原油は続落
金は続伸、銀は急反落。
金は、地政学的リスクの後退やドル高、米株価指数先物の戻りで前日安値を下回ったが、ドル安加速や米株価指数先物の反落、米景気減速をはやして切り返した。
銀は、金の高値修正に追随して前日安値を下回ったあと、ドル安で堅調地合いとなったが、金の下値追いがテクニカル売りを誘い、一週間振りの安値に値を消した。
原油は続落。
米原油在庫の2週連続の減少見通しやドル安進行、サウジアラビアの2月の原油輸出減少なども、5月の米シェールオイル生産が2015年11月以来の高水準となる見込みなどが重しとなった。
大豆は続落、コーンは大幅続落。
大豆は、米中西部の乾燥予報によるコーンの作付け進展観測や、コーンの急落、原油下落、テクニカル悪化、ファンドの売り増しで一週間振りの安値に下落した。
コーンは、買いが先行したが、米中西部の乾燥予報による作付け進展観測やブラジルの豊作観測、原油下落、大豆下落、移動平均割れによるテクニカル悪化、ファ
ンドの売り増しで天候プレミアムが縮小し、米農務省報告後に付けた安値を下回った。
本日のアジア市場
4月18日のアジア市場でドル円は反落している。
日経平均先物や米国債利回りの低下を受けて、リスク回避の動きが強まったとみられている。本日は米国3月住宅着工件数が予定されており、その結果に注目が集まっている。市場筋からは、「円高圧力が高まってきている」との声もある。現在、ドル円は108.757で推移している。(19:26)
4月18日のアジア市場でユーロドルは上昇している。
しかし、フランス大統領選挙への警戒感やユーロ圏の地政学的リスクが意識されていることもあり、値幅は限定的になっているとみられている。市場筋からは「イースター休暇明けの欧州勢の動きに注意」との声もある。現在、ユーロドルは1.06504で推移している。(19:30)
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WTI先物が反落
17日のスポット金は反落。XAUUSDの終値は1284.40ドル。一時約5か月ぶりの高値を付けている。北朝鮮をめぐる地政学リスクの高まりを受け、安全資産とされる金に逃避買いが入った。
17日のニューヨーク原油先物市場ではWTI先物が反落。CL_の終値は52.72ドル。シェールオイル開発の拡大を示すデータを受け、米国の生産急増で石油輸出国機構主導の減産分が帳消しになるとの観測が広がった。
FXレポート
17日のニューヨーク外国為替市場でドルが対円で上昇。
ムニューシン米財務長官は短期的にはドルが高いとの認識はトランプ大統領と共有しつつも、長期的にはドル高は前向きとの見方も表明。「世界通貨、主要準備通貨として、長期的にはドル高は良いことだ」と語った。
米10年債利回りも上昇した。米国の4月NAHB住宅市場指数は68となり予想の70を下回った。米2月対米証券投資は534億ドルとなった。前回値は63億ドルだった。
フランス大統領選に関する最新の世論調査によると、第1回投票の支持率は、中道系独立候補のマクロン前経済相が22%、極右政党・国民戦線のルペン党首が22%となりルペン候補の支持率が1ポイント低下した。これを受けEURUSDは一時高値1.06690をつける場面があった。
【本日発表予定の主な経済指標】
21:30米国3月住宅着工件数・年率換算(万件)
21:30米国3月住宅着工件数 (前月比)
21:30米国3月建設許可件数・年率換算(万件)
21:30米国3月建設許可件数(前月比)
22:15米国3月鉱工業生産(前月比)
本日米国3月建設許可件数発表
時間 | 国名 | 国内/海外主要経済指標等 | 前回 | 予想 | 重要度 |
21:30 |
米国 |
3月住宅着工件数・年率換算(万件) |
128.8 |
125.0 |
△ |
21:30 |
米国 |
3月住宅着工件数(前月比) |
3.0% |
-3.0% |
〇 |
21:30 |
米国 |
3月建設許可件数・年率換算(万件) |
121.3 |
125.0 |
△ |
21:30 |
米国 |
3月建設許可件数(前月比) |
-6.2% |
2.8% |
〇 |
22:15 |
米国 |
3月鉱工業生産(前月比) |
0.0% |
0.5% |
〇 |
(重要度は◎が最も高く、以下〇、△の順となっています。)
>>>結果はこちら。