成功ならドルは下落!ギリシャPSI交渉、決裂の可能性低い
【成功ならドルは下落!ギリシャPSI交渉、決裂の可能性低い】
ギリシャ債務問題における民間部門の関与(PSI)に関わる交渉は、決裂した場合デフォルト(債務不履行)を招く恐れがあるが、その可能性は低いとみられる。
中心となるのは、ギリシャが集団行動条項を適用するかどうかだと思われる。同条項が適用された場合、債券保有者のうち一定の割合が賛成すれば、債権者全員に対して債務免除を強要することができる。現時点では最終的な結論がどうなるか不透明だが、交渉が完全に決裂することはないだろう。
また、協議が成功した場合、ユーロの信頼感が支えられるため、ドルは円に対して圧力を受ける可能性がある。交渉が成功すれば投資家心理は改善し、投資家はドル売り・円買いに向かうだろう。市場はユーロ圏財務相会合までに交渉がまとまるか注目している。
ドルは現在、1.2890ドルおよびに99円30銭付近で取引されています。
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ご注意事項
1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的とした
ものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。
2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。
決算が強弱混じりの結果となったため、先週末の米主要3指数は高安まちまち!
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決算が強弱混じりの結果となったため、20日の米主要3指数は高安まちまち。ダウ平均指数は前日比96.50(0.76%)高の12,720.48、S&P500指数は前日比0.88(0.07%)高の1,315.38、ナスダック指数は前日比1.63(0.06%)安の2,786.70で引けた。米国工業30株価指数先物CFD3月限は前日比72(0.57%)高の12,656となり、米国E-mini SPX500株価指数先物CFD3月限は前日比1.00(0.08%)高の1,311.25で引け、米国NDAQ100株価指数先物CFD 3月限は前日比9.25(0.38%)高の2,435.50で終了した。ファンダメンタルズ面では、ロイターによると、デフォルト(債務不履行)を回避するためにギリシャ政府と民間債権者が債務交換協議の暫定合意に至る可能性がある。但し、その結果は民間債権者が負担する実質的な損失率が70%に上るとみられ、即ち債券額面が70%減少されることになる。このニュースで市場のリスクセンチメントが緩和し、市場はサポートされた。セクターと個別銘柄の方は、去年第4四半期の決算が事前予想を下回ったため、ハイテク大手のグーグルは8.38%大幅安の585.99ドルで引けた。一方、実績が予想を上回ったIBMは4.43%高の188.52ドルで引けた。インテルは2.93%高の26.38ドル、マイクロソフトは5.65%大幅高の29.71ドルで終了した。金融株はやや上昇して終了した。バンク・オブ・アメリカは1.58%高の7.07ドル、JPモルガンは1.16%高の37.36ドルで引けた。
(1/23証券レポート から抜粋)
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中国の旧正月休暇により上昇していた銅先物の利益確定売りが優勢
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20日のアジア時間、スポット金は狭いレンジ内で保ち合い展開となった。欧州時間序盤、原油先物と銅先物が大幅安となり、スポット金もつられて急落し、1,644.7ドルの安値をつけた。ニューヨーク時間には、銀行業の関係筋は、ギリシャ政府と民間銀行が近いうちに債務交換協議の暫定合意に至る可能性があると述べた。合意では、民間債権者が負担する実質的な損失率が65%-70%に上るとみられている。当ニュースを受け、欧州債務危機をめぐる懸念が若干緩和し、スポット金は当日の安値から力強く反発し、終盤にかけて1,666.7ドルを上トライし、当日の高値を打診した。最終的には、当日のスポット金は前日比8.0ドル(0.48%)高の1,666.3ドルで終了した。スポット銀はニューヨーク時間に大幅な上げを見せ、前日比1.48ドル(4.83%)大幅高の32.10ドルで終了した。
中国の製造業活動が3ヶ月連続で鈍化したことに加え、中国の旧正月休暇が近付いていることから、直近大幅に上昇していた銅先物の利益確定売りが優勢となり、20日の銅先物価格は下落して引けた。HSBCが20日に発表した1月の中国購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.8となり、2011年12月の48.7をわずかに上回り、3ヶ月ぶりの高値となったものの、同指数が既に3ヶ月連続で景況感の改善と悪化の分岐点となる50を下回ったことは、中国の経済成長がさらに鈍化する可能性があることを示している。当面、中国は世界1位の銅消費国であり、中国による経済成長鈍化は銅への需要を制限するとの懸念から、銅相場は押し下げられた。最終的には、COMEX銅先物3月限は前日比7.25セント(1.90%)安の374.20セントで引けた。
米国の原油需要が大幅に下落したほか、中国の製造業活動が3ヶ月連続で鈍化したことを背景に、20日の原油先物価格は大幅な下げを見せた。米石油協会(API)が20日に発表した報告によると、2011年の米国原油需要は前年より大幅に下落し、下げ幅は2008年を除く過去10年以来の最大となった。APIは、2011年の米国平均石油製品需要は日量1,890万バレルで前年比1.2%減少したが、原油生産高は2.5%増加して日量560万バレルに達した、と示した。また、2011年末の米国原油在庫は2010年同期より0.4%増加した。当日のNYMEX原油先物3月限は前日比2.17ドル(2.16%)安の98.31ドルで取引を終えた。
南米の降雨予期が強まっており、降雨が作物の成長見通しを改善できるため、20日の大豆先物価格は軟調に推移した。CBOT大豆先物3月限は前日比9.25セント(0.77%)安の1,187.25セントで引けた。隣のトウモロコシ先物市場の堅調さに下支えられ、20日の小麦先物価格は上伸した。CBOT小麦先物3月限は前日比4.00セント(0.66%)高の609.00セントで引けた。
(1/23 商品レポート から抜粋)
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1/23 週間FX市場レポート
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20日の欧州序盤、週末の利食いに圧迫されたため、ユーロを始めとする主要リスク通貨は下落した。ユーロドルは下落して1.2900関門を割込んだ。ポンドドルは1.5449まで打診し、豪ドルドルは1.0382まで打診した。その後、ギリシャの債務再編成への観測が高まり、市場のリスクセンチメントは改善され、主要リスク通貨はドルに対して底打ちした後反発した。ニューヨーク時間、消息筋によるとギリシャは民間債権者と債務削減で合意し、当協議は民間債権者に65%-70%の損益を招く見通しであるという。同時に欧州連合(EU)の報道官であるアレンキルド・ハンセンは、欧州安定メカニズム(ESM)に関する交渉がうまく行われ、各国の指導者が1月30日のサミットで新たな金融協定に署名できることに自信があると示した。このニュースに刺激され、リスク通貨はドルに対して穏やかに上昇した。欧州午後からニューヨーク時間、豪ドルとポンドはドルに対する上昇が目立ち、豪ドルドルは約100pips上昇し、1.0480水準をつけた。ポンドドルも100pips以上上昇し、1.5465付近まで着いた。ユーロ及び加ドルはドルに対して上値が重く上昇幅が限られていた。一方、ドル円は77.00下方まで下落した。
(1/23FXレポート
より)
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9:30 豪第4四半期生産者物価指数の結果発表
9:30 豪第4四半期生産者物価指数(前期比)
重要度〇
前回 0.6%
予想 -
結果 0.3%
9:30 豪第4四半期生産者物価指数(前年比)
重要度〇
前回 2.7%
予想 -
結果 2.9%
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