
と言って受診される患者さんで
圧倒的に多いのは
血栓性外痔核です。
大きく腫れすぎて
皮膚が裂けてしまい
中に溜まっている血が出たり
血の塊がゴロゴロと下着に付いたり
痛みもあるし
重症感満載なので
これは絶対に手術だ

と覚悟して受診される方が多いです。
でも!
手術は必要ないですよ~
手術なんてしなくても治ります!

知らない方は是非コチラを読んで下さい↓
「消えてなくなる痔」
「オシリの風邪?!」
「押し込んではいけない痔?!」
「オシリの血豆はなぜ出来る?!」
「『痔=手術』じゃない!」
「見なきゃ・診なきゃ分からない」
手術しなくてもいいって分かると
大喜びして帰って行かれます。
先生の言葉で痛みが楽になりました

って言われることもしばしば

つぶれてからの方が
痛みがましになるということが多いですね。
患者さんの表現は
私たち医師が使う表現と違うため
誤解が生じやすいです。
そもそも「痔」って
一つの病気じゃないし
痔にも色々あるし
「痔がつぶれた」と言われても
サッパリ分かりません

痔がつぶれた・・・
と患者さんが言う場合
血栓性外痔核が多いですが
他にも
肛門周囲膿瘍や痔瘻
随伴裂肛
のことがありました。
肛門周囲膿瘍はつぶれて膿が出ます。
腫れて膿が溜まっているときは
すごく痛いです。
熱が出ることも多いです。
でもつぶれて膿が出ると
痛みも楽になります。
随伴裂肛は
脱出する痔核の根元が
裂けてしまった状態なので
これも半端なく痛いです

便を出すときに
イボが飛び出るのも痛いし
飛び出したイボを中に戻すときも
絶叫するくらい痛い・・・

という患者さんが多かったですね

しかも
便器が殺人現場のように
なるくらいの出血もあったりして
大変です

毎日大量出血して貧血が進行し
フラフラしながら診察室に入ってこられた患者さんもいましたね・・・

血栓性外痔核なのか
肛門周囲膿瘍なのか
随伴裂肛なのか
それは
診察しないと分かりません。
メール相談や電話で病状をお聞きしても診断は出来ないのです。
だから
受診して相談して下さいね。
その際は
出来るだけ肛門を専門にしている先生を選んで下さい。
専門外の先生だと
診断出来ていないケースを
たくさん経験しています。
こちらの記事を参考に探してみて下さいね↓
「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」
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作りました♥
必死に見ているラブ

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