【現状】
- 丘陵地に立っている戸建て2階屋で、屋内階段の昇降が危険なため一階を生活場としている
- 前面道路に出るには玄関の上がり框と数段の階段(手摺り有り)を降りる必要があり、更に微妙な傾斜地(手摺り無し)を歩く必要がある
- 電動リフトやスロープの増設を検討するも良い解決策が無かった
- 近隣の戸建ては殆どが傾斜地に建っているので、多かれ少なかれ階段を登らなければ玄関にたどり着けないため、比較的傾斜の緩やかな道路に面したマンションが好ましいと感じている
【要チェックポイント】
- 電動車椅子での外出を容易にしておくためのポイント
- 前面道路からの段差が最小限であること(多少の段差は、段差ステップを置くことに理事会から承認が受けられれば問題無い)
- メインエントランスから段差無しのスロープでエレベーターホールまでアクセスできること
- メインエントランスのドアが全て引き戸の自動ドアで開口部が十分に広いこと
- エントランスのオートロック解除は非接触キーで、カードを持っているだけで自動ドアが開くのがベスト(滅多に無い)
- 段差無しで行ける場所に駐車場がある事(車椅子を乗せたり降ろしたりするスペースがあり、それをやっていて他の人の迷惑にならないことと、欲を言えば乗降の際に雨風をしのげること)
- 共用廊下に十分な幅があること(水はけ用の傾斜が緩やかな方がベターで手摺りが付いていれば尚良し)
- 広いアルコーブが有り(出来ればフェンスで仕切られていることが望ましい)電動車椅子を玄関の横に停めても他の住人の邪魔にならないこと(勿論アルコーブは共用部分なので私物を置くことは禁じられているが、共用廊下とは仕切られていて十分なスペースがあれば車椅子は大目に見て貰えることが多い)
- エレベーターが広く、正面に鏡が付いていて後方確認が出来ること
-
エントランスから自宅までが離れすぎていないこと(大規模マンションだと駅近なのにエントランスから自宅までかなりの距離を移動しなければならなかったり、エレベーターがなかなか来なかったり、と言う事がある)
- 室内(詳細は~リフォーム編~)
- 段差が無いこと(浴室やトイレ、玄関の上がり框や和室の敷居は要チェック)
- 廊下幅が十分(標準的)であること
- なるべく廊下に曲がり角が少なく直線的に居室やユーティリティに入れること
- 各居室やユーティリティの入口がなるべく引き戸であること(これはある程度リフォームで何とかなる)
- 想定されている室内移動手段で必要なところにアクセスするための旋回スペースが確保されていること(これも限定的ながらリフォームで何とかなる可能性は有り)
- トイレの入口は便器の横方向からの方が望ましい(入口から便器までの距離と、移乗の際に180°旋回するか90°で済むかの違い)
- 屋内で階段を使う必要の有るメゾネットタイプは論外
- その他
- 助成制度が充実しており必要且つ十分なサービス業者が居る立地
- 災害時に避難する必要が少ないであろう立地
- 長く住み続けるかも知れない介助者が住みやすい場所
【採用案】
現居の近くのリフォームがしやすい中古マンション
【採用理由】
チェックポイントをおおよそ満たしていたため
【作戦進捗状況】
リフォーム業者と鋭意打合せ中