円が上昇
東京外国為替市場では円が上昇。本日は地政学リスクの高まりも警戒される中、ポジション調整主体の取引になったもよう。
円は主要通貨対して上昇。この日の相場は欧米がイースターの祝日ということもあり、全般的に見送りムードが強かったが、午後に入り徐々にリスク回避の動きが強まった。
【本日発表予定の経済発表指標】
21:30米国3月消費者物価指数(前月比)
21:30米国3月コア消費者物価指数(前月比)
21:30米国3月小売売上高(前月比)
21:30米国小売売上高・除自動車(前月比)
21:30米国小売売上高・除自動車(前月比)
スポット金5ヶ月ぶり高値更新、1288.40ドルに
13日のスポット金は5日続伸、前日比1.2ドル高の1287.50ドルで引けた。一時1288.40ドルまで上げ、昨年11月以来約5ヶ月ぶりの高値を更新した。
前日トランプ米大統領の”ドルが強すぎる”の発言が外為市場でのドル高をけん制、ドル建てのスポット金は買われやすかった。また、北朝鮮による新たな核実験やフランス大統領選への懸念などを背景に、金の下値が堅調となっている。
13日時点のSPDRゴールド・シェアーズの金保有量は前日より6.51トン増の848.92トンだった。
13日のWTI原油先物は下げ止まり、前日比0.14ドル高の52.87ドルで引けた。原油需給が引き締まりつつあるとの見方が買いを誘った。国際エネルギー機関(IEA)はこの日発表した月報で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が昨年11月の減産合意を順守していると指摘した。OPECが5月下旬に開く総会で減産期限の延長を決めるとの観測も根強く、将来は需給が改善するとの期待感が先物の買いにつながった。
一方、米軍は非核兵器では史上最大の爆弾とされる大規模爆風爆弾「MOAB」を、アフガニスタンのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」施設に対し投下したことが伝わると、原油先物下げる場面があった。
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ドル小反発、109円台維持
13日のNY外為市場でドル円は5日ぶり小反発、109円087銭で取引を終えた。前日にトランプ米大統領の発言を受けてドル安(円高)が進んだ反動で、利益確定を目的としたドル買戻しが優勢だった。また、14日イースター祭日を控え、市場では積極的な取引を控えた。
NY序盤からドル円は上昇、一時日中高値109円390銭をつけたが、米軍は非核兵器では史上最大の爆弾とされる大規模爆風爆弾「MOAB」をアフガニスタンのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」施設に対し投下したことが伝わると、リスク回避を目的とした円買いが入り、108円958銭まで下落した場面もあったが、終盤は109円上方に持ち直した。
また、この日に発表した4月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は98だった、前月の96.9及び予想の97.0を上回ったこともドル買いにつながった。
ユーロドルは4日ぶり反落し、1.06108ドルで引けた。前日にドル急落の反動を加え、欧米祭日を控えユーロのロングポジションを手じまいの動きが優勢だった。
これから発表予定の経済指標
21:30 米国3月消費者物価指数(前月比)
21:30 米国3月消費者物価指数(前年比)
21:30 米国3月コア消費者物価指数(前月比)
21:30 米国3月小売売上高(前月比)
21:30 米国3月小売売上高・除自動車(前月比)
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本日米国3月小売売上高発表
時間 | 国名 | 国内/海外主要経済指標等 | 前回 | 予想 | 重要度 |
13:30 |
日本 |
2月鉱工業生産・確報値(前月比) |
2.0% |
- |
△ |
21:30 |
米国 |
3月消費者物価指数(前月比) |
0.1% |
0.2% |
◎ |
21:30 |
米国 |
3月消費者物価指数(前年比) |
2.7% |
2.6% |
◎ |
21:30 |
米国 |
3月コア消費者物価指数(前月比) |
0.2% |
0.0% |
◎ |
21:30 |
米国 |
3月小売売上高(前月比) |
0.1% |
0.2% |
◎ |
21:30 |
米国 |
3月小売売上高・除自動車(前月比) |
0.2% |
0.2% |
◎ |
(重要度は◎が最も高く、以下〇、△の順となっています。)
>>>結果はこちら。
金は続伸、銀は大幅続伸
金は続伸、銀は大幅続伸。
金は、トランプ発言によるドル急落や地政学的リスクの高まりで年初来高値を更新したあと、ドル反発で後退したが、米利上げ観測後退や株価下落で反発に転じた。
銀は、ドル急落や金の年初来高値更新で前日高値を突破したあと、ドル反発や金の押しで後退したが、金の上昇再開や米国3連休を控えた買い戻しで値を飛ばした。
原油は小反発。
米原油・石油製品の在庫減少や石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産の可能性など先行きの供給過剰の解消期待なども、あす14日のグッドフライデー(聖金曜日)を含む3連休を控え、序盤以降はポジション整理の動きなどに押された。
大豆、コーンともに続伸。
大豆は、トランプ発言によるドル急落や中国大豆輸入の増加で前日高値を抜いたあと、ドル反発や米株価指数先物の下落、週間輸出成約高の減少、小麦の急反落、
原油反落、ブラジル豊作観測で下押されたが、3連休を控えた買い戻しで切り返した。
コーンは、トランプ発言によるドル安や原油高、大豆上昇を好感、前日高値を抜いて3月9日以来の高値を付けたあと、週間輸出成約高の減少やドル反発、小麦の急反落、原油反落で後退したが、米国の3連休を控えた買い戻しでプラスを維持した。