舞台装置&小道具
みなさま、おはようございます
今期、楽しみに観ているドラマの一つに
『逃げるは恥だが役に立つ』があります。(火曜22:00~)
みなさまはご覧になっていますか?
漫画はまだ続いていますが、
ドラマはどのような結末を迎えるのか…見守りたいと思います!
* * * * * * *
さてさて、舞台装置&小道具をご紹介しますね。
袖幕裏にスタンバイ中の「列車の座席」です。駅看板も見えますね。
【左:上手(かみて)側、右:下手(しもて)側】
お芝居で度々登場する重要な装置でした。
舞台正面の書割り裏には
ベッドが2つ、ところせましとデーン。
ベッドの頭側の足にはキャスターが付いていて、
移動しやすい工夫が施されていました!(「匠」の優しさ!)
「永楽病院」のシーンでのみ登場しました。贅沢!
「ベッド」にはもう一つ重要な役割もありました。
それは、「車掌」さんが「賢治」に思い残し切符を渡すシーン。
『神野曲馬団』の一員だったのかしらん。
そしてこちらは、
「永楽病院」で登場した「タータルステーキ」です。
M子さんが粘土をこねて製作!
(の夢を見そう…)

袖幕裏には小道具や衣装が整然と並んでいます。
上手(かみて)は「賢治」の衣装・小道具が多く、
早着替えもこちらで行われていました。
【左:上手(かみて)側、右:下手(しもて)側】

「列車」や「八幡館」のシーンで登場したのも
当時使用されていた本物のお札です。
数が多くて網羅しきれませんでしたが…
お芝居で重要な役割を果たしてくれた
舞台装置&小道具のご紹介でした
(くまはち)
アナモタズ!さんの朗読公演に行ってきました!
みなさま、おはようございます
いいお天気にめぐまれた週のスタートです。
とはいえ最高気温が5℃!
暖かくしてお過ごしください。
* * * * * * *
さてさて、12月11日(日)行ってきました!
関東からやって来られたアナモタズ!
さんの朗読公演
会場は、栗原市築館にある珈琲・カクテル12DOORSさんです。
お客さんで満員でした!
演目は…
一、「白昼夢」作、江戸川乱歩
二、「秘密の相似」作、小酒井不木
三、「非尾行者」作、小酒井不木
男性2名、女性2名の個性的な演者さん達による朗読公演。
初めて聞く作品ばかりでしたが、ドラマを見ているかのようで
あっという間の1時間でした。
役者M香ちゃんのまた違った引き出しを見ることができました。
なんだか色っぽかったデス。
他の役者さんも目力が強いし、声もいいし、迫力があるし、
とても魅力的でした。
アナモタズ!さんのお芝居も観てみたくなりました。
またぜひ栗原に来て欲しいです。
(くまはち)
仕込みの様子
みなさま、こんにちは
栗原市一迫地区にある風の沢ミュージアム
内のカフェで開催中の
『STONES2016写真展』を見に行って来ました。
知り合いの写真家さんも出展されていて、
ちょうどお会いすることができ嬉しかったです。
11人の写真家さんの個性あふれる作品…
じっくり見させていただきました。
カフェで飲んだチャイもおいしかったです
12月13日(火)まで開催されているとのこと。
オススメです。
* * * * * * *
さてさて、「仕込みの様子」をご紹介しますね。
※11月18日(土)のブログ の続きです。
【11月16日(水)】
祝祭劇場小ホールにて仕込みが始まりました!
【11月17日(木)】
安全第一で仕込みは進みます。
パンチカーペットがきれいに貼られ、
単管(パイプ)が固定され、
パネルが取り付けられました
駅看板の文字を貼って行きます。
左右上下のバランスに四苦八苦…。
完成!右から読んでくださいね。
病院のベッドも組み立てられました
列車の椅子を置いてみます
休憩中、H恵さんからアイマスクをもらいお試し中の図。
いい香り付き!そしてじんわりあったかくなるのです。
K則さんも至福の時間…。
アイマスクをしてじっと幸せに浸ります…。
はたから見たら「なんだこの人達」。
「戦闘服」で掃除機をかけるH紀さん。
N也さん&H夢くん、舞台正面の足元を布で隠していきます。
舞台がほぼ完成!
ここから照明・音響さん達は休む間もなく
調整に入ります。
駅看板の設置場所を決め、蓄光テープで場見ります。
(場見る:出演者や道具の舞台上の位置を決め、
テープを貼ったりして目印を 作ること)
通路の幕を設置します。
単管を軸に、左右のパネルが回転します。
(パネルの角度が変わることで、
各シーンごとに壁などの役割を果たします。)
「エスペラント語」の教材をかける位置も決めます。
針金をつけて、パネルに引っ掛けます。
【11月18日(金)】
「曲馬団団長 神野仁吉」さん自ら繕い物中
『他の団員の衣装もわしが縫っているのだ』とのこと
本当に縫っていそうデス。
Y子さん&H恵さん、「ベッドメイキング」中。
列車の座席は袖幕の陰にスタンバイ。
間もなく照明&音響のきっかけ確認です。
M香ちゃんも仕込みに参戦!
J子先生も2階ギャラリーにスタンバイ。
照明&音響さん達もスタンバイ。
N也さんもパネルの確認。
シーンごとに場見ってあります。
(ゲネプロ:本番同様に舞台上で行う最終リハーサルのこと)
ゲネプロ前の様子。
そして舞台写真その1
へと続くのでした。
以上、仕込みの様子をお伝えしました。
K則さんやスタッフの皆さん、お疲れ様でした!
駆けつけてくれた方々、ありがとうございました!
(くまはち)
公演総括③
みなさま、こんにちは
土曜日の午後、いかがお過ごしですか?
金曜深夜放送の『家政婦のミタゾノ』、最終回でした。
おもしろかったのでさみしいです
でも続編を期待させる終わり方でしたし
近いうちまたミタゾノさんに会えるかな?!
それにしても、TOKIOの松岡昌宏さんとココリコの田中さんって
よく似ていますね。
* * * * * * *
さてさて、12月7日(水)に行われた
公演総括③の様子をお伝えしますね。
残念ながら私はこの日欠席。
ブログもお休み…と思っていたら
H夢(む)くんが稽古場写真&レポートを送ってくれました!
今回はH夢くんメールを基にお送りしまーす
H夢くん、ありがとう!
この日は
「赤い帽子の車掌」
「宮沢イチ(賢治の母)」「稲垣未亡人」
「宮沢政次郎(賢治の父)」
「なめとこ山の熊撃ち淵沢三十郎」
「装置」
の公演総括を行いました。
「赤い帽子の車掌」を演じたH恵さん。
・代役をたくさんやった。
・小道具製作にも回って楽しめた。
周囲からの意見として…
「最初のナレーションが良かった。気持ちの導入になった。」
「代役もこなし、台本をキャストで一番読み込んでいた分
深みのある車掌さんになっていた。」
「このキャスティングは誰も予想していなかったかも。」
どのキャストの代役をしても、動きはもちろん表情まで再現してくれるすごい方。
そして、様々なところから突然現れる「赤い帽子の車掌」さんは好評でした。
衣装もかっこよくて良く似合っていました
「宮沢イチ(賢治の母)」「稲垣未亡人」を演じたK子さん。
・K田さんと組めてとても嬉しかった。
・図書館などで「宮沢賢治」の生まれ育った環境など、調べて勉強した。
・舞台上で「賢治」を応援する立場は自分だけなので、そこを意識した。
周囲からの意見として…
「『星めぐりのうた』がK子さんの声と合っていて心地よかった。」
「『イチ』は『イチ』、『稲垣』は『稲垣』でちゃんと背景が見えた。」
「いつも衣装(着物)を稽古の時着ていて、稽古場を引っ張っていた。」
読み合わせの段階で台詞がすでに入っていて、みんなの一歩先を行っていました。
列車のシーンの「訛り」は、花巻出身の方からも太鼓判をいただきました。
着物はもちろん、髪型も役によってきちんと変えていました
「宮沢政次郎」を演じたK田さん。
・プロ意識をもって取り組んだ。
・セリフを覚える時、『昔のことは忘れないのが人間』だから
早く覚えて過去のことにしてしまう作戦で覚えた。」
周囲からの意見として…
「舞台袖での集中力が群を抜いていた。」
「常に高いクオリティーを稽古場でも公演本番でも出していた。」
「『職人』のようだった」
「家父長の気持ち、『賢治』への愛情が伝わった。」
K子さんと共に、台詞が読み合わせの段階で入っていて
すぐにでも立ち稽古ができる状態だったK田さん。
着物を着た演技、一つ一つの所作が決まっていて美しかったです。
渋いのに「ハエを叩く」「剣術試合のマネ」などコミカルな動きも多々あり
稽古中見入っていました
N也さんの秘密兵器登場。
単管(パイプ)を素早く垂直に立てる画期的なアイデアを思いつき、
手作りの模型で再現!
2つの「人形(写真の三角形のもの)」に合わせれば
単管があっという間に垂直に…
次回公演の仕込みできっと大活躍してくれると思います
稽古終了間際となり、駆け足で総括!
周囲からの意見として…
「稽古場での練習が短いながらも、家でがんばっているのが現れていた。」
「いつも明るいムードメーカー。」
「台詞の意図を外さず、自分のものにしていた。」
「賢治」に語るシーン、切なくて説得力があって見入っていました。
H紀さんがいるかいないかで、稽古場の熱量?温度?が変わる気がします。
台詞がなくとも役としてその場にちゃんといて、おもしろく動いているので目が離せません
公演総括④に続きます。
(次回の稽古は12月14日(水)です。)
(くまはち)