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反乱軍の三銃士を破壊したラスカルズ帝国軍は、
ファーム共和国のベジタブルを執拗に追い続けていた。
反乱軍が夏の惑星・コーンから撤退した後、
レム軍師はファーム共和国に来身を隠していた。
マスターの元で匠の修行をすることになる。
季節が変わるこの時期に、
反乱軍の騎士団は総力をファームに結集し、
増殖を続けるラスカルズへの総攻撃準備を計画する。
題して『FARM WARS』
お付き合いください。
(これまでの経緯は最下段からエピソード1~10をどうぞ)
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侵略するラスカルズ帝国軍と、
ファーム共和国の再興を画策する反乱軍。
善と悪がぶつかり合う衝撃作が再始動する。
時は自然の恵みが期待される秋
かつて栄華を誇ったファーム共和国は
クローン技術で増殖したラスカルズ侵略を受け、
存亡の危機に瀕している。
この非常事態に人類の希望を託されたレム軍師が新たな防御システムの構築に乗り出す。
人類の危機を救うことが出来るだろうか?
(曲付きのオープニングはこちら)
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クローンとは、、、
生物体の細胞から無性生殖的に増殖し、
それと全く等しい形質と遺伝子組成を受け継ぐ別の個体。
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強力な防御システムを操った『ハリネズミ将軍』
持続性に課題が残るが、
防衛上の効果として『針』は重要な役割を果たすことが認められている。
夏の惑星・コーンを中心に繰り広げられていた。
コーンの攻防は地上戦が主体であった。
しかし、これからの秋の攻防は空中戦が主体となる。
遡る事、約1年。
西暦2022年10月10日の出来事を振り返ろう。
ファームの象徴、樹齢およそ60年の柿の木。
高さ6mを越えるファームのご神木は見えない敵の襲撃にあった。
地上に落ちた無残な姿の柿の実。
かじられた跡からは、敵の正体が鳥類とは思えなかった。
柿の木を隈なく探索する。
樹表に力強く蹴りつけた足跡が観測された。
この獣の正体は?と監視カメラ(トレイルカメラ)を設置。
1年間の観測の結果、
ファームでの登場確率が最大なのはラスカルズ(アライグマ)
足跡の様子から80cmの高さまでに約3回蹴りつけている。
ラスカルズは1mの高さまでは飛び上がると言われているが、
単純なジャンプ力が1mでないことは明白となった。
甘いもの好きとされるラスカルズはこの秋もファームの『甘柿』を襲撃すると予想する。
この襲撃を阻止するための方法を半年以上、考察してきた。
人や獣の侵入防止グッズも散々調べたが、
攻撃力に乏しく理想形が売られていない。
そこで独自開発を水面下で進めてきた。
完成品はこちら。
透明なアクリル製の波板の表面に無数の花柄の突起物が並ぶ。
クローン技術で増殖したラスカルズに対抗するのは、
同じくクローン技術で増殖させた花柄の歩兵たち。
西洋のことわざをご存じだろうか?
『きれいな花にはトゲがある』
このキレイに並んだ花柄の歩兵ちにもトゲがあるのだ。
ハリネズミ将軍は36の針を有していたが、
この『花柄将軍』は280の針を持つ。
ここまで話せば、強力な防衛網の想像はたやすいであろう。
しかし、この『花柄将軍』をどう設置するかで、
効果に差が出ると予測している。
次回は具体的な設置方法をご紹介したいと思う。
また、この花柄将軍製造に活かされた匠の技もご紹介したいと考えている。
【FARM WARS シリーズ】
エピソード1 監視システムが捉えた侵入者
エピソード5 野獣の防衛網
エピソード6 二番手たちの防獣装備
エピソード7 侵攻するラスカルズ
エピソード8 コーンの復讐
エピソード9 ラスカルズの逆襲
エピソード10 クローンの攻撃
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