マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報 -2480ページ目

ドイツがギリシャの財務破綻を受け入れないとの表明から、ユーロが弱気から一転

 6日の欧州時間、ドル以外の通貨はアジア時間の下落を引き継ぎ、再び全般的に下落し、ドルインデックスは大幅に上昇した。ギリシャ債務問題は再び市場の焦点となった。ギリシャ政府は国際債権者と次回のユーロ圏財務相会合を開く前に関連の協議に関して合意に達する必要があるとあるギリシャ高官が示唆した。同時に、欧州委員会は、ギリシャ第2次支援をめぐる協議はすでに取りまとめの期限を過ぎており、同国は早急に決定を下す必要があるとの見解を示した。また、仏独首脳もトロイカ(国際通貨基金などの3者合同調査団)と合意しない限り、ギリシャへの追加支援はないことは明確にしなければならないとの考えを示した。これら情報を受け、市場のリスク志向が圧迫され、ユーロドルは当日の安値1.3027を更新し、ポンドドルは当日の安値1.5729を更新した。


 ニューヨーク時間序盤、リスク通貨は安値から反発した。ギリシャ首相府は、支援受け入れの是非を協議する政治指導者の会合を当初予定の6日から7日に延期したと発表した。ギリシャ問題は困難が次々と重なるが、ドイツのメルケル首相はドイツがギリシャの財務破綻を受け入れないと表明したことで、ユーロドルは当日の安値から急速に1.3100上方まで反発し、ポンドドルは1.5830付近まで小幅に上昇した。またFRBは1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、異例の低金利を2014年終盤まで据え置く可能性が高いと表明しており、ブラード総裁はこれよりも1年以上早い段階での利上げ開始を主張し、仮に資産の追加買い入れが必要になった場合は、モーゲージ担保証券(MBS)ではなく米国債を買い入れるべきとの考えを示した。


2月7日のFX午前レポートより抜粋


ご注意事項

1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。


2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。

本日12:30豪州中央銀行は0.25%の利下げか!

< 2月7日発表予定の経済指標 >

 時間

国名

国内・海外主要経済指標等

前回

予想

重要度

12:30

RBA(豪中銀)政策金利発表

4.25%

4.00%

14:00

12月景気一致CI指数・速報値

90.3

93.1

14:00

12月景気先行CI指数・速報値

93.2

93.8

20:00

12月鉱工業生産(前月比)

-0.6%

0.0%

20:00

12月鉱工業生産(前年比)

3.6%

4.1%

22:30

12月住宅建設許可(前月比)

-3.6%

0.0%

(重要度は◎が最も高く、以下〇、△の順となっています。)

>>> 結果はこちら

東岳証券情報局 あまりクリックしないでね!

あすのRBAの0.25%利下げは織り込み済み


 あす(2月7日)の日本時間午後0時30分にオーストラリア準備銀行(中央銀行)による政策金利を発表する。市場では0.25%の利下げは織り込み済みの見方。世界的な金融緩和や、安定した世界経済の成長見通しに加え、堅調な商品相場がオーストラリアの支えとなる為、FX市場では否定的な反応を引き起こすことはないだろう。ちなみに豪ドルドル2012年では昨年の高値を試す可能性も排除できない。


ご注意事項

1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。


2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。


2月6日香港株式市場市況

 先週金曜日の米株高を受け、6日の香港株式市場は250pips超窓を開けて上昇したものの、その上げ幅を守れず、午後には反落し、最終的にはハンセン指数は前日比47.04(0.23%)安の20,709.94で引けた。香港48株価指数先物CFD 2月限は前日比89(0.43%)安の20,662で終了した。


 セクター別と個別銘柄では、本土系通信株が売られた。中国聯通は4.48%急落し、市場全体の下落を主導したほか、中国移動は1.71%安の77.65香港ドルで引けた。不動産株の下げも目立った。華潤置地は3.97%安の13.54香港ドル、中国海外発展は2.27%安の14.62香港ドル、新鴻基不動産は1.28%安の108.20香港ドル、信和置業は1.09%安の12.66香港ドルで取引を終えた。海運関連株が逆行して上昇した。招商局国際は5.27%急伸して28.95香港ドルで引け、本日最大の上げ幅となった。中遠太平洋も4.70%急伸し、12.04香港ドルで終了した。消費財セクターが強かった。エスプリは4.99%高の13.04香港ドル、利豊は0.69%高の17.48香港ドルで引けた。


2/6証券CFDアジアレポート から抜粋)


ご注意事項

1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的とした

  ものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。


2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。


市場焦点再び欧州へ

 先週金曜日の米雇用統計の好材料を織り込み済みであり、市場は再び欧州に焦点を移した。本日アジア時間、後数時間しか残っていないのに、ギリシャの債務減免交渉はまだ合意できないままであるため、ユーロをはじめとするリスク通貨は圧迫され軒並み下落し、対ドルで先週金曜日の上げ幅を吐き出した。ユーロドルは1.3100関門を下抜け、1.3060付近まで下トライした。ポンドドルは1.5770水準まで下落し、豪ドルドルは安寄りした後にも続落した。取引時間中に発表された豪12月小売売上高が予想外に低下したことから、豪ドルドルは一段と売りに押され、終盤に1.0710付近まで値を消した。


 欧州時間になると、リスク通貨は対ドルで一旦反発したものの、すぐにリスク回避ムードに主導された。ギリシャ政府役員は、6日は支援受け入れの条件に対する回答期限ではないと述べた。これを受け、同国のデフォルト(債務不履行)をめぐる懸念が更に高まったため、ユーロを始めとするリスク通貨は対ドルで下げペースが加速した。


 本日欧州時間にドイツの12月製造業受注が発表される予定であり、市場の関心が集まっている。製造業の受注金額を表すものであり、耐久財、資本財、非国防財についての数字が算出され、国や地域の製造業の動向を反映できる。通常はメーカーは注文を受けてから生産を始めるため、設備投資の先行指標となる。独11月製造業受注は前月比と前年比がいずれも4%超減少し、製造業の縮小を示した。本日の12月製造業受注は前月比0.1%、前年比0.8%増加すると予想されている。発表の結果が事前予想を上回れば、ドイツの製造業への信頼感が強まり、ユーロの支援材料になる。逆に更なる縮小を示した場合、ユーロの売り材料になると考えられる。


 ニューヨーク時間に発表予定の加1月Ivey購買部協会指数にも注目したい。Ivey購買部協会指数とは、製造業の購買部を対象に、生産・新規受注・商品価格・在庫・雇用価格・受注残・輸出・輸入等八つの項目が前月に比べ良くなったか否かのアンケート調査をしたもので、GDPの製造業部門の供給側を示す。製造業の景況感を示す重要な経済指標であり、50が景気判断の分かれ目となり、50超の場合は景気は改善、50を下回る場合(特に40に近づく場合)は景気の後退を示すと見なされる。本日の1月Ivey購買部協会指数は前月の63.5から57.0まで大幅に低下すると予想されており、製造業の回復見通しへの悲観的な見方が示されている。加ドルはいつも同国の経済指標に敏感に反応している。仮に発表の結果が事前予想よりも悪化すれば、加ドルに売りが入るだろう。



2/6FX夕刊レポート から抜粋)


ご注意事項

1. 当コラムは投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的とした

  ものではありません。投資の最終決定は、必ず御自身の判断でお願いいたします。


2. 当コラムの内容によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。