海坊(インボウ)

海坊(インボウ)

魚達との一期一会を紹介しています

魚突きは常に命と隣り合わせの趣味です。
そして当ブログは魚突きを推奨するものではありません。
魚突きをされる方は無理をせず、常に余裕を持って、自分の技術と体力、経験に応じて楽しみましょう。
また当ブログを見て実践された事による事故に関して、当方は一切の責任を負いかねますのでご注意ください。
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年1回の恒例で古巣の島に遠征してきました。

例年カンパチを狙って行くのですが

今年は相方の都合でキャンセル。

時期を逃し今年の遠征自体を迷ってましたが

年に一度は島の友人と呑みたいってのもあり

梅雨も明けた真夏

直前に台風1号が発生する中

一人で行ってきました。

友人に行くと約束してた手前

ほぼ呑みにといった感じでしたが

何とか飛行機も飛び

島に着いた途端、快晴にも恵まれ

島の友人は

軽トラから超大型のクーラーBox(with氷満タン)まで用意してくれ

準備万端で台風裏のポイントへ向かいました ♪

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運がいい事に

唯一潜れたこのポイントは以前、

20 overのナポレオン

30 overのGTツガイ

40〜50 overのヒレカン

40〜50 overの磯マグロの群れ

等に遭遇している超大物ポイント。

回って来なければ何もいない

ある意味、1発狙いポイント(笑)


そして、今回選んだ銛は

”二代目 示現流”

最近コイツに変えてからは

スカしなしのキル連発。

ブレイクアウェイVer.は以前

リセットに手間取ってる間に

ビックチャンスを逃した事もあったので

今回は迷わずコイツを選択。

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エントリーすると幸いにも

台風の風に引っ張られた沖出しの強い潮が流れつつ

上層に白濁りがかかる絶好の状況。

何か出そうな雰囲気に自然とテンションが上がり

沖に進む。

以前シャークアタックを喰らいそうになった根まで辿り着く

島に着いて2時間、

エントリーして1時間、

すぐにその瞬間はやってきました。

表層に不意に近ずく鉛色の影

咄嗟に吸えるだけの空気を吸う

"戦うのは水面に上がってから"

回遊魚を前にのんきに深呼吸してチャンスを逃した苦い経験が

反射的にそうさせる。

勝負の分かれ目、ジャックナイフ・・

逃げない、成功!

向きを変え距離を取り始めたGTに

鰓元めがけ放銛!

すぐにフロートラインが体に絡まないよう

手で誘導しつつ水面に浮上

根に突っ込んだか?「さあ勝負!」

と振りかえると中層を力なく横走りするGT

魚体は突いた箇所から下が白く変色・・

まさかのキル(神経)ショットでした☆


手銛 × ショアエントリー × 30over GT !!!


Kill Shot !!!




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ショアからGTを釣る事を夢見てショアジギングを始めた学生時代

一度就職で離れるも

観光で行ったケアンズでコイツを見て

自分にはまだやり残しがあったと

戻ろうと決意したのは10年前。

興味が素潜りに変わり

毎週のように潜った島の3年間。

それでも突く事は夢のまま、

島を去った5年前。

GTへの強い憧れが消えつつあった最近

獲った時は感激というより、

当初の目標をやっと達成できた、

10年前の思いを果たせた、

そんな安堵感の方が強かったです。

今になって、時間とともに感じる喜びと

またふつふつと湧き上がる熱い気持ち・・


さぁ、次なる大物を獲りますか !! ♪
魚突きに関して、毎年目標を掲げてますが
コンスタントにその年の目標を達成してきてると思います。

特に去年はアラの当たり年だったこともあって、チャイロマルハタ、クエ2匹、コクハンアラをゲットできて、自分でもビックリする位うまくいった(いき過ぎた)と思います。








また大物ゲットに必要不可欠と考えていたオリジナル銛の開発については、やすと幾度となくミーティングを開いて何とか完成まで行き着きました。







という事で今年の目標なんですが、先ずは・・


・20Kgオーバーのイソマグロとファイトする!

今まで幾度となく射程には収めたものの、予想以上に硬い頭を貫通しなかったり、ラインのトラブルで放銛できなかったりと辛酸を舐めて来ました







現段階で、あの硬い頭を貫通しえる『示顕流"南海の怪物くんVer."』が完成し、ラインシステムの大幅な見直しも計り、手筈は整ったと思います。
いきなり獲るとは言えない獲物であることは間違いないので、まずは20Kgオーバーとファイトしてその感触を掴みたいです


・より生活に密着したスタイルの確立!

常々言ってる "30Kgオーバーの巨アラ" は自分にとって一番の目標であることに変わりはありませんが、これは大いに運による処もあるし、達成したら魚突き自体に満足してしまいそうな"最終目標"に近い部分があるので(笑)、これは生涯通じての目標としてのんびり構えつつ、

それよりも、魚突きの本来の目的である"食糧を獲る"という原点に立ち返り(それ以上でもそれ以下でもないんだけど)、大物に捕われ過ぎず、より普段の食生活と密接に結びついたスタイルを確立させたいところです。

具体的にすることと言えば結構幅が狭かったりするんですが(笑)、習慣の話ですね(;^_^A


常々漁と猟とは通じた部分があると思うのですが、この事に関して
自分が好きな千松信也さんという猟師の方がとても共感できる事を仰ってましたのでリンクをば
(特に後半の部分)

http://www.mammo.tv/interview/archives/no320.html

より自給率の高い生活 = よりお金を介さない生活、お金に囚われない生活

目指したいですね(今はからっきしですw)!

新年明けましておめでとうございます。

こちらのスーパーではやっとカブが並び始めました。

カブと同時に "菜の花" が並び始めるという

何とも言えない土地柄です(笑)



ということで最近マイブームの豆乳煮に



(カブの葉も刻んで使います)


切り身は先月死ぬ思いをして獲ったオオモンハタの冷凍ストック


『冬のヒラ三冠(ヒラメ、ヒラマサ、ヒラスズキ)、サクっと達成してくるわグッド!!』

とヤスに高らかに宣言したものの

痩せたせいか、果ては歳のせいか

5mm2ピース、水温19℃で終始フルえが止まらず

(昨シーズンは16℃で6時間はいけた)

挙げ句、潜水時間45秒でBOしかけ

オオモンハタ1匹で尻尾を巻いて逃げ帰り

速攻で、ネットにDive inしましたグッド!(笑)


(7mm2ピースお買い上げキラキラ


話がそれましたがあせる

そんな貴重なオオモンハタの切身はムニエルにして

カブを出汁で煮た鍋に

豆乳と白みそを溶かして作ったソースを
(塩と小麦粉も少々)

ムニエルにかけました



(しれっと入れた海苔とささがき牛蒡がよくあいます)


至って和食なのに極めて洋風な味わい♪

つい、一人

『欧米かっ!』

とツッコまずにはいられませんでした(古っ!)



という事で(どういう事!?)、今年もよろしくお願いします晴れ

前回獲ったクエは

”釣り具のポイント”で魚拓をとって貰いました




釣り具のポイントでは放流募金500円(つまりタダ)で

魚拓をとってくれたりします♪


店員さん二人掛かりでヌメリをとったり、鰭を開いたり、、

普段とり慣れた店員さんが丁寧に作業してくれるので

自分では到底及ばないくらい、見事な出来映えの魚拓をとってくれます☆

(タダなのにw!)


今回 魚拓用紙は、このサイズのが売ってないとのことで

急遽、裁縫屋で白布を買って持参しましたが


結果、保存性や保管性からいっても紙よりも布の方が断然良かったと思いますニコニコ


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という事で先日、

『魚拓が完成しましたよ』との連絡があり

(魚拓はその場で完成しますが、文字入れは別途 字の巧い人に頼むので受け取りは後日になります)


早速受け取りに行って来ました♪



とは言え、ここ九州といえばハタ科の魚は何でも

『アラ』

と呼ぶ地域。


それを察して店員さんには事前に

『アラではなく必ず、"クエ" と書いてくださいね!』
(しかも”九絵”の漢字指定)

と口を酸っぱくして頼んでいたんですが・・


























・・(笑)!






私の細かいこだわりなんぞ


『なに言ってんだコイツ?』 レベルの戯言なのでしょうw


”郷に入れば郷に従え”と言いますし・・


ってことで・・


やっぱアラだね叫び
去年の冬に粕汁なるものを初めて知ってから

暫くは粕汁生活でした(笑)

関西か北陸辺りの料理でしょうか?

地元の北東北やここ南九州で粕汁なるものを食べた事がなく(たぶん)

初めて自分で作って食べた時はえらく感動したものです♪


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ってことで今年も粕汁の旨い季節になってきました

早速、冷凍ストックしていたスジアラの切身の登場☆

もちろん皮付き

(冷凍前の霜降りは忘れずに~)



(要の酒粕は味噌と半々くらいで溶かしてます)



(後乗せの三つ葉が最高に合います)


ん~~、

スジアラ最強!!


そして、粕汁を食べると体の芯から温まる気がします


って事で

今年も旨過ぎる粕汁でした☆
めっきりと寒くなってきました

冬といえば去年は

三大獲りたい魚(クエ、ヒラメ、マトウダイ)に掲げていた

マトウダイを遂に獲れる事ができました⭐


思えば・・

『何ですかこの魚?』と言って

ヤスがあっさりと獲ってきたのは3年前

それまで突き対象魚としての認識が無く意識してませんでしたが

それ以来

"自分程この魚を獲りたいと思ってる奴はいないんじゃないか?"

と思うくらい長い間恋い焦がれていました




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波裏を見つけて緊急避難的に潜った堤防裏のポイントで


人生初となる遭遇・・

俗に

"見つけさえすれば突ける" と言われるこの魚を

あまりの思いの強さから緊張しまくり

射程30cmから外しました・・(´Д`;)!!
(示顕流を使い始めてから続いていた連続ヘッドショット&キルショット記録も止まる)

まぁ、いるところにはいるもんで

その後、二匹目を見つけて捕獲しましたけど







ちなみにこの日は、大きめのヒろメ も初ゲット


持ち帰ったマトウダイは早速二枚に卸し

(肝がでかい)

半身はムニエルに、半身は刺身にしました


漢字で馬頭鯛、または的鯛なんて書く見た目のユニークさとは裏腹に

しっとりとした舌触りとクセの無さ、でもしっかりとした旨味は

フランスではSt.Pierre(サンピエール)と呼ばれ高級食材とされるのも納得の旨さでした
(激ウマなので略してGSPと呼ばれるとか呼ばれないとか・・)

しかも、肝は超濃厚&クリーミーで度肝を抜く旨さで

全てにおいて文句のつけようがなく

まさにP4P(Pound for pound)の名にふさわしい味でした

そんな魚の時期がまたやってくると思うと

寒い冬もこれまた楽しみな季節です☆
とは

とある巨アラハンター様の名言・・

言ってみたかった だけ です(笑)

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夏に目星を付けていたとある沈み根に沖出し

前日に島根の海獣さんが"試し履きに"と送ってくれたGFTエアロは
すこぶる蹴り心地が軽く、しかも速い

水温は前回よりも3℃も下がっている
透明度は5mほどだが、いい感じの濁りが入っている


遠く陸の地形を頼りに目的の根に到着

もイマイチ突き対象魚となる魚影がパッとしない
というかほぼ皆無(汗)

底付近にはタカサゴが隊を作って回遊している

出そうな雰囲気はあるんだけどな・・

沈み根付近でステイ&潜行を繰り返す

雑に蹴るとフィンが縦軸に捩じれてパワーロスする感じはあるものの
垂直移動も軽く速くて、フィンのトルクを感じる

そんな折り、モヤっと白く浮かび上がる魚影が
眼下を潮上に向かって通りすぎて行く

泳ぎ方から石鯛か
咄嗟に潜行して追いかける

ダッシュされない程度にキックして追いかけるも
右に左に向きを変えながら潮上に泳いで行くクチグロは
射程に入りそうで入らない

そのまま着底

石鯛は潮上の彼方に消えていく

水深15m

『(やれやれ、浮上するか)』と思った次の瞬間

右視界の隅に動く白い斑紋

目を疑う光景

岩盤と岩盤の間の砂地を
潮上に向かって2匹並んで遊泳するクエ

『(クエの回遊!?)』

ゆっくりと右に向きを変える

2速で泳ぎ出すクエ

警戒心高めか

砂地は自分の正面に向かって斜めに走っている

すでに結構息苦しいけど
ここで一度浮上したらダッシュで逃げられるパターン

行くしかない

二匹とも同じサイズか

手前のクエに狙いを定める

先日、誕プレにヤスに貰ったおNewの16mmゴム

MAX引きにして一段下の棚にいるクエに向かい
ゆっくりと岩を蹴って間合いを詰める

クエの斜め左後ろから追いかけてのヘッドショット狙い

よく躱される不利目の位置取り

嫌な予感が頭をよぎる

左向きに一瞬止まるクエ

その射程に入った瞬間に鰓元目がけて放銛

ドスっ!

コイさんにダダこねて特別に作って貰った7mm押し棒と
ここ一番の3面キレっキレチョッキが

硬い鰓を貫通しクエが硬直する光景

キルショット!?

一目散に浮上体制に入ると
目が覚めたかのように底に向かって走り出すクエ

ブレイクアウェイラインがコの形を描いて走る
岩の手前で何とか走りを止めるとクエも力尽きたか

水面まで引き上げて勝負あり


長々と書き綴ったけど
クエを見つけてからは全てが無意識でした

一瞬でも考る暇などなかったから
無意識で出来た事が良かったのかもしれません

今まで失敗してきた経験があるから無意識で出来たのかもしれない
一連の動作に経験が生かされていたとも思う


先ずは鰓に手を入れて確保を確実なものにする

も、ここからが大変だった

漕ぐのを止めるとすぐに流される潮流の中で

ぐちゃぐちゃに絡んだライン

チョッキラインを外すも

手に挟まってるクエで片手は使用不能

もはやここまで

手にクエをつけたまま陸まで泳ぐ



ってことで獲りました!


105cm 17Kg


服ヌルヌル事件
(いつもの海パン履いてくりゃ良かった)




(クエだクエだクエだクエだクエだ~っ!)


ってことで
ずっと追いかけて来た取り敢えずの目標に辿り着きました

ホント長かったです(汗)

7年も毎週潜ってりゃね・・(笑)

キチガイですね(笑)

そんなキチガイを理解・応援し続けてくれた周囲と仲間には感謝です☆

てか今は感謝の気持しか思い浮かびません

つくづく、環境と人には恵まれてます☆

・・って何の話やら(汗)

なった気のような事を言ってますが

まだまだ満足はしてません!

次は20Kgオーバー!

いやいや、一気に飛び越えて・・

30Kgオーバー!・・なんて♪


ってことで

やっぱクエだね♪



何て言いながら勝手にここいらだと思ってるのですが(笑)

先日獲ったコクハンアラは鍋にしました

20L程の鍋で2つ
職場に持って行ったらあっという間にはけました

(柔らかかったので身は食べる直前に投入)

元々コクハンアラは小笠原では食べないと聞いていたので
不味かったらどうしたもんかと恐れてましたが

(もちろん狭い台所には入らないので外で捌きますw)


(業務用特大まな板が役に立ちます♪)

腹を開けた時点でこの内蔵脂肪


脂肪は筋間、皮目にまで至っていて

(骨も身も柔らかいのでサクサクと捌けました)

一部は刺身にしたのですがご覧のとおり

(刺身は一瞬で無くなりましたw)

ところ違えばってやつなのか・・

ウマさ悶絶級でした☆

身が柔らかいという違いこそあれ
個人的にはクエと遜色ないかな?という感じでした

食べた人達の反応も今までで一番良かったです

フエダイ科の魚といい、今回のコクハンといい

南洋系の魚はその北限で一番美味しくなるのかな?

・・なんて
そんな事を考えてる今日この頃でした☆




台風一過から一週間たった先日は
エントリーすると前回よりも3℃近くも水温が落ち、透明度は5~6mほどでした

『この濁りはもしや・・』

濁っている時はすぐに諦めて帰る自分だけど
良い予感がしたので勇んで潜ってみる

通い慣れたポイント、地形もだいたい分かるので怖くはない

大型のメジナの群れが乱舞し、ヤズの群れが現れては消えて行く
着底するとクロホシ、イスズミ、アオブダイ・・種々の魚で岩場は大混雑模様

時折メーター近いヒラマサが目の前を通過していく

予想通り、海中は "a La Mode" (笑)に入った模様

『こりゃ出るな』

と思いながら潜行を繰り返し、奴を探す

も、いかんせ濁ってるので着底してから周りを探すというスタイル
なるべく時間を空けるようにするものの
空潜りの本数だけが増えて体力は消耗していく

『探し切らないかも・・』と諦めかけていた頃

着底して目の前をフラフラ泳ぎ回るチビスジアラ目線で追った先

大岩の横、自分の目線と同じ高さに漂うビックなシルエット

その太さと濁りのせいか、メーター近くにも見える

一瞬『ヤイト?』と思うも

その佇まいと尻鰭の形からスジアラと判断

『メガスジアラ!?』

なんて思いながら底の岩を掴み距離を詰める

こちらの気配に気付き、離れ始めたところを放銛

濁りのせいでやや遠巻きに見えたけど実際は近かったのか、貫通

すぐさま銛の後端を掴もうとしたものの掴み損ね
案の定ゴムの引っ張り合いで抑え切れずダッシュで岩穴に・・

典型的な負けパターン、切られる!と思った次の瞬間

まさかのV字ターン!

岩穴から飛び出してこちらに突進してきた(汗)

自分の真横を通り過ぎるところを慌てて手繰り寄せてキャッチ!

抱きながら浮上して無事ゲットできました☆

メーターはおろか80cmもないことに気付くも
頭の中に"コクハンアラ"という文字が全くなく
その太さと迫力に、『こんなスジアラもいるもんだなぁ』と暢気に思ってましたが・・

写真を撮ってる段階でやっと気付くという(笑)

コクハンアラ:77cm 9Kg





コクハンアラは以前、島で一度だけメーター級を見た事がありますが(たぶん)
すぐに岩陰に消えて探し切らなかった
その警戒心の高さと賢さに驚いた記憶がありますが

普段こちらでもみないところを見ると
岩穴に潜んでいるのか? 果ては地球温暖化の影響なのか(笑)?

ともあれ以前から獲ってみたかったアラの一つ

コクハン初ゲットです☆


いや~、だいぶ遅くなりました

無くしたと思ったカメラが見つかって
とりとめもなく長くなってしまった文に何とか写真を加える事ができました(汗)

が、完全なる備忘録ですので悪しからず(汗)



9月19日(金)

仕事を早めに切り上げ自宅で合流
台風とは反対側からやってきた島根のミスター晴男は超長距離運転の疲れもなんのその
早速家で作戦会議をしてポイントへ向け出発

途中、ホームセンターで
大量のウインナーに唐揚げ、・・ビールにワイン
体に良さそうなものばかり?を買い物籠にぶち込んで食糧を調達

夜中の道を車二台で走らせる

屋根とトイレのある公園を見つけて本日の野営場所とする

屋根の下で夜食

バーナーでウインナーを焼きながらビールをかっ込む
外は雨嵐で屋根の下でも雨が吹き込んで寒い

Tシャツに短パン、ギョサンのアニキ
冬山用のジャケットを羽織って震える僕

これぞアニキがアニキたる所以(笑)

『22(ツーフー)作戦』初日、肝心要のワインは極甘でシトラスフレーバー
舌の肥えたアニキは呑まず・・作戦失敗(笑)

早めに切り上げて明日の突行に備える



20日(土)

朝起きるとかろうじて雨は止んでいて
うねりはあるがなんとか潜れそう

珈琲を淹れてパンをかじりながら暫し談笑してると
毎朝ここを散歩するというお爺に掴まってしまったアニキは
かれこれ30分程お爺のむかし話を聞く(笑)


ポイント到着

取り敢えず頼まれていたお土産用のスジアラを1匹間引いて
後は巨アラ探索に精を出す

海中は依然夏の様相を呈して期待薄

潜る前の作戦会議で
『ここにゴマフエダイというめちゃんこ旨い魚が居ますから必ず獲ってくださいね!』
と力説していた根に二人で到着

さっそく中層を漂うゴマフエの群れを発見
絶好のタイミング

隣にいるアニキに目線を配るも
初めて見る得体の知れない黒い魚(海中では黒く見える)の群れに
ゴマフエと認識出来ていない様子

どんどん遠ざかる群れに慌てた僕は
先に潜行してゲット

・・群れは散る(笑)

『『あれがゴマフエだよ』って言ってくりゃい~のに』

と後から言われ納得(笑)

のちにゴマフエ早漏事件と言われるw


その後アニキは大型のスジアラをゲットし
(LLサイズ?未計測)

さらに、僕は狙う事すら諦めてた(何本も銛先を殉職させられたので)
南九州の秘蔵っこ、フエダイをゲットしていました

帰路中、アニキは帰り道に数々のドラマがあったらしいけど
(自らサメの餌と化した件や、世にも珍しい"ヤイトハタモドキ"を突いた話など)
面白すぎるのでアニキのブログ参照で(笑)↓↓

『わっしょい♪わっしょい♪魚が通る』



陸に上がってからは温泉に浸かって
街のホームセンターに買い出しに

再び雨が降る中、野営場所で今夜の夕食
鳥刺し、ゴマフエの刺身と焼き物、野菜
どれも旨くてビールが進む

とりわけゴマフエはアニキから『MVP』の太鼓判を貰いました♪



この日買って来たワインは正解で
美味しくて二本空けるも『22作戦』時既に遅し・・

目的のスジアラを突いたしフエダイもゲットしたし
今日の海の様子から”巨あら”の時期もまだだろうってことで
明日はまったり堤防近くで潜る予定に

・・ので、作戦を切り替えて
ヘッドライトを暗闇で開いたアニキの瞳孔に間欠的に照射してみる

『LED網膜照射作戦』

これは次の日に吉と出た模様(笑)



21日(日)

朝から激しい雨が降る中
トランクのドアの下で珈琲を飲みながら暫し談笑

お互い、のんびりモグラーw

そんな中、明らかにアニキ目当てに傘をさしてやってきた昨日のお爺
昨日に引き続き暫く昔話を聞く

この求心力、いやはや羨ましい(笑)

この日は銛先も確認できない程の酷い濁り
テトラ付近にいるフエダイは諦めて少し沖にでると潮が透って何とか潜れる

大型のスジアラを何匹か確認する事が出来てちょっとテンションが上がる

アニキはこの日もここでは珍しいアオチビキをゲットしていました☆


夜は獲った魚をぶら下げて市内へ
アニキの旧友と落ち合って鮮魚居酒屋に

釣り具関係の職種のアニキの知人とお魚にマニアックな店長は
興味津々に海中での魚の話を聞いてくれました。

煮付けに、フライに刺身




魚料理づくしでしたがどれもすこぶる美味しい

特に自分が驚いたのはアオチビキの刺身
島ではよく食べていましたが、身が柔らかくて淡白なイメージ

このアオチビキは皮目にたっぷりと脂が乗って
しかも身がプリプリとしてて最高に旨かった

アニキが突いたフエダイの刺身と
『うちの店も仕入れてますから』
って店長が(対抗して?)出してくれた
この店のフエダイの刺身(笑)と
どちらもこれまた旨かった。

昨日に引き続きゴマフエも旨い

気付けばフエダイ科の三種盛り

この土地らしいお魚を堪能できました



22日(月)

朝は自分の家でまったり

その後、ちょうどこちらにいらしていた海笊さんと合流

レジェンドモグラーの海笊さんは
僕がまだ駆け出しで一人で潜っていた頃から
目をかけて交流してくださったお方で
僕にとっては初めての潜り仲間(気安くすいません!)

こうしてお会い出来るだけでいやはや感無量

そんな下戸の海笊さんを連れ回して芋焼酎の買い出しに行った後

家で孀婦岩での潜りの話やビデオ映像を見せて貰ったり
海外での魚突きの話や
鶴さんを始め、小笠原のTKさん、八丈島のAさんなどの伝説モグラーの方々のお話等々・・

想像を遥かに越えた世界で魚突きをされてきた海笊さんのお話に

あっという間に夜も更けました
(ホント汚い家ですいませんでした!)



23日(火)

午前中にお二人を見送ってお別れ。

なんとも充実した、楽しすぎる5日間でした☆


そして

こうして素敵なモグラーお二方と時間を共にでき
自分はホントに恵まれてるなぁ~と改めて思うのでした☆

そんな出会いが生まれたのもこのBlogがきっかけだし
たまには継続して書かないとなぁ~(笑)