保険が効きません。
診察代も手術代も
保険診療に比べると
かなり高額です。
だから
最初は保険診療の肛門科に行って
それでダメなら行こう・・・
という流れになる方も多いです。
私たちの外来では
初めて来られた時には
しっかりと患者さんのお話しを聞いて
診察をして
病状の説明と便秘の説明
排泄指導にオシリの手入れ指導
そして便が溜まってる人は
実際に便を出してもらう排泄訓練をして
オシリもココロも
スッキリしてから
帰って頂いています。
だから一人の患者さんに30分くらいはかかります。
中には1時間近くかかる方もいます。
そして
次の診察は約2週間後。
2週間後に来られた時には
完治して
治ってるから今日で終わり!
って言うことがほとんどです。
2回目に来られる時は
治っていることの確認なので
診察も早いし
患者さんも明るい顔で
診察室に入ってこられます。
今日来られた患者さんが
すごく嬉しそうに報告して下さったんです


前に受診した肛門科で手術と言われ
手術の申し込みまでして
こんな状況じゃ妊娠どころじゃないと
しばらく子供を作ることを
あきらめていたそうです。
たかがオシリ
されどオシリ
です。
毎日使う大切な場所。
ここが具合悪くなると
本当に生活に支障を来します。
そして
それがひどくなると
人生まで暗くなります。

痔のせいで
手術のせいで
妊娠をあきらめていたケースもありました。

妊娠中は痔の手術は出来ませんが
痔でも妊娠できますし
痔が悪化しても出産出来ます。
手術しなくても
便通を直すだけで
痔の症状が改善して
普通に出産された女性を
たくさん診てきました。
だから
痔を悲観しないでください

痔でも大丈夫です。
それにね
手術が必要なケースって
本当に少ないです。
今日の女性患者さんも
手術なんて必要のないケースでした。
だから
手術って言われても
人生終わりじゃないです。
悲観せず
落ち込まず
冷静になって考えてみて下さい。
本当に手術が必要なのか?
手術以外に治療方法がないのか?
自分はどうしたいのか?
どうなることがゴールなのか?
肛門科は星の数ほどありますが
どこに行っても
診断や治療が同じではありません。
行くところによって
言われること
勧められる治療が
全然違うことも多いかもしれません。
その中で
誰を
何を
信じて
自分はどうするのか
それを決めるのは
あなたです。
後悔のない肛門科選びをして下さいね。
肛門科の専門性についての話はコチラ↓
「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」