何度も紹介した名著
『よみがえる千島学説』が
タイトルを変えて新書
『生命の自覚』(笑がお書房)として
再発売されました。
値段も、税込み¥1650だったものが、
税込み¥1000と安くなりました。
〈いのち〉の真実に迫りたい人、
健康とは何か? 
病気が直るとはどういうことか?
健康や病気の治癒に関心のある人には
心からお薦めする新書です。
〈いのち〉を考えるための最高の1冊。

まっとうに見える考え方には
望みがない


「一見まっとうに見える考え方には望みがない。
ほんものは常軌を逸しているものだ」
(ニールス・ボーア/デンマークの物理学者
1922年ノーベル物理学賞)

19世紀アイルランドの大詩人
トーマス・モーアの名言にこんな言葉もある。
「ホンモノは過去の繰り返しからは生まれない。
 ホンモノは、予測不可能で危険をはらむ
 領域にのみ存在する」

ボクはこの言葉を実体験としてわかる。
ボクがこの言葉のように生きてきたし、
そのことで馬鹿にされたり、
黙殺されたりもしてきた。
同じ目に遭った千島喜久男 博士の
苦難もよくわかる。

ケーナで
ペルーやボリビアの音楽を奏でることは
まっとうなやり方だ。
しかしそれを、日本人であるボクが
人生をかけてやる必要はない。
それはペール人、ボリビア人に
任せておけば良い。
彼らの民族楽器なのだから。

日本人でも、例えば
現地に骨を埋めるつもりで
フォルクローレ音楽を演奏する人ならば
それは深い意味があると思う。
音楽でボリビアに同化しようというのが
その人の人生だから。

でもボクはそうではない。
ケーナという楽器の祖国から見て
あくまでも外国人として、そして
日本人の八木倫明として、
表現の手段としてケーナを吹く。

だから、それまでのケーナ奏者から見れば
常軌を逸したことだけをやり続けて来た。
しかし、
ボクの音楽としては、それこそが、
ほんものであり続けた。

アンデスの笛で、日本人のボクが
例えば
ケルト(アイルランド、スコットランド)の
民謡を奏でることで、
すべてはつながっている、という
千島学説の生命弁証法の哲学の世界を
表現しようとしてきた。
竹のいのち、笛職人のいのち、そして
ボクのいのち、竹を育てた大地や水など
すべてがつながって
たったひとつの笛の音色が生まれる。

クラシックのヴァイオリニスト、
チェリストと共演するために、
スコアを書くことは、
ジャンルの分断を乗り越えて
つながるための創造的作業なのだ。

弾いてくれる人への想いをこめて
ていねいに書けば、
クラシックの人はその楽譜を
忠実に表現しようと努力してくれる。

千島学説は、伝統的な生物学の常識を
ことごとくひっくり返してしまい、
それまでの生物学の上で生きて来た人、
既得権をもった学者たちを
震え上がらせた、と思う。
しかし「震え上がって」しまっては、
負けを認めることになるから、
千島喜久男 博士の論文は
あくまでも無視されて、なかったことに
されたのだった。

前回の「生命の自覚(3)」では
伝統的な生物学の
「五つの否定」について書いた。
その「否定」をすべてひっくり返したのが
千島学説なのだ。

ボクが音楽で表現しようとしてきたことと
千島喜久男 博士が、
自分の目で顕微鏡で見たことから
打ち立てた学説や哲学(生命弁証法)は
ほとんどピッタリ重なると直感した。

科学というものが、本当に一般市民の幸福の
ためにあるものならば、
千島喜久男 博士はとっくに
ノーベル賞を受賞しているはず。
しかし、科学者同士の立場上の問題で
論文は陽の目を見ることもなかった。
千島喜久男 博士が東大か京大の先生
だったならば、事情は違っていただろう。

ボクから見れば、千島学説の応用と思える
IPS細胞の発見でノーベル賞を受けたのが
京都大学の先生だった。

千島学説Book
きょうは、その千島学説の中から
まずは四つの画期的な発見を紹介する。

(1) 血液(赤血球)は体の組織に変化する。
【赤血球分化説】・・・IPS細胞学説の
元になったとボクは思う。

(2) 赤血球は骨髄で造られるのではない。
消化された食べ物が腸の絨毛で赤血球に変化する。
血液は食べ物からできる。
【腸管造血説/血球起源説】

(3) 栄養不足の時、大量出血の後、また病気の時
などに、体の組織から血球(血液)に逆戻りする。
血液は骨髄で造られる、という説はこれを
見誤ったもの。
【赤血球と組織の可逆分化説】

(4) がん細胞は赤血球が変化してできる。
体が病気状態の時、悪化した赤血球が集まり
溶け合ってがん細胞に変わってゆく。
【がん細胞の血球由来説】


食べたものが素になって、
腸内で血液(赤血球)になり、それが
体のあらゆる細胞に変化してゆく。
がん細胞も、赤血球が変化したもの。
つまりそのもとは食べもの。

赤血球は、真ん中に核を持っていないので
「細胞」とは認められていない。
細胞でないものが細胞に変化するはずがない、
というのが、生物学の常識となっている。

そもそも「細胞」の定義というのが
人間の勝手でつくられた。
細胞と細胞でないものも、実は
連続的なはず。
核がないから細胞でない、という分類のほうが
おかしいのではないか?
いや、そういう分類をしてもよいが
細胞でないものが細胞になること、
つまり生命の連続性を、実験して
見た人がいるのだから、ほかの学者も
同じ実験をして、自分の目で確かめればよい。

実際、実験で確かめた博士もいた。
森下敬一博士。
千島学説を認めた、数少ない博士のひとり。

従来の生物学では、
赤血球は、細胞が老化して核を失ったもの、
と思われているが、
千島喜久男 博士は、赤血球は、核を得て
どんな細胞にもなり得る前途洋々たる
細胞の前段階のものだ、と言った。

最近、健康には腸内細菌が大事、という
話をよく聞きませんか?
それはまさに千島学説の応用にほかならない。
発酵食品や野菜食がよい腸内細菌を造り、
それが良い赤血球を造り、
良い細胞になり、健康な体を作る。

血がよごれると病気になる。
体は、生命を維持するために
血液を浄化しようと、
浄血フィルターのように、
赤血球ががん細胞に変わって、
体の弱い部分にたまっていく。

断食療法などを上手に行なうと
血のよごれがなくなり、
浄血器としてのがん細胞もだんだん
不要になって縮小していく、ということが
しばしば起こる。
どこにできたがんにも断食療法が効く、
ということではないだろうが、
がんは浄血器だと思っておくのがよい。

がんになる人は、それまで大変元気で
病気などをしたことがない人が多い。
浄血器が働いて、よごれた血が全身に回るのを
押さえていたからだろう。
(つづく)

生命の自覚(その1)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12741986984.html
生命の自覚(その2)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12741992072.html
生命の自覚(その3)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12742234881.html
生命の自覚(その4)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12746562248.html
生命の自覚(その5)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12746762286.html
〈いのち〉の真実に迫る(その6)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12671180645.html
生命の自覚(その7)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12748733210.html
〈いのち〉の真実に迫る(その8)
ナウシカに学ぶ人間と癌の関係
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12671198963.html
〈いのち〉の真実に迫る(その9)
https://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-12671612726.html

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天使と悪魔の絶望名歌集
「世界が終わっても音楽と愛が残る」

歌:大前恵子(★印)
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ(1〜16)
 高橋泉(チェロ)
 藤枝貴子(アルパ)
 清永アツヨシ(ギター)
 八木倫明(ケーナとナイ)

演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ(17〜18)
 田中麻里(アイリッシュハープ)
 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

1. ガブリエルのオーボエ
  (E.モリコーネ作曲)
2. 『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場
  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
 (スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞)
19. ムーン・ダンス (清永アツヨシ作曲)[ギター+ケーナ]

CD番号
LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
◎お申し込みは、やぎりんへ
yagirin88@gmail.com
税送料込みで¥3000にいたします。
*******************

◎エッセイ『広い河の岸辺』
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クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
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コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
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合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

***********************

「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽