ファームの招かざる侵入者の正体はアライグマに断定されました。
調べてみますと、農作物を荒らすアライグマは、各都道府県が駆除計画を作って捕獲・処分しています。
ファーム地方の県では年間1万尾程度が捕獲されてるようです。
ファーム地方市役所にお願いすると箱罠を貸し出してくれるそうで、捕まえたら処分も市がやってくれる。
ただし、罠を毎日見て捕獲状況(他の動物がかかっていたらリリースする等)を確認する必要があって、週末ファーマーの自分には無理。
生息・捕獲状況の統計も発表されています。
10年前はファーム地域には
ほとんど生息していなかったのに2年前には、
激増してることが分かりました。
ファームで獣が出るようになった頃と一致しています。
こんなアライグマがなぜ全国で増殖しているのか?
理由が分かりました。
『あらいぐま』と言えば? ←ひらがな
50代の方に聞けば、ラスカルとお答えになると思います。
1977年に毎週日曜にTV放映された世界名作劇場(アニメ)の『あらいぐまラスカル』
主人公は拾った赤ちゃんあらいぐまにラスカルと名付けて、育てていきます。。
原作はアメリカの作家、スターリング・ノースの小説『はるかなるわがラスカル』。
ノースの少年時代、1918年から19年にかけて体験した実話を回想したとのこと。
TV放映であらいぐまの可愛い仕草が子供も大人も虜にしてたちまち人気者になります。
そして日本には本来いないあらいぐまを輸入し、ペットとして飼う人々が現れました。
ところが、あらいぐまはその仕草とはかけ離れたどう猛さを持つために、飼えなくなった人が手放すことになります。
野生に戻ったあらいぐまは天敵が少ない日本で大繁殖し、農作物を荒らすようになり社会問題化、2005年には特定外来生物に指定され、飼育、保管、販売、輸入等が禁じられました。
ファームでは侵入してくるアライグマにコーンや落花生、柿やスイカが狙われました。
その中で一番の被害はコーンです。
アライグマがコーン好きで農作物を荒らすという話はアニメの中でも描かれてます。
19話です。
ご褒美にもらったコーンを美味しそうに食べるラスカル。
味を占めたラスカルは、その晩抜け出して、教会のコーン畑を襲います。
ラスカルに荒らされたコーン畑。
あまりにも生々しい描写じゃありませんか?
最終回はどうなったか?
成獣になって飼うのが難しくなってきたこと、都内の学校に通うために田舎を離れることから、ラスカルを湖の向うの森林に逃がすんですね。
で、ラスカルは恋人を見つけて主人公から離れていくんです。
子供心には悲しい別れなんですけど。
でも、おいおいおい!でしょ?
日本人も飼えなくなって野山に放ち、激増して畑を荒らすようになったのですよ!
因みにラスカルとはRASCALって綴ります。
意味は悪党、ごろつき、ならず者、やくざ、人でなし、悪漢、、、
日本人はアニメの一面だけを見て、勘違いしちゃったんでしょうね。
荒れくれ者ラスカルに痛いお仕置きをだれかやってくれないかな。。
(ファームに現れたアライグマのカップル)
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