海坊(インボウ) -2ページ目

海坊(インボウ)

魚達との一期一会を紹介しています

ということで2回目の合突となりそうです。

思えば前回は2年半前・・

僕等が合突のプレッシャーからボーズ逃れに奮闘する中

そんなザコ達には目もくれず

大物一本狙いで

しかも初めて潜る海で

ロケット砲みたいな鰤二本と

『あそこ行ったら死んじゃうでしょ!?』ってな渦潮巻く瀬から

Lサイズのスジアラを二本

満面の笑みでサクッと間引いて来た恐るべし実力者






(しかも日本海仕様のたった3.6mの銛で!)


その時は圧倒的な実力の差に愕然・・

というよりも

『この人の見てる海の景色は明らかに俺とは違うな・・』


そう思い、

まだまだ深く広がる海のロマンを感じたものです。



そして同時に

『同じレベルで海の景色を見たい!』

そう強く思ったものです。

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あれから2年半

自分なりに潜りまくってきたけど

果たしてどれくらい近づけただろうか。。

同じ景色

とまでは言わなくても

近い景色をいま見れてるだろうか


そう思うと今からワクワクが止まりません♪


そんな”島根の海獣”が来週来襲です!

今年も透明度最盛期を迎えました

先日は本土で潜ってて過去最高の透明度だったかもしれません

いつもの水深に大物の気配が無かったこともあり
今まで行った事のない水深23~4mラインまで足が伸びました

近くにありながら知らなかった数々の壮大な景色

全く恐怖心もなく、気分はまさに宇宙遊泳でした☆

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とある一角

潜行してすぐに
立方型の大岩が二つ並んだ角のちょうど影に
ヒラヒラと揺れる二つのウチワを発見

よく見ると
その真ん中にはナマズみたいなアヤツの顔

今年で11回目のデカハタ遭遇
推定20Kgほど

岩のトップ付近の側面に垂直にへばりついて
こちらの様子を伺ってました

すぐに(ゆっくりと)一旦浮上

海面から見ている間にそのウチワは消えましたが
付近で隠れられる場所はその大岩だけ

時間を空けて、潮流も緩くなったのを見計らってからその岩へ

さっきデカハタがいた岩のトップ付近で-18m
岩下に大きな隙間が見え始めたのでさらに潜行していく

-21m、肺がキュルキュルと締め付けられてここで限界

外から見える範囲で確認できなかったので敢えなく浮上(泣)
ボトムで-23mほどか

例え目の前に現れたとしても突けませんけどね(汗)

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にしてもこの日は潜ってるだけで最高に気持よかったです

そんな最高の透明度の中でデカハタまで見れたので

『素潜りしてて良かった~!』と心から叫びたくなる一日でした☆

ソロで初の-21m代まで潜れたし♪


久しぶりに『もっと深く&長く潜れるようになりたい!』ってな意欲も湧いて来ました。
そしてあの岩のアヤツをば・・(笑)


ちなみに透明度ってTransparencyって言うらしいですよ・・
(どーでもいーですけどw)




示顕流を使い始めた今年に入ってから
棚ボタ的にデカハタに遭遇する状況が続いています

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水温は29~30℃
やる気のなさそうな青ブダイばかりの閑散とし夏の海の中
ボズーの予感を感じつつ、岬の先端にある離れ磯へ

水深30m近くあるのか
15mまで潜っても底が見えず、魚の気配もなかったので
磯づたいにぐるっと一周して撤収
(あと怖かったのでw)

岸沿いに戻って泳いでると
急に早い潮が流れ始め
途端にどこからともなく魚が沸きだす

水温も27℃まで低下
良い予感がしたので離れ磯に戻ってみる

と、磯のヘリ沿いにスジアラが何匹か湧いていたので
潜ってみると、スジアラの横にふと
見たことのある大きく開いた口
水深12m♪
その口目がけて銛先を右に向かせようとすると
右足に銛の後端がぶつかって向きを変えれずアタフタあせる

こちらの不自然な動きに底に向かって泳ぎ始めるクエ(汗)

(依然もこれで20kgサイズのクエを逃した経験あり)

『またかっプンプン!』

と思いつつ、ギリ射程内だったので
後ろから体のど真ん中目がけて放銛!

一瞬底に引っ張られましたが
ワンダッシュで力尽きてくれ
あっさりと勝負あり


7.5Kg 82cmと小ぶりですが
人生2度目のクエをゲットしました!

超絶ラッキー!!

ところで・・
あれ程潜りまくってたったの1回だった去年に対し
今年はデカハタに遭遇すること既に10回目!

もしかして・・
『この銛にはデカハタを呼び寄せる魔力があるんじゃないか・・( ´艸`)』

何て、鼻下を伸ばしながら銛を眺める最近なのでした☆

(・・んなこたないかw)
・・を食べたのは僕じゃありません

先日東京の後輩達が、大先輩の経営する銀座の鮨屋に出向いた時のこと


私の魚突きの話で盛り上がり

『今度スジアラという旨い魚を送ります!』

と約束したとか・・

そして1○万円は下らないであろう飲食代をご馳走になったとのこと・・


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(汗)

ということで三連休初日

激凪の海へ

オリジナル長尺銛 "示顕流" の対巨大魚仕様である
『南海の怪物くんVer.』のテストも兼ねて行って来ました

最近スジアラはほとんど獲ってませんでしたが

熟れ頃のスジアラを2匹程間引いてきました


板さんに差し出す手前
中途半端なとこは突けないと慎重に狙い定め

一匹目・・鰓Shot


二匹目・・マウス Shot(笑)

通常Ver.より200g重いこのVer.で
心配していた命中精度と操作性は落ちていなくて一安心

アンバー16-70mmとの相性も抜群で
無事射程も伸びていました

突いた2匹は一切下処理せず
それぞれ二重のビニール袋にいれ
氷詰めにして冷蔵で送りました

自分の獲った大好きなスジアラが
舌の肥えたセレブ達に食べられると思うと・・♪

ってあれ?
今回いったい誰が得したんだ(汗)?
先日獲ったデカハタ

その後、『貴銛』の"さんせつこん"氏のご指摘によりチャイロマルハタと判明(ガーサス!)☆

とりあえず体表の粘液が尋常じゃないので塩で落とす


解体場所を確保し(笑)作業開始


先ずは刺身包丁を使って鱗を削ぎ落とす

意外にも、サクサクと簡単にできました


ここから内蔵を取り出そうとしたのですが
圧力で肛門からう○ちが漏れ出てしまう(;´Д`)

いつも(洗い場で鱗を落とし内蔵処理までする)とは手順が異なるので
また洗い場に魚とまな板とを持ち運んで洗って・・と大苦戦!(´Д`;)!

(次回は肛門に詰め物でもしようかな?)

その後三枚に卸し
尋常でなく硬い骨はコイツで叩き切る・・

オックス!!

これはとある離島に遠征に行った時
そこの民宿の女将のシマコさん・・

から教えて頂いたスペシャルアイテム☆

シマコさん曰く
『あんた、出刃なんか使ってたら何本あっても足りないのよ!』
『あんたなんかに任せてたら日が暮れてしまうのよ!』

と言って斧を振り回し
尋常でない早さでクチジロの"あら"を捌き終えたのでした∑(゚Д゚)!

・・その姿、まさにグーニーズ(笑)!
(リスペクト!!)

ってことで(笑)、普段は関節をチマチマ出刃で切り分けてく私ですが
今まで経験のない程の硬い骨は斧でガンガン砕きました☆







完成☆

(尋常でないコラーゲン!)

出来たアラ鍋は
少しでもアラの怨念を分散しようと(笑)
職場に持参しみんなに振る舞いました


ここ九州は
クエも含めてハタ科の魚は一括して
 "アラ" と呼ぶ地域・・

普段魚の呼び名には特段厳しい?僕ですが
この時だけは
『九州場所でお相撲さんが食べるあの”アラ鍋”だよ!』

と、その寛容な文化に染まりました(笑)


みなさんからは
『汁が濃厚でうまっ!』
とか
『肌がぷりっぷりっになる~っ!』
と大好評であっという間の完食でした☆



いや~、突いて嬉しい、みんなで食べたら倍に嬉しい魚突き☆

冥利に尽きますね(≡^∇^≡)
やっと獲りました☆

気付けば9ヶ月ぶりの更新 (*´Д`)=з

北に南に飛び回り
気付けばホント三千里に達する勢いでした(笑)
(いや、ホントにかかったかもしれないけど・・)














今年に入ってから目撃orマッチアップすること既に7回

100号の磯ハンが簡単にぶっち切られたり
手中に収める寸前で取りこぼしたり

もう会うチャンスは二度とないんじゃないかという恐怖に怯え(笑)

やっと辿り着きました(T-T)

(以前、9Kgのクエらしきものは獲っているのですが・・w)



Team Quest!!


ヤスと開いた作戦会議はもはや数えきれないくらい
1年掛かりで高性能オリジナル銛『示顕流』を開発したり
その他数々の仕掛けや道具を開発&試行錯誤したり

コースケくんとは毎週のように遠征or合突を繰り返し
時には深夜片道8時間ドライブ&車中泊してポイントに通ったり

とてもここには書ききれない位の
みんなの努力・工夫・協力の結果でした。

ホントにありがとうございました!!



・・えっ、クエじゃないって!?
まぁそんな些細な事は仰らずに・・(笑)





最近覗き見にハマってます

とはいっても海の中

お気に入りのライトを手に入れて以来

岩穴を覗いてはムフムフといっております=3



ある時は魚がワラワラしてたり

ある時は伊勢エビがびっしりと詰まってたり
(もちろん漁業権がかかってるので穫りませんが)

ナイスサイズのダーイシがボケッとしてたり

何と言っても『奇跡的にQe様がいたりして~♪』

なんてな期待感が堪らないですね♪
(まぁいた試しはないんですけどね・・)


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実は今までいくつかのライトを買ってきましたが

どれも満足のいく物は見つからず、、

漠然と1000ルーメン以上あるライトが欲しいなぁと思っていたのですが

海外の通販ショップを見漁ってみても

手の出ない破格の値段でダイビング用の大袈裟なものだったりと

イマイチ踏み切れないでいました

そんな折り、以前沖縄旅行に行った時に寄ったダイビングショップ

『シーサー海人商店』

たまたまHPを見つけて眺めていたところ

大きさ、輝度、焦点、バッテリー式

全てが希望通りのがありました!

その名も・・

Epoque mod.EL-1000L HP

気持ちお高かったのですが思い切って購入!

実際使ってみての感想はズバリ文句無し!の結果でした☆

僕と同じく水中ライトに悩まれている方々にはぜひオススメしたいと思います
(決してステルスマーケティングではありません(汗))



そして・・

ナガイーグンで穴突きは厳しぃ~っ(汗)
久しぶりの更新になりました(汗)

決して海に行っていなかった訳ではないのですが・・

『次の記事はクエかヤイトハタじゃ!』

と決意したはいいものの

悲しいかな、一向に穫れる気配もなく

何だかこのブログもこのまま消え去ってしまいそうな気配がしてきたので(大汗)

ここらで一区切り


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今夏は雨も降らず、波も立たない日が永遠と続いた為
透明度は日に日に増して15m以上のスーパースケルトン状態でした

普段底の見えないとこに行けないビビリな自分には
行ったことのない岬の先端に行けたり
沖出をして新たな沈根を見つけたりと
またとない絶好の期間となりました


ある時は登山靴履いて汗だくで往復1時間 崖を上り下りをして
まるで水族館のような魚影のポイントを見つけたり

ある時は沖出した激流の中
眼下に見えるスジアラLLに涎を垂らしながら30分ステイしたり
(潮が止まった一瞬を狙って穫りました:動画最後のスジアラ)


29℃まで上がった水温のせいか
いつものポイントではスーパースケルトンな魚影の時でも
そんなところでは彼等は健在でした


そして、豪雨の影響で8月一杯まで潜れなかった去年に比べたら

天国のようなシーズンでした☆


$魚突き 海坊(インボウ)

$魚突き 海坊(インボウ)

$魚突き 海坊(インボウ)


$魚突き 海坊(インボウ)

$魚突き 海坊(インボウ)

この2ヶ月間で6回突行し、4回連続のLサイズ
今シーズン2本目のLLサイズもゲット出来たりと
自分の中ではポイント開拓も含めて
充実の日々でした

が、しかし

やはり本命が穫れなかったのは一重に実力不足

これからの本格的なシーズンインに向け

全力投球で頑張りたいと思います

以前 親にスジアラを送ったところ
みりん焼きにして仲間内に配ったとのこと

『何て勿体無いことをっ~ヾ(。`Д´。)ノ!!』

と一瞬 発狂しそうになったのですが
鱈(タラ)にそっくりと大好評だったそうです

ハタ系の魚がいない地元では想像に難かったらしく
『スジアラという赤い(高級の)アラなんですよ~♪』
と説明したそうですが、みんなの反応は
『?』
といった感じだったそうで・・(笑)

なるほど、刺身以外、鍋にしか食べた事がないけど
確かに似てるかもと思い

『鱈と言えば西京焼き!』ってことで

先日穫ったスジアラでチャレンジしてみました

先ずは一晩置いた半身に白みそ、みりん、酒を用意
$魚突き 海坊(インボウ)

身は切身にし、一つ一つガーゼに包む
$魚突き 海坊(インボウ)
結構地味な作業・・ハァ、ハァ=3
(今度はお茶パックでも使ってみよっ)

酒とみりんを等量混ぜたものを味噌が程よく流動状になるまで溶いで加えていく

普通であればバットに味噌を敷いて切身を並べていくわけですが

味噌を節約し、かつ満遍なく染込ませるよう
ここでジップロックを使います(°∀°)b
$魚突き 海坊(インボウ)
(これ、オススメの裏技です☆)

この状態で冷蔵庫に暫し寝かせます
$魚突き 海坊(インボウ)

二日目、いざ食べる分を取り出し・・
$魚突き 海坊(インボウ)

ガーゼを剥がす(まずまず浸かってる♪)
$魚突き 海坊(インボウ)

そしてフライパンで焼いたのがこちら・・

じゃじゃ~ん!!
$魚突き 海坊(インボウ)
(慣れずに焦がしてしまいましたw)

さてさてお味の方は・・

お上品な白味噌の旨味が染込んでしっとりジューシー
旨味じゅわじゅわ~( ´艸`)!!

ってことでズバリ旨過ぎです!!

冬の鍋も最高だけど
これからの時期、麦酒に合う定番のおつまみとなりそうです☆
(しかも保存が効いて言う事なしっ!)
$魚突き 海坊(インボウ)
(今宵の麦酒も最高っス☆)
空梅雨の今年は6月に入ってからも

スーパースケルトン(注釈:和訳は『超透けとる』)

な海が暫く続いて喜んでいましたが
とうとうそれらしく降りだしてしまいました

そんな先週末のこと
夕方 外に出ると思いのほか空気が軽く
ふと思い立ち車を走らせてきました

トランクには潜り道具と野営道具一式を装備(というか常備)

こーすけくんと片道五時間飛ばした先週に引き続き今年2回目の野営♪

途中ホームセンターに寄って今宵のビアーと食料
ついでにイグロー105L分の氷を容赦なく大人詰めし
夜の道を明日のポイントに向かって走る

夜中の長距離ドライブに何か特別なものを感じてしまう自分は
この過程がなんと言っても一番テンションがあがるひと時

前に車のない自由な道路を白線に沿ってひたすら飛ばす
$魚突き 海坊(インボウ)

・・飛ばし過ぎて予定より30分以上早く着き
夜空の下、さっそく本を眺めながら鶏刺し&ビアー&焼肉♪

$魚突き 海坊(インボウ)


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夜明けとともに起きたらお湯を沸かし
$魚突き 海坊(インボウ)
(以下、先週の写真:イメージですw)

海を眺めながら、新鮮な空気とともに珈琲をすすります♪
$魚突き 海坊(インボウ)

う~ん、最高!

のんびりと車の中のマットでストレッチをして
$魚突き 海坊(インボウ)


『今日こそは心行くまで潜るぞ~っ』と朝の8時にはエントリー

やはり透明度はガクンと落ちていて
良いところで6~7mだったので仕方なく浅場でやり過ごすことに

先ずはスジアラ
続いて岩下を彷徨いていた石鯛

最後は『南九州の秘蔵っこ』とキャッチコピーを銘打ったはいいものの
命名した本人がいつまでも穫っていなかったwという因縁のフエダイ
(バックに岩を背負って右に左にすばしっこいため殉職させた銛先とトップシャフトは数知れず・・)

そんなフエダイが、しかも良型が、隙だらけで泳いでいたところを棚ボタでゲット☆



食べきりサイズの三種盛りを確保した時点ではまだ2時間しか経過してなく

『奇跡的にQのE的なお魚様が寝転がっていないかな~♪』

なんて、しつこく泳ぎ回っていたら16時になっていました(笑)

$魚突き 海坊(インボウ)

突いてから6時間、24℃まで上がった海水の中を引きずり回していたら
エキジットした時には身が焼けてしまってました
・・猛省!
(魚の取り扱いに神経を使う時期になりました)

そんなこんなで
野営に一番快適な時期を今年も何とか楽しむことができました☆

ちなみに初めて食べたフエダイは皮目にた~んまりと極上の脂が乗ってて最高でした!