$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-やなせたかし

漫画家のやなせたかしさんが
10月13日に、
94歳で亡くなりました。
限りない優しさと勇気をボクらに
送り続けてくださって
本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。

これほど優しい人はいなかった、
というような方なので、きっと
あの世でも大いに祝福されるでしょう。

アンパンマンを見たり、
《てのひらを太陽に》の歌詞を聴いただけでも
やなせさんが伝えたかった
真の優しさを理解することが出来ます。

やなせさんの言葉にボクは
どれほど励まされてきたか知れません。

例えば・・・


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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。 
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号 編集後記 やなせたかし  
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自分が「作詞家」になるなんて
全く考えてもいなかった24歳の頃から数年間、
やなせたかしさんの優しさに惹かれて
『詩とメルヘン』という月刊誌を
ときどき買っていました。

本文よりも実は、
編集長のやなせさん自身が書く編集前記を
楽しみにしていました。

1982年の4月号の編集前記に
この「詩」を見つけたとき、ボクは
「これは自分のことだ!」と思ったのです。

あれから31年・・・今は55歳です。
でもまだこれと同じ気持ちでいます♪
ボクは
全く成長していないのでしょうか???
ウーーん・・・そうかもしれません・・・。

ただただ
共感して下さる方々に出逢いたくて
ボクは音楽を続けています。
歳は変わったけれど、
変わらない気持ちというのも、
ありだよね。


名曲《てのひらを太陽に》は、
まだ漫画家として売れなかった貧乏時代、
やせ細った自分のてのひらを、小さなアパートの
電球にかざして見えた血管から
インスピレーションを得て書いた
歌詞なんだそうです。

やなせさんの訃報は、
東京文化会館公演の最終練習日、
10月15日に貴子さんが教えてくれました。

やぎりんがまだ小学生のころ
やなせたかし作詞の
《勇気のうた》を
NHK『みんなのうた』で聴きました。
心惹かれる歌でした。

この歌もきっと、
彼が全く売れない漫画家だったころ
自分への応援歌として
作った歌なんだろうと思います。


1 暑い砂漠に 風が吹き 
  砂塵に煙る 地平線
  飲まず食わずに 一週間 
  もう最後かと 思うとき
  勇気が僕に ささやいた 
  倒れちゃダメダ がんばれと

2 稲妻光る 黒い海 
  逆巻く波は ものすごく
  マストも折れた 船の上 
  もう最後かと 思うとき
  勇気が僕に ささやいた 
  嵐がなんだ がんばれと

3 ほんの小さな このからだ 
  傷つきやすい 魂が
  血潮に染まる こともある 
  もう最後かと 思うとき
  勇気が僕に ささやいた 
  涙こぼすな がんばれと


ボクも、いま砂漠を旅し、あるいは
嵐の海を航海し、そして
小さな体と「傷つきやすい魂」で
生きています。
ボクに限らず、
おそらく誰もがそうなのではないでしょうか。

「ああ、これもボクの歌だ!」
小学生の頃にボクの心を動かした
やなせさんの言葉が、いまだに
ボクの心の言葉なのです。
ボクは小学生から進化していないのか・・・

「魂が美しくなければ、
人の心を打つ絵は描くことができない」と
やなせさんはおっしゃいました。

これは、絵描きや漫画家に限ったことでなく
音楽家も同じです。

「いかにして魂を磨くか・・・」
もはや技術ではなく、
同じ心の人に出逢うには
生き方や魂を
より良くしていかなくてはなりません。

やなせさんのご逝去を悲しみながらも
彼の言葉に40年以上も
励まされ続けてきたことに、
感謝の気持ちを再確認したのでしたドキドキ


こういう本当の優しさと勇気を
音楽で表現していきたいと思います。



『被災地演奏をつづける理由(わけ)』
被災地演奏旅費支援カンパ送り先
郵便振り込み口座
00180-2-612135 
八木倫明


ドキドキこのブログをご訪問のみなさまの
ご健康とご多幸をお祈りします。


★スコットランド民謡の名曲
《広い河の岸辺》について


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★木星音楽団
和楽器とラテン楽器による、実にユニークで
魅力的な異文化四重奏団だ。
でも異文化というより、むしろどこか
大昔に深くつながっていた音と文化だ!
という確信に近い懐かしさであり、
新鮮なアイデンティティの再発見なのだ。
そう、ひょっとしたらこれは、蒙古斑まで遡る、
とんでもなく壮大なロマンかもしれない。 
       湯川れい子(音楽評論・作詞)

Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-上野チラシ湯川
木星音楽団 東京文化会館公演ドキドキ
10月17日(木)7:00pm
ゲスト:大前恵子(ソプラノ)
全席指定:一般¥4000/学生¥2000
お申込みは
プラネット・ワイ
(03)5988-9316
(平日9:00ー18:00/土曜9:00ー13:00)
メールでは
yagirin88@gmail.com



Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-ラルゴ11.24チラシ
ステージのある素敵な喫茶店での
30人限定ライヴ。
たっぷり音楽を聴いて、
音楽について語らいます。
ドキドキ11月24日(日)午後2:30
カフェ・ラルゴ
(地下鉄赤塚駅4番出口からすぐ)
お申込み
プラネット・ワイ
(03)5988-9316
(平日9:00ー18:00/土曜9:00ー13:00)
メールでは
yagirin88@gmail.com



たかこ・やぎりんバンド♪
12月公演(ゲスト:ソプラノ・シンガー 中村初惠)
$Duo QuenArpa 公式ブログ(新)-12.29たかこチラシ
12月29日(日)
昼の部 12:00開演
午後の部 3:30開演
東京オペラシティ3階 近江楽堂
一般前売¥2800(当日¥3300)
学生前売¥1400(当日¥1800)
お申込み:プラネット・ワイ