラヒゲエビ>
<ウツボの体を掃除するアカシマシラヒゲエビ>
少しマニアックな例では
タコクラゲ
と
褐虫藻
<タコクラゲ>
など様々です
ちなみに
共生を再現した水槽は
エビとカニの水族館にもありますので
機会があればぜひご覧ください
大自然の中
生き物たちは
互いに支えあいながら
生き抜くすべを身に着けたと考えると
なんとも
感慨深いですね
といったところで
こんかいのブログはここまで
ではでは
何もないところに1から水族館を! 移動水族館大紹介
皆様こんにちは
すみっこHONDAです
今回のブログは
移動水族館
というものをご紹介していきたいと思います
移動水族館とはなんぞや
文字通り
移動する水族館です
↓ どういうことかといいますと ↓
デパートの催事場やイベントホールなど
水族館の面影が何もないところへ
1から水族館を
作っていきます
「臨時水族館って
水槽を並べているだけでしょ」
とんでもございません
エビとカニの水族館流
移動水族館は
様々な生き物を見ることができますよ
<全体の雰囲気A>
<全体の雰囲気B>
<全体の雰囲気C>
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まずは大きなウミガメ
甲長1mを優に超える巨大な
アオウミガメです
迫力満点
ゆっくり優雅に泳ぐ姿は絵になります
続いて様々なサメが泳ぐプール
このプールにはネムリブカやネコザメなど
大小5種類ものサメが泳いでいます
圧巻ですね
その他にも
幻想的なクラゲ水槽や
色とりどりな魚たち
小さな水族館といっても過言ではない
美しい生き物たちを展示しています
例年なら
タッチングプールという
生き物と直に触れ合うことのできる水槽も
あるのですが
昨今のコロナ情勢であえなく断念
限られた環境の中でも
多くの方が
楽しんでくださっていたのなら幸いです
エビとカニの水族館では
毎年夏になると
このようなイベントを行っています
よかったら頭の片隅にでも
覚えていただけたら
そんなこんなで
今回のブログはここまでです
また次のブログでお会いしましょう
ではでは
<ミズクラゲ>
ハサミと言ったら… 年に一度のハサミ大感謝祭! ~開催中~
皆様こんにちは
すみっこHONDAです
現在
エビとカニの水族館では
夏の企画展を実施中です
題して
8月3日はハサミの日!
年に一度のハサミ大感謝祭!
皆様
8月3日がハサミの日って
ご存じでしたか
(もう過ぎていますが)
こんなにも
我らエビとカニの水族館に
ふさわしい日があろうとは
(もう過ぎていますが)
これは
のっかるしかない
(もう過ぎていますが)
ということで
水族館付属施設
海の学習館にて
ハサミ
を持つ風変わりな生き物たちを展示中です
(7月29日~)
ハサミといえば…
やっぱり
カニ
ですが今回は敢えて
カニ以外
にスポットを当てています
そして今回は
奇妙奇天烈な生き物のオンパレードです
中でも
世界三大奇蟲
と呼ばれる生き物の2柱
ウデムシ
と
サソリモドキ
は
見る価値十分
見なきゃ損
~展示生物紹介~
あの世界的に有名な魔法使い
ハ〇ーポッターにも登場した
ウデムシ
見た目とは裏腹に
割と臆病
毒針はもっていませんが
酢酸ベースの液体をかけてくる
危ないやつ
アマミサソリモドキ
世界最大の甲虫
昆虫王者こと
ヘラクレスオオカブト
美しいカラーリング
凛々しいボディ
すみっこHONDA一推しクワガタ
メリーメンガタクワガタ
大顎の付け根がまるでオノ
別名オノツキオオクワガタこと
ヒぺリオンヒラタクワガタ
オスの大顎は弧を描くように湾曲
鹿の角を彷彿させる美しさ
展示中の個体は短歯型(顎が小さい)だが
それはそれでカッコいい
スペンスシカノコギリクワガタ
ネブトクワガタの中でも大型種
大顎の付け根は
その名に恥じない
根太さ
プラティオドンネブトクワガタ
クワガタらしい
立派な大顎
美しいフォルム
我らが国産
ヒラタクワガタ
実はいくつかの亜種に
わかれています
アマミヒラタ
ホンドヒラタ
ツシマヒラタ
ハサミを持っている虫と言ったらこいつ
日本全国どこにでも
ハサミムシ
やはりエビカニは忘れられない
海にすむ美しいザリガニ
ショウグンエビ
水族館周辺を歩けば
そこかしこで闊歩するおなじみのカニ
ベンケイガニ(上)
アカテガニ(下)
世界最大の陸生甲殻類
大きな個体だと
はさむ力はライオンの噛む力に匹敵
恐ろしすぎる
ヤシガニ
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脚や顎や尾など
生き物によってハサミの部位は
多種多様
へんてこで面白い
ハサミを持つ生き物たちに
ぜひ会いに来てください
もちろん通常展示の
エビやカニも
お忘れなく
8月3日は過ぎてしまいましたが
開催期間は
9月20日までなので
ご安心を
といったところで
今回のブログはここまでです
また次回お会いしましょう
ではでは