トランプ氏初会見、6つの重要ポイント
ドナルド・トランプ次期米大統領が11日、当選後初の記者会見を行った。質疑応答のテーマはロシアとの関係や自身のビジネスの利益相反、そしてメキシコとの国境に建設する新たな壁などについて多岐にわたった。以下に主な要点をまとめる。
■米民主党のサーバー攻撃について「ロシアだったと思う」
トランプ氏は会見の中で、ロシアが米大統領選に影響を及ぼそうとしてサイバー攻撃を仕掛けたと初めて発言した。同氏はハッキングをしたのは「ロシアだったと思うが、われわれは他の国や他の人たちからもハッキングをされる」ことがあると説明。また、政権発足後90日以内に他国政府によるハッキングについての報告書をまとめるとした。トランプ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「このようなことをするべきでなかった」とも話し、今後行われる米国の選挙に干渉することがないよう警告をした。
■トランプ氏を脅迫できる情報をロシアが把握との報道は「いんちき」
トランプ氏を脅迫するのに利用可能な情報をロシア政府が握っているとする、真偽の確認されていない主張に関しての報道について、同氏は強く否定。「すべては偽りのニュースだ。いんちきな情報だ。そのようなことはまったくない」とした。同氏の関係者や選挙陣営に関わった人物が選挙期間中にロシア政府と連絡を取り合っていたかという質問に対しては、返答をしなかった。またサイバー攻撃への対抗措置としてオバマ政権が導入した対ロ制裁などを維持するのか、あるいは緩和するのかについての複数の質問にも答えなかった。
■ファミリー企業の経営権は息子たちに
会見では利益相反を避けるためにトランプ氏がどのようなかたちで事業から身を引くかの説明も行われた。同氏の弁護士を務めるシェリ・ディロン氏によれば、まず大きな変更としてトランプ一族のファミリー企業である「トランプ・オーガニゼーション」の経営権はトランプ氏の息子たちに引き継がれる。トランプ氏は経営には参加せず、経営に関する情報も得ることなく、また企業側には倫理担当役員も設置されてビジネス活動や売買契約を監視するという。一部にはトランプ氏が事業を完全に売却すべきだとする声もあるが、ディロン氏によればそれでは利益相反の恐れが残るという。
■製薬価格決定の仕組みを批判
トランプ氏は会見の中で製薬会社の批判を展開し、「殺人を犯しながら罰を逃れている」と発言した。また政府が製薬を購入する方法を変更し、「数十億ドルの支出を削減する」とも主張。「製薬会社はロビー活動も活発で、ロビイストも多く、多大な力を持っている」とする一方で、「製薬については入札も少ない。われわれは世界で最も多くの製薬を購入しているが、正しい入札は行われていない。これからは入札手続きを行い、一定期間の間に数十億ドルの支出を削減する」とした。製薬会社の株価は11日に下げに転じた。
■最高裁判事の決定は就任後速やかに
トランプ氏は1月20日の就任式から2週間以内に最高裁判事の指名を決定するとした。去年2月にアントニン・スカリア判事が亡くなったため最高裁では欠員が生じているが、トランプ氏はその席を埋めるためにすでに何人かの候補者と面談を実施していると話した。
■メキシコとの国境の壁について
メキシコとの国境沿いに建設する壁の建設費用については、まず米納税者に負担を求め、その後メキシコ政府に払い戻しをさせる考えを示した。トランプ氏は壁の建設を速やかに実現させるために、まずは米議会が資金を拠出することが望ましいと話した。会見では「私は待ちたくない」とし、「1年や1年半も待つ気はない。すぐに建設を始めることを望んでいる」と続けた。
原油相場は反発
1月11日の金相場は小幅に上昇した。
ドル安が進んだことを受けて、安全資産としての金の需要が高まったとみられている。市場筋からは、「世界経済の不透明感が金の上昇材料となっている」との声もある。
現在、金相場は1192.55で推移している。(8:34)
1月11日の原油相場は反発した。
EIAが発表した統計で、原油在庫が増加したことを受けて、一時51ドル台を割り込む場面もみられたが、OPECの原油生産が前月比で減少したこともあり、大きく買戻しが進んだ。市場筋からは「ドルの値動きにも注意したい」との声もある。
現在、原油相場は52.26で推移している。(8:38)
メルマガ登録はこちらから
http://www.easthillfx.co.jp/jp/infor_index9.asp
商品CFD無料レポートはこちらへ
http://www.easthillfx.co.jp/jp/infor_index3.asp
東岳証券 公式Facebook
前日のニューヨーク市場
1月11日のニューヨーク市場でドル円は下落した。
トランプ次期米国大統領の会見に対する期待感から上昇する場面も見られたものの、会見が始まると景気刺激策について特に言及がなかった失望感からドル売りが進んだ。本日は、米国新規失業保険申請件数を控えており、その結果に注目したい。
市場筋からは、「トランプ氏の今後の金融政策に注目したい」との声もある。
現在、ドル円は115.250で推移している。(8:23)
1月11日のニューヨーク市場でユーロドルは小幅に上昇した。
ドル安が進んだことを受けて、上昇がみられたものの、英国のハードレグジット懸念やイタリアの政局混迷などの要因もあり、伸び悩みをみせている。
市場筋からは「ユーロに対する不安材料が増えてきている」との声もある。
現在、ユーロドルは1.05806で推移している。(8:28)
【本日の主な経済指標】
21:30 米国新規失業保険申請件数
メルマガ登録はこちらから
http://www.easthillfx.co.jp/jp/infor_index9.asp
FX無料レポートはこちらへ
http://www.easthillfx.co.jp/jp/infor_index3.asp
東岳証券 公式Facebook
ニューヨーク原油は期近が急反発
金は、原油高や中国株の下落で前日高値を突破したあと、ドル高加速で前日安値を下回ったが、トランプ会見に対する失望でドル・株が急落したため、切り返した。
大豆の終値の前日比は3.25〜2.00セント安、中心限月の3月限は2.25セント安。3月限は、押し目買いが入って前日高値を突破したが、ドル反発やブラジル産地北部の降雨予報、米国産DDGSへの高率関税追加による中国との貿易戦争懸念、飼料穀物の急落で値を消した。ただ、10ドル維持やドル反落、原油急伸で持ち直した。
コーンの終値の前日比は1.50セント安〜1.25セント高、中心限月の3月限は1.00セント安。3月限は、前日安値を下回ったあとも、ドル高加速や小麦・大豆の急落、米国産DDGSに対する中国の高率関税追加、南米産地に生育に適した天気が続くことから、約1週間ぶりの安値に沈んだ。ただ、ドル急反発や原油急伸で回復した。
ニューヨーク原油は期近が急反発。終値の前営業日比は、期近2限月が1.36〜1.43ドル高、その他の限月は0.96〜1.34ドル高。原油在庫の予想以上の増加や石油製品在庫の増加、米原油生産の増加ペースが加速したことなども、期近は前日安値を割り込むまでには至らず、短期的な下げすぎ感からの修正へと転じた。
お知らせ: トレンドフォローイフダンお試しキャンペーン開始のお知らせ
いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
先日、当ブログにてスプレッド縮小キャンペーン第1弾
「メジャー通貨で取引をはじめようキャンペーン」の開始について
お知らせさせていただきましたが、1月3日よりキャンペーン第2弾として
「トレンドフォローイフダンお試しキャンペーン」を実施しております。
このキャンペーンは、
当社が昨年11月にリリースした順張り型のリピート系注文(自動売買)である
トレンドフォローイフダン(以下TFi)を使って、
30Lot以上(往復)お取引いただいたお客様に
Amazonギフト券500円分を進呈する期間限定のお得なキャンペーンです。
1月3日から3月31日までの期間内のお取引量で判定いたします。
※期間内に口座開設された方は、開設日から3ヶ月のお取引量で判定いたします。
TFiは相場のトレンドに逆らわない、いわゆる順張りタイプの自動売買で、
原則ナンピンが発生しない仕組みとなっている点が特徴です。
いま巷でもリピート系注文はいくつかありますが、
当社のTFiはナンピンによる損失が広がらないため、
過去にリピート系注文で大きな損失が発生し、
相場から一発退場を強いられ苦い経験をお持ちの方にも
オススメできる自動売買です。
なお、このトレンドフォローイフダンお試しキャンペーンは
すでに当社に口座をお持ちのお客様も対象となります。
自動売買の設定が複雑でわからない・・・といったご不安をお持ちの方も
当社自慢のカスタマーサポートスタッフがしっかりフォローさせていただきます!
ご不明な点などございましたら、
お気軽に当社カスタマーサポート(0120-982-388)へお問い合わせください。
その他、現在実施中のキャンペーンはこちらからご確認ください!