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大器は早成し、小器は晩成する

50代で仲間と一緒に飲食業を起業、煩悩即菩提的なブログ

今日の朝日新聞の3面の小さな見出しは「首相危機感を欠く」でした。


ここまで原発事故が拡大するとは思っていなかった、という内容です。多分、首相もそう思っていたと思います。多くの専門家も国民も。思っていたというより願っていました。


記事の内容は、当局の対策が後手にまわっており、信頼できないというもので、国民の政府に対する不信を増大させるものです。今、政府への不信が高まることが国全体にとってどのようなメリットがあるのかわかりません。


でも、朝日新聞は拡大するのが予見できていたのでしょう。


だったら、地震翌日の朝日新聞は「原発未曾有の危機」「東電だけでは頼りない」「国内・世界の専門家に協力要請を」「原発冷却のため、あらゆる設備を全国から投入すべき」「放射能放出はやむなし」「周辺住民は強制退去へ」「危機管理の専門家を招聘すべき」とか書けばよかったのです。


でも書きませんでした。


まあ、今頃後出しじゃんけんみたいでも、メディアの批判によって、政府の姿勢が改まり、事故対策がスムーズに進むのであれば喜ばしいことですが。


このブログで僕が書いている内容(批判)もそうですが、いくら書いても何も起りません。良いことは。

それは、承知の上で自分の考えの記録として書いているのですが。人から見ればストレス解消かな。

まあ、それはそれとして、自分が無力であることはよく自覚しています。


なぜ、何も起こらないのか。

それは、実際に行動しないからです。もちろん、行動したからと言って的外れであれば何も起りません。

エジプトの改革運動では、Googleの社員が実名を出して批判活動をしたために拘束され、もしかしたら命の危険さえもありました。


そうした行動を取らない限り、人々の心を振り動かし、実際の意義ある活動につなげていくことは難しいのです。


今、日本はネット環境が整い、ツイッターとフェリスブックがあり、利用人口も多い。でも、そのネットの中で、お気楽に善意を表明し、お気楽にリツイートしているだけでは何も変わりません。


昔、僕らが若いころ、寺山修二が「書を捨てよ街に出よう」と言ってましたが、今は「ネットをやって街に出よう」ですかね。

大震災の被害がなかった(ほぼなかった)東京で、ガソリンスタンドは長蛇の列で売り切れ、スーパー・コンビニの棚からは食料品が消えました。


私の店でも、昨日は月曜日なのに休日並みの売り上げ、なぜかなと思い帰路に着きました。

家の近くのコンビニでびっくり、半分以上の棚には商品が無い状態、2軒目も3件目も。


そうか、食べ物がないので、うちの店にもお客様が急場をしのぐためにお出でになったのだと、気づきました。

オフィス街で弁当を売っている知り合いもロスなしと言ってました。


需給という微妙なバランスで市場は成り立っているのがよくわかりました。

買い溜めした人が、我欲の塊だとは思いませんが。


今日に新聞にはスーパーなどから集めた情報で商品別に売上増が書かれていました。なかでも鶏肉が9倍とありました。

うーん、でもそんなに在庫があるものなのかな、冷凍だったとしても商品をそんなに店に置くのかな。多分違う。

「今回の地震は想定外の規模であった」と地震の専門家は言っていました。学者が「人知を超えるいる」というと、潔い素直な発言として許されているようです。


東京電力の幹部が、福島原発の現況について、想定外という言葉を使うと、「何でも想定外のせいにするな」と厳しく叱っています。


上記は、朝日新聞の紙面に書かれていたことです。


ということは、地震学者の言っていることは適当だから、それを信用して設備を設計しているようではだめだ、と言っているんですかね。


僕は、地震学者の役割は大切ですが、地震がいつどんな規模で起こるかについて予想することにおいては、素人のレベルと何ら変わりないと思っています。というか、地震予知については誰も分からないのです。





今、私が一番関心のあるのは、原発の危機の現場に、全ての英知と設備が投入されているかということ。

そのためには、組織や国を超えて協力を求める必要があります。

政府首脳のやるべきことはその一点にあります。


メディアへの説明などはどうでもよい。

TVを見ていても、一般の視聴者はこれ以上聞いても仕方ないほどの情報を得ています。


現場の皆さんが必死で戦っていることはよくわかりました。その一挙手一投足の内容や意味を教えていただく必要はありません。


記者の皆さんは、会見で語気を荒げることが、一体何の役に立つのかを考えてください。説明しろという内容を国民に知らせることが、何の役に立つのかを考えてください。


説明できる人間を出せというのは簡単ですが、その一番わかっている人はおそらく現場の一線で戦っているのだと思います。


説明の必要があると思っていない国民に、無理やり雑多な情報、専門的な情報を流して混乱に陥れる、情報を流すのが仕事だからと無理やり仕事を作らないでください。