舞台写真その3~おこん先生のじょうるり教室~
みなさま、こんばんは
雪…うっすらと積もりましたね。
昼にはとけましたが、久々に雪景色を見ました。
昨夜、どんちょうの新年会から帰る時は晴れていたので
夜遅くから降ったのかなと思います。
(新年会の様子は後日ご紹介しますネ)
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。
(ネタバレ注意!)
の続きです。
舞台写真その3
「藤太のかか(奥さん)」登場。
そこへ「ばばさま」が、すたすたと歩いてきました。
腰が痛くて寝込んでいたはずと驚く「藤太のかか」。
「寝込んどるゥ?誰がァ?」
「おらの神通力にかかったら、腰痛なんてへのかっぱよ」
「まじないひとつでこの通りぴんぴんだわい」
10歳も若返ったかのようです。
元気な「ばばさま」を見て、
うちへ来てほしいと切り出す「藤太のかか」。
「藤太の奴がよ、猟に行ってがけから落ちて、
腰ぬかしてうんうんうなっとるだわ」
「ほいきた合点承知の助じゃァ」
まじないで治してみせると引き受けた「ばばさま」。
元気いっぱいに「藤太」のうちと反対方向へ向かいます
まじないの支度をしてくるとのこと。
「おこん」登場。
「葉がぬけとるところへもってきて、耳は遠いし、
ものおぼえは悪いしで…」
「ばばさま」はじょうるりを覚えることができるのでしょうか。
息せききって「ばばさま」が帰って来ました。
「おめえのじょうるりすぐ教えてけろ」
「藤太」の腰板を治してやらねばならないと説明します。
「おこん」がまず唱え、「ばばさま」が口まねをすることになりました。
「おこん」先生のじょうるり教室、開催!
「エヘン」
「エヘン」
…
…
…
「あ、こりゃまだじゃ。これからかじょうるりだが」
「あ、そうけ」
「デデンデンデン」
「デデンデンデン」
「うめえ、うめえ」
「うめえ、うめえ」
…
…
…
「ああ…うめえうめえは別じゃ」
なにやら雲行きが怪しくなってきました
「なんむう、なんむう」
「ええ…にゃむにゃむ」
「なんむう、なんむうじゃ」
「だから、にゃむ、にゃむだべ」
「次は、そわかァ、すわかァ、じゃ」
「すんわか」
「ふんわか」
「すんわかふんわかじゃねえんだってば」
「だから」
「すんわか」
「もう…それから、びらまんだらァで、デンじゃ」
「びらんだらんでデン」
…
…
…
さすがの「おこん」も突き放します。
「ええと…デデンデンデン…にゃむ、にゃむ…」
あきらめられない「ばばさま」、必死にじょうるりを唱えます。
「すわかァ。すわかァ…」
「すんわか、ふんわか…」
「ばばさま」も一生懸命なのですが、
どうにもこうにもうまく唱えられません。
「ようし、仕方ねえ」
「おこん」が何やら閃きます。
「おらをばばさまのチャンチャンコの下におぶっていけや」
「ばばさま」の合図で「おこん」がじょうるりを唱えるので、
「さ、おこん、おらの背中にのったりのったり」
キツネおろしのイタコの「ばばさま」が
キツネを背負うことになりました。
「これでかくれたな」
「かくれた、かくれた」
「コーン」
いざ出発!
果たしてうまくいくのでしょうか…
「舞台写真その4」へ続きます。
(くまはち)