士は己を知る者の為に死す -64ページ目

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解



今日は、原稿の日


プチぎっくり腰だし


しかし、今日は土曜日。いつもなら釣りをして、師匠一家と晩御飯を食べる日


もう、これは習慣であり、用事があって釣りに行かないこともあるのだが、その次の週には奥さんが
「なんかねぇ。一週抜けると、淋しいねぇ」


だから、今日は原稿の日だと言ってあるが・・・


案の定師匠から電話

「あの~、知り合いから魬(はまち)もらったから食べに来ない?」


やっぱり・・・どんだけ淋しいねん!ま、予想通りだけどね
「はいはい、今から行きます」


食事のお誘いを受けたら、一本ぶら下げて行くのが礼儀


だが、もう酒屋は開いていない


手持ちの焼酎を物色する



「これにするか!」


春薩摩 旬(とき)あがり


今、一番お気に入りの一本である


プレミアム焼酎は、確かに美味い!しかし、ブローカーが中間マージンを取って高騰している価格には疑問を感じる



行きつけの酒屋のにいちゃんも、御手頃価格で美味い焼酎は沢山ありますよと言う


だから、最近では御手頃価格で美味しい焼酎を、師匠に献上するようにしている


今日も、しきりに「美味い 美味い」と言いながら飲んでいた



しかし、最近はあまり献上しないようにしている


師匠は、美味い焼酎があるとつい飲み過ぎて二日酔いになるからだ


喜ぶ顔を見たいのはやまやまであるが、こうしょっちゅう二日酔いになるようであれば、考えなければならない




なにはともあれ、美味い魬をご馳走になり、帰りに温泉に入って一日は終わった。




さて、明日の日中は、風の予報だ。師匠は大人しくしていられるだろうか?


我慢し切れず、釣りに行こうと電話してくる確率は高い


が、美味い焼酎を飲み過ぎて、二日酔いになる確率もまた高い



中国内で製造販売するデジタル製品について、その「ソースコード」を中国政府に開示するよう義務付ける


康夫「自由だねぇ」
太郎「自由だねぇ」
康夫「盗みま~す!」
太郎「外国企業は出て行け~!」
康夫「そうなの?」
太郎「そうなの?」

康夫「僕は、てっきり外国製品の技術を盗むのが目的だと思ってた」
太郎「僕は、てっきり外国製品と外国企業を締め出すのが目的だと思ってた」


康夫「どっちなんだろう?」
太郎「どっちなんでしょうねぇ?」


康夫「昔、税金を安くするからって誘致されて、中国に生産拠点を移した靴メーカーがあってね。順調に起動に乗ったんだって」
太郎「ふむふむ」
康夫「そしたら、いきなり役人がやってきて『○○に引っ越せ!』って言われたんだって」
太郎「ほほぅ」
康夫「そこは、電気も通ってないような、とんでもない僻地」
太郎「あちゃ~」
康夫「引っ越さなければ、高い税金を払うことになるぞって」
太郎「そりゃ、酷い」
康夫「でね、約束が違うって詰め寄ったんだって」
太郎「当然ですわな。税金を安くするからって誘致されたわけですから。それで、どうなったの?」
康夫「警官がやってきて、強制退去」
太郎「あちゃ~。でも、まぁ、日本でやり直せばいいじゃん」
康夫「それが、生産設備からなにから、全て当局に押収されたんだって」
太郎「昔、革命で富裕層の財産を没収した国だからねぇ。海外の企業でも関係ないってか?国家的追剥だね」
康夫「そう言う国なのよ。従業員は機械の使い方を覚えた。日本人を追い出せば、中国の企業として靴を生産できる」
太郎「そうそう、それでSONYは、組立工場をアジアから、日本に引き揚げたんだったね」
康夫「うん、生産技術を盗んで、自国の企業に流す。これアジア的国家ビジネス」
太郎「また、占領しちゃおうか?」


康夫「無理無理。ところで、見通しは?」
太郎「大半の企業が撤退すると見ている」
康夫「だろうねぇ。中国にソースコードを盗まれたら、死活問題だ」
太郎「コピー製品を作られちゃあ、かなわん!」
康夫「中国のダメージは?」
太郎「外国製品が消えれば、粗悪品でも国内製品が売れる。しかし、追い出された国は、中国の製品を輸入禁止にするか、高い関税をかける」
康夫「当然だよね」
太郎「だけど、日本はそれをできない」
康夫「どうして?」
太郎「食糧危機になる」
康夫「そうかぁ、食料品の多くは中国からの輸入に頼っているんだったね」
太郎「どっちにしろ、日本経済へのダメージは大きい」

康夫「だから、中国のダメージは、どうなの?」
太郎「向こう10年、国際経済から孤立」
康夫「それだけ?」
太郎「それだけ」
康夫「・・・」




午後10時 家の電話が鳴る


おや、珍しい。家の電話が鳴るなんて。誰だろう?また、勧誘かな?


「もしもし」
「あぁ、隣の○○だけど」
何故に電話?歩いて数十歩の距離なのに
「はい」
「うちのパソコンが故障したんよ。見てくれん?」
「わかりました」


「こんばんわ」
「ごめんね。ちょっと見て」と奥さん
「あのね、今まで出よったもんが出んのよ」とご主人
「???」
「ほら、これ!今までと違うんよ」
インターネットエクスプローラー(IE)の画面が出ている。表示されているのはアクオスのホームページ
「今までって?」
「なんかね、前はここにニュースとかスポーツとか出よったんよ。それが出んと、次に行けんのよ」
「はぁ・・・」


それ以上のヒントは引き出せないので、脳細胞をフル活用して、何が起きたのか想像してみる


そう言えば、師匠のパコソンは、YAHOOがデフォルトのホームページになっていた。確か、あのホームページは、左側に他のページにリンクするボタンが並んでいたなぁ


検索してYAHOOのホームページを表示する

「もしかして、このホームページですか?」
「そうそう、これこれ!この前まではね。これをこうすると、この画面が出てたのよ」

ご主人は、そう言うと、IEのウィンドウえお閉じて、デスクトップのIEのアイコンをクリックする

「あ!」折角、YAHOOのホームページを表示してたのに・・・
「ほら、やっぱり違う画面になる」


そりゃそうでしょうよ。デフォルトのホームページが、アクオスのホームページに設定されているんだから。


「やっぱ、壊れちょるん?」


「いえいえ、壊れてませんよ」
再び、YAHOOのホームページを検索してURLをコピーして、[インターネットオプション]のデフォルトのホームページのテキストボックスに貼り付け、[OK]ボタンをクリックする
「はい!直りましたよ」


「直ったの?」
「はい」
「今ので?」
「はい」
「本当に?」
「・・・」
「母さん、直ったんかなぁ?」
母さんに訊いてもわかるわけないじゃないか
「ほら、これをこうすると、この画面になるでしょ?(デスクトップのIEのアイコンをダブルクリックしたらYAHOOのホームページが表示されるでしょ?)」
「本当じゃ。うんうん、これでいい。元通りじゃ。なぁ、母さん」
だから、母さんに訊いてもわからないって
「でも、なんでじゃろうか?わしは、なんもしちょらんのよ。母さん、あんたが、何か色々プリントしたりしたから悪ぃいんじゃねえか?」
出た!年寄りは、何でも他人のせいにする。自分は悪くないと言い張る

「さぁ、なんででしょうねぇ」
きっと、[インターネットオプション]のデフォルトのホームページの[標準設定]ボタンをクリックしたに違いない。メーカー製のパコソンは、[標準設定]にそのパコソンのホームページを登録している。隣んちのパコソンはシャープ製だ。


「修理に出した方がいいやろか?」
「大丈夫ですよ」
「でも、また、こげんなったら困るきぃ。なぁ、母さん」
お前は、嫁コンかぁ?
「その時は、また呼んで下さい。僕が元に戻します」
「いやいや、わしは修理してほしいんじゃあ。なぁ、母さん」
「だから、壊れてませんてば」
「壊れちょるから、こげえなったんじゃろ?」
「違いますよ。設定が変更になっただけです」
「だから!壊れちょるんじゃろ?」
「違いますよ」
「じゃったらおかしいじゃねぇか。壊れちょらんのに、なんで勝手に画面が変わるんじゃ?」
そりゃあ、あんたが[標準設定]ボタンをクリックしたからじゃろうが!と、言ってやりたかったがどうせ通じない
「ソフトウェア(IE)が自動アップデートしたんじゃないですか?」
「なんじゃ、そりゃ?」
「最新のソフトウェアがリリースされると、自働でアップデートするんですよ」
「ほほぅ、そげなことがあるんかい?」
「はい、あるんです。それで、設定が全て初期化されたんじゃないですか?」
「初期化されると、なんで今まで出よった画面が出らんごとなるんじゃ?」
「最初は、シャープのホームページが表示されていたでしょ?」
「うんにゃ、最初からこれじゃった」
と、パコソンの画面を指差す


そんな訳ないんだけどなぁ・・・ま、いっか!説明してもわからないだろうし


「とにかく、故障はしていません」
「ふ~ん、まぁ、いいじゃろ。呼んだら、直しに来てくれるんなら」


いつのまにか、専属無償修理屋さんにされてしまった


それにしても、言葉が通じないのは困ったもんだ。あっちは、専門用語を覚える気はないし、こっちはこっちで、年寄りの言葉は理解・・・ん?言葉と言うよりは、「あれ」とか「これ」とか「こうしたら」とか「こげぇなる」とか、代名詞ばかりじゃないか!


ま、なにはともあれ、めでたし!めでたし!



仕事が終わり、翌日の打ち合わせをしようと師匠にメール
「今晩お暇?」
折り返し、師匠から電話が入る。どうやら、釣りに行っていたらしい。
「1時間くらいで帰り着くけど、一緒に御飯食べる?」
「いや、今日は、どうしても牛丼を食いたい気分だから遠慮する。運転手はやってもいいよ」
「そりゃあ、申し訳ない」
「いつものことじゃん。牛丼食べたら、丁度そのくらいだから。駐車場で会いましょう」


師匠は、いつもの居酒屋で夕食にするつもりだ。今日は、どうしても牛丼が食べたい。チェーン店の牛丼、とびっきり美味いわけではないが、時々無性に食べたくなる。


ようやく別府に展開したチェーン店。大分に遊びに行ったときに初体験したのだが、それ以来中毒で夜中に車をとばしたこともある。


しかし、僕の大好きな、オクラをトッピングした豚丼がない!いや、豚丼自体がないのだ。これはショック!


その牛丼チェーン店は、店舗によって、品揃えがばらばらなのだ。不思議なチェーン店である。


仕方がないので、オクラをトッピングした牛丼を注文する。



それにしても、この混み様はどうだ。順番待ちの客さえいる。店の周囲ぐるりにはドライブスルー目的の車が並んでいる。


他の店舗では考えられない混み具合。



別府1号店だから、珍しいのか?それとも、別府の住民は異常に牛丼が好きなのか?


いやいや、それにしては、他の牛丼チェーンも混み合っていいはずであるが、あっちはガラガラだ。



師匠宅の駐車場では、釣り道具の解体が始まっていた。三人が一台の車に乗って行ったらしい。面子は、師匠と師匠の奥さん、それに師匠の釣り仲間一人。


師匠の奥さんが「釣りに行きたい」と、言いだしたものの、夫婦だけでは行きたがらない師匠。僕は仕事を休めないと諦めて、その釣り仲間を強引に口説いたようだ。


午前3時出発だと!


俺には、とうてい無理。誘われても断る。


三度の飯より好きな釣りだが、それ以上に朝寝坊が好きな俺。釣りのために早起きはしない。



しかし、結果は散々だったようだ。結局、夕まずめに師匠が50オーバーのチヌを仕留めたのが唯一の釣果だったらしい。


友人は、最近釣りよりも漁。籠釣りで、鯵や鯔をそれなりに仕込んだようだ。



どうにも、腹の虫が収まらない師匠の奥さん
「今度はいつ行く?ねぇ、今度はいつ行く?」
と、しつこい。酒が入って更に絡む。二人で行きたくない師匠は、俺を見る。


「はいはい、じゃあ俺が休みをとって付き合いましょう。次の休みはいつ?」
「あんなぁ、来週は、火曜日と木曜日が休みなんやぁ。どっちにする?」
「火曜日は雨やでぇ」
「じゃあ、木曜日」
「本格的に釣るん?」
「何でもいい。とにかくチヌの顔を見たい」
「じゃあ、昼からでいいな?」
「いいよ~」
そこで、師匠が割って入る
「俺なぁ、知り合いが釣りに連れて行ってくれっち言われちょるんやぁ」
「じゃあ、駄目じゃん」
「でも、決定じゃないからなぁ」
「じゃあ、決まったら連絡して」
「了解!」



嗚呼、今週も会社をサボって釣りだぁ・・・



今月25日、パナソニックは地デジ専用のDVDレコーダー「DMR-XE1」を発売する


地デジ専用」ってどう言うことだ?


現行の地デジ対応テレビ&録画機は、地上波のアナログ放送とデジタル放送、それと衛星(BS/CS)のデジタル放送に対応している。


つまり、3種類のチューナーを内蔵しているわけだ。


このみっつのチューナーのうち地上波アナログ放送用チュ-ナーと衛星デジタル放送用のチューナーを省いてしまったのが「DMR-XE1」





「な~んだ」と思うかもしれないが、これは画期的な商品だぜ。




昨年、地デジ対応のテレビを購入して以来、アナログ放送を視聴することはなくなった。確かに、チャンネル切り換える時の反応の良さは魅力的ではあるが、一度地デジの画質を体験すると、もうアナログには戻れない。




つまり、地デジの放送が始まっている地域では、アナログのチューナーは必要ないのだ。




「だから何?別にあってもいいじゃん」


いやいや、そうではない。みっつのチューナーがひとつのチューナーだけになると言うことは、それだけ部品が減り、設計のコストも下がる。



つまり、価格がお安くなるのである。



これが、最大のメリット!




まだ、予約の段階ではあるが、4万円で予約を受け付けているショップもある。




そのうち、テレビからも、アナログチューナーは消えていくであろう。




もちろん、価格も下がる。