何度も紹介した名著
『よみがえる千島学説』が
タイトルを変えて新書
『生命の自覚』(笑がお書房)として
再発売されました。
値段も、税込み¥1650だったものが、
税込み¥1000と安くなりました。
〈いのち〉の真実に迫りたい人、
健康とは何か? 
病気が直るとはどういうことか?
健康や病気の治癒に関心のある人には
心からお薦めする新書です。
〈いのち〉を考えるための最高の1冊。

千島学説がノーベル賞に値する話は
前回書いた。
千島喜久男 博士の論文は
従来の生物学の上で生きてきた学者たちにとって
あまりに衝撃的だった。それでも
千島博士が、
東大、京大の先生だったら、
論文は受理されたかもしれない。
画期的なこの学説は、
異端の学説として片隅に追いやられた。

◉IPS細胞の発見
しかし、
どんなものにもなれる
IPS細胞を発見した先生が
何年か前にノーベル賞を受賞したのは、
実は千島喜久男 博士がもう
数十年前に発表したことの応用だ。
千島学説の次の①②を
読んでいただければ想像がつくだろう。

①血液(赤血球)は体の組織に変化する。
【赤血球分化説】
つまり赤血球は体のどんな部分にも変化
していける細胞の素なのだ。

②赤血球は骨髄で造られるのではない。
消化された食べ物が腸の絨毛で赤血球に変化する。
血液は食べ物からできる。
【腸管造血説/血球起源説】

従来の生物学では
赤血球は核がないから、細胞ではない。
細胞でないものが細胞になるなんて
考えられない。
ということで、千島学説は封じられた。
細胞はあくまで細胞分裂で増える、というのが
今も信じられている、従来の説。

◉脳細胞が分裂しないのに増えることは
千島学説なら説明できる

しかし、
脳細胞と筋肉細胞は分裂しないことが
従来の生物学でも確認されている。
それならなぜ
赤ちゃんの脳細胞の数よりも、
大人の脳細胞の数のほうが多いのか??
従来の生物学だと説明できない。
謎のままだ。

食べ物が赤血球になり、赤血球が
すべての細胞に変化(分化)していく、という
千島学説だと
脳細胞も筋肉細胞についても
すんなり説明できる。

そもそも、何が細胞か、ということは
分類したがる人間の都合によって決めたもの。

冥王星が惑星か惑星でないか、
という話と同じだ。
惑星に決めたのも、
準惑星に「格下げ」にしたのも
人間の勝手であり、
太陽系の現実は何も変わっていない。

◉すべての連続性
核がないものを細胞の仲間に入れなかったのは
人間の勝手な分類である。
勝手に分類しておいて
「細胞でないものが細胞になるはずがない」
というのは、現実を見ずに、
すでに決めてしまった分類に当てはめて
言っているだけの話。

いえ、
赤血球は細胞に分類されなくとも
それが問題ではない。

細胞でないものが細胞になる、という
自然の中の連続性というものを
認めなくてはならない。
生物と無生物、
命あるものと命のないものにも
実は連続性があるのだということを
千島喜久男 博士は証明した。

◉再びノーベル賞
ノーベル医学生理学賞に輝いた
大隅良典 東工大栄誉教授の
「オートファジー」という考え方も
千島学説の中にすでに
主張されていたことの応用である。

③栄養不足の時、大量出血の後、また病気の時
などに、体の組織から血球(血液)に逆戻りする。
血液は骨髄で造られる、という説はこれを
見誤ったもの。
【赤血球と組織の可逆分化説】

④がん細胞は赤血球が変化してできる。
体が病気状態の時、悪化した赤血球が集まり
溶け合ってがん細胞に変わってゆく。
【がん細胞の血球由来説】

食べた栄養分が赤血球になり、それが
何かの臓器になっても、古くなってまた
赤血球に戻り、老廃物になったり、
がん細胞になったりする。

いずれにしても、食べ物が一旦
腸で消化されそれが赤血球になったあと、
必要な臓器に変化していく。
例えば、
年齢がすすんで関節が痛くなり
コラーゲン不足だからと言って
豚肉のコラーゲンなどを
たくさん食べたとしても、それがそのまま
人間の関節のコラーゲンになるわけではない。
一旦赤血球になって、それから
その人の体に必要な臓器の細胞になっていく。
カルシウムも同じだ。
牛乳に含まれるカルシウムが、そのまま
人間の骨になるのではない。
牛のカルシウムでなく、人間の自分に
合ったカルシウムを体内で作り出すには
どんな食事をしたらよいか
考えなくてはならない。

草や野菜しか食べない馬や牛が
立派な骨格を持っていることに
ヒントがある。

◉生体とつながっている細胞は
分裂では増えない

そもそも
細胞は、生体の一部である限りは
細胞分裂で増えるのではない。
もしそうなら
1つが2つ、2つが4つ、4つが8つ、
8つが16、16が32・・・と
ねずみ算式に増えて、
人間の体重や身長は爆発的に巨大化する。

分裂が見えたのは、生体から切り離し
細胞のいくつかを顕微鏡に入れて、
生命とつながっていないところで
見たからだ、というのが
千島喜久夫博士の説。

ノーベル賞の大隅博士が発見したのは、
臓器の細胞が古くなったらまた、
細胞でないものに戻って老廃物となる。
そしてまた新しい細胞がつくられる、という
ことではないのかな。
自動的にそういうことを繰り返して
細胞が入れ替わっているということ。

古くなったのが排泄されるならば、
生物の体が細胞分裂によって際限なく
大きくはなることはなく、
栄養の摂取によって太ったり痩せたりする
程度の変化であることも説明がつく。

これは、確かに画期的な発見だけれども
千島喜久夫博士がすでに発表ずみのことの
延長線上だと、素人のボクでもわかる。

やはり、千島学説は
ノーベル賞に値する研究なのです。
東洋医学の先生方は、みなさん
この学説を応用して治療されています。
(つづく)
生命の自覚(その1)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12741986984.html
生命の自覚(その2)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12741992072.html
生命の自覚(その3)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12742234881.html
生命の自覚(その4)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12746562248.html
生命の自覚(その5)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12746762286.html
生命の自覚(その6)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12748729392.html
生命の自覚(その7)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12748733210.html
〈いのち〉の真実に迫る(その8)
ナウシカに学ぶ人間と癌の関係
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12671198963.html
〈いのち〉の真実に迫る(その9)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12671612726.html

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 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

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  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
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LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
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大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
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湯川れい子

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ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
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やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
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吉田桂子編曲
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女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
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《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
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ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

***********************

「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽