今までのブログでも肛門科の専門性の話をたくさん書いてきました。
なぜって
専門外の先生による治療のトラブルが多いからです。
うちの施設は自由診療です。
保険が効きません。
だから色々な肛門科を回って最後に受診されることが多いです。
そのような患者さんの話を聞いて
患者さんのオシリを診ると
前医の診療のレベルが見えてしまいます
当然、肛門科を専門にしている医師は少ないですから、肛門科って狭い業界なんですね。
だから専門かどうかは施設や医師の名前を聞いたら大体分かります。
特に女医さんは・・・。
だって全国でも肛門科の専門医を持ってる女医は現時点で20名くらいですよ。
指導医となるとさらに少なくなります。
だから、だいたい把握してます。
だから私たち専門医が「知らない」となると専門外の先生なんです。
女医に関しては「あんた誰?」っていう状況ですね
専門外の先生が肛門を診ているケースは開業医に多いです。
だってね
大きな総合病院に行くと、色々な科がたくさんあって、内科でも循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、腎臓内科・・・と分かれてるでしょう?
同じ「内科」でも、こんなにたくさん専門分野があって、それぞれに専門の医師がいるんです。
肛門科は外科の一領域です。
消化器外科の一領域になります。
大腸肛門科という科の中の「肛門科」ですね。
大きな病院だと「肛門科」が無い所も多いです。
肛門科があっても大腸をメインに診ている先生が肛門も診るケースが多いです。
勤務医の時には専門分野でしか仕事をしていないのに、なぜか開業するとなると色々な科をたくさん掲げる先生が多くなってきました。
昔は一つだけ自分が専門にしている科を掲げて開業するケースが多かった時代もありました。
小児科医院とか私が小さな頃はありました。
今は小児科だけやってる先生ってほとんど居ませんよね・・・。
むしろ今、新規開業しているクリニックで多いのが、内科・外科・皮膚科・放射線科など、たくさんの科を掲げているケースです。
例えばレディースクリニックと言えば昔は産婦人科のことを指してました。
(今でもそうかな?)
でも最近は違うようで、「女性を対象とした科」のようですね・・・。
女性を対象とする科って何があるでしょう?
産婦人科、乳腺外科
くらいしか女性特有の部位と病気が思いつかなかったのですが
最近は女性のみの肛門科や泌尿器科もあるようです。
特に女医さんだと流行るようです。
女医っていうだけで患者さんが来るから
肛門科を掲げる施設も多いです。
もちろん、ちゃんと専門の女医さんがやっている肛門のレディースクリニックもありますよ。
そうじゃなくて専門外の先生が肛門科もついでに掲げて診療をしているケースが多いです。
一体、何科の先生?
と疑問を持ってしまう看板も多いです。
どこで肛門科の研修をしたんだろう?
誰について教えてもらったんだろう?
と経歴を見ても
全然肛門科のことをやってない。
私たちが見れば簡単に分かるのですが
患者さんからは分かりにくいようですね
別にね
どっちがいい
良い悪い
の問題じゃないんです。
そこを受診して患者さんがちゃんと治って幸せならいいんです。
専門外の先生だと分かった上で受診してるのならいいんです。
でもトラブルを抱えて悩んでいる患者さんは「専門の先生だと思って」受診してるんです。
そこが問題なんです。
専門の先生だと思ったら違った
専門じゃないならかかりたくなかった
って言われても私も困るんですけど・・・。
特に女医さんでトラブルが多いです。
だって肛門科を専門にしている女医さんって少ないですから。
男の先生ならたくさん専門医がいるのに・・・。
だから女医さんにこだわらないことです。
女医さんじゃないとイヤだ
と言ってる女性患者さんが多いですが、女医にこだわりすぎると損をすることもあります。
だって
選ぶ基準が「女性であること」
が大切になってしまって
「医療の中身」
がないがしろになるからです。
だから医師を「性別」で選ばずに「専門性」で選んで下さい。
男の先生は優しい人が多いですよ
(女医さんは私を含めてハッキリした人が多いかな・・・)
オシリを見せるのが恥ずかしい?
うーん・・・
そうですね・・・
でも、うちに来られた女性患者さんで、最初は「みのり先生じゃなきゃイヤだー!」って言ってた人でも、すっかり院長の患者さんになってる人も多いですよ
ちなみに私自身は・・・というと
婦人科も乳腺外科も男の先生を選んで受診してます
性別で決めません。
専門性と腕と人柄・・・でしょうかね。
ま、何を基準に選ぶかは人によって違うので、とやかく言いませんが、後悔したくなかったら専門性で選ばれることをオススメします
肛門科の専門性についての話はコチラ↓
「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬のようちえんでトレーニング♪
入り口の見えないハウスに入る
トレーニングをしました
もちろんバッチリできましたよ~
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