過去にいくつかの便利グッズを紹介してきましたが、それらを1年余り使ってみた(即ち病状もそれだけ進行しての)感想をシリーズにしようと思います。

 

第三回目は、マイクロUSBケーブルhttps://ameblo.jp/easy-way-to-live/entry-12282742063.html)です。

 

その後マイクロUSBの使い勝手の悪さが世の中に浸透したのか、USBタイプCというものが主流となりつつあるようです。

 

 

これはマイクロUSBの様な上下の違い(マイクロUSB端子は台形で、ただでさえ差し込みにくいのに上下の判別が難しく試行錯誤が必至だった)が無くなり、差し込みやすさにも多少の改良が見られます。

これだけでも進歩なのに、iPhoneは非接触充電機能が復活(?)しました。それもかなり急速。

Android各社はいつ対応するのだろう。

 

 

 

 

過去にいくつかの便利グッズを紹介してきましたが、それらを1年余り使ってみた(即ち病状もそれだけ進行しての)感想をシリーズにしようと思います。

 

第二回目は、ペットボトルキャップhttps://ameblo.jp/easy-way-to-live/entry-12282735421.html)です。

百均で手に入れました。

これもペットボトルの蓋を捻って開けることが出来ない私の必需品です。

ただ、指先に力が入らなくなってきているので小さなボタンを親指の腹で押して開けています。

2個を交互に洗って使っています。

 

 

 

 

過去にいくつかの便利グッズを紹介してきましたが、それらを1年余り使ってみた(即ち病状もそれだけ進行しての)感想をシリーズにしようと思います。

 

第一回目は洗髪ブラシhttps://ameblo.jp/easy-way-to-live/entry-12282731151.html)です。

 

 

大変重宝していて1年半の間に3個目を使っています。

余りに使い込んでいるので、先が丸まってきてしまう為の買換です。

当初はフケとの闘いだったのですが(それまではメリットシャンプー&指先洗いでした)、シャンプーと洗髪ブラシをh&sに変えた途端にフケとは無縁になりました(どちらが効いたのかは不明です)。

 

これが無かったら指先に力の入らない私はとっくに自分で洗髪することを諦めざるを得なかったでしょう。

ただ、最近は頭上に手を持って行きにくくなっているので、介助に頼らざるを得なくなる日は近いと思われます。

でも介助者もこれを使えば爪で頭皮を傷つけることを心配すること無く、全体を均等に洗髪することが出来るでしょう。

 

 

 

良いことが重なって止まらない笑いなら大歓迎なのですが、神聖なチャペルでの結婚式の真っ最中となると困ったものです。

 

この週末は長男のリゾート婚でした。

お陰様で目標としていた親族写真に補助無しで立って写ること、そしてチャペルで車椅子からベンチに移乗すること、は出来ました。

 

 

ところが、数時間前に段取りを説明されたばかりの、いつになく神妙な顔をした新郎新婦が、牧師さんの前で戸惑い段取りを間違えるのがツボにはまってしまい、神妙にしなければ新婦のご両親に何と思われるかと思えば思うほど、いつも以上に感情が抑えられなくなり笑いがこみ上げて声がダダ漏れです。

 

こうなるとひたすら悪循環で、隣の家内につねられればそれが笑いに変わります。

感動のシーンの連続で、泣くならともかく必死に笑いをかみ殺しているいる新郎の父親の姿って・・・・。

異様な光景です。

が、それを想像するとまた笑いに変わって。

 

披露宴は息子が気を遣ってくれて、新郎の父親の挨拶も無ければ、来賓の見送りも新郎新婦だけでやってくれたにも拘わらず、代わりに挨拶してくれた息子が言い間違えたことに笑いをこらえきれずに笑い声を漏らし、新婦のご両親に対する謝辞(会場中が涙ぐむ場面)の間もその間違いが頭の中をリフレインして笑い声のダダ漏れ状態。

 

困ったものです。

 

再来週の次男の式までに何とかしなくては、と思っても何ともならないだろうからお嫁ちゃん経由であちらのご両親には予め伝えておくか、悩ましいです。

 

 

 

本日、リフォームしたての新居への引越をしています。
と言っても足手まといでしかない私は、ひたすら忙しく動き回る人達の邪魔にならないように、空いている隙間から隙間へ移動するのが精一杯です。

動きが鈍い上に歩行器が通れなくなっているとその場で立ち往生。
窮地を伝える術もありません。

無力感の固まりです。

今は第二弾を引越屋が取りに行っている間の束の間の休息なので、初めて苦手なスマホから投稿してみます。

取り敢えずWi-Fiは繋ぎましたが、力が入らず思うように動かない指で、録画機4台とアンプ、NAS類をLANと複数のテレビに接続して、書斎のサーバー類とパソコンやプリンターをLANに繋ぐまでが今日の目標です。

いよいよ真打ちの浴室関係です。

ここの浴室(もしくは洗面所兼脱衣所)へのアクセスは、廊下から(写真左)とキッチンから(写真右の歩行器のあるところ)の2ウェイで、どちらも引き戸です。

 

     

これには以下の様なメリットがあります。

  • 介助者が家事をしながら入浴状況を見守れるため、直ぐに被介助者の要望やアクシデントに対応出来る。
  • 歩行器などの障害物があっても介助者のアクセスが楽。
  • 入浴前に暫くキッチン側のドアと浴室のドアを開け放しておけば、浴室暖房などを使わなくても無駄なく脱衣所と浴室内をLDKと同じ条件にしておける(特に夏冬の室温)。
  • 歩行器などの方向転換が難しい被介助者でも一方向に通り抜けられる。

浴室の扉は引き戸にしたかったのですが、開口部の広い3枚の引き戸はその分戸袋が厚くなって大改装が必要とのことで断念。

開口部の広い「ワイドタイプの折れ戸」としました。

 

マンションのリフォームは自由度が高く、やろうと思えば相当なことが出来るのですが、やはり当初の設計はそれなりに考えられており、得るものと失うもののバランスが難しいです。

 

そして浴室内は手摺りの森状態です。

脱衣所の手摺りの裏手にもまた手摺り。

 

これなら常に2本の手摺りに体を固定して一歩一歩着実に移動することが可能です。

 

床と並行に設置された手摺りの方が安定するけれども設置場所が限定されていたり、垂直方向への移動が考えられる場所へは垂直方向の手摺り、と使い分けています。

実際の使い勝手によってはもっと手摺りの数が増えるかも知れません。

 

此処での教訓は、現場で手摺りの位置を決める際に、体重をかけられない架空の手摺りを元に位置を判断することは困難だと言うことです。

ましてや浴槽内は実際には浮力が働き、体と浴槽の摩擦係数も全く違いますから判断を誤ります。

 

そして今回のリフォームのメインイベントとも言うべきものが、LIXILのシャワー・ド・バス

https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/showerde/)です。

 

これが宣伝文句通りなら、浴槽に浸かることに固執する必要が無く、施設での入浴や訪問浴を頼まなければならなくなる時期をかなり先に延ばせそうです。

こんな風にノズル付きのアームを自在に調整することで全身浴が出来ると言うものです。

他のブロガーさんの評判も良いのに、同様の製品を販売しているのはLIXILだけで業者も良く知りませんでしたし、実機を見るためには新宿のLIXILショールームに足を運ばなくてはならないというところが疑問です。

 

最後に残念だったのがゴム製の敷居板で、これが結構硬くて高さも高いため、将来的にシャワー・キャリーで浴室に入ってシャワー・ド・バスで気軽に入浴、と言う際の障害となりそうな事です。

一昔前のユニットバスでは敷居の手前にグレーチングと呼ばれる溝で排水していたためこんな敷居版は無かったのですが、今は何処のメーカーもこれが標準仕様となっています。

但し、メーカー側も問題意識は持っているようで、3枚引き戸だったらシャワー・キャリーが乗り越えやすくなっています。

シャワー・キャリーを使うような人は3枚引き戸を使うだろうという割り切りのようです。

 

to be continued......

 

QOL維持に直接関わりそうなリフォームは以上ですが、次回からは利用した制度やリフォームを思い立ってから完成までの雑感、実際の使用感などを記載したいと思います。

 

 

 

トイレも手摺りの林です。

便器に向かって横方向からの出入りの方が良いと思っていたのですが、残念ながらこの物件は縦方向でそれを変えることは叶いませんでした。

でも縦方向の侵入だからこそ両脇に手摺りやカウンターを設置することが出来、これはこれで使い勝手が良いかなと思っています。

カウンターは補強工事をして体重を支えられるようになっています。

 

カウンターの手洗いは自動水栓で蛇口を捻る必要がありません。

リモコン(写真では手洗いの横のカウンターに置いてある)は通常は便器に向かって左側に取り付けられていますが、千代さんのアドバイスにより簡単に取り外しが出来るものにしました。

ちなみにペーパーホルダーは片手でトイレットペーパーが切れるものです。

 

トイレの照明も人感センサーにしようと思ったのですが、換気扇が洗面所と浴室と連動しているために此処だけ替えるわけには行かず断念しました。

ただ、廊下照明とその人感センサー真ん前にあるのでそれで代用できるのと、トイレそのものにほのかな照明が付いているので大丈夫でしょう。

 

トイレの扉も引き戸に替えたかったのですが、間取りの関係で無理でした。

その代わりと行っては何ですが、開き戸が殆ど180°まで開くので開口幅は広く取れますし、開けっ放しにして廊下に歩行器を置き去りにしても、廊下の通行の妨げにはなりにくそうです。

 

この物件の建具には元々レバーハンドルでは無く、プッシュ・プル型のハンドルが装備されています。

レバーを捻る手間が省けるので私の様に手首を捻るのに難のある人にとっては便利だと思います。

   

交換したリビングドアも操作性を統一しました。

   

 

また、左の写真の様なドアストッパーが一般的ですが、かがみ込んで金具をかけたり外したりは不可能なので、右の写真の様な押し込めばロックがかかり、もう一度押し込めばロックが外れるものを採用しました。

      

レバーとストッパーの変更でフルに開けた時の有効開口幅も増えました。

本当はリビングドアも引き戸にしたかったのですが構造上犠牲になるものが多すぎたので断念しました。

 

to be continued.....

次はいよいよ本丸の浴室です。

 

 

帯状疱疹に苦みながらあれこれ指示を出していた新居のリフォームが終わりました。

 

背景については、

「QOL維持大作戦」 ~2018年9月~

「QOL維持大作戦」~住居選び編~

を参照下さい。

 

建物としては、道路面からエントランスまでバリアフリーで、オートロックに2重自動ドア。(残念ながらハンズフリーキーではありませんが。)

エントランス内部にもスロープ完備。

惜しむらくはエレベーターのサイズが小さくて前面に鏡が無いこと(貼りっぱなしになっている養生シートの奥にも無さそうです)。

これには慣れるしかありません。

 

玄関前のアルコーブ(ポーチ)は両開き扉と柵でセパレートされているので、共用廊下の通行を妨げること無く電動車椅子や歩行器を複数台並べても余裕のスペースがあります。

 

しかしながら何と言っても特筆すべきは、ベランダから臨む富士山です。目の前には視界を遮るものがありません。

 

今住んでいるところとは駅を挟んで丁度反対方向に徒歩15分ほどの距離。

50戸程度の小規模マンションなので、入口から延々と歩かなければならなかったり、エレベーター待ちと言ったこともありません。

 

さて、この中古マンションを素材とした、「こだわりのリフォーム編」です。

玄関を入ったら早速手摺りの林。玄関のドアストッパーも必需品です(自分ではかがみ込んでリリースすることは出来ませんが止めることは出来そうです)。

 

自室のドアは開き戸から引き戸に変更。

開口部を少しでも広くとるために3枚戸を採用。

開口部を最大化できるのはアコーディオンカーテンでしたが、今回のリフォームのテーマは「施設色や病院色を排除すること」なので却下。手摺りも同様でスタイリッシュなものに統一しました。

       

 

玄関と廊下のダウンライトはそれぞれ人感センサーを配備しました。自室から出ようとした瞬間に点灯しますので、明け方の暗がりで視界を失って転倒の憂き目を避けられます。

 

to be continued.....

次のメインはトイレです。

 

 

お心遣いのコメントやメッセージを有り難うございました。

 

お知り合いでやはり帯状疱疹をキッカケとして車椅子生活になられた方のお話も伺いました。

確かに帯状疱疹は体内に潜伏していた水疱瘡のウィルスが、免疫力の衰えに乗じて神経系に悪さをする病気なので、表面上の発疹だけでは無くその周囲の神経系に悪影響を及ぼす様です。

帯状疱疹は体のどの部位に発現するか分からず、顔や頭部に現れる人も居れば腹部に現れる人も居ますので、何処の神経に悪さをするのかも分かりません。

私の場合は左の鼠径部(いわゆる陰部)から左大腿部を通って左の腰にかけて発疹が出ましたが、神経系への影響は左腹部や左大腿部からふくらはぎにかけて広く出たようで左側の体幹や左足の力が目に見えて落ちました。

 

1ヶ月弱で発疹は引いてきたので、先週から絶対の信頼を置くPTさんの居る通所リハビリに行き始めて今日は2回目でした。(此処以外の通所は何処まで体の状況を分かってくれるか不安なのでずっと休んでいます。)

先週は何をやっても全く上手く行かず、「○○さん、下手になったね~」と励まされながらでしたが、今日は「一週間でここまで回復するとは」とお褒めの言葉を頂きました。

と言っても自分の感覚としては、帯状疱疹発症前を100とすると先週が20で今週が30位の感じですが。

 

以前からこのPTさんには「○○さんの反射反応で今も歩いているのは信じがたい。恐らく大脳を駆使した知覚力と筋力で補っているのだろう。具体的には、周囲との遠近感を初めとしたほんの僅かな変化(例えば鏡に映った自分の衣類の皺の動きで自分の体がどちらに傾いたか判断するなど)等の視覚によるもの、杖や手触りなどの触覚によるもの、記憶とのちょっとした違い、風の方向、聴覚の変化、などなどで知覚的に判断してそれを元に筋力で転倒を防いでいると思われる。」と言われていましたから、「今回帯状疱疹でその内の筋力が使えなくなったから立位を保つのも難しくなったのだろう。」という説明も納得しました。

 

言われてみれば、確かに立っている時や歩いている時は情報収集の為に脳の全力を使い切っていて、話しかけられても歩く事に必要な情報以外の音は耳に入ってきません。

返事をすることに使える余力も残っていません。

杖を使っていた時も、それに体重をかけることは一切なく触角の役目しか果たしていませんでしたし、視覚の利かない暗がりではバランスを崩しがちでした。

 

このPTさんは理論立てて現象の説明をしてくれるのでとても分かり易く応用が利きます。

毎回考えてくれるメニューもこの病気によって衰えていく反射能力を、何度も繰り返しバランス感覚を思い出させることで少しでも補おうというものが主体です。

 

このPTさんのアドバイスに従っていけば100とは言わずともそれに近いところまで戻せるのでは無いかと期待しながら宿題自主トレに励んでいます。

 

 

http://nanbyo.org

新居のリフォーム工事がかなり進んで、引越準備もたけなわとなって来ました。

引越に断捨離はつきもの。

特に20数年住んだ戸建てで子供3人が巣立った後ですから。

とは言え、自分の趣味で買い集めたものが其処此処に散乱していて、これは自らの手で処分するしか無いと一念発起し、買い取りを依頼しました。

品定めをする業者がギターを手にして「これは50年ぐらい前のものですね」と言ったのに対して、「なんて失礼なヤツだ。そんなに古いはずが無い。50年も前と言えばセピア色の時代だ。」などと憤慨してみたものの、よくよく考えると学生時代から愛用していたものだから50年とは言わないまでも45年は経っていることに気付いて唖然。

 

自分の中でもセピア色になってしまった時代を思い出すと急に手放したくない気持ちが湧き出てきましたが、コードを押さえることも出来無いのに何時まで取って置いても意味が無い、と割り切り想い出のトランペットと共に牛車に牽かれていきました。

♪ドナドナド~ナ ド~ナ♫

 

驚いたのはその買い取り金額で、45年ほど前に学生の分際で大枚10万円をはたいて買ったギターは5万円、同時期に確か5万円ほどで買ったトランペットは1万円でした。(値段を聞いた途端郷愁は何処かに吹き飛んでいました。これが正に”現金な”ですね。)

同時に出したこだわりのオーディオ製品の数々も、買取屋垂涎の品だろうと思われるスピーカー類はそれなりの値段で、ネットワーク関連の日進月歩のものはたたき売り価格で、でも思わぬものが高値で売れたり、一喜一憂の楽しい時間を過ごす内に部屋が寂しくなっていきました。

 

後には買取屋さんの落とした汗の後が点々と。

昨日は異様な暑さでしたから。

それ程歳は変わらないと思われる買取屋さん、お疲れ様でした。

でもちょっぴりその姿が羨ましかったです。