舞台裏 -200ページ目

舞台写真その4~毎日繁盛、毎日満腹~

みなさま、こんばんはきつね


いよいよインフルエンザの流行期に入りましたねあせる
例年よりもかなり遅い流行…

かからないように気を付けて行きましょうマスク


「ばばさま」と「おこん」がいてくれたらなぁ…。



* * * * * * *




さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。

(ネタバレ注意!)



舞台写真その1 ~へまばかりのイタコのばばさま~

舞台写真その2~迷コンビ誕生!~

舞台写真その3~おこん先生のじょうるり教室~


の続きです。



舞台写真その4



「おこん」を背中に背負った「ばばさま」、意気揚々と出発!




腰を痛めた「藤太」がウンウンうなっています。


そこへ「ばばさま」(と「おこん」)が到着!


「へえこんちは、具合はどうだね?」



「おとといから今にも死にそうな声で、ウンウンうなっとるだ」

「よしよし、今、治して進ぜるでな。エヘン



合図を送りますが、「おこん」は何とも言いません。

なんといびきをかいて寝ていました。




コロスに声をかけられ飛び起きた「おこん」。

突拍子もなくじょうるりを唱えます。




「ばばさま」もあわてて口をあわせます。




ひょっくり起きあがる「藤太」。




「あーあ」と大あくび。



「ひゃァッ!治った、治った、治った。もう痛みはねえけ」



「!」




「たまげたぞ。傷みがよ、いっぺんにどっかへ消えちまっただァ」




腰の痛みがすっかり治った「藤太」。

痛くないのを確認するかのようにストレッチをしたり、




踊り始めます。(ランニングマンダンス



「ばばさま」に感謝する「藤太」達


「なんのなんの、これも人助けじゃ」



高らかに笑いすぎて、のけぞる「ばばさま」。

「おこん」がとっさに支えます。



「おこん」のじょうるりのおかげで、

たくさんのみやげをもらった「ばばさま」。



「おめえの神業にゃすっかりカブとをぬいだぞ。

この通りじゃ」





「なんのなんの。これも人助けじゃ」


そう言って「ばばさま」のマネをして高らかに笑う「おこん」。





「これ、おらの真似すんなや」


2人で笑います。




「藤太の腰痛を治した」という噂は、たちまち村中に広まりました。





「うちの子どもがえれえ熱出しただ。

一発じょうるりうなっちゃくれねえかや」




「じいさまが死にそうだで。

ちっくら来て、じょうるり聞かせてやってけれ」



次々に村の衆が押しかけてきます。




「ばばさま」は毎日繁盛、「おこん」は毎日満腹。


2人はこうして助け合いながら、村人たちの患いを治し

いつまでも仲良く暮らせる気がしていました。




ところがある日…。




一人の「侍」が村にやって来ました。


お城のお姫様が重い病にかかり、姫の病を治してくれるものなら

誰でもいいから呼んで来いと、殿様から命じられたのでした。





そして、じょうるりで病気を治すという

「イタコのばばさま」の噂を耳にした「侍」。




「ばばさま」の家を教えてもらい…




「いや、これはかたじけない」




「おお、ここか。…ごめん」




「はいはい、どなたかな?」


「ばばさま」が表に出てきました。




用件を伝える「侍」。



「…ちっくらお待ちを」



すぐには返事をせず、家の中へ戻ります。




「ばばさま、さっそくお城さ行くべえよ」


すっかり乗り気の「おこん」です。



ところが「ばばさま」は気が進まない様子。




悪い胸騒ぎがするというのです。




「これ、ばばさま、まだか」




断るようなら切り捨てると言われた「ばばさま」。



仕方なく引き受けることにしました。


「さ、行くか」

「コーン」


「シーッ」



いつものように「おこん」を背負った「ばばさま」。





お城へ向かいます。





果たして「ばばさま」の感じた胸騒ぎとは…?




「舞台写真その5」へ続きます。




(くまはち)

舞台写真その3~おこん先生のじょうるり教室~

みなさま、こんばんはsei


雪…うっすらと積もりましたね。

昼にはとけましたが、久々に雪景色を見ました。


昨夜、どんちょうの新年会から帰る時は晴れていたので

夜遅くから降ったのかなと思います。

(新年会の様子は後日ご紹介しますネ)



* * * * * * *



さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。

(ネタバレ注意!)



舞台写真その1 ~へまばかりのイタコのばばさま~

舞台写真その2~迷コンビ誕生!~


の続きです。




舞台写真その3



「藤太のかか(奥さん)」登場。



そこへ「ばばさま」が、すたすたと歩いてきました。



腰が痛くて寝込んでいたはずと驚く「藤太のかか」。




「寝込んどるゥ?誰がァ?」



「おらの神通力にかかったら、腰痛なんてへのかっぱよ」



「まじないひとつでこの通りぴんぴんだわい」


10歳も若返ったかのようです。




元気な「ばばさま」を見て、

うちへ来てほしいと切り出す「藤太のかか」。




「藤太の奴がよ、猟に行ってがけから落ちて、

腰ぬかしてうんうんうなっとるだわ」




「ほいきた合点承知の助じゃァ」


まじないで治してみせると引き受けた「ばばさま」。




元気いっぱいに「藤太」のうちと反対方向へ向かいますダッシュ




まじないの支度をしてくるとのこと。



「おこん」登場。





「いやはや、うちのばばさまのもうろくぶりにはまいったぞ」




「葉がぬけとるところへもってきて、耳は遠いし、

ものおぼえは悪いしで…」


「ばばさま」はじょうるりを覚えることができるのでしょうか。




息せききって「ばばさま」が帰って来ました。



「おめえのじょうるりすぐ教えてけろ」


「藤太」の腰板を治してやらねばならないと説明します。




「おこん」がまず唱え、「ばばさま」が口まねをすることになりました。



「おこん」先生のじょうるり教室、開催!


「エヘン」

「エヘン」










「あ、こりゃまだじゃ。これからかじょうるりだが」

「あ、そうけ」




「デデンデンデン」

「デデンデンデン」



「うめえ、うめえ」

「うめえ、うめえ」








「ああ…うめえうめえは別じゃ」


なにやら雲行きが怪しくなってきました暗雲暗雲




「なんむう、なんむう」

「ええ…にゃむにゃむ」




「なんむう、なんむうじゃ」

「だから、にゃむ、にゃむだべ」




「次は、そわかァ、すわかァ、じゃ」




「すんわか」



「ふんわか」



「すんわかふんわかじゃねえんだってば」
「だから」




「すんわか」





「ふんわかだべ」



「もう…それから、びらまんだらァで、デンじゃ」




「びらんだらんでデン」







「もうばばさま、じょうるりおぼえるのはあきらめろや」


さすがの「おこん」も突き放します。




「ええと…デデンデンデン…にゃむ、にゃむ…」


あきらめられない「ばばさま」、必死にじょうるりを唱えます。



「すわかァ。すわかァ…」

「すんわか、ふんわか…」



「ばばさま」も一生懸命なのですが、

どうにもこうにもうまく唱えられません。




「ようし、仕方ねえ」


「おこん」が何やら閃きます。


「おらをばばさまのチャンチャンコの下におぶっていけや」




「ばばさま」の合図で「おこん」がじょうるりを唱えるので、

「ばばさま」はそれにあわせて口を動かせばいいと「おこん」。



「さ、おこん、おらの背中にのったりのったり」



キツネおろしのイタコの「ばばさま」が

キツネを背負うことになりました。



「これでかくれたな」

「かくれた、かくれた」





「ならおこん、行くぞ」

「コーン」



いざ出発!

果たしてうまくいくのでしょうか…!?




「舞台写真その4」へ続きます。



(くまはち)

舞台写真その2~迷コンビ誕生!~

みなさま、こんばんはきつね


今年初、「丈や(たけや)」のラーメンを食べたくまはちです。

佐沼のおいしいラーメン屋さんなのですが、

ここの味噌ラーメンが大好きです。


しっかりした味なのに、胃もたれしないのです。

本当に一口一口が幸せです。


「丈やに行く」と思うだけで、テンションが上がります。

あーまた食べたくなってきた…ラーメン



* * * * * * *



さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。

(ネタバレ注意!)



舞台写真その1 ~へまばかりのイタコのばばさま~ 」 の続きです。




舞台写真その2




「ばばさま」の家にやって来た、人間の口をきくキツネ。



気のきいたキツネはみんな人間の口をきくそうです。



「おらの“じょうるり”を聞いてもらいてぇ」と言います。



じょうるりとは…

「三味線鳴らして、いろんなお話にフシをつけるアレよ」

とのことです。


「おもしろい。語ってみろや」



「へ、ほんじゃま」




「デデンデンデン、デン」




「なんむう、なんむう、そわかァ、すわかァ、びらまんだらァ…デン!」



ホカホカ楽しくなってきた「ばばさま」。




うれしくなって起き上がってしまいました。

「もっとやれ、もっとやれ!」




「デン!」




病気はよくなったかと聞くキツネ。





どうしたことか、腰も頭も痛くなくなりました!




もとどおりぴんぴんの「ばばさま」。



とんだりはねたり、元気いっぱいです。



これでちょっぴり恩返しができたと喜ぶキツネ。



キツネのじょうるりには、

病気を治すふしぎな効き目があったのです。





一人ぼっちでさみしい思いをしていた「ばばさま」と

飢え死にしそうなところを助けてもらったキツネ。




「じょうるりを教わりたい」「じょうるりを教えたい」

と意気投合した二人は一緒に暮らすことになりました。




「そうと決まったら、おめえに名前をつけてやるべ」




「キツネはコーンつうてなくだから」




「おこんつうのはどうだ」




「おこん…いい名前だ」



キツネも気に入ったようです。





こうしてイタコの「ばばさま」と、じょうるりのうまい「おこん」の

コンビが生まれましたキラキラ





「舞台写真その3」へ続きます。




(くまはち)

舞台写真その1~へまばかりのイタコのばばさま~

みなさま、こんばんはキツネさん


今朝の寒さは格別でしたね!

こんな寒い日は、家にこもって本や漫画を読んでいたいデス。


読むのを待っている本や漫画があるし、

こたつでぬくぬく温まりながら集中して読みたい…。


冬の方が読書が進むくまはちです。


* * * * * * *




さてさて、第56回特別公演「おこんじょうるり」の舞台写真を
ご紹介して行きますね。


公演直前の稽古の様子はコチラ  →   
仕込み&公演当日の様子はコチラ→   



平成27年11月28日(土)登米市加賀野小学校様にて

PTA親子研修会の一環として「おこんじょうるり」を

上演させていただいたのでした。




体育館いっぱいの児童のみなさん、

そして先生や保護者、ご来賓の方々に感激!




H恵さんによるご挨拶。




第56回特別公演「おこんじょうるり」

はじまりはじまり~。




「この村のイタコばばさまときたら、

このところ何を頼んでもしくじって、へまばかりやらかしてよ」



牛飼いの「伍助」が「ばばさま」について語ります。


※イタコ … 「村のために一年の天気占ってやったり

         まじないや祈りで人の病気治してやったりする

         目のみえねえばばさまのことだども」(解説:伍助)




飼っていた仔牛がどこかに行ってしまい、

それを「ばばさま」に占ってもらったと言う「伍助」。




「うん、わかったで。

 おめどこのべごっこ(牛)のこっこ(仔牛)はよ、あっちじゃ」




喜々として、「ばばさま」の指さす方へ

探しに行こうとする「伍助」。




なんと反対側から仔牛が登場。




「いいかげんなことをいうな!」

「はいっ」



「ばばさま」のしくじりばなしは続きます。




じいさまが亡くなった「太郎右衛門」の家と

その隣に住む「太郎兵衛」の家を間違えて…




お悔やみを言いに「ばばさま」がやって来ました。

「太郎兵衛」のかか(奥さん)に「太郎衛門は隣り」と教えられても

耳が遠いので、会話がかみあいません。




そこへ「太郎兵衛」登場。

目の見えない「ばばさま」は顔をさわって確認します。




「じいさま、生きとるゥ!」




やっぱり勘違いしたままの「ばばさま」なのでした。




他にも…




12歳になる娘が熱を出して寝付いてしまったという

「久作」のかか(奥さん)。




「倉の中にキツネが入ったせい」と占う「ばばさま」。




キツネおろしのため、蔵の中を杉っ葉でいぶしたところ…




キツネどころか、飛び出したのはネズミでした。




駆け回るネズミの大群!




「ギャァッ!」




びっくり仰天の「ばばさま」は…




腰を打ってひっくりかえってしまいました。




大見得を切る「ねずみ」。




腰がぬけた「ばばさま」。起き上がれません。




へまばかりやらかす「ばばさま」に

「久作」もかかもあきれ返ってしまいました。




「やれやれ、皆行っちまった。

 こったら役立たずのイタコばばさま、誰があてにしてくれるかって」




腰や頭の痛みで、10日ばかり寝たきりになってしまった「ばばさま」。




誰も面倒をみてくれず、一人でさみしく横になっていました。



ところがある夜のこと…



キツネがひょっこりとのぞきます。




「ばばさま」がねむっていると見て、家の中に入って来ました。





警戒しつつ、そこいらを物色します。





かゆの残りの入った鍋を見つけました。




夢中になって食べているキツネ。

「コロス」達もどうなることかと見守っています。




「コロス」達によると、「ばばさま」はキツネに気が付いていて

寝たふりをしているのだとか。




「好きなだけ食わしてやるべ。

おらもずいぶんキツネをいじめてきたから

ここらで少しはお返しをしてやるべ」


さびしくてたまらなかった「ばばさま」、キツネに声をかけます。



「おい!」




キツネ、パタッと動きが止まりました。




「天井のはりのかげに魚の乾したのがあるで、それも食え!」




「キョーン!」


キツネはふっ飛んで、あっちにぶつかりこっちにぶつかり、

痛がってころげまわります。





「ハハハ…間ぬけなキツネじゃ」




「ばばさま」は、キツネを驚かすつもりはありませんでした。




ありったけの食べものを分けてやることにしたのです。




「ばばさま」の食べるものがなくなってしまうのではと

心配する「コロス」達。




いわれるままにキツネは、おずおずと食べものをあさります。





全部食べたなら寝ぐらへお帰りと声をかけますが

キツネはいっこうに帰ろうとしません。



「やい、何しとるだ。早くお帰り」




「いいや、ばばさまァ、おめえさまの方に用はなくとも、

おらのほうにゃ用があるだよ」




なんとキツネは人間の口をきいたのです。




「舞台写真その2」へ続きます。





(くまはち)

OH夢来’Sさん オリジナルミュージカル公演を観劇して来ました

みなさま、こんばんは歯


歯磨きする時、右手は歯ブラシ、

そして左手は無意識に腰に添えるくまはちです歯ブラシ前にならえ


みなさまは歯磨きの時、歯ブラシを持っていない方の手は
どうされていますか?


* * * * * * *




さてさて、先週土曜日に『観劇初め』して来ました虹




会場は太白文化センター 楽楽楽ホール


初めて行く会場でした。

IKEAもすぐ近くにあり、楽しそうな街です。




OH夢来’Sさん

結成25周年記念市民参加型オリジナルミュージカル公演
「Pu! Pu! Pu~!!~信じるものは救われる?~」



「オムリンピック」と称して、4年に1度

市民参加型ミュージカルを行っているとのこと。


今回は第5回目となるそうです。



子どもと大人、総勢30名の方々が繰り広げる2時間のミュージカル

…あっという間でした。


しかも主要キャスト以外のほとんどの方が2~4役かけ持ち!


脚本も世界観も役者さん達も…何もかもステキで魅了されました。


中でも『コーヒーの香りに包まれて』というテーマ曲が秀逸でした。

3人のかわいい香りの精?が歌うメロディーとダンスが心に残りますコーヒーコーヒー豆

「♪カ~ラカラカラカ~ラ♪」のところが大好きです。

コーヒーが飲みたくなりました。


好きな女優さん達もいい味を出されていて、登場するだけで笑ってしまいました。

去年観た演劇ワークショップP-eggさんの

『あっ!幽レディ?~少女たちよ大空を抱けっ!!~』に登場していたキャラクターさんも

チラリと登場していてうれしくなりましたざ~ます



劇団ドリーム★キッズ さんの役者さんたちも

多数出演されていていました音譜

「すごいなぁ」「生き生きしているなぁ」「楽しんでいるなぁ」と

客席から観ていてジーンとしました。(←あなたは誰だ)



全身全霊で演じて歌って踊っている役者の皆さん。

お一人お一人の得意なこと、魅力的なところを引き出して活かしている…

OH夢来’Sさん 達の愛情がたくさん伝わってくる舞台でした。



あまりに楽しかったので、次の日も観に行きたくなったほどです。

(行けなかったのですがあせる


そうそう、登米祝祭劇場のスタッフの方々もロビーでお見かけしました。

今年もよろしくお願いします!


新年早々、素晴らしいお芝居を観ることができて幸せでした音譜



また4年後を楽しみにしたいと思います。




(くまはち)